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加湿空気清浄機を1台にまとめても、家事まで半分になるわけではありません。水は毎日入れ替え、トレーや加湿フィルターも手入れする必要があります。
だからこそ、MCK707AとMCK706Aの比較で見るべきなのは、カタログの発売年ではありません。新型へ追加料金を払うと、花粉対策、加湿、給水、お手入れのどれが楽になるのかが判断の中心です。
結論からいうと、記事作成時点で確認できた主要性能は同じです。空気清浄は31畳まで、最大風量は7.0m³/分、加湿量は700mL/h。ツインストリーマ、TAFUフィルター、2WAY給水、スマホ連携も共通しています。
- 新旧の実質価格差が5,000円以上なら、MCK706Aがおすすめ
- 価格差が3,000円以内なら、発売時期が新しいMCK707Aがおすすめ
- 10畳を超える部屋で加湿も使うなら、どちらを選んでも70タイプが有力
- 給水や水まわりの手入れを続けたくないなら、加湿なしの空気清浄機も再検討
本記事では、新旧の仕様と価格だけでなく、電気代、給水頻度、設置スペースまで比較します。型落ちで浮くお金と、毎日使う負担の両方を見れば、自宅に合う1台を選びやすくなります。
MCK707AとMCK706Aの違いは発売時期と価格
ダイキンの機種情報では、MCK707Aの発売年月を2026年9月と案内しています。MCK706Aは2025年9月発売です。
公開されている仕様を照合すると、購入後の使い勝手を変える主要な機能差は確認できませんでした。
| 比較項目 | MCK707A | MCK706A |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2026年9月 | 2025年9月 |
| 空気清浄の適用床面積 | 31畳まで | 31畳まで |
| 8畳の清浄時間 | 約9分 | 約9分 |
| 最大風量 | 7.0m³/分 | 7.0m³/分 |
| 加湿量 | 700mL/h | 700mL/h |
| 加湿の適用床面積 | 木造12畳・プレハブ19畳まで | 同じ |
| タンク容量 | 約3.4L | 約3.4L |
| 浄化方式 | ツインストリーマ+アクティブプラズマイオン | 同じ |
| 集じんフィルター | TAFUフィルター | 同じ |
| 給水方法 | 上から給水・タンク給水 | 同じ |
| スマホ連携 | 対応 | 対応 |
| サイズ | 幅315×奥行315×高さ760mm | 同じ |
| 重さ | 約12.5kg | 同じ |
| 本体カラー | ホワイト・ブラウン | 同じ |
販売店によっては、MCK707Aの空気清浄適用床面積を「21畳」と記載している例があります。ただし、同じページ内で最大風量7.0m³/分、8畳の清浄時間約9分と案内されるなど、表記が整合しない例も見つかりました。購入時は商品名だけで判断せず、メーカーの最新仕様と販売ページの型番を確認してください。
主要性能が同じなら、型落ちを選んでも花粉を集める速さや最大加湿量を諦める必要はありません。新型を選ぶ理由は、価格差が縮まったときの在庫の新しさにあります。
価格差はいくらならMCK706Aを選ぶべき?
記事作成時点では、MCK707Aの予約価格が7万円台、MCK706Aは5万円前後から見つかる状況でした。約2万円の差が続くなら、旧型の価格優位は明らかです。
ただし、家電の価格は発売後に下がり、旧型は在庫が減ると値上がりする場合があります。固定価格ではなく、購入日の差額で判断してください。
| 購入時の実質価格差 | 選び方 |
|---|---|
| 旧型が10,000円以上安い | MCK706Aを優先 |
| 旧型が5,000~10,000円安い | 新機能が追加されていない限り旧型が有力 |
| 差が3,000~5,000円 | 保証、送料、ポイント、納期で決める |
| 差が3,000円以内 | MCK707Aを選びやすい |
| 旧型が高い | MCK707Aを選ぶ |
5,000円を境目にした理由は、性能差が確認できない年次更新へ払う金額として無視しにくいからです。浮いた金額は、別売キャスター、日々の電気代、加湿フィルター用の洗浄用品などへ回せます。
販売価格の比較では、本体価格だけを見ないでください。送料と、実際に使う予定のポイントを含めた支払額で比べます。極端に安い販売店では、新品か、メーカー保証を受けられるか、希望する色かも確認しましょう。
発売直後の新型へ強いこだわりがなく、MCK706Aが5,000円以上安いなら型落ちがおすすめです。
花粉対策は新旧とも8畳を約9分で清浄
両機の空気清浄適用床面積は31畳まで。8畳を清浄する目安は約9分です。最大風量も7.0m³/分で変わりません。
適用床面積の「31畳」は、31畳の部屋なら短時間で十分きれいになるという意味ではありません。日本電機工業会規格に基づく目安であり、速く空気を循環させたい場合は、実際の部屋より余裕のある能力を選ぶのが基本です。
たとえば、家族が出入りする15~20畳のLDKでは、玄関から持ち込んだ花粉、ソファまわりのホコリ、料理のニオイを処理する必要があります。31畳対応の70タイプなら、個室向けモデルより風量に余裕を持たせられます。
花粉運転では、風量を標準と弱の間で切り替え、床へ落ちる前に花粉を捕らえやすくします。帰宅時に上着を払ってから入室する、床を水拭きする、空気清浄機を壁や家具で塞がないといった対策も組み合わせると効率的です。
TAFUフィルターは「10年間、掃除不要」ではない
TAFUフィルターは、撥水・撥油効果の高い素材を使い、集じん性能が落ちにくい静電HEPAフィルターです。メーカーは交換目安を約10年としています。
10年交換不要という案内は、10年間まったく手入れしなくてよい意味ではありません。前面のプレフィルターにホコリがたまると、吸い込みを妨げます。プレフィルターはパネルを開けず、掃除機で吸える設計です。
集じんフィルターの寿命は、タバコ、油煙、ペットの毛、ホコリの量で変わります。ニオイや風量の低下が気になる場合は、交換目安を待たずに状態を確認してください。
ツインストリーマは集めたニオイにも働く
ツインストリーマは、従来のストリーマユニットを2基搭載した仕組みです。脱臭フィルターに吸着したニオイを分解し、脱臭性能の維持を助けます。
ペットのトイレ、焼き魚、部屋干しなど、発生源が室内に残るニオイは、空気清浄機だけで完全に消せるとは限りません。換気、トイレやケージの清掃、布製品の洗濯と併用する必要があります。一酸化炭素も除去できないため、燃焼器具を使う部屋では換気を優先してください。
700mL/hの加湿力より、3.4Lを毎日扱えるかを見る
新旧とも最大700mL/hで、加湿の目安は木造和室12畳、プレハブ洋室19畳までです。乾燥するLDKや、エアコンを長時間使う部屋に置きやすい能力です。
購入後の満足を左右するのは、最大加湿量より給水の回数です。タンク容量は約3.4L。最大加湿量で単純計算すると、約4.9時間分に相当します。実際の運転では設定湿度や室温に応じて加湿量が変わりますが、乾燥が厳しい日に朝から晩まで無給水で済むとは限りません。
2WAY給水なので、本体上部から水を注ぐ方法と、タンクを外してシンクで入れる方法を選べます。やかんや給水ボトルを近くに置ける家庭は上から給水、残った水を捨ててタンク内も洗いたい日はタンク給水と使い分けられます。
水は継ぎ足し続けず、毎日入れ替える
上から給水は楽ですが、古い水へ新しい水を足し続ける使い方は避けます。ダイキンは水道水を使い、タンクの水を毎日新しい水へ入れ替えるよう案内しています。
浄水器の水や井戸水は、塩素による抑制効果が期待できず、雑菌が増えやすくなる場合があります。飲み水として質が高そうに見えても、加湿タンクには水道水を使うのが基本です。
水トレーのお手入れ目安は約1か月に1回です。加湿シーズンが終わったら、タンク、トレー、加湿フィルターを洗い、十分に乾かしてから空気清浄運転へ切り替えます。
加湿空気清浄機が向くのは、置き場所を1台分にまとめたい人であって、水の手入れをなくしたい人ではありません。給水と洗浄を続けられないなら、加湿なしモデルと手入れしやすい単体加湿器へ分ける選択もあります。
電気代は新型を選んでも下がらない
公表されている消費電力も新旧で同等です。空気清浄運転は、しずか10W、弱11W、標準20W、ターボ82W。加湿空気清浄運転は、しずか10W、弱12W、標準23W、ターボ84Wです。
電気料金を31円/kWhとして、同じ風量で1日24時間、30日運転した場合を試算しました。
| 運転の例 | 1か月の電気代目安 |
|---|---|
| 空気清浄・しずか10W | 約223円 |
| 空気清浄・標準20W | 約446円 |
| 空気清浄・ターボ82W | 約1,830円 |
| 加湿空気清浄・標準23W | 約513円 |
| 加湿空気清浄・ターボ84W | 約1,875円 |
実際の自動運転は、空気の汚れや湿度に合わせて風量が変わります。表の金額は一定の風量で動かし続けた計算例であり、請求額を保証するものではありません。電力会社の単価でも変わります。
電気代を抑えるなら、ターボを常用せず、おまかせ運転や節電運転を使うほうが現実的です。帰宅直後、掃除中、料理後だけ風量を上げ、落ち着いたら自動運転へ戻す使い方もできます。
新型へ買い替えても消費電力は下がらないため、省エネだけを理由にMCK707Aを選ぶ必要はありません。
幅31.5cmより、高さ76cmと給水動線に注意
両機は幅315×奥行315mmの正方形に近い設置面積です。横幅は抑えられていますが、高さは760mm、重さは水なしで約12.5kgあります。
満水時は水の重さが約3.4kg加わるため、単純合計では約15.9kgです。掃除のたびに持ち上げて動かす使い方には向きません。頻繁に移動するなら、対応する別売キャスターも検討してください。
置き場所は、コンセントとの距離だけで決めないほうがよいでしょう。
- 上から水を注げる空間があるか
- タンクを横へ引き出せるか
- 吹出口をカーテンや棚で塞がないか
- ロボット掃除機や人の通り道とぶつからないか
- Wi-Fiの電波が届くか
「本体が置けた」で終わらず、週に何度も給水する動線まで確認すると、買った後の負担を減らせます。
スマホ連携は外出先から加湿を始めるためではない
新旧ともWi-Fiに対応し、スマートフォンから運転のオン・オフ、風量設定、スケジュールタイマーなどを操作できます。PM2.5、ホコリ、ニオイも6段階で確認できます。
外出先から運転を始めるなら、タンクの水と本体の状態を出発前に確認しておく必要があります。水を数日入れたまま放置し、帰宅前に加湿だけ始める使い方は衛生面でおすすめできません。
スマホ連携が役立つのは、寝室からリビングの運転状態を確認する、帰宅時間に合わせて空気清浄を始める、空気の汚れを数値で見たい場面です。毎日本体の自動運転だけを使う家庭では、Wi-Fi設定をしなくても基本性能は利用できます。
MCK707Aの口コミは発売後に見直す必要がある
MCK707Aは2026年9月18日発売予定で、記事作成時点では購入者の口コミが十分にそろっていません。発売前の紹介記事や予約ページを、実際に使った口コミとして扱わないよう注意が必要です。
MCK706Aでは、センサーの反応や空気清浄への満足を伝える購入者レビューが見つかる一方、レビュー件数はまだ限られています。少数の評価点だけで、新旧の性能差を判断するのは早計です。
発売後に確認したいのは、カタログでは分かりにくい次の点です。
- 給水タンクの着脱や上から給水のしやすさ
- 寝室で「しずか」運転を使ったときの音
- 加湿フィルターと水トレーの洗いやすさ
- アプリの接続安定性
- ブラウンとホワイトの汚れの目立ち方
新型の口コミが少ない時期は、共通仕様が多いMCK706Aの使用感が参考になります。ただし、新型固有の不具合や細かな変更までは旧型レビューで判断できません。
より強い花粉対策が必要なら90タイプも比較
70タイプは、最大風量7.0m³/分、31畳対応、加湿700mL/hのバランス型です。20畳前後のLDKで、空気清浄と加湿を1台にまとめたい家庭へ向いています。
吹き抜けのある広いリビング、家族の出入りが多い部屋、花粉をより速く処理したい家庭では、90タイプも候補になります。MCK906AとMCK905Aの違いでは、41畳対応の上位モデルと型落ちの選び方を詳しく比較しています。
反対に、寝室や子ども部屋だけで使うなら、70タイプの高さと重さを持て余す可能性があります。適用床面積だけでなく、給水量、設置面積、移動の有無まで含めてサイズを選んでください。
MCK707Aがおすすめな人
MCK707Aがおすすめなのは、次のような人です。
- 新旧の実質価格差が3,000円以内
- 型落ちの在庫や希望色が見つからない
- 発売時期の新しい在庫を選びたい
- 価格差より納期や販売店の保証を優先したい
- 同じ店のポイント還元を含めると新型が安い
空気清浄と加湿の数値が上がったから選ぶモデルではありません。差額が小さく、数年間使う家電として新しい流通在庫を選びたい人にはMCK707Aがおすすめです。
MCK706Aがおすすめな人
MCK706Aがおすすめなのは、次のような人です。
- 新型より5,000円以上安く買える
- 31畳対応、最大風量7.0m³/分で足りる
- 最大700mL/hの加湿力を求めている
- ツインストリーマとTAFUフィルターを安く導入したい
- 新型と同じサイズや給水方法なら、発売年を気にしない
記事作成時点のように約2万円の差があるなら、MCK706Aが有力です。花粉、ニオイ、加湿、お手入れ、アプリ連携の主要仕様を保ったまま、本体代を抑えられます。
よくある質問
MCK707AとMCK706Aで花粉除去性能は違いますか?
公開仕様では、空気清浄31畳、8畳を約9分、最大風量7.0m³/分、花粉運転、TAFUフィルターが共通です。新型だけ花粉を速く除去できると判断できる差は確認できません。
加湿器を別に置くより手入れは楽ですか?
設置場所とコンセントは1台分で済みますが、水タンク、水トレー、加湿フィルターの手入れは必要です。空気清浄機へ加湿機能をまとめても、水まわりの家事はなくなりません。
タンクの水は何時間もちますか?
タンクは約3.4L、最大加湿量は700mL/hです。最大加湿量で単純計算すると約4.9時間です。実際は湿度や運転モードで加湿量が変わります。
寝室でも使えますか?
しずか運転は公表値18dBです。音の感じ方には個人差があり、給水やセンサーによる風量変化が気になる場合もあります。高さ760mmなので、ベッド脇へ置くスペースも測ってください。
フィルターは本当に10年交換しなくてよいですか?
TAFUフィルターと加湿フィルターの交換目安は約10年ですが、使用環境で寿命は変わります。プレフィルターの掃除や水まわりの洗浄は別に必要です。10年間メンテナンス不要ではありません。
MCK706Aは型落ちでも保証を受けられますか?
新品を正規の販売店から購入し、購入証明を保管していれば、通常はメーカー保証の対象になります。中古品、展示品、保証書なしの商品は条件が異なるため、販売ページで確認してください。
まとめ:5,000円以上安いならMCK706Aが有力
MCK707AとMCK706Aは、空気清浄31畳、最大風量7.0m³/分、加湿700mL/h、3.4Lタンク、ツインストリーマ、TAFUフィルター、2WAY給水、スマホ連携まで共通しています。
新旧の実質価格差が3,000円以内なら、発売時期の新しいMCK707Aを選びやすくなります。MCK706Aが5,000円以上安いなら、型落ちがおすすめです。記事作成時点のように約2万円の差がある状況では、旧型のコストパフォーマンスが際立ちます。
購入前には価格だけでなく、幅315×奥行315×高さ760mmの置き場所、約3.4Lの給水、月1回を目安にした水トレーの手入れを続けられるかも確認してください。加湿空気清浄機は、1台にまとめて置き場所を減らす家電であり、水の管理までなくす家電ではありません。
両方の販売ページを開き、送料とポイントを含む実質価格を比べてから、安いほうを選びましょう。


