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寒冷地で冬の暖房をエアコンに任せるなら、寒い日の暖房能力に加えて、霜取り中も温風が出るか気になりますよね。
三菱電機のズバ暖霧ヶ峰MSZ-FD40F1SとMSZ-FD4026Sは、どちらも冷房14畳クラスのFDシリーズです。新型を選ぶと、真冬の暖房や電気代はどのくらい変わるのでしょうか。
暖房能力と省エネの主要な数値は、新旧で同じです。快適ノンストップ暖房やエコスタートも旧型に搭載されています。 新型のほうが暖まるという理由で買い替えるより、工事を含む見積額と、使い始められる日を比べましょう。

旧型にも、霜取り中に暖房を続ける機能があるんだね。暖房を重視していても、旧型を候補にできそう。

旧型にもあるよ。ただし「ノンストップ」という名前でも、条件によって暖房は止まるんだ。寒い日の能力と、霜取りの条件を一緒に見ておこう。
この記事では、暖房能力・電気代の目安、共通機能、設置条件、工事込み価格を比較します。三菱電機の新旧FDシリーズ公式製品情報と、旧型の取扱説明書などを2026年10月7日に確認しています。
MSZ-FD40F1SとMSZ-FD4026Sの違いは?主要仕様を比較
MSZ-FD40F1Sは2026年10月中旬発売予定、MSZ-FD4026Sは2025年10月3日発売の旧型です。2026年10月7日時点では、新型の発売前にあたります。
新型の楽天コジマ販売ページには10月16日発売予定とあります。メーカーの「10月中旬」と販売店の予定日を確認したうえで、実際に入荷する日と取り付けられる日を注文先に聞いておきましょう。
三菱電機の新旧公式製品ページに掲載された数値を、同じ容量の機種で比較しました。
| 比較項目 | 新型 MSZ-FD40F1S | 旧型 MSZ-FD4026S |
|---|---|---|
| 定格冷房能力 | 4.0kW | 4.0kW |
| 冷房能力の範囲 | 0.9~5.4kW | 0.9~5.4kW |
| 冷房の畳数目安 | 11~17畳 | 11~17畳 |
| 定格暖房能力 | 6.0kW | 6.0kW |
| 暖房能力の範囲 | 0.9~12.3kW | 0.9~12.3kW |
| 暖房の畳数目安 | 13~17畳 | 13~17畳 |
| 外気温2℃時の暖房能力 | 9.5kW | 9.5kW |
| 外気温-7℃時の暖房能力 | 8.2kW | 8.2kW |
| 外気温-15℃時の暖房能力 | 7.6kW | 7.6kW |
| 期間消費電力量 | 1,164kWh | 1,164kWh |
| APF | 6.5 | 6.5 |
| 2027年度省エネ基準達成率 | 104% | 104% |
| 室内機の大きさ | 幅890×高さ285×奥行358mm | 幅890×高さ285×奥行358mm |
| 電源 | 単相200V | 単相200V |
暖房の定格能力だけでなく、外気温が低いときの能力も共通しています。公表された暖房能力を比べる限り、新型のほうが強く暖められるとはいえません。
期間消費電力量とAPFも同じです。仕様表の数値だけでは、「新型を選べば毎年の電気代が下がる」とはいえません。

暖房と省エネの数値が同じなら、安い旧型を選んでもよさそうだね。

部屋に必要な暖房能力を満たしていて、希望の日程で設置できるなら、安い旧型がおすすめだよ。工事の内容までそろえて比べよう。
ここで比べた主要仕様は同じですが、全機能や細かな制御まで同じと確認できたわけではありません。「型番だけが変わった」と決めつけず、気になる操作や機能は購入前に販売店へ確かめましょう。
暖房能力は共通。14畳クラスと-25℃対応の読み方
寒冷地で主暖房として使うなら、冷房の「14畳クラス」という呼び方に加えて、暖房の能力と部屋の条件を確認しましょう。
MSZ-FD40F1SもMSZ-FD4026Sも、暖房の畳数目安は13~17畳。外気温-15℃時の暖房能力は7.6kWです。ただし、家の断熱性、窓の大きさ、部屋の向きや天井高によって必要な能力は変わります。
広いリビングや古い木造住宅で使う場合は、部屋の畳数に加えて、地域や建物の条件も施工店へ伝えましょう。吹き抜けがあるか、隣の部屋まで暖めたいかも、見積もりを取るときに相談してください。
-25℃で動くことと、同じ能力で暖めることは別
三菱電機が示す外気温-25℃対応は、室外機の吸い込み温度についての運転対応です。-25℃でも定格暖房能力を保つ、あるいは室温を必ず希望どおりにできるという保証ではありません。
公表されている低温時の能力も、外気温2℃では9.5kW、-7℃では8.2kW、-15℃では7.6kWと、条件に応じて変わります。
冷え込む地域では、室外機を置く場所も施工店に相談しましょう。雪で吸込口や吹出口がふさがれない配置や、排水が凍らないための対策も必要です。旧型取扱説明書にも、降雪地域での室外機の設置や排水への注意があります。

-25℃対応という表示だけで、うちの部屋をエアコン1台で暖められると決めるのは早いんだね。

部屋の条件に合う能力と、雪や凍結への設置対策が必要だよ。新旧の低温暖房能力は同じだから、その条件を施工店へ伝えて選ぼう。
霜取り中も暖房を続ける機能は旧型にもある
MSZ-FD4026Sにも、快適ノンストップ暖房が搭載されています。旧型の取扱説明書40~41ページでは、室温キープシステムとデュアルオンデフロスト回路を自動で切り替える仕組みが説明されています。
部屋が十分に暖まり、室温が安定した場合などは、室外機の熱交換器を上下に分け、暖房を続けながら半分ずつ霜取りします。霜取り中に部屋が冷えるのを抑えたい家庭に役立つ仕組みで、旧型にも備わっています。
環境や霜の付き方によっては、通常の霜取りで暖房が止まることもあります。旧型の説明書には、外気温や湿度の条件によって最大約10分間暖房を止める場合があると記載されています。
新型の公式資料でも条件による暖房停止の注意があるため、新旧とも「霜取り中に絶対に温風が止まらない」と考えて購入するのは避けましょう。 旧型の細かな動作時間を、確認できていない新型へそのまま当てはめることもできません。
電気代は変わる?期間消費電力量とエコスタートを確認
MSZ-FD40F1SとMSZ-FD4026Sの期間消費電力量は、どちらも1,164kWhです。標準条件で冷暖房を使った場合の比較用の数値です。家庭で1年間に使う電力量や、そのまま請求される金額を示すものではありません。
仮に電気料金単価を1kWhあたり31円として計算すると、どちらも1,164×31=36,084円になります。同じ単価で比べるための試算なので、家庭の電気代が必ず年間36,084円になるわけではありません。
地域の寒さ、運転時間、断熱性、設定温度、契約している料金プランによって電気代は変わります。寒冷地で長時間暖房を使う家庭では、この試算だけで実際の請求額を見積もることはできません。
定格消費電力も、冷房950W・暖房1,360Wで共通しています。エアコンは運転状況に応じて出力を変えるため、暖房の定格消費電力を運転時間に掛けただけの計算も、そのまま実際の電気代にはなりません。

電気代を減らすために新型を選ぼうと思っていたけれど、公表値は同じなんだね。

公表値では同じだよ。今回は新型のほうが電気代を減らせるとはいえないから、購入費と工事費を比べて選ぼう。
エコスタートは新型で初めて付いた機能ではない
エコスタートは、暖房の立ち上がりを学習して制御する機能です。三菱電機の旧型省エネ情報にもFDシリーズへの搭載が記載されており、MSZ-FD4026Sにもあります。
新型の公式ページに掲載されている立ち上がり時の消費電力量の試験例は、学習前後の制御を比べたものです。MSZ-FD40F1SとMSZ-FD4026Sの年間電気代の差として使うことはできません。
新型のページで初めて知った機能が、旧型にも付いていることはあります。説明が詳しくなっている場合もあるので、搭載の有無は旧型の資料と合わせて確かめましょう。
共通のお手入れ機能と、室内機・電源の設置条件
カビクリーンシャワー、ムーブアイmirA.I.+、エモコアイなどは、MSZ-FD40F1SとMSZ-FD4026Sに共通する機能です。お手入れやセンサー機能が気に入った場合も、旧型を候補に入れて比較できます。
自動お掃除付きでも、手入れは必要
旧型の取扱説明書24ページでは、内部クリーンがエアコン内部を乾かし、付着したカビ菌に働きかける動作を説明しています。内部を乾かす動作なので、付着したほこりや汚れを取り除くことはできません。
同じ説明書26ページには、フィルターおそうじメカがほこりをブラシで除去し、ダストボックスへためる仕組みも載っています。使用環境によって汚れ方が変わるので、ダストボックスやフィルターなどの手入れは必要です。
自動お掃除が付いているから、数年間まったく掃除しなくてよいわけではありません。 油汚れやたばこの汚れなどが気になる場合も、取扱説明書に沿った手入れが必要です。
旧型の内部クリーンは、購入時の設定ではOFFです。使いたい場合は設定を確認してください。新型の初期設定と設定方法は、新型用の取扱説明書で確かめましょう。

自動お掃除があっても、ダストボックスなどは自分で手入れするんだね。

ほこりをためる場所の手入れは必要だよ。取り付けるときは、掃除のために前面パネルを開けられるかも見てもらおう。
幅890mmの室内機が収まるか確認
室内機の本体寸法は、両モデルとも幅890×高さ285×奥行358mm、据え付け後の奥行は363mmです。本体が収まる空間があっても、周囲のすき間や配管の向き、パネルの開閉スペースが別に必要です。
新型の公式寸法図には、前面パネルを取り外すための前方スペースなども示されています。室内機の下に棚や家具がある場合は、掃除や点検の際に邪魔にならないか相談しておきましょう。
買い替えの場合も、いまのエアコンの幅だけで同じ場所に付くと判断せず、壁の幅、天井までの距離、配管穴の位置を施工店に確認してもらいましょう。
200V電源と室外機の工事も見積もりに入れる
どちらも単相200Vの機種です。いま使っているコンセントの電圧や形状、専用回路の有無を確認し、必要な電気工事があれば見積もりに含めましょう。
室外機の架台、配管の延長、取り外し・回収などが追加費用になる場合もあります。標準取り付け工事込みでも、すべての作業が含まれるとは限りません。
寒冷地では積もる雪の高さや、排水の凍結も考える必要があります。本体価格に加えて、設置場所を確認してくれる施工店かどうかも見て選びましょう。
価格差は工事込みで比較。発売日より設置日を確認
2026年10月7日に確認した楽天市場の表示では、新型と旧型の工事込み商品に価格差がありました。ただし販売店が異なり、工事範囲や納期の条件も同じとは限りません。
次の表は、確認時点の販売例です。楽天市場全体の最安値を示すものではなく、リンク先で常にこの価格で買えるとも限りません。ポイントを値引き額には含めていません。
| 販売例 | 表示価格(税込) | 工事・納期の表示 |
|---|---|---|
| 新型 MSZ-FD40F1S:楽天コジマ | 524,700円 | 標準取り付け工事費込み。10月16日発売予定 |
| 旧型 MSZ-FD4026S:楽天Bサプライズ | 392,220円 | 標準取り付け工事込み。取り寄せ2~3か月の表示 |
| 旧型 MSZ-FD4026S:楽天Bサプライズ・本体のみ | 375,720円 | 取り寄せ約2か月の表示 |
工事込みの表示価格を単純に引くと、差額は132,480円です。工事条件が異なる販売例の差なので、同じ設置内容で必ず132,480円安くなるわけではありません。
旧型の本体のみ375,720円と、新型の工事込み524,700円をそのまま比べるのも避けましょう。工事費を加えると、商品ページで見た価格差より実際の支払額の差が小さくなる場合があります。
自宅に必要な工事を含めた見積もりを取れば、実際に支払う総額で新旧を比べられます。

旧型でも取り寄せに数か月かかるんだね。安くても、冬に使い始められるか確認しないと。

発売日と取り付け日は別だよ。工事費に加えて、入荷予定と工事の予約日も聞いてから注文しよう。
比べたいのは、ご自宅で使い始めるまでの総額
見積もりを取るときは、次の費用と条件を各店へ同じように伝えて比較しましょう。
- 標準工事に含まれる配管の長さや作業範囲
- 200V電源や専用回路などの電気工事
- 室外機の架台や寒冷地向けの設置作業
- 既存機の取り外し、回収、リサイクル関連費用
- 配送先の地域、階数、搬入方法
- 入荷予定日と取り付け可能日
取り寄せ商品では、注文後のキャンセル条件と、納期が変わった場合の対応も確認してください。新型は発売予定の段階なので、発売日に家へ届いてすぐに設置できるとは限りません。
MSZ-FD40F1Sの販売店・工事条件を楽天市場で確認する
MSZ-FD40F1SとMSZ-FD4026Sがおすすめな人
新旧の主要な暖房能力と省エネ数値は同じです。部屋に必要な暖房能力を満たすか施工店に確認したうえで、工事込みの総額と取り付け日を比べましょう。
MSZ-FD4026Sがおすすめな人
ご自宅の工事条件で総額が安く、必要な時期に設置できるなら、MSZ-FD4026Sがおすすめです。
快適ノンストップ暖房やエコスタート、カビクリーンシャワーを使いたい場合も、旧型に搭載されています。暖房能力や電気代の公表値が同じなので、旧型を選んでも、ここで比べた主要な暖房性能の数値は変わりません。
ただし、取り寄せに時間がかかる販売例があります。冬の前に使いたいなら、価格だけで注文せず、入荷と取り付けの予定を確認してください。
MSZ-FD40F1Sがおすすめな人
旧型が希望の日程に間に合わず、新型なら設置できると確認できた場合は、MSZ-FD40F1Sがおすすめです。 新旧の見積もりを比べ、希望する販売店の工事内容やサポートを優先したい場合も、新型を選ぶ理由になります。
暖房能力が上がる、電気代が下がるという期待だけでは、新型を選ぶ理由になりません。今回の公表値は同じなので、価格と納期、工事やサポートの内容を比べて判断しましょう。
新型は発売前のため、購入者が実際に使った感想も確認したい場合は、発売後の口コミを待つ方法もあります。

うちの部屋に必要な暖房能力を満たすなら、工事費と納期で決められそうだね。

新旧の主要な数値は同じだよ。冬に間に合う日程かを確かめて、設置条件を含めた見積もりで選ぼう。


