三菱電機のルームエアコン「霧ヶ峰」の6畳用プレミアムモデルに、2027年度モデルのMSZ-ZW22F1が登場します。比べる相手は、2026年度モデルのMSZ-ZW2226です。
いちばん大きな違いは、冷暖房の最小能力です。MSZ-ZW22F1は「小能力時高効率型コンプレッサー」を搭載し、冷房・暖房とも最小能力が0.2kWになりました。MSZ-ZW2226は冷房・暖房とも0.6kWです。一方で、定格の能力、期間消費電力量(603kWh)、APF(6.9)は新旧で同じ数値です。
この記事では、三菱電機のニュースリリース、公式の製品ページと仕様表、旧型の納入仕様書をもとに、2機種の違いと選び方をまとめます。

型番が「26」から「F1」に変わって、どっちが新しいのか迷うね。

新しいのはMSZ-ZW22F1だよ。三菱電機のニュースリリースでも、MSZ-ZW2226を2026年度の従来機種として比べているの。
結論:省エネの細かさを取るならMSZ-ZW22F1、価格を抑えるならMSZ-ZW2226
- 冷暖房の最小能力を0.2kWまで絞れるMSZ-ZW22F1は、設定温度に届いたあとも長く運転する部屋におすすめです
- 定格能力・期間消費電力量・APFは同じなので、購入価格を抑えたいならMSZ-ZW2226がおすすめです
- MSZ-ZW22F1は2026年10月30日発売予定で、今は予約での購入になります
- MSZ-ZW2226は発売済みで、Amazonでは工事なしの本体のみが販売されています
価格.comの最安価格は、MSZ-ZW22F1が360,800円(発売前の予約)、MSZ-ZW2226が186,000円です。Amazonでは、MSZ-ZW2226が205,000円(工事なしの本体のみ)で販売されています。
MSZ-ZW22F1とMSZ-ZW2226の関係:2027年度の新機種と2026年度の従来機種
三菱電機は、2026年9月9日のニュースリリースで2027年度の「ZWシリーズ」12機種を発表しました。発売予定日は2026年10月30日です。リリースの注記では、代表機種をMSZ-ZW22F1とし、冷房最小能力を「2026年度従来機種 MSZ-ZW2226:0.6kW、2027年度新機種:0.2kW」と比べています。
公式の製品ページでは、MSZ-ZW2226が2026年度の「Zシリーズ」、MSZ-ZW22F1が2027年度の「ZWシリーズ」に並んでいます。どちらもプレミアムモデルで、本体色はピュアホワイトです。MSZ-ZW2226の発売日は2025年10月3日です。
| 項目 | MSZ-ZW22F1 | MSZ-ZW2226 |
|---|---|---|
| 年度・シリーズ | 2027年度 ZWシリーズ | 2026年度 Zシリーズ |
| 発売日 | 2026年10月30日(発売予定日) | 2025年10月3日 |
| 本体色 | ピュアホワイト | ピュアホワイト |
| メーカー価格 | オープン価格 | オープン価格 |

名前のZシリーズとZWシリーズも、ややこしいね。

型番はどちらも「MSZ-ZW」から始まるよ。検索するときは末尾の「22F1」と「2226」で見分けてね。
MSZ-ZW22F1とMSZ-ZW2226の比較表
MSZ-ZW22F1は公式の製品ページの仕様表、MSZ-ZW2226は公式の製品ページと納入仕様書の数値です。
| 項目 | MSZ-ZW22F1 | MSZ-ZW2226 |
|---|---|---|
| 小能力時高効率型コンプレッサー | 該当 | —(2.2kW機種への搭載は2027年度のZWシリーズから) |
| 冷房能力(最小〜最大) | 2.2kW(0.2〜3.4kW) | 2.2kW(0.6〜3.4kW) |
| 冷房消費電力(最小〜最大) | 425W(60〜850W) | 425W(105〜850W) |
| 暖房能力(最小〜最大) | 2.5kW(0.2〜5.2kW) | 2.5kW(0.6〜5.2kW) |
| 暖房消費電力(最小〜最大) | 465W(70〜1,480W) | 465W(105〜1,480W) |
| 低温(2℃時)暖房能力/消費電力 | 4.1kW/1,420W | 4.1kW/1,420W |
| 期間消費電力量 | 603kWh | 603kWh |
| APF | 6.9 | 6.9 |
| 省エネ基準達成率(目標年度2027年度) | 104% | 104% |
| 畳数の目安(冷房/暖房) | 6〜9畳/6〜7畳 | 6〜9畳/6〜7畳 |
| 室内運転音(冷房/暖房) | 58dB/59dB | 58dB/59dB |
| 室外運転音(冷房/暖房) | 56dB/55dB | 56dB/55dB |
| 室外機寸法 | 550×800(+62)×285(+60)mm | 550×800(+62)×285(+60)mm |
| 質量(室内/室外) | 16kg/28kg | 16kg/28kg |
| 電源 | 単相100V・15A | 単相100V・15A |
| 配管長(チャージレス)/高低差 | 15m(15m)/10m | 15m(15m)/10m |

表で見ると、違うのは最小能力と最小消費電力だけなんだね。

そう。最大の能力や電気代の目安は同じだから、違いは「どこまで小さく運転できるか」に集まっているよ。
違い1:最小能力が0.6kWから0.2kWへ
MSZ-ZW22F1は、冷房能力が2.2kW(0.2〜3.4kW)、暖房能力が2.5kW(0.2〜5.2kW)です。MSZ-ZW2226は、冷房が2.2kW(0.6〜3.4kW)、暖房が2.5kW(0.6〜5.2kW)で、最小能力だけが違います。
ニュースリリースによると、小能力時高効率型コンプレッサーは「冷暖房の最小能力が定格能力の10分の1未満で高効率な連続運転を実現する」独自構造のコンプレッサーです。これまでは7.1kW〜9.0kWの機種に搭載されており、2027年度のZWシリーズで新たに2.2kW〜6.3kWの機種にも搭載されました。
リリースでは、設定温度に届いたあと室温が安定しているときの最小出力を、従来より最大約60%低減したとしています。この「最大約60%」は、代表機種MSZ-ZW22F1の冷房最小能力(0.6kWから0.2kW)を比べた値です。
リリースでは、最小出力を下げることで、冷暖房時の負荷が小さな断熱性の高い住まいでも、きめ細やかな制御で快適さを保ちながら省エネに貢献するとしています。

6畳の寝室みたいに、すぐ涼しくなる部屋だと効きそうだね。

リリースでも、長時間安定して運転する環境や、断熱性の高い住まいを想定しているよ。
違い2:最小消費電力が105Wから60W・70Wへ
最小能力の違いは、消費電力にも表れています。冷房の最小消費電力はMSZ-ZW22F1が60W、MSZ-ZW2226が105Wです。暖房の最小消費電力はMSZ-ZW22F1が70W、MSZ-ZW2226が105Wです。
差は冷房で45W、暖房で35Wです。最大の消費電力は、冷房850W、暖房1,480Wで新旧とも同じです。
期間消費電力量とAPFは同じ:カタログ上の電気代は変わらない
期間消費電力量は、MSZ-ZW22F1もMSZ-ZW2226も603kWhです。MSZ-ZW22F1の仕様表では、冷房期間が176kWh、暖房期間が427kWhとなっています。APFはどちらも6.9、省エネ基準達成率(目標年度2027年度)はどちらも104%です。
期間消費電力量に、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh(税込)を掛けると、603kWh×31円=18,693円です。カタログ値で計算した年間の電気代は、新旧で同じ金額になります。
最小能力と最小消費電力の差は、期間消費電力量の数値には表れていません。MSZ-ZW22F1を選ぶ理由は、カタログの電気代の差ではなく、設定温度に届いたあとの弱い運転を細かく続けられる点にあります。
省エネ機能の試験値は14畳機のもの
MSZ-ZW22F1の公式ページには、おまかせA.I.自動とエコスタートの試験結果が載っています。おまかせA.I.自動は、設定温度到達後4時間の消費電力量が冷房で631Wh(通常の冷房は680Wh)、暖房で1,402Wh(通常の暖房は1,513Wh)です。エコスタートは、学習前704Whに対して学習後641Whです。
どちらも14畳用のMSZ-ZW40F1Sで、当社独自の条件で評価した値です。6畳用の数値ではないため、参考として見てください。
機能の違い:清潔機能の名前と、旧型で紹介されている機能
センサーや気流などの主な機能は、新旧の公式ページにどちらも載っています。
- センサー:ムーブアイmirA.I.+、バイタルセンサー「エモコアイ」
- 冷房・除湿:再熱除湿、屋外温度50℃でも冷房できる機能(新型は「屋外温度50℃対応」、旧型は「STRONG冷房」という名前)
- 暖房:最高約60℃温風、急速Wヒート、10℃キープ暖房、室温キープシステム、快適ロング暖房、うる肌気流
- 便利:高温みまもり、快眠/ねむりモード、ランドリー、停電自動復帰
- 清潔:ピュアミスト、清潔Vフィルター、はずせるボディ、はずせるフィルターおそうじメカ
清潔機能の名前の違い
清潔機能は、公式ページで紹介されている名前が違います。MSZ-ZW22F1は「ハイブリッドナノコーティング・デュアルバリアマテリアル」と「カビクリーンシャワー」、MSZ-ZW2226は「よごれんボディ」と「おまかせボディ」を紹介しています。この記事では、それぞれの公式ページで紹介されている名前のまま載せています。
旧型の公式ページで紹介されている機能
MSZ-ZW2226の公式ページでは、次の機能が紹介されています。
- A.I.換気アシスト:設定した窓に向かって風を送ったあと、部屋の隅によどみが残らないよう空気をかき混ぜて換気をアシストする
- みまもり快眠:睡眠中の冷やしすぎを防ぐ
- 窓からの冷気対策:窓からの冷気を考慮し、暖房を足元に届ける
- 消音モード:リモコン操作時に、室内機から受信音を出さない
- 保湿風よけ:直接人に風をあてず、肌の乾燥を防ぐ
これらの機能を重視する人は、MSZ-ZW22F1を買う前に、販売店か三菱電機お客様相談センター(0120-139-365、平日9:00〜19:00)で使えるかどうかを確かめておくと安心です。

消音モードは寝室だと気になるなあ。

買う前にお客様相談センターに聞けば安心だよ。電話番号はニュースリリースに載っているものだよ。
MyMUアプリの新機能
ニュースリリースでは、2027年度のZWシリーズと連携するMyMUアプリの新機能として、次の3つを紹介しています。
- シーンの呼び出し:起床・就寝・帰宅・外出などに合わせた運転設定を登録し、基本機能画面から呼び出せる。ペットに合わせた運転も登録できる
- おやすみサポートの睡眠情報表示:スマートデバイスと連携して取得した睡眠情報を、就寝中の室温変化や運転状況とあわせて表示する
- My家電レポート
提供時期は、睡眠情報の表示が9月中旬、シーンの呼び出しとMy家電レポートが10月中旬のアップデート予定とされています。リリースでは、開発中のため画面イメージが変わる場合があると注記されています。
運転音・設置スペース・工事の注意点
室内機の運転音は、新旧とも冷房58dB、暖房59dBです。室外機の運転音も、冷房56dB、暖房55dBで同じです。MSZ-ZW2226の納入仕様書では、運転音を強・中・弱・静の4段階で載せており、冷房は58・50・45・34dB、暖房は59・50・45・39dBです。
室外機の寸法(550×800(+62)×285(+60)mm)、質量(室内16kg・室外28kg)、配管長15m(チャージレス15m)、高低差10mは新旧で同じです。
MSZ-ZW22F1の公式ページでは、前面パネルを取り外すため、エアコンの正面を650mm以上あけるよう案内しています。MSZ-ZW2226の納入仕様書では、電源は専用回路の単相100Vで、電源には漏電遮断器を取り付けるよう書かれています。
保証は、MSZ-ZW22F1の公式ページで冷媒回路が5年、その他が1年です。三菱電機の延長保証は、購入日から3か月以内に申し込む必要があります。
6畳用の霧ヶ峰で予算を抑えたい人は、MSZ-X2226-WとMSZ-GV2225-Wの比較も参考にしてください。
価格の違い:新型は予約、旧型は工事なしの本体のみ
MSZ-ZW22F1は発売前のため、価格.comでは予約での販売です。価格.comの最安価格は360,800円で、掲載された7ショップがすべて同じ価格でした。Amazonでは、MSZ-ZW22F1の商品ページはまだありません。
MSZ-ZW2226は発売済みで、価格.comの最安価格は186,000円です。
MSZ-ZW2226は、Amazonで205,000円で販売されています。Amazonで選択されているのは「商品配達のみ」で、取り付け工事は含まれません。工事を頼む場合は、別に費用がかかります。
| 機種 | 売り場 | 価格 | 購入の条件 |
|---|---|---|---|
| MSZ-ZW22F1 | 価格.com(最安) | 360,800円 | 発売前の予約 |
| MSZ-ZW2226 | 価格.com(最安) | 186,000円 | 価格.com掲載ショップの最安 |
| MSZ-ZW2226 | Amazon(補足) | 205,000円 | 商品配達のみ(工事なし) |
価格.comの最安価格どうしで比べると、差は174,800円です。楽天市場では、MSZ-ZW22F1-WもMSZ-ZW2226-Wも、本体のみの商品と工事費込みの商品が混ざって表示されます。工事費込みで比べる場合は、同じ条件の商品どうしで見比べるのがおすすめです。
価格.comでは、標準取付工事費を「15,800円〜」と表示しているショップもあります。工事費込みの総額は、ショップや設置場所の条件で変わります。
MSZ-ZW2226の口コミ・評判
MSZ-ZW22F1は発売前のため、価格.comのレビューはまだありません。ここでは、価格.comの掲示板に投稿されたMSZ-ZW2226の書き込みを紹介します。いずれも個人の投稿です。
2026年7月の「再始動音が大きくて、眠れない!」というスレッドでは、冷房で設定温度に届いたあと再び動き出すときの冷媒の音とリレーの音が、就寝時に気になるという相談がありました。返信では、冷房中に再熱除湿へ自動で切り替わるときの音ではないかという意見や、取扱説明書の細かい設定で冷房除湿の切り替えを止める方法、取り付けに問題がある可能性が挙げられています。
2026年7月の「購入を検討中」というスレッドでは、6畳の寝室での静かさが話題になっています。返信者は、運転音の仕様はダイキンの6畳用(AN226ARS-W)とほぼ同じで、体感では霧ヶ峰のほうが静かだと書いています。返信者個人の感想です。
運転音が気になる人は、寝室向けの比較としてMSZ-GE2225-Wの口コミ・評判も参考にしてください。

新型にすれば、再始動の音は減るのかな?
よくある質問
MSZ-ZW22F1とMSZ-ZW2226の一番の違いは何ですか?
冷暖房の最小能力です。MSZ-ZW22F1は冷房・暖房とも0.2kW、MSZ-ZW2226は0.6kWです。最小消費電力も、MSZ-ZW22F1は冷房60W・暖房70W、MSZ-ZW2226は冷房・暖房とも105Wです。
電気代は新型のほうが安くなりますか?
期間消費電力量はどちらも603kWhで、カタログ値で計算した年間の電気代は同じです。新型の小能力時高効率型コンプレッサーは、設定温度に届いたあとの室温が安定しているときの運転で省エネを狙った機能です。
冷房・暖房の能力は変わりましたか?
定格能力は、冷房2.2kW、暖房2.5kWで同じです。最大能力も冷房3.4kW、暖房5.2kWで変わりません。低温(2℃時)の暖房能力も4.1kWで同じです。
新型はAmazonで買えますか?
現在、AmazonにはMSZ-ZW22F1の商品ページがありません。価格.comでは発売前の予約として販売するショップがあり、楽天市場の検索結果にもMSZ-ZW22F1-Wが表示されます。
旧型の価格に工事費は含まれますか?
Amazonで販売されているMSZ-ZW2226の205,000円は、「商品配達のみ」の価格で、取り付け工事は含まれません。
室外機の置き場所は新旧で変わりますか?
室外機の寸法、質量、配管長、高低差は新旧で同じです。
おすすめはどっち?使い方別の選び方
| 使い方・重視すること | おすすめ |
|---|---|
| 設定温度に届いたあとも長くつけっぱなしにする | MSZ-ZW22F1 |
| 断熱性の高い住まいで、弱い運転を細かく続けたい | MSZ-ZW22F1 |
| 購入価格を抑えたい | MSZ-ZW2226 |
| カタログの電気代や定格能力が同じなら安いほうを選びたい | MSZ-ZW2226 |
| 発売済みのモデルをすぐ取り付けたい | MSZ-ZW2226 |

結局、どっちにすればいいの?
MSZ-ZW22F1がおすすめな人
MSZ-ZW22F1は、設定温度に届いたあとも長くエアコンを使う人におすすめです。
- 寝室や個室で、夜間や在宅中に長い時間つけっぱなしにする人
- 断熱性の高い住まいで、冷えすぎや暖まりすぎを抑えたい人
MSZ-ZW2226がおすすめな人
MSZ-ZW2226は、価格を抑えて霧ヶ峰のプレミアムモデルを選びたい人におすすめです。
- 定格能力や期間消費電力量が同じなら、購入価格の安さを優先したい人
- 発売済みのモデルを、自分で工事業者を手配して取り付けたい人
AmazonでMSZ-ZW2226-Wを見る/楽天市場でMSZ-ZW2226-Wを見る
かでくらで取り上げたエアコン30製品を、APF・期間消費電力量と、同じ冷房能力の帯の中での価格で100点満点採点したランキングもあわせて参考にしてください。

MSZ-ZW22F1とMSZ-ZW2226の違いまとめ
MSZ-ZW22F1とMSZ-ZW2226のいちばん大きな違いは、冷暖房の最小能力です。MSZ-ZW22F1は小能力時高効率型コンプレッサーで最小能力を0.2kWまで下げ、MSZ-ZW2226は0.6kWです。定格能力、期間消費電力量603kWh、APF6.9、室外機の寸法は新旧で同じです。
設定温度に届いたあとの運転を細かく続けたい人にはMSZ-ZW22F1、購入価格を抑えたい人にはMSZ-ZW2226がおすすめです。新型は予約、旧型は工事なしの本体のみと、売り場の条件が違う点にも気をつけて選んでください。
同じ2027年度の霧ヶ峰の新旧比較は、MSZ-ZD40F1SとMSZ-ZD4026Sの比較やMSZ-FD40F1SとMSZ-FD4026Sの比較でも紹介しています。他社の6畳用と比べたい人は、6畳〜8畳用エアコンのコスパ最強ランキングも参考にしてください。




