KI-WX70とKI-UX70の違いを比較!nanoHDに約4万円を足すべき?

空気清浄機

花粉を何とかしたくて空気清浄機を探しているのに、フィルターの穴の小ささを比べ始めると、買い物は急に難しくなります。

新しいKI-WX70は、0.003μmの超微細粒子を99.9%以上捕集する「nanoHDフィルター」を採用しました。対する型落ちのKI-UX70は静電HEPAフィルターです。数字だけを見れば新型に引かれますが、最大風量、8畳の清浄時間、加湿量、運転音、電気代、本体サイズは変わりません。

先に結論を伝えると、花粉、ハウスダスト、ペットの毛やニオイを主な目的にするなら、安いKI-UX70で十分です。超微細粒子まで捕集性能を突き詰めたい人や、ペットへの配慮を優先する人にはKI-WX70が合います。

2026年9月上旬に確認できた価格は、新型が約87,800円、旧型が約44,500円。約4万3,000円もの差があるなら、nanoHDフィルターだけを理由に新型を選ぶ必要はありません。

本記事では、0.003μmという数字が実際の部屋で何を意味するのか、空気清浄の「21畳」と「31畳」はなぜ違うのか、給水や手入れまで含めて比べます。

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商品情報取得:2026/09/21 11:41〜2026/09/21 13:40

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nanoHDを選ぶ前に「何を減らしたいか」を決める

両モデルの選択は、予算より先に、部屋から減らしたい汚れを整理すると迷いません。

玄関から持ち込む花粉、床から舞い上がるハウスダスト、ペットの抜け毛や生活臭が気になるなら、KI-UX70の静電HEPAフィルターでも対象を捕集できます。シャープは旧型について、0.1μmの粒子を99%以上、0.3μmの粒子を99.97%以上捕集すると案内しています。

KI-WX70のnanoHDフィルターが効いてくるのは、従来よりさらに小さい0.003μmまで対応範囲を広げたい場合です。幹線道路沿いで細かな粒子が気になる、調理や燃焼で生じる微粒子まで幅広く備えたい、最新フィルターを長く使いたい人に向きます。

新型は、犬や猫が電源コードを噛みにくいよう、安全な苦み成分も配合しています。空中に浮遊するイヌ・ネコ由来アレル物質の作用を抑える効果も新たに実証されました。ペットの毛を吸う能力が急に上がったわけではありませんが、動物と暮らす家庭への配慮はKI-WX70のほうが手厚くなっています。

KI-WX70とKI-UX70の違いを比較表で確認

公式仕様を並べると、変わった部分より、変わらなかった部分の多さが目立ちます。

比較項目新型KI-WX70旧型KI-UX70
発売時期2026年9月10日2025年9月
集じんフィルターnanoHDフィルター静電HEPAフィルター
0.003μm粒子の捕集99.9%以上数値の記載なし
0.1μm粒子の捕集99%以上99%以上
0.3μm粒子の捕集99.97%以上99.97%以上
フィルター交換目安約10年約10年
空気清浄適用床面積21畳(新基準)/31畳(旧基準換算)31畳(旧基準)
8畳の清浄時間9分9分
最大風量7.0m³/分7.0m³/分
プラズマクラスターNEXTNEXT
最大加湿量750mL/h750mL/h
加湿適用床面積木造12.5畳/プレハブ21畳木造12.5畳/プレハブ21畳
タンク容量約3.2L約3.2L
運転音20~51dB20~51dB
空気清浄時の消費電力6.4~69W6.4~69W
サイズ幅395×奥行265×高さ650mm幅395×奥行265×高さ650mm
重さ約12kg約12kg
ペットに配慮した電源コード苦み成分を配合記載なし
COCORO AIR対応対応
参考価格約87,800円約44,500円

※粒子捕集率はフィルター単体の性能であり、部屋全体の除去性能とは異なります。価格は2026年9月上旬に確認できた例です。

最大風量が同じなので、部屋の空気をフィルターへ運ぶ速さも同等です。加湿量、騒音、消費電力まで一致しており、KI-WX70は本体をパワフルにしたモデルではありません。同じ空気を、より細かな粒子まで受け止めるフィルターへ替えた年次更新と考えると分かりやすいでしょう。

現在のように価格差が4万円を超えるなら、基本性能とコスパを重視する人にはKI-UX70がおすすめです。

0.003μmを99.9%捕集しても、部屋が同じ割合できれいになるわけではない

nanoHDフィルターの「0.003μmを99.9%以上」という数字は、KI-WX70を選ぶ最大の理由です。ただし、数値の読み方を間違えると、差額に期待しすぎてしまいます。

シャープの注記では、99.9%以上はフィルターの除去性能であり、部屋全体への除去性能ではありません。部屋に浮いている粒子は、まず本体の吸込口まで届き、フィルターを通る必要があります。カーテンや床へ付着した汚れ、家具の陰でよどんだ空気まで自動で同じ割合に減るわけではありません。

花粉対策では「フィルターの細かさ」より風量と置き場所が効く

花粉やペットの毛は、nanoHDで初めて捕集できるほど小さな対象ではありません。KI-UX70の静電HEPAフィルターも、公式の捕集対象に樹木・草花の花粉、ペットの毛、ペットのフケを挙げています。

しかも新旧とも最大風量は7.0m³/分、8畳を清浄する目安は9分です。花粉目的なら、フィルター名の差よりも、玄関や窓から入った粒子をすばやく吸わせる置き場所、背面を塞がない設置、床掃除との併用が成果を左右します。

「nanoHDでなければ花粉に対応できない」と考える必要はありません。家族の花粉対策をしながら購入費を抑えたいなら、KI-UX70で十分です。

ウイルスの1/30という表現は、感染予防効果の保証ではない

公式ページでは0.003μmを「ウイルスの1/30サイズ」と説明しています。目を引く表現ですが、KI-WX70が感染を防ぐと読み替えてはいけません。

フィルターへ到達した試験粒子を捕集する性能と、生活空間での感染リスクは別の話です。換気、手洗い、体調管理などを置き換える製品でもありません。超微細粒子への備えを広げる性能として評価し、健康上の効果を断定しないのが適切です。

「21畳」と「31畳」の差は能力低下ではなく測定基準の変更

販売ページを見比べると、KI-WX70は21畳、KI-UX70は31畳と書かれている場合があります。新型の対応面積が10畳も狭くなったように見えますが、最大風量も8畳の清浄時間も同じです。

理由は、日本電機工業会の規格JEM1467が2026年に改正されたためです。新基準は、空気清浄機を使わない場合と比べて80%きれいにできる部屋の広さを示します。旧基準は、決められた粉じん濃度まで30分で清浄できる広さでした。

シャープはKI-WX70を「新基準21畳、旧基準換算31畳」と併記しています。KI-UX70の31畳と比べて清浄能力が落ちたわけではありません。

ただし、31畳の部屋で花粉を素早く取りたい人に、最大31畳の機種が余裕十分とは限りません。適用床面積は「置ける上限」ではなく、決められた条件での目安です。吹き抜けやつながった空間があるなら、より大風量の上位モデルも候補に入ります。

同じ奥行265mmでより大きな部屋に置きたい場合は、KI-UX75とKI-TX75の比較も参考になります。

加湿は同じ750mL/h。3.2Lタンクの給水回数も変わらない

KI-WX70KI-UX70は、最大750mL/hで加湿できます。プレハブ洋室は21畳、木造和室は12.5畳までが目安で、乾燥したリビングにも使いやすい能力です。

見落としやすいのは3.2Lのタンク容量です。単純計算では、最大加湿を続けると約4時間16分で3.2Lを使います。実際の消費量は室温や湿度、自動制御によって変わりますが、乾燥した日に朝から夜まで無給水で使える容量ではありません。

KI-UX70の購入者からも、加湿量には満足する一方で「給水が1日もたない」との声が見られます。KI-WX70もタンク容量と加湿量が同じなので、給水回数は改善していません。新型へ買い替えても、水を運ぶ手間は減らないと考えておきましょう。

加湿空気清浄機は給水タンクだけ洗えばよい家電ではない

タンクは給水のたびに水を入れ替え、加湿フィルターやトレーも定期的に手入れする必要があります。水を使う以上、放置すれば水あかやニオイが付きます。

集じんフィルターと脱臭フィルターの交換目安はどちらも約10年ですが、「10年間お手入れ不要」という意味ではありません。ペットの毛が多い家庭では、背面のプレフィルターをこまめに掃除すると吸引効率を保ちやすくなります。付属の使い捨てプレフィルターを使えば、後ろパネルに絡む毛を減らせます。

電気代・音・置き場所は新型でも改善しない

空気清浄運転の消費電力は、静音6.4W、中32W、強69Wで共通です。公式が使う31円/kWhで計算すると、1時間あたり約0.20円、約0.99円、約2.1円。毎日24時間、同じモードで30日間運転した場合の単純計算は次のとおりです。

運転モード30日間の電気代目安
静音約143円
約714円
約1,490円

無線LANを使うと待機時や運転時の消費電力がわずかに増える場合があります。自動運転では風量が変わるため、実際の金額も一定ではありません。

静音運転は20dBですが、強運転は51dBです。普段は静かでも、料理の煙や花粉を検知すると風切り音が大きくなります。寝室に置くならベッドのすぐ横を避け、照度センサーが働く自動運転や静音運転を使うとよいでしょう。

本体は幅395×奥行265×高さ650mm、約12kg。キャスターで横移動はできますが、階段を上り下りして複数の部屋で兼用する重さではありません。購入前に、背面の吸込口を塞がず、タンクを抜き差しできる場所を確保してください。

COCORO AIRもプラズマクラスターNEXTも両方にある

新旧とも無線LANとCOCORO AIRに対応しています。スマートフォンから運転状態や空気情報を確認でき、シャープ製の対応エアコンとの連携も可能です。新型だけの便利機能ではありません。

プラズマクラスターも上位のNEXTで共通です。イオン濃度の目安は1cm³あたり50,000個以上で、適用床面積は約16畳。脱臭フィルター、コアンダフロー、ホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度の5センサーも変わりません。

新型の発売を機に空気清浄と加湿の土台まで刷新された、と期待して選ぶと価格差に納得しにくくなります。スマホ連携やプラズマクラスターNEXTが目当てなら、KI-UX70でも同じ主要機能を使えます。

口コミは新型と旧型を分けて読む

KI-WX70は2026年9月10日発売のため、発売直前の段階では購入者の口コミが十分にありません。「静か」「加湿できた」といった使用感を新型の評判として断定するのは早計です。

KI-UX70では、デザイン、静音性、スマホ操作を評価する声が見られます。反面、公開されているレビュー数はまだ多くなく、加湿時の給水頻度を負担に感じる声もあります。

新旧でファン、加湿量、タンク、サイズ、運転音が同じため、旧型の口コミは共通部分を予測する材料にはなります。ただし、nanoHDフィルターによる体感差は、目や鼻で簡単に判定できません。発売後も「空気がきれいに感じる」という感想だけでなく、手入れのしやすさ、ニオイ戻り、アプリの安定性を長期的に確認したいところです。

価格差は1万円以内まで縮んだら再検討

2026年9月上旬の価格例では、KI-WX70が87,800円、KI-UX70が44,500円で、差は約43,300円です。新型1台の予算で旧型をほぼ2台買える水準なので、一般的な花粉・ハウスダスト対策なら旧型の費用対効果が勝ります。

判断の目安は、価格差を次のように区切ると分かりやすくなります。

  • 2万円以上:KI-UX70を優先。共通性能に対して旧型が安い
  • 1万~2万円:0.003μm対応とペット配慮へ差額を出せるかで判断
  • 1万円以内:KI-WX70も有力。長く使うなら新フィルターを選びやすい

1万円は絶対的な境界ではありません。ただ、交換目安が両方とも約10年で、本体性能も同じです。価格差4万円を「10年使えば年4,000円」と小さく見せるより、4万円でほかの家電や消耗品を整えられる点まで考えたほうが、家計に合う判断ができます。

価格は発売直後から動きます。旧型の在庫が減ると逆に値上がりする場合もあるため、最終判断では両方の販売価格を同じ日に比べてください。

KI-WX70がおすすめな人

KI-WX70がおすすめなのは、フィルター性能の上限とペットへの配慮を優先する人です。

  • 0.003μmの超微細粒子まで捕集対象を広げたい
  • 幹線道路沿いや調理の多い環境で、微粒子への備えを厚くしたい
  • 犬や猫が電源コードを噛む心配を減らしたい
  • 価格差が1万円前後まで縮んでいる
  • 10年近く使う家電なので、新しい集じんフィルターを選びたい

花粉だけでなく、従来より小さな粒子への備えを優先するならKI-WX70が合います。

KI-UX70がおすすめな人

KI-UX70がおすすめなのは、花粉・ハウスダスト・ペットの毛やニオイを抑えつつ、購入費を節約したい人です。

  • 静電HEPAフィルターで捕集できる対象が中心
  • 750mL/hの加湿力とプラズマクラスターNEXTが欲しい
  • COCORO AIRで空気情報や運転状態を確認したい
  • nanoHDだけに数万円を追加したくない
  • 型落ちでもメーカー保証のある新品を買える

現在のように約4万円の差があるなら、多くの家庭にはKI-UX70がおすすめです。浮いた予算を掃除機や寝具の手入れに回したほうが、床や布へ落ちた花粉まで減らしやすくなります。

よくある質問

KI-WX70の21畳は、KI-UX70の31畳より性能が低いのですか?

性能が低くなったわけではありません。KI-WX70は2026年の新しいJEM1467に基づく21畳と、旧基準換算の31畳を併記しています。最大風量7.0m³/分、8畳の清浄時間9分はKI-UX70と同じです。

nanoHDフィルターならウイルスを完全に除去できますか?

完全除去や感染予防は保証されません。0.003μmを99.9%以上捕集する数値は、フィルター単体での除去性能です。室内の粒子がフィルターを通る必要があり、部屋全体への効果とは異なります。

花粉症ならKI-WX70を選ぶべきですか?

花粉対策だけならKI-UX70も有力です。旧型の静電HEPAフィルターも花粉を捕集対象としており、最大風量と清浄時間は新型と同じです。nanoHDは、花粉より細かな粒子まで対応範囲を広げたい人に向きます。

加湿タンクは1日もちますか?

使用環境によります。3.2Lを最大750mL/hで使う単純計算では約4時間16分です。自動運転では湿度に応じて加湿量が変わりますが、乾燥した部屋で一日中使うと複数回の給水が必要になる可能性があります。

フィルターは本当に10年間交換不要ですか?

約10年は、定められた条件で算出した交換目安です。使用環境や運転時間、ニオイの強さで寿命は短くなります。プレフィルターや加湿部分の定期的な掃除も必要です。

型落ちのKI-UX70を買っても保証はありますか?

新品を正規販売店で購入する場合は、通常はメーカー保証の対象です。保証期間、販売店印や購入証明の扱いは店舗ごとに確認してください。中古品や展示品は保証条件が異なります。

まとめ:花粉対策なら旧型、超微細粒子への備えなら新型

KI-WX70KI-UX70の本質的な違いは、nanoHDフィルターとペットへの追加配慮です。加湿量750mL/h、最大風量7.0m³/分、8畳9分、プラズマクラスターNEXT、電気代、運転音、サイズは変わりません。

0.003μmまで捕集対象を広げたいならKI-WX70、花粉・ハウスダスト・ペットの毛やニオイが中心ならKI-UX70で十分です。2026年9月上旬の約4万3,000円差では旧型が有利ですが、新型の値下がりと旧型の在庫減少で結論は変わります。

購入前に同じ日の価格を比べ、nanoHDフィルターへ出せる差額かどうかを確認してください。

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