レーザー距離計を選ぶとき、意外と迷うのが「測れる距離」よりも、その後の記録作業です。
測った数字をメモに書く。
写真に寸法を書き込む。
あとで見返せるように部屋ごとに整理する。
ここまで考えると、GLM 50-27 CG と GLM 50-23 G の選び方はかなり変わります。
どちらもボッシュのグリーンレーザー距離計で、測定範囲は0.05〜50m。
測定精度は±1.5mm、防じん・防水性能はIP65、タフな現場向けのラバーハウジングも共通しています。
では、何が違うのか。
先に結論をいうと、測定結果をスマホやタブレットに残したいなら GLM 50-27 CG。
本体だけでサッと測って、操作をシンプルに済ませたいなら GLM 50-23 G です。
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この記事では、公式仕様、国内プレスリリース、販売価格、レビュー傾向まで確認しながら、GLM 50-27 CG と GLM 50-23 G の違いを深掘りします。
- まず結論。測定後の「記録」まで見るならGLM 50-27 CG
- GLM 50-27 CGとGLM 50-23 Gの違いを一覧で比較
- 測れる距離と精度はほぼ同じ
- グリーンレーザーはどちらも見やすい
- 現場で記録するならBluetooth対応のGLM 50-27 CG
- 本体だけで速く使うならGLM 50-23 G
- 振動通知はGLM 50-27 CGだけ
- タフさはどちらも強い
- 価格差は小さめ。実売では逆転することもある
- レビュー傾向から見る違い
- 屋外測定には過度に期待しすぎない
- GLM 50-27 CGがおすすめな人
- GLM 50-23 Gがおすすめな人
- 迷ったときの選び方
- GLM 50-27 CGとGLM 50-23 Gの違いまとめ
まず結論。測定後の「記録」まで見るならGLM 50-27 CG
GLM 50-27 CG と GLM 50-23 G は、基本性能がかなり近いレーザー距離計です。
どちらもグリーンレーザー。
どちらも最大50mまで測定できます。
どちらもIP65で、1.5m落下テストをクリアしたタフ設計です。
つまり、単に「距離を測る」だけなら、どちらを選んでも大きな不満は出にくいです。
違いが出るのは、測った後です。
GLM 50-27 CG はBluetoothに対応し、ボッシュのMeasureOnアプリへ測定値を転送できます。
写真や図面に寸法を残したい人、現調メモをきれいに残したい人、あとで報告書を作る人に向いています。
一方、GLM 50-23 G はBluetooth非対応です。
その代わり、お気に入りボタンやヘルプ機能、カラー表示など、本体だけで扱いやすい設計になっています。
現場で測って、すぐ次の作業へ移る。
スマホ連携まではいらない。
そんな人には GLM 50-23 G のほうが気楽です。
GLM 50-27 CGとGLM 50-23 Gの違いを一覧で比較
まずは、主要な違いを表で整理します。
| 比較項目 | GLM 50-27 CG | GLM 50-23 G |
|---|---|---|
| 発売日 | 2021年5月20日 | 2021年5月20日 |
| 位置づけ | スマホ連携対応モデル | 本体操作重視モデル |
| 標準小売価格 | 29,500円(税抜) | 27,000円(税抜) |
| 測定範囲 | 0.05〜50m | 0.05〜50m |
| 測定精度 | ±1.5mm | ±1.5mm |
| 傾斜測定 | 0〜360° | 0〜360° |
| 傾斜測定精度 | ±0.2° | ±0.2° |
| レーザー | グリーンレーザー | グリーンレーザー |
| 波長 | 515nm | 515nm |
| レーザークラス | 2 | 2 |
| 防じん・防水 | IP65 | IP65 |
| 落下耐性 | 1.5m落下テストクリア | 1.5m落下テストクリア |
| Bluetooth | 対応 | 非対応 |
| MeasureOn連携 | 対応 | 非対応 |
| リモート測定 | 対応 | 非対応 |
| 測定完了の振動通知 | 対応 | 非対応 |
| お気に入りボタン | なし | あり |
| メモリー | 30件 | 30件 |
| 電源 | 単3アルカリ乾電池×2本 | 単3アルカリ乾電池×2本 |
| 別売リチウムイオンバッテリー | 対応 | 対応 |
| サイズ | 53×119×29mm | 53×119×29mm |
| 質量 | 約170g | 約160g |
スペック表を見ると、測定性能はほぼ同じです。
差があるのは、Bluetooth連携、振動通知、お気に入りボタン、価格、重さです。
だからこそ、選ぶときは「測定精度」よりも「現場でどう使うか」を先に考えるほうが失敗しにくいです。
測れる距離と精度はほぼ同じ
レーザー距離計でまず気になるのは、測定範囲と精度です。
ここは、GLM 50-27 CG と GLM 50-23 G でほぼ同じです。
どちらも測定範囲は0.05〜50m。
測定精度は±1.5mmです。
傾斜測定も0〜360°に対応し、傾斜測定精度は±0.2°。
ピタゴラス測定、面積、体積、壁面積、等間隔測定など、現場で使う主要機能も共通しています。
つまり、棚の設置、部屋の採寸、内装工事、設備工事、リフォーム、現地調査などで距離を測るだけなら、どちらも十分です。
「上位機だからGLM 50-27 CGのほうが正確」という選び方ではありません。
精度ではなく、記録と操作で選ぶモデルです。
グリーンレーザーはどちらも見やすい
両モデルとも、515nmのグリーンレーザーを採用しています。
ボッシュのプレスリリースでは、赤色レーザーよりも視認性が高く、明るい場所でもターゲットポイントを確認しやすいことが案内されています。
レーザー距離計は、数字の精度だけでなく「どこを狙っているか」が大事です。
特に明るい室内、広めの部屋、長い廊下、白っぽい壁、設備配管まわりなどでは、ポイントが見やすいほうが作業しやすいです。
ここは GLM 50-27 CG も GLM 50-23 G も共通の強みです。
赤色レーザーの安い距離計から買い替えるなら、どちらを選んでも見やすさの差は感じやすいはずです。
現場で記録するならBluetooth対応のGLM 50-27 CG
GLM 50-27 CG の最大の違いは、Bluetoothに対応していることです。
ボッシュのMeasureOnアプリと連携し、測定値をスマホやタブレットへ転送できます。
これが効くのは、測定値をただ見るだけで終わらない現場です。
たとえば、次のような使い方です。
- 現調写真に寸法を書き込みたい
- 部屋ごとに測定値を整理したい
- 後で見積もりや材料拾いに使いたい
- 施工前後の寸法記録を残したい
- 複数箇所の寸法をメモに転記するミスを減らしたい
- 測定値をメールやPDFで共有したい
手書きメモだと、数字の写し間違いが起きます。
「8」と「3」を読み間違える。
どこの寸法だったか分からなくなる。
写真とメモが別々になって、あとで照合に時間がかかる。
地味ですが、現場あるあるです。
GLM 50-27 CG は、この面倒を減らすモデルです。
測る道具というより、測定値を残す道具まで含めて考えると、価値が分かりやすいです。
本体だけで速く使うならGLM 50-23 G
GLM 50-23 G はBluetoothに対応していません。
でも、それは必ずしも弱点ではありません。
スマホ連携を使わない人にとっては、本体だけで完結するほうがラクです。
GLM 50-23 Gには、お気に入りボタンがあります。
よく使う測定機能へすぐアクセスできるので、HMIを何度もスクロールする手間を減らせます。
たとえば、毎回同じように距離測定、面積測定、傾斜測定を使う人なら、お気に入りボタンのほうが便利に感じることがあります。
測って、数字を見る。
必要ならメモする。
次の場所へ移る。
このシンプルな流れなら、GLM 50-23 G はかなり使いやすいです。
スマホ連携を使わないのに上位モデルを選ぶと、せっかくの機能が眠りがちです。
振動通知はGLM 50-27 CGだけ
GLM 50-27 CG は、測定完了を音だけでなく振動でも確認できます。
これは細かい差ですが、現場では意外と効きます。
周囲がうるさい。
手元をあまり見られない。
測定ボタンを押した瞬間に本体が少し動くのが気になる。
こういう場面では、振動で「測れた」と分かるのは便利です。
一方で、静かな室内やDIY用途なら、振動通知のありがたみはそこまで大きくないかもしれません。
ここも、プロ用途で記録まできっちり残すなら GLM 50-27 CG。
家庭や軽作業でシンプルに測るなら GLM 50-23 G。
そんな分かれ方になります。
タフさはどちらも強い
現場向けの頑丈さは、どちらも共通しています。
両モデルともIP65の防じん・防水性能を備え、ラバーハウジングで保護されています。
ボッシュのプレスリリースでは、1.5m落下テストクリア、骨格構造のハウジング、ディスプレイ埋め込み式の厚いガラスカバー、シリコーン製キーパッド、ラバーシーリングなどが案内されています。
つまり、タフさで大きく差がつく比較ではありません。
粉じんのある現場、軽い水濡れがありうる場所、工具箱に入れて持ち歩く使い方でも、どちらも安心感があります。
ただし、防じん・防水といっても、完全に雑に扱ってよいという意味ではありません。
精密な測定器なので、落下や水濡れを避けられるなら避ける。
使用後は汚れを拭く。
電池収納部はきちんと閉める。
このあたりは、どちらを選んでも大事です。
価格差は小さめ。実売では逆転することもある
標準小売価格は、GLM 50-27 CG が29,500円(税抜)。
GLM 50-23 G が27,000円(税抜)です。
差は2,500円です。
公式価格だけ見ると、Bluetoothと振動通知が付く GLM 50-27 CG のほうがかなりお得に見えます。
ただし、実売価格は販売店や在庫で変わります。
価格比較サイトでは、GLM 50-27 CGが1万円台後半で見つかることがあり、GLM 50-23 Gもショップによって1万円台中盤から2万円台前半で販売されている例があります。
タイミングによっては、上位のGLM 50-27 CGのほうが安く見えることもあります。
この場合は、スマホ連携を使わない人でもGLM 50-27 CGを選ぶ価値があります。
逆に、GLM 50-23 Gがしっかり安いなら、シンプル運用派には十分魅力的です。
レビュー傾向から見る違い
レビュー傾向を見ると、GLM 50-27 CGはかなり評価が高いです。
価格.comでは、精度、耐久性、機能性の評価が高く、MeasureOnアプリで写真に寸法を残せる点を評価する声が見られました。
一方で、屋外の強い日差しではグリーンレーザーでも見えにくいという声もあります。
これはGLM 50-27 CGだけの問題ではなく、レーザー距離計全般で起こりやすい点です。
GLM 50-23 Gも、Yahoo!ショッピングなどではグリーンレーザーの視認性、精度、持ち運びやすさ、操作のしやすさが評価されています。
ただし、スマホ連携モデルではない点を注意点として挙げるレビューもありました。
ここから分かるのは、どちらも測定器としての基本評価は悪くないということです。
不満が出やすいのは「スマホ連携できると思って買った」「屋外でもいつでもくっきり見えると思っていた」といった期待値のズレです。
屋外測定には過度に期待しすぎない
どちらもグリーンレーザーで見やすいモデルですが、屋外で万能ではありません。
晴天の屋外、直射日光が強い場所、反射しにくい対象では、レーザーポイントが見えにくくなります。
これはレビューでも指摘されています。
屋外で長距離を頻繁に測るなら、ターゲットプレートや受光器対応モデル、用途に合った測量機器も検討したほうが安全です。
GLM 50-27 CGとGLM 50-23 Gは、明るい室内や建築・内装・設備の現場で使いやすいグリーンレーザー距離計と見るのが現実的です。
「屋外50mをいつでも楽に測れる」と考えるより、「室内や半屋内で見やすく、現場に強い50mクラス」と考えると失敗しにくいです。
GLM 50-27 CGがおすすめな人
GLM 50-27 CG は、こんな人に向いています。
- 測定値をスマホやタブレットに残したい人
- MeasureOnアプリを使いたい人
- 写真や図面に寸法を書き込みたい人
- 現調メモや報告書を作る人
- 測定値の転記ミスを減らしたい人
- リモート測定を使いたい人
- 測定完了を振動で確認したい人
- 価格差が小さいなら上位モデルを選びたい人
GLM 50-27 CGは、測定そのものよりも「記録まで含めて効率化したい人」向けです。
現場調査、リフォーム、内装、設備、建築確認など、あとで寸法を見返す仕事ならこちらが本命です。
GLM 50-23 Gがおすすめな人
GLM 50-23 G は、こんな人に向いています。
- スマホ連携は使わない人
- 本体だけでサッと測りたい人
- お気に入りボタンでよく使う機能を呼び出したい人
- 価格を少しでも抑えたい人
- 施工中の寸法確認が中心の人
- DIYや模様替え、家具配置でも使いたい人
- Bluetooth機能が不要な人
GLM 50-23 Gは、シンプルに測って、すぐ作業に戻る人向けです。
測定値をアプリに残すより、現場での操作スピードを重視するならこちらが合います。
迷ったときの選び方
迷ったら、測定した数字をどう扱うかで考えると分かりやすいです。
測定値を後で見返すなら GLM 50-27 CG。
その場で確認できれば十分なら GLM 50-23 G。
もう少し具体的にいうと、見積もり、現調、報告書、図面メモ、写真記録までやるならGLM 50-27 CG。
家具配置、施工中の確認、材料の長さ確認、部屋のざっくり採寸ならGLM 50-23 Gでも十分です。
価格差が小さい場合は、GLM 50-27 CGを選んでおくほうが後悔しにくいです。
ただし、スマホ連携を絶対に使わないなら、GLM 50-23 Gのシンプルさも魅力です。
GLM 50-27 CGとGLM 50-23 Gの違いまとめ
GLM 50-27 CG と GLM 50-23 G は、測定範囲や精度で選ぶモデルではありません。
どちらも0.05〜50m、±1.5mm、グリーンレーザー、IP65、1.5m落下テストクリアのタフなレーザー距離計です。
違いは、測定後の記録と本体操作にあります。
GLM 50-27 CG は、BluetoothとMeasureOnアプリに対応し、測定値の記録や転送に強いモデルです。
GLM 50-23 G は、Bluetooth非対応ながら、お気に入りボタンを備え、本体だけで直感的に使いやすいモデルです。
現調や報告書作成まで考えるなら GLM 50-27 CG。
その場でサッと測るだけなら GLM 50-23 G。
同じ50mクラスのグリーンレーザー距離計でも、向いている作業フローは違います。
測るだけで終わるのか、測った数字を残して活かすのか。
この視点で選ぶと、自分に合う1台がかなりはっきりします。


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