ROG Xbox Ally X20とAlly Xの違いを比較|約9万円差で買えるのは「速さ」ではない

ゲーム機

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

25万円を超える携帯ゲーミングPCなら、重いゲームも旧型よりずっと快適に動くはず。そんな期待でROG Xbox Ally X20を見ているなら、購入ボタンを押す前に一度立ち止まってください。約17万円のROG Xbox Ally Xと、ゲームの処理を担うAPU、メモリ容量、SSD容量は同じです。

新型に払う差額は、主に7.4型の有機EL画面、操作部の刷新、外観への対価。しかも新型は旧型より41g重くなりました。「最大3.4時間長持ち」も、ゲームの連続プレイ時間が3.4時間延びたという意味ではありません。

結論から言えば、寝室や移動先でHDR対応ゲームの暗い場面を楽しみ、十字キーやスティックの操作にもこだわる人には新型を選ぶ理由があります。遊びたいタイトルを同じ予算で増やしたい人、携帯時の軽さを優先する人なら旧型が堅実です。価格だけでなく、いつ、どんなゲームを、どの姿勢で遊ぶかまで落として比べます。

Amazonでセール中の家電

SSD・ストレージに関連するセールを優先表示中

商品情報取得:2026/09/21 11:41〜2026/09/21 13:40

価格および在庫状況は表示された時点の情報で、変更される場合があります。購入時にはAmazon.co.jpの商品ページに表示される価格・在庫情報が適用されます。

本サイト上で表示される商品情報の一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。内容は随時変更または削除される場合があります。

Amazonのアソシエイトとして、かでくらは適格販売により収入を得ています。

先に答え:新型は映像と指先、旧型は予算の余白を買う

ASUS Storeの2026年9月18日時点の表示価格は、新型が258,800円、旧型が169,800円。差額は89,000円です。販売店の価格やポイント還元は変動しますが、公式ストア同士で比べると判断の土台がはっきりします。

約9万円を追加しても、APUが上位になるわけでも、24GBのメモリや1TBのSSDが増えるわけでもありません。ゲームをインストールする容量、Windows上で動かせるゲーム、フルHD・120Hzという表示の基本線は共通です。新型には冷却機構の改良もあるため、実際のフレームレートが全タイトルで完全一致するとまでは言えません。ただ、発売前のいま「新型ならAAAゲームが何fps速い」と言い切れる比較実測もありません。

暗いシーンの黒、HDRの光、タッチするたびの操作感に毎日触れるなら新型が候補です。フレームレート向上や大容量化を期待しているなら、旧型を選び、残る89,000円をゲーム、microSDカード、外付けモニターなどに回すほうが目的に合います。

ROG Xbox Ally X20(RC74XA)とAlly X(RC73XA)のスペック比較表

比較している旧型は2025年発売の「ROG Xbox Ally X」です。名前の近い2024年発売の「ROG Ally X」とは別製品なので、注文画面の型番を先に確認してください。

項目ROG Xbox Ally X20ROG Xbox Ally X
国内向け型番RC74XA-RZ2R24G1TRC73XA-Z2E24G1T
公式ストア表示価格258,800円169,800円
ディスプレイ7.4型有機EL、1920×1080、120Hz、HDR・VRR対応7型液晶、1920×1080、120Hz、VRR対応
APURyzen AI Z2 ExtremeRyzen AI Z2 Extreme
メモリ/SSD24GB/1TB24GB/1TB
バッテリー容量80Wh80Wh
公称駆動時間動画約14.0時間/アイドル約25.7時間動画約13.9時間/アイドル約22.3時間
重量約756g約715g
十字キー4方向・8方向を切り替えられる可変式固定式
スティックTMR方式従来型
microSDmicroSD Express対応通常のmicroSD対応
発売2026年10月16日予定2025年発売

仕様・価格は新型のASUS製品ページ新型のASUS Store旧型のASUS製品ページで確認しました。駆動時間はメーカー公表値で、ゲームを動かした実測値ではありません。

表から読み取れるのは、「新型=性能の全面刷新」ではない点です。画面と入力装置が目当てでなければ、旧型を安さだけの妥協品と考える必要はありません。

約9万円差の中心は有機EL。どんなゲームで元を取れる?

HDRの夜景や洞窟をよく遊ぶなら、画面の違いは毎回目に入る

新型は7型液晶から7.4型有機ELへ変わり、HDRに対応しました。暗い洞窟でたいまつが光る場面、ネオンが映る夜の街、黒い背景に発光するUI。有機ELは画素ごとに発光を制御できるため、暗部と明部の差を表しやすい方式です。7.4型への拡大も、細かな文字の多いRPGやストラテジーでは歓迎できます。

ただし、ASUSが掲げる「最大1,400nit」は画面全体が常時その明るさで光るという意味ではありません。公式FAQでは、HDRの強いハイライトで使うピーク値と説明し、通常のSDR映像や全画面HDRは600nitとしています。HDRの恩恵にはWindows側とゲーム側の対応・設定も必要です。

明るい室内で競技ゲームを短時間遊ぶだけなら、旧型のフルHD・120Hz液晶も実用的です。どちらも120Hz表示だから、画面が有機ELに替わるだけでゲームの描画コマ数が増えるわけではありません。映像への出費として納得できるかは、所有ゲームのHDR対応状況と、暗い場面をどれだけ楽しむかで決めたいところです。

7.4型になっても「大画面PC」にはならない

画面サイズは0.4型増えますが、解像度は両機とも1920×1080です。Windowsの細かな設定画面やキーボード・マウス前提のゲームが、急に読みやすくなるほどの差ではありません。通勤中に小さな文字を長く読むなら、ゲーム内の文字サイズ変更やUI拡大に対応しているかも確認してください。

有機ELには長時間同じ表示を続けたときの焼き付き懸念もあります。携帯機ではHPバーやミニマップを固定表示しがちです。購入前にメーカーの保証条件を確認し、使わないときは画面を消す、明るさを必要以上に上げ続けないといった使い方も考えておきましょう。「有機ELだから必ず焼き付く」とも、「絶対に焼き付かない」とも言えません。

「最大3.4時間延長」をゲームの電池持ちだと思わない

バッテリー容量は両機とも80Whです。メーカー公表の駆動時間を引くと、新型のアイドル時は25.7時間、旧型は22.3時間で、たしかに3.4時間の差があります。ところが動画再生では約14.0時間と約13.9時間。差は約6分です。新型の公表資料旧型のASUS Store仕様で測定条件を見分ける必要があります。

アイドル時はゲームを動かしていない状態です。通勤の片道で重いゲームを遊ぶなら、実際の持続時間は作品、画質設定、画面輝度、電力モード、Wi-Fi接続などで変わります。「新型ならあと3.4時間プレイできる」を購入理由にするのは危険です。発売後に同じゲーム・同じ設定・同じ輝度で測ったレビューが出るまでは、ゲーム時の優劣は保留にするのが妥当でしょう。

出張で電源が取りにくい人ほど、数字の大きいほうへ飛びつきたくなります。けれども移動中のゲーム時間を決めるのは、カタログのアイドル値ではなく、普段遊ぶタイトルと電力設定です。買い替え前に自分のプレイ条件を決めておけば、発売後の実測レビューも役立てやすくなります。

十字キーとTMRスティックは、遊ぶジャンルで価値が変わる

新型の十字キーは、4方向と8方向を物理的に切り替えられます。上下左右の押し分けを重視する2Dアクションやメニュー操作と、斜め入力を使いたい格闘ゲーム・レトロゲームを行き来するなら、毎回指に触れる差です。十字キーをほとんど使わず、スティック中心のRPGばかり遊ぶなら、出番は限られます。

TMRスティックも新型の目玉です。磁気を利用して位置を読み取るため、接点の摩耗に由来するドリフトへの耐性が期待できます。ただし「ドリフトが絶対に起きない」保証ではありません。入力設定、部品の個体差、他の故障要因は残ります。旧型を長く使ってスティックのズレに悩んでいる人には魅力的でも、正常に動く旧型から替える理由がTMRだけなら、89,000円は高い買い物です。

グリップやボタンの形状、冷却機構も見直されています。手の大きさや握り方で好みが分かれる部分なので、可能なら店頭で持ち比べてください。長時間の寝転びプレイでは、握りやすさと重さを合わせて確かめるのが近道です。

新型は41g重い。スキマ時間の遊びやすさも比較したい

新型は約756g、旧型は約715g。幅も新型が約300mm、旧型が約290mmです。公式仕様にある数字は小さく見えても、座席で持ち続ける時間やバッグの内寸には響きます。グリップの改良によって体感の重さが必ず増すとは限りませんが、新型を「より軽く、より小さくなったモデル」と思って買うのは避けてください。

とくに仕事帰りの電車では、片手を離して吊り革を持つ場面があります。携帯PCを両手で支えて遊べるのは、座れたときや荷物を置けるときに限られます。新型の有機ELが魅力でも、そもそも通勤で取り出せる頻度が低いなら、9万円の画面投資は回収しづらいでしょう。反対に、帰宅後のソファや寝室が主戦場なら、重量より画面を見る時間の長さが効いてきます。

買う前に、今使っているバッグへ幅300mm級の本体と保護ケースが入るか確認を。画面保護や持ち歩き用ケースの費用も、本体価格とは別に見ておきたいところです。

ストレージは同じ1TB。microSD Expressに買い替えが必要?

両機の内蔵SSDは1TBで、ゲームを何本保存できるかの基本条件は同じです。新型はmicroSD Expressに対応し、高速な対応カードならカード上のデータをより速く読み書きできる余地があります。ただ、対応スロットだから全ゲームのロードが必ず速くなる、という話ではありません。カード自体の性能、ゲームの読み込み方、内蔵SSDとの使い分けで結果は変わります。

旧型で使っていた通常のmicroSDカードを捨てる必要もありません。ASUSのFAQは、UHS-Iを含む従来カードとの互換性を案内しています。UHS-IIカードはUHS-I相当の速度になるとの注意もあります。新型を買うなら最初から高額なExpressカードも買う、という予算の組み方は不要です。まず1TBを使い、容量が足りなくなってから追加を考えられます。

どっちを買うべき?「プレイ時間」より「画面を見る時間」で決める

新型が合うのは、映像と操作に毎日触れる人

寝室でHDR対応の大作をじっくり遊ぶ、暗いシーンの見え方を重視する、格闘ゲームと2Dゲームで十字キーを使い分けたい。そんな使い方ならROG Xbox Ally X20がおすすめです。APUが同じでも、視線と指先が触れる部分には明確な変更があります。予算に余裕があり、7.4型有機ELと新しい操作部そのものが欲しい人向けです。

旧型で十分なのは、ゲーム本数と支払額を優先する人

フルHD・120Hzで手持ちのPCゲームを遊べればよく、HDRや可変式十字キーにこだわらない。そんな人にはROG Xbox Ally Xが合います。同じAPU、24GBメモリ、1TB SSDを約89,000円低い公式表示価格で買えるのが最大の強みです。差額でゲームや周辺機器をそろえたほうが、遊ぶ時間そのものは充実するかもしれません。

初代ROG AllyやSteam Deckから乗り換える場合も、いきなり新型だけを見ないほうがいいでしょう。手元の機種との性能差、所有するゲームの対応状況、Windowsの操作に慣れる手間を分けて考えると、約9万円を画面にかけるべきか判断できます。

予約前に見るのは発売日と型番。44万円台のセットは別商品

新型の国内予約は2026年9月17日に始まり、発売予定日は10月16日です。発売前のため、長期使用後の電池劣化、TMRスティックの耐久性、同一条件でのゲーム駆動時間について購入者の口コミはまだ判断材料にできません。先行レビューを見る際も「実機で何時間、どのゲームを、どの設定で試したか」を確認してください。

単体版の正式型番はRC74XA-RZ2R24G1T、比較対象の旧型はRC73XA-Z2E24G1Tです。商品名が似た2024年のROG Ally Xや、APUの異なるROG Xbox Allyとの取り違えを防ぐには、商品ページの型番欄まで見るのが確実です。旧型の安値が中古・整備済み品の場合は、新品と同列に比べず、保証やバッテリーの状態も確認しましょう。

44万2,800円の「ROG Xbox Ally X20 Bundle」もあります。単体版とは別のRC74XA-TW241TBMEGAで、メーカー案内によるとROG XREAL R1 Edition 20、dbrand製Killswitch、ペリカン製ケースが付属します。単体版との差は184,000円。ARグラスまで使う予定がないなら、セットの豪華さだけで選ぶ必要はありません。ARグラス自体の見え方や用途を整理したい人は、かでくらのXREAL One ProとXREAL Oneの比較記事も参考になります。セット付属のROG XREAL R1とは別製品なので、価格や性能を同一視せず読んでください。

よくある質問

新型のほうがゲームのフレームレートは高いですか?

両機のAPUはRyzen AI Z2 Extremeで、メモリ容量も同じです。新型には冷却機構の改良があるため、条件次第で違いが出る可能性はありますが、発売前の現時点で全ゲームのfps向上を約束できません。描画性能の向上だけを目当てに予約するより、同一ゲーム・同一設定の発売後レビューを待つほうが安全です。

バッテリーはゲームでも3.4時間長持ちしますか?

いいえ。3.4時間はメーカー公表のアイドル時の差です。動画再生の公称値は約14.0時間対約13.9時間で、差は約6分。ゲーム時の差はタイトルと設定によって変わるため、アイドル値から換算できません。

通常のmicroSDカードやPCゲームのライブラリは使えますか?

新型のmicroSD Expressスロットは従来のmicroSDカードと互換性があります。両機ともWindows 11搭載の携帯ゲーミングPCなので、対応するPCゲームストアのライブラリを使えます。ただし、Xboxという名前でも据置型Xbox専用ディスクを本体へ入れる機械ではありません。所有ゲームがPC版として利用できるか、購入・サブスクリプションの権利を確認してください。

有機ELのためだけに旧型から買い替えるべきですか?

旧型の動作に不満がなく、液晶画面も気にならないなら急ぐ必要はありません。暗所のHDR表現、画面の大きさ、十字キーとスティックの変更を実際に使うなら検討に値します。買い替え時は旧型の売却額を差し引いた実負担と、新型の約41g増を合わせて判断しましょう。

まとめ:9万円でゲームの中身は増えない。遊び方に払えるなら新型

ROG Xbox Ally X20ROG Xbox Ally Xは、APU・24GBメモリ・1TB SSDが共通です。公式ストア価格の差は89,000円。新型で得られる中心は7.4型有機ELのHDR画面、可変式十字キー、TMRスティック、改良された持ち手。代わりに本体は41g重くなります。公称の「+3.4時間」はアイドル時であり、ゲームの追加プレイ時間ではありません。

夜のソファで映像に浸り、操作の手触りまで楽しみたいなら新型。同じAPUの携帯PCを手頃に手に入れ、差額を遊ぶ作品へ使いたいなら旧型です。購入前に単体版の正式型番、販売価格、新品か中古か、納期を確かめ、自分が毎日触れる部分にお金を使ってください。

タイトルとURLをコピーしました