Xiaomiのスマートバンドに、新しい「Xiaomi Smart Band 11」が登場しました。1.72インチの有機ELディスプレイと長いバッテリー持ちはそのままに、本体を薄く軽くし、心拍センサーと睡眠の機能を新しくしたモデルです。
前のモデルのXiaomi Smart Band 10も、大きな画面と最長21日間のバッテリー、150種類以上のスポーツモードを備えた人気のスマートバンドです。2つは見た目がよく似ているため、どこが変わったのかがわかりにくいかもしれません。
この記事では、Xiaomi公式サイトの製品ページと仕様表、Xiaomiの発表を伝えたニュースをもとに、Smart Band 11とSmart Band 10の違いを整理します。実機を着けて比べたレビューではなく、公式情報にもとづく比較です。結論を先に言うと、違いは「薄さと着け心地」「心拍センサー」「睡眠管理」「iPhoneとの連携」に集まっています。

Smart Band 10もまだ新しい感じがするけど、11は何が変わったの?

画面の大きさや電池の容量は同じなんだ。そのうえで、本体が薄くなって、睡眠のアドバイスやiPhoneとの連携が増えたよ。順番に見ていこう。
Smart Band 11とSmart Band 10の違いを一覧で比較
まずは、Xiaomi公式サイトの仕様表に載っている主な項目を並べます。通常モデル(アルミニウム合金フレーム)の数字です。
| 項目 | Smart Band 11 | Smart Band 10 |
|---|---|---|
| ディスプレイ | 1.72インチ有機EL(AMOLED) | 1.72インチ有機EL(AMOLED) |
| 解像度 | 212×520 | 212×520 |
| 輝度 | HBM 1,500nits(概要ページではピーク輝度2,000nits) | HBM 1,500nits |
| リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
| サイズ(心拍センサーを除く) | 47.44×23.66×9.99mm | 46.57×22.54×10.95mm |
| 重さ(ストラップを除く) | 15.58g | 15.95g |
| 心拍センサー | デュアルLED+デュアルPD | 光学式心拍センサー |
| 睡眠 | 睡眠管理アシスタント(睡眠分析・行動記録) | 睡眠改善計画(21日間のプラン) |
| スポーツモード | 150種類以上 | 150種類以上 |
| 防水 | 5ATM | 5ATM |
| バッテリー | 233mAh | 233mAh |
| バッテリー持ち(公式) | ライトユース最大21日、通常使用10日、AOD使用6日 | 標準使用21日、AOD 9日、高負荷8日 |
| 充電時間 | 約90分 | 約1時間 |
| Bluetooth | 5.4 | 5.4 |
| 対応OS | Android 8.0以降、iOS 14.0以降 | Android 8.0以降、iOS 12.0以降 |
| カラー | ミッドナイトブラック、グレイシャーシルバー、ミスティックローズ | ミッドナイトブラック、グレイシャーシルバー、ミスティックローズ |
| ほかのモデル | Ceramic Edition(パールホワイト) | Ceramic Edition(パールホワイト)、Glimmer Edition(ラグジュアリーゴールド) |
表のとおり、画面の大きさと解像度、リフレッシュレート、バッテリーの容量、防水性能、Bluetoothのバージョン、通常モデルの3色は同じです。違いは、厚さと重さ、心拍センサーの作り、睡眠の機能、バッテリーの測り方、充電時間、対応するiOSのバージョンです。
ひとことでまとめると、Smart Band 11は「画面と電池はそのまま、着け心地と健康管理を磨いたモデル」です。大きく作りかえたモデルではなく、毎日着けるときの快適さを高めた進化といえます。
デザインと着け心地の違い|9.99mmの薄さ
厚さと重さ
Smart Band 11の厚さは9.99mmで、Smart Band 10の10.95mmより薄くなりました。Xiaomiは、Smart Band 10と比べて約9パーセント薄くなったと説明しています。新しい高密度グラファイトバッテリーを使うことで、容量は同じ233mAhのまま、本体をスリムにしています。
重さは、ストラップを除いてSmart Band 11が15.58g、Smart Band 10が15.95gです。差は小さいものの、寝ているあいだも着けるスマートバンドでは、薄さと軽さが着け心地に影響します。一方で、縦と横の大きさはSmart Band 11のほうがわずかに大きくなっています。
形とストラップ
Smart Band 11は、丸みを帯びたラウンドデザインになりました。クイックリリースの位置を下げることで、手首とのあいだにできる三角形のすき間を10パーセント小さくしたとされています。ストラップはTPU素材にテクスチャー加工をして、通気性を高めています。
Smart Band 10は、サンドブラスト加工をしたアルミニウム合金のフレームです。対応する手首の太さは、どちらも135〜210mmです。ストラップの付け方はどちらもクイックリリースなので、それぞれのモデルに対応した別売りのストラップで見た目を変えて楽しめます(2つのモデルのあいだでストラップを付けかえられるかは、公式に案内がありません)。
Ceramic EditionとGlimmer Edition
どちらにも、セラミックのフレームを使ったCeramic Editionがあります。Smart Band 11のCeramic Editionは21.45g、Smart Band 10のCeramic Editionは23.05gです。Smart Band 10には、ガラスクリスタルをあしらったメタルストラップのGlimmer Editionもあります。

寝るときも着けたいから、薄くなったのはうれしいかも。

睡眠を記録するなら、一晩中着けることになるからね。1mm近く薄くなったのは、地味だけど大事な変化だよ。
画面と健康管理の違い|心拍センサーと睡眠管理アシスタント
ディスプレイ
ディスプレイは、どちらも1.72インチの有機EL(AMOLED)で、解像度は212×520、リフレッシュレートは60Hzです。ベゼルの幅もどちらも2.0mmで、左右対称の細いベゼルです。
明るさについて、Smart Band 11の製品ページでは最大2,000nitsのピーク輝度と案内されています。ただし、仕様表の画面輝度はSmart Band 10と同じHBM 1,500nitsです。Xiaomiの注記では、ピーク輝度は特定の場面でだけ出る明るさとされています。日差しの下での見やすさは、どちらも十分に配慮された画面です。
心拍センサー
Smart Band 11は、デュアルLEDとデュアルPDを組み合わせた心拍センサーを搭載しました。Xiaomi独自の新しい心拍数のアルゴリズムと組み合わせて、より正確な心拍数の計測をめざしています。
24時間の心拍数、血中酸素、ストレスのモニタリングと、女性の健康管理は、どちらのモデルにもあります。なお、どちらも医療機器ではないため、計測した数値は健康管理の目安として使いましょう。
睡眠の機能
Smart Band 11の大きな新機能が「睡眠管理アシスタント」です。過去の睡眠データと行動の記録をもとに、睡眠の質に影響するプラスとマイナスの要因を見つけ、睡眠が悪くなる原因を教えてくれます。運動や睡眠、食事を手で記録できる「行動記録」もあり、習慣をふまえたアドバイスを受けられます。
Smart Band 10にも、過去の睡眠データから21日間のプランを提案する「睡眠改善計画」や、毎日・毎週・毎月の睡眠レポートがあります。Smart Band 11は、睡眠だけでなく、ふだんの行動とのつながりまで見るようになったところが新しい点です。
スポーツ・バッテリー・スマホ連携の違い
スポーツモードと水泳
スポーツモードは、どちらも150種類以上です。どちらも5ATMの防水で、プールでの水泳に使えます。水中での心拍数の計測と、心拍数をBluetoothでサイクルコンピューターなどに送る「心拍数ブロードキャスト」も、どちらにもあります。
Smart Band 10の製品ページでは、9軸のモーションセンサーとAIによるストローク認識、10種類のランニングコース、過去7日間の活動から出す「バイタリティスコア」も紹介されています。走ったり泳いだりする人にとっては、どちらも十分な機能です。
バッテリー
バッテリーの容量は、どちらも233mAhで同じです。Smart Band 11は、ライトユースで最大21日間、通常使用で10日間、常時表示(AOD)で6日間です。Smart Band 10は、標準使用で21日間、AODで9日間、高負荷で8日間と案内されています。
数字だけを見るとSmart Band 11のほうが短く見えますが、2つのモデルは測るときの条件の名前と中身が違います。Smart Band 11の通常使用は、心拍数、睡眠、ストレス、血中酸素の終日モニタリングをすべてオンにした条件です。同じ使い方でどれだけ差が出るかは、実際の使い方で変わると考えておきましょう。
充電はどちらも磁気充電で、充電時間はSmart Band 11が約90分、Smart Band 10が約1時間です。
iPhoneやスマホとの連携
Smart Band 11は、iPhoneとの連携が強くなりました。Xiaomiのスマートフォンと iPhoneの両方の通知を同時に受け取れる「2台同時通知」、iPhoneのカメラのリモートシャッター、ショート動画や電子書籍、スライドを手元で操作できる「ページめくり」に対応しています。2台同時通知を使うには、iPhoneはiOS 14以降、XiaomiのスマートフォンはXiaomi HyperOS 3以降で、両方の端末にXiaomi Interconnectivity Appを入れ、同じXiaomiアカウントでサインインする必要があります。
XiaomiのスマートフォンとiPhoneを仕事用と私用などで2台持ちしている人にとって、両方の通知を1本のバンドでまとめて受け取れるのは便利です。対象はXiaomi HyperOS 3以降のXiaomiスマートフォンとiPhoneの組み合わせで、タブレットは対象として案内されていません。動画や電子書籍を寝転びながら見るときに、手首でページをめくれるのも、毎日の小さな快適さにつながります。
Smart Band 10は、Xiaomi HyperOS 2のスマートフォンやタブレットと組み合わせると、Xiaomi Smart Hubでイヤホンの操作やカメラのリモート操作ができます。Xiaomiのスマートフォンを使っている人には便利な機能です。どちらもMi Fitnessアプリで使います。

私はiPhoneだから、11のほうが便利そうだね。

iPhoneのカメラのシャッターやページめくりを使いたいなら、11のほうが向いているね。対応するiOSは14.0以降だよ。
まとめると、スポーツの機能とバッテリーの容量はほぼ同じで、スマートフォンとの連携のしかたが違います。iPhoneを使っているならSmart Band 11、Xiaomiのスマートフォンを使っているならSmart Band 10のSmart Hubも魅力、と考えるとわかりやすいでしょう。もちろん、どちらのモデルでも通知の確認や健康の記録、ワークアウトの記録といった基本の機能は使えます。
Smart Band 11がおすすめな人
- 寝ているあいだも着けるので、少しでも薄くて軽いバンドがほしい人
- 睡眠の質を上げるためのアドバイスを、行動の記録とあわせて受けたい人
- 新しい心拍センサーで、心拍数をしっかり記録したい人
- iPhoneのカメラ操作やページめくりなど、iPhoneとの連携を使いたい人
- これから長く使う1台を、新しいモデルで選びたい人
Smart Band 11は、画面とバッテリーの容量はSmart Band 10と同じまま、薄さ、心拍センサー、睡眠管理、iPhoneとの連携を新しくしたモデルです。初めてスマートバンドを使う人にも、古いモデルから買いかえる人にも選びやすい1台です。
Smart Band 10がおすすめな人
- 画面や電池の持ちが同じなら、前のモデルで十分だと感じる人
- Xiaomiのスマートフォンを使っていて、Xiaomi Smart Hubを使いたい人
- ガラスクリスタルのGlimmer Editionなど、デザインの選択肢を楽しみたい人
- 睡眠改善計画や睡眠レポートで、睡眠の記録ができれば十分な人
- Smart Band 10用のストラップやアクセサリーをすでに持っている人(Smart Band 11で使えるかは公式に案内がありません)
Smart Band 10は、1.72インチの有機EL、最長21日間のバッテリー、150種類以上のスポーツモードを備え、今でも十分に使えるスマートバンドです。新しい機能にこだわらなければ、毎日の健康管理には困らない1台です。
Smart Band 11とSmart Band 10のよくある質問
Smart Band 10のストラップはSmart Band 11に付けられますか?
どちらもクイックリリースのストラップですが、本体の大きさと形が少し違います。Xiaomi公式サイトでは、ストラップの互換性ははっきり案内されていないため、別売りのストラップを買うときは、対応するモデルを販売ページで見ておきましょう。
iPhoneでも使えますか?
どちらもiPhoneで使えます。Smart Band 11はiOS 14.0以降、Smart Band 10はiOS 12.0以降に対応しています。アプリはどちらもMi Fitnessです。
お風呂やサウナで使えますか?
どちらも5ATMの防水で、プールでの水泳には使えます。ただし、どちらの公式ページでも、温水シャワーや温泉、サウナ、ダイビングでは使えないと案内されています。
ほかのスマートバンドとも比べたいときは?
GPSを内蔵したスマートバンドがほしい人は、HUAWEI Band 11とBand 11 Proを比較した記事も参考になります。もう少し画面の大きなスマートウォッチを考えている人は、Xiaomi Watch S5とWatch S4の比較記事もあわせて見てみてください。
まとめ|薄さと睡眠管理ならSmart Band 11、Xiaomiスマホとの連携ならSmart Band 10
Xiaomi Smart Band 11は、Smart Band 10と同じ1.72インチの有機ELと233mAhのバッテリーを受け継ぎながら、9.99mmの薄い本体、デュアルLEDとデュアルPDの心拍センサー、睡眠管理アシスタント、iPhoneとの連携を加えたモデルです。
寝ているあいだの着け心地や睡眠のアドバイス、iPhoneとの連携を重視する人は、Smart Band 11が選びやすいでしょう。Xiaomiのスマートフォンと組み合わせたい人や、Glimmer Editionのデザインが好きな人、今の機能で十分な人は、Smart Band 10も候補になります。購入前には、販売ページでモデル名、色、Ceramic Editionかどうかを見比べてください。

私は睡眠をちゃんと見直したいから、11にしようかな。

いいね。行動の記録もあわせて使うと、アドバイスがもっと役に立つよ。




