LGエレクトロニクス・ジャパンが2026年10月21日に発表した「LG CineBeam AI HU925V」は、壁のすぐそばに置いて大画面を映す、4K解像度の超短焦点レーザープロジェクターです。記事作成時点で、Amazon.co.jpには「発売予定日 2026年10月29日」と表示されていました。LGは、発売時期を「2026年10月下旬より順次」と発表しています。
LGの発表によると、壁から5.6cmで90インチ、9.8cmで100インチ、18.3cmで120インチの投影ができます。光源はRGBのトリプルレーザーで、明るさは3,000ANSIルーメン、AIプロセッサーの「Alpha 8 AI Processor 4K Gen3」とwebOS 26を搭載しています。
この記事では、LGの発表資料と公式の製品ページ、Amazon.co.jpの商品ページの内容をもとに、HU925Vの特徴と仕様、買う前に知っておきたい点を整理します。実際に使った感想ではなく、公式情報の整理です。

壁から5.6cmって、ほんとに壁のすぐそばなんだね!

そうなんだ。投影距離が短い分、置き方のイメージも変わるから、順番に見ていこう。
LG CineBeam AI HU925Vの基本スペック
HU925Vは、LGがAI機能を搭載したプロジェクターシリーズ「LG CineBeam AI」の新モデルとして発表した製品で、LGはプレミアムモデルと位置づけています。まず、主な仕様を、LGの製品ページの仕様表から整理します。
| 項目 | HU925V |
|---|---|
| 投影方式 | DLP |
| 解像度 | 3840×2160(4K UHD) |
| 光源 | 3chレーザー(RGBトリプルレーザー) |
| 明るさ | 3,000ANSIルーメン |
| コントラスト比 | 2,000,000:1(標準値) |
| 色域 | DCI-P3 94%(標準値) |
| 画面サイズ/必要距離 | 90〜120インチ/5.6〜18.3cm(スローレシオ0.19) |
| OS | webOS 26 |
| HDMI入力 | 3系統(eARC、CEC、ALLM) |
| 内蔵スピーカー | 20W+20W(ステレオ) |
| 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 680×347×139mm |
| 重量 | 約12.7kg |
| 本体色 | ホワイト |
| 価格(記事作成時点) | Amazon.co.jpで559,800円(税込) |
価格と発売時期
LGの発表では、HU925Vはオープン価格で、予想実売価格は616,000円前後(税込)です。発売時期は「2026年10月下旬より順次」と案内されています。
Amazon.co.jpの記事作成時点の価格は、税込559,800円です。ポイントは5,598ptと表示されていて、出荷元・販売元はAmazon.co.jpでした。LGの予想実売価格との差は、616,000円から559,800円を引いた56,200円になります。
特徴を3つに絞ると
- 4K解像度の超短焦点プロジェクターで、壁から5.6〜18.3cmで90〜120インチを投影
- RGBトリプルレーザーを使い、LGが「明るい室内環境でもクリアで鮮明」と説明する3,000ANSIルーメンの明るさ
- AIプロセッサーとwebOS 26を搭載し、動画配信サービスやAI検索をプロジェクター単体で使える
壁から5.6cmで最大120インチ|超短焦点の設置距離
画面サイズごとの壁との距離
LGの製品ページによると、HU925Vの必要距離は5.6〜18.3cm、画面サイズは90〜120インチです。壁との距離と画面サイズの組み合わせは、次の3つが示されています。
| 画面サイズ | 壁との距離(LG) | 画面の幅×高さ(16:9の計算値) |
|---|---|---|
| 90インチ | 5.6cm | 約199×112cm |
| 100インチ | 9.8cm | 約221×125cm |
| 120インチ | 18.3cm | 約266×149cm |
画面の幅と高さは、16:9の画面として対角のインチ数から計算した、おおよその値です。120インチでは、画面の幅は約2.7mになります。壁との距離が長いほど、大きなサイズを投影できる組み合わせです。
本体サイズと置き場所
本体サイズは、幅680mm、奥行き347mm、高さ139mmで、重量は約12.7kgです。幅は約68cmあるので、置く台の幅も事前に測っておきましょう。LGの仕様表では、本体色はホワイトです。
LGは、壁際に置くだけで、鮮明な4K映像を楽しめると説明しています。ミニマルなデザインで、リビングや寝室などの空間に調和する、というのもLGの説明です。
15ポイントのエッジ調整
壁の凹凸や角度で映像がゆがむ場合のために、エッジ調整の機能があります。LGの仕様表では、4・9・15ポイントのエッジ調整に対応しています。15ポイントの場合は、縦が上端・中央・下端の3列、横が5列で、計15か所のゆがみを補正できます。
設置を試算できる「LG Projection Calculator」も、LGの製品ページで案内されています。購入前に、スクリーンのサイズと必要な距離を計算できます。

120インチの幅が約2.7mなんて、かなり大きいね。

部屋の壁の広さと、置く台の位置を先に測っておくと安心だよ。
4K・RGBトリプルレーザー・3,000ルーメンの画質
8.3メガピクセルの4K UHD
解像度は3840×2160の4K UHDで、画素数は約830万(8.3メガピクセル)です。フルHDの1920×1080(約207万画素)の4倍にあたります。LGは、最大120インチの大画面でも、細部まで精細に再現できると説明しています。
4Kがどんな人に必要かは、別の記事のプロジェクターに4Kはいらない?でも、画面サイズごとに整理しています。
赤・緑・青に個別の光源
光源は、赤、緑、青にそれぞれ個別のレーザー光源を使う、RGBトリプルレーザーです。LGは、これによって鮮やかな色彩を実現すると説明しています。
色域はDCI-P3 94%(標準値)、コントラスト比は2,000,000:1(標準値)です。LGの製品ページには、数値は社内テストの測定値で、環境によって異なる場合があるという注記があります。
画面サイズごとの1画素の大きさ
4Kの横の画素数は3,840です。16:9で計算した画面の幅を3,840で割ると、1画素の大きさは、90インチで約0.52mm、100インチで約0.58mm、120インチで約0.69mmになります。画面を大きくすると、1画素のサイズも、同じ割合で大きくなります。
アダプティブコントラストと明るさ
明るさは3,000ANSIルーメンで、LGは、明るい室内環境でもクリアで鮮明な映像を提供すると説明しています。ANSIルーメンは、米国国家規格協会(ANSI)によって定義された輝度の測定値で、最大輝度の条件で測定されると、LGの製品ページに書かれています。
「アダプティブコントラスト」は、映像のシーンに応じてレーザー出力を調整する機能です。LGによると、明るいシーンはより明るく、暗いシーンは深い黒と陰影の表現を保ちながら、細部まで描き出します。
対応するHDRと画質の機能
HDRは、HDR10、HLG、HGiGに対応しています。HDRダイナミックトーンマッピング、FILMMAKER mode、TruMotionも、仕様表にあります。
AIとwebOS 26でできること
Alpha 8 AI Processor 4K Gen3
AIプロセッサーには、新開発の「Alpha 8 AI Processor 4K Gen3」を搭載しています。LGは、鮮明さと奥行き感を高め、よりクリアでバランスの取れた映像を実現すると説明しています。
AI Picture ProとAI Sound Pro
「AI Picture Pro」は、映像の画質を最適化する機能です。LGの説明では、AI Super Upscalingが、シーン内の個々のオブジェクトを解析して、それぞれの画質を向上させます。Dynamic Tone Mapping Proは、明るさのバランスと細部の表現を整えます。
「AI Sound Pro」は、音声をバーチャル11.1.2chに変換して、空間全体に広がる音を作る機能です。AI Object Remasteringは、音声・音楽・効果音を自動で抽出・分離して、クリアな音声と豊かな表現に再構成します。
Google Geminiを使ったAI検索
「AI Search」では、見たいものや知りたいことを、Google Geminiに話しかけて相談できます。AIマジックリモコンは、プロジェクターのAI機能にアクセスするための名前で、リモコン自体にAI処理機能は内蔵されていません。
そのほか、視聴傾向に合わせたおすすめを出す「AIコンシェルジュ」や、話しかけた声でアカウントを切り替える「AI音声ID」があります。AI音声IDは、画質と音質の好みの切り替えにも使われます。
600以上のアプリと動画配信
OSは、LGのテレビでも使われているwebOSで、バージョンは26です。パソコンにつながなくても、ストリーミングサービスの視聴やウェブブラウジング、クラウドゲームなど、600以上のアプリを使えます。
LGの製品ページでは、TVer、Netflix、Disney+、Amazon Prime Video、Apple TV、YouTubeが例に挙がっています。Amazonの商品ページのプレミアムコンテンツの欄には、YouTube、Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXT、DAZN、Spotify、Disney+、Apple TV、TVerが並んでいます。
スマートフォンやタブレットの画面を映す機能は、AirPlay 2、Google Cast、Android/iOSのワイヤレスコンテンツシェアに対応しています。セキュリティ機能の「LG Shield」も搭載されていて、個人情報やデータの保護に使われます。
接続端子・サウンド・付属品
HDMI入力は3系統
入力端子は、HDMIが3系統です。eARCに対応するほか、CEC、ALLM(自動低遅延モード)に対応しています。そのほか、S/PDIF端子が1つ、USB 2.0が2つ、有線LAN(100Base-TX)が1つあります。
無線は、Amazonの商品ページによると、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応しています。LGの仕様表では、Bluetoothサウンド出力にも対応しています。
USBやネットワークの機能
USB端子は、動画・音声・画像のファイル再生に使えます。仕様表には、USB入力機器を操作するHID、DLNAコンテンツシェア、有線LANもあります。USB 2.0は2つあります。
20W+20Wのステレオスピーカー
内蔵スピーカーは、20W+20Wのステレオです。Dolby Atmos互換性とDolby Surround Audioは、パススルーの対応です。HDMI ARCは、eARCに対応しています。
同梱されるもの
付属品は、マジックリモコン(単3形乾電池2本付き)、電源コード、取扱説明書、保証書の4種類です。スクリーンは付属品に含まれていません。保証期間は、Amazonの商品ページによると、購入後1年間です。
消費電力と電源
入力は100V(50〜60Hz)で、最大消費電力は350Wです。省電力・スリープモードは、0.5W以下です。LGの製品ページの注記によると、バッテリーは内蔵されておらず、操作するには電源ケーブルまたは外部バッテリーの接続が必要です。
購入前に知っておきたい注意点
動画配信サービスにはLGアカウントが必要
LGの製品ページの注記によると、ストリーミングアプリやwebOSの機能を使うには、LGアカウントと関連する利用規約への同意が必要です。LGアカウントがない場合は、HDMIなどの外部デバイス接続だけを使えます。アカウントの作成は無料です。
AI Picture Proは配信サービスの一部で動かない場合がある
AI Picture Proは、配信サービス(OTT)の著作権保護コンテンツでは、動作しない場合があると、LGの製品ページに書かれています。AIアップスケーリングの効果や出力品質は、入力する映像の品質によっても変わります。
AI機能の対応はwebOS 26以降
AIの各機能は、webOSでのみ使えます。LGは、webOS 26以降に対応したモデルで利用できるとしています。ストリーミングアプリを含むネットワーク型のサービスや機能は、国や地域によって異なる場合があるとも、LGは注記しています。
価格は予想実売価格と販売価格が異なる
予想実売価格は616,000円前後ですが、Amazon.co.jpの記事作成時点の価格は559,800円です。価格は変わる場合があるので、購入前に、販売ページの金額を見てください。発売時期は、LGの発表では「2026年10月下旬より順次」です。Amazon.co.jpには、記事作成時点で「発売予定日 2026年10月29日」と表示されていました。
HU925Vがおすすめな人
壁際に置いて、大画面で映画やドラマを見たい人
- 壁から5.6〜18.3cmで、90〜120インチを映したい人
- 4K解像度とRGBトリプルレーザーで、画質を重視したい人
- プロジェクター単体で、動画配信サービスを見たい人
- 幅約68cm、約12.7kgの本体を置ける台がある人
HU925Vは、壁際に置いて大画面を映す使い方に向いています。投影距離が短い分、部屋の壁の広さと、置く台の位置を先に決めておくと、迷いにくくなります。壁際設置のプロジェクターを比べたEH-LS970B/WとEH-LS670B/Wの比較も参考にしてください。
音声やAI機能で、操作を楽にしたい人
マジックリモコンに話しかけて、Google Geminiで検索したり、AI音声IDで家族ごとのおすすめを切り替えたりできます。AIの機能を使いたい人にも向いています。
価格と設置場所を決めてから検討したい人
価格は、記事作成時点で559,800円です。LGの予想実売価格は616,000円前後なので、販売店ごとの価格を見比べてから決めるのがおすすめです。スクリーンは付属しないので、投影する壁やスクリーンは、別に用意する前提で計画しましょう。
まとめ|HU925Vは壁際から最大120インチの4K映像を映す、AI搭載の超短焦点レーザープロジェクター
LG CineBeam AI HU925Vは、壁から5.6cmで90インチ、9.8cmで100インチ、18.3cmで120インチを投影できる、4K超短焦点レーザープロジェクターです。RGBトリプルレーザー、3,000ANSIルーメン、DCI-P3 94%(標準値)、HDR10/HLG/HGiGに対応し、Alpha 8 AI Processor 4K Gen3とwebOS 26を搭載しています。
端子はHDMI入力が3系統で、20W+20Wのステレオスピーカーを内蔵しています。LGアカウントの作成や、スクリーンの用意、本体を置く台のサイズなど、購入前に決めておきたい点もあります。壁際に置いて4Kの大画面を使いたい人は、価格と設置場所を決めてから、検討してみてください。

設置する壁の広さを測ってみる!

いいね。置く台の幅は、約68cmより広く用意しよう。



