エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は、ビジネス向けモバイルモニターの新モデル「PRO MP161E6T」を2026年10月1日に発売しました。15.6型のフルHD(1,920×1,080)パネルに、10点マルチタッチ、360°回転するスタンド、1/4インチカメラネジとVESA75の取り付け穴をまとめた1台です。
USB Type-Cの映像入力と給電に対応していて、対応するノートパソコンとケーブル1本でつなげば、出張先やカフェ、自宅でもすぐに2画面の作業環境を作れます。重さは約0.9kgで、持ち運び用のスリーブケースも付属します。
この記事では、MSIの発表と公式サイトの仕様表、Amazonの商品ページの説明をもとに、PRO MP161E6Tの特徴と、タッチ機能を使うための条件、どんな人に向いているかを整理します。実際に使った感想ではなく、公式の情報をまとめた内容です。

ノートパソコンの画面だけだと狭くて、資料を見ながら打ち込むのが大変なんだよね。

モバイルモニターを1枚足すと作業がぐっと楽になるよ。PRO MP161E6Tは、画面を指で操作できて、縦向きにも置けるのが特徴なんだ。
MSI PRO MP161E6Tの特徴と主な仕様
まず、MSI公式サイトの仕様表から主な数字を表にまとめます。
| 項目 | PRO MP161E6T |
|---|---|
| 発売日 | 2026年10月1日 |
| 画面 | 15.6インチ、16:9、ノングレア |
| 解像度・パネル | フルHD(1,920×1,080)、IPS |
| リフレッシュレート/応答速度 | 60Hz/4ms(GTG) |
| 最大輝度/コントラスト比 | 250/1,000:1 |
| 視野角 | 178°(H)/178°(V) |
| 入力端子 | USB Type-C(DP Alt Mode)×2、mini HDMI 1.4b×1、ヘッドホン出力×1 |
| スタンド | チルト -0°~180°、ピボット 360° |
| 取り付け | 1/4インチカメラネジ、VESA75 |
| スピーカー | 1W+1W |
| サイズ/重量 | 約357×23×211mm/約0.9kg |
| 消費電力 | 使用時 10W/スタンバイ時 0.5W |
| 保証 | 製品本体の国内保証 3年間 |
付属品は、HDMIとL字型のmini HDMIをつなぐケーブル、片側がL字型のUSB Type-Cケーブル、USB Type-AからType-Cへのケーブル、スリーブケース、クイックスタートガイドです。L字のケーブルは、端子に無理な力がかかりにくく、横から見たときもすっきり収まる形です。
画素ピッチは0.17925mm、最大表示色は約1,670万色です。15.6型でフルHDという組み合わせは、モバイルモニターでよく選ばれるサイズと解像度で、文書やWebページを等倍で表示しやすい構成です。
10点マルチタッチ|使える条件を先に押さえる
PRO MP161E6Tのいちばんの特徴は、10点のマルチタッチに対応していることです。ページのスクロールや拡大・縮小を、スマートフォンと同じような感覚の指の操作で行えます。MSIは、プレゼンテーションや受付業務、資料の閲覧、電子署名といった業務での使い方を挙げています。
USB Type-C接続とWindows 11 25H2以降が前提
タッチ機能には条件があります。MSIの仕様表の注記では、タッチはUSB Type-Cで接続し、対応したOS(Windows 11 25H2以降)を搭載したパソコンにつないだときだけ有効になるとしています。mini HDMIでつないだ場合や、対応OS以外の機器では、画面を表示するモニターとして使う形になります。
仕事のパソコンがWindows 11でも、バージョンが古いとタッチが働かないことがあります。購入前に、使うパソコンのWindowsのバージョンを設定画面で見ておくと安心です。
2つのType-C端子とパソコン側の設定
本体にはUSB Type-C端子が2つあります。仕様表の注記では、どちらのType-C端子でタッチパネル機能を使うかを、本体の画面設定(OSDメニュー)で選ぶ必要があるとしています。さらに、パソコンに複数のモニターをつないでいる環境では、Windowsの「コントロールパネル」にある「タブレットPC設定」から、タッチパネルの設定を行うよう案内しています。
複数の画面を使うときに、タッチした画面と操作される画面を正しく結びつけるための設定です。最初につないだときに一度済ませておくと、その後の使い始めがスムーズです。

タッチできるモニターって、どのパソコンにつないでも使えるわけじゃないんだね。

そうなんだ。PRO MP161E6TはType-C接続とWindows 11 25H2以降が条件だから、そこだけは先に見ておこう。
スタンドと取り付け|縦向き・三脚・アームに対応
360°回転で横にも縦にも置ける
背面のスタンドは360°回転し、横置きと縦置きのどちらにも対応します。MSIの発表では、従来モデルよりスタンドを長くしたことで、縦置きのときの使いやすさを高めたとしています。チルト(上下の角度)は-0°~180°の範囲で、Amazonの商品説明では無段階で角度を調整できるスタンドと案内しています。
横置きの状態でスタンドを立てれば、ノートパソコンの横に並べるいつもの2画面になります。スタンドが本体の背面にあるので、別売りのスタンドを持ち歩かなくても机の上で自立させられます。
縦置きにすると、Webページや長い資料、プログラムのコードなどを一度に多く表示できます。チャットツールやSNSのタイムラインを縦長の画面に出しておき、ノートパソコンの画面で作業する、といった使い分けもしやすくなります。
1/4インチカメラネジとVESA75
本体には1/4インチのカメラネジ穴があり、カメラ用の三脚に取り付けられます。MSIは、撮影現場で映像を確かめる返しのモニターとしての使い方を紹介しています。VESA75の取り付け穴にも対応しているので、モニターアームに付けて机の上の好きな位置に浮かせることもできます。
店舗の受付やカウンターで使う場合も、アームや三脚で目線の高さに合わせられると、来客に画面を見せたり、タッチでサインしてもらったりしやすくなります。本体にスピーカーがあるので、MSIは店舗でのデジタルサイネージとしての使い方も提案しています。
接続と給電|ケーブル1本で映像と電源
DisplayPort Alt Modeに対応したUSB Type-C端子を持つパソコンなら、付属のType-Cケーブル1本で映像入力と給電を同時に行えます。電源タイプはUSB給電で、使用時の消費電力は10Wです。外出先でコンセントを探さなくても、ノートパソコンから電気をもらって使えるのがモバイルモニターの便利なところです。
mini HDMIでつなぐとき
映像をmini HDMI端子で入力する場合は、それだけでは本体に電気が届きません。仕様表の注記では、mini HDMI端子を使うときは、付属のUSB Type-Cケーブル、またはUSB Type-AからType-Cへのケーブルで、パソコンや充電器と接続して給電するよう案内しています。HDMI出力しかないパソコンやゲーム機をつなぐときは、ケーブルが2本になると考えておきましょう。
動作が不安定なときの対処
Type-Cケーブル1本でつないだときに動作が不安定な場合は、給電が足りていない可能性があるとMSIは説明しています。その場合は、付属のUSB Type-AからType-Cへのケーブルを使って、給電を補助するよう案内しています。つなぐパソコンによって給電の余裕は変わるので、付属ケーブルの使い分けを覚えておくと安心です。
USB Type-C接続でもmini HDMI接続でも、表示できる最大の解像度とリフレッシュレートは1,920×1,080/60Hzです。ゲーム用の高いリフレッシュレートを求めるモニターではなく、仕事や資料の表示を中心にしたモデルです。
目にやさしい機能と画面の見え方
パネルはIPS方式で、視野角は上下・左右とも178°です。斜めから見ても色の変化が小さい方式なので、横に座った人と画面を一緒に見る打ち合わせや、カウンター越しに画面を見せる場面にも向いています。
表面はノングレア(非光沢)です。照明や窓の映り込みを抑えられるうえ、MSIはタッチしたあとの指紋が目立ちにくい点も特徴に挙げています。タッチモニターは画面に触れる回数が多いので、指紋の目立ちにくさは毎日の使い心地にかかわります。
目の負担への配慮として、画面のちらつきを抑えるアンチフリッカーと、ブルーライトカットに対応しています。さらに、MSI独自の「Eye-Q Check」を搭載しています。MSIの発表では、目の疲労度合いを確かめられる3つの項目で、休憩の目安をチェックできる機能としています。長時間の作業の途中で、休むきっかけにできる機能です。

最大輝度250って、外で使っても見やすいのかな?

屋内向けの標準的な明るさだね。明るい窓際では画面の角度や置き場所を工夫しよう。ノングレアだから映り込みは抑えやすいよ。
PRO MP161E6Tのよくある質問
Macやスマートフォンでもタッチは使える?
MSIの仕様表では、タッチ機能はUSB Type-C接続で、対応したOS(Windows 11 25H2以降)を搭載したパソコンと接続したときだけ有効になるとしています。それ以外の機器では、映像を映すモニターとして使う前提で考えましょう。Amazonの商品ページでは、MSIのアプリ「Display Kit App」などの機能にも触れています。
スピーカーの音はどのくらい?
スピーカーは1W+1Wのステレオです。動画の音声やオンライン会議の声を聞く程度の用途を想定した出力です。音にこだわる場合は、ヘッドホン出力に手持ちのイヤホンやスピーカーをつなぐ方法もあります。
保証とサポートは?
製品本体には、購入日から3年間の国内保証が付きます。Amazonの商品ページの説明では、クイックスタートガイドに印字されたQRコードから電子版の保証書をダウンロードできることや、MSIお客様ご相談窓口の電話番号とメールアドレスが案内されています。
どこで買える?
Amazon.co.jpでは、Amazon.co.jpが販売・出荷する商品ページがあります。記事作成時点のAmazon.co.jpでは24,800円の表示で、在庫は残りわずかで入荷予定ありと表示されていました。価格や在庫は変わりやすいので、購入前に最新の表示を見てください。
PRO MP161E6Tがおすすめな人
- Windows 11のノートパソコンに、タッチで操作できるサブ画面を足したい人
- 縦置きで長い資料やWebページを一度に表示したい人
- 受付やプレゼンで、画面を指で操作しながら相手に見せたい人
- 三脚やモニターアームに取り付けて、撮影現場や店頭で使いたい人
PRO MP161E6Tは、15.6型フルHDのノングレアIPSパネルに、10点マルチタッチと360°回転スタンド、1/4インチカメラネジ、VESA75をまとめたモバイルモニターです。USB Type-Cの1本接続にも対応し、スリーブケースまで付属するので、買ってすぐに持ち歩けます。
ほかを選んだほうがいい人
タッチ機能を使わない人や、Windows 11 25H2以降のパソコンを使う予定がない人は、タッチなしのモバイルモニターのほうが手頃な選択肢になります。高いリフレッシュレートでゲームをしたい人や、より細かい解像度で写真を見たい人も、別のモデルを比べましょう。持ち運びの軽さを最優先するなら、14型クラスも候補です。
まとめ|MSI PRO MP161E6Tはタッチと縦置きで仕事の幅を広げるモバイルモニター
MSI PRO MP161E6Tは、2026年10月1日に発売された15.6型フルHDのモバイルモニターです。10点マルチタッチ、360°回転するスタンド、1/4インチカメラネジとVESA75、1W+1Wのスピーカーを備え、USB Type-Cケーブル1本で映像と給電をまかなえます。タッチ機能はUSB Type-C接続とWindows 11 25H2以降が条件なので、使うパソコンを先に確かめてから選ぶと失敗しません。

縦置きで資料を出して、タッチでスクロールできたら便利そう。

うん。最初にOSDメニューでタッチに使うType-C端子を選んでおけば、あとはケーブルを差すだけだよ。




