テレビCMで「月々244円」という数字を見て、ドリンクキューブが気になった方は多いと思います。ウォーターサーバーが月244円で使えるなら、たしかに安い。
ただ、実際に調べはじめると引っかかる点が出てきます。本体価格が58,800円と書かれている。244円というのは何の費用なのか。炭酸水を作るガスシリンダーは別料金ではないのか。電気代は含まれているのか。
結論から書くと、「月々244円」は浄水機能だけを使った場合の数字です。炭酸水を毎日作るなら、月に800円から1,200円ほどが上乗せされます。電気代も含まれていません。
とはいえ、244円という数字が嘘というわけでもありません。使い方によって金額が大きく動く製品なので、自分の使い方に当てはめて計算しないと判断できないだけです。
この記事では、本体価格から消耗品、電気代まで含めて、ドリンクキューブに実際いくらかかるのかを整理しました。使い方別に3年間の総額もシミュレーションしています。レンタル型ウォーターサーバーやペットボトルとの損益分岐点まで出したので、買うかどうかの判断材料になるはずです。
先に結論:ドリンクキューブの費用まとめ
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 本体価格 | 58,800円(税込) |
| 専用スタンド(別売) | 18,500円 |
| 交換用カートリッジ | 150Lごとに交換。月36L使用で約244円/月 |
| 交換用ガスシリンダー60L | 2,380円(炭酸水500mlあたり約20円) |
| 交換用ガスシリンダー142L | 3,980円(炭酸水500mlあたり約14円) |
| 電気代 | メーカー公表値なし(後述で推定) |
使い方別の月額イメージ
| 使い方 | 月額の目安(電気代除く) |
|---|---|
| 浄水・冷水・熱湯のみ | 約244円 |
| 炭酸水を週3回500ml | 約410円 |
| 炭酸水を毎日500ml | 約660円 |
| 炭酸水を毎日1L | 約1,080円 |
炭酸水をどれだけ作るかで、月額が4倍以上変わります。判断の分かれ目はそこにあります。
本体価格は58,800円
ドリンクキューブの正式名称は「drinkmate×BRITA 多機能ウォーターサーバー drinkcube」です。ドリンクメイトを展開する株式会社シナジートレーディングが、2026年4月22日に発売しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 品番 | DRM1043 |
| 価格 | 58,800円(税込) |
| カラー | ブラック |
| 本体サイズ | 幅265×奥行390×高さ473mm |
| レバー・ハンドル込み | 幅307×奥行405×高さ473mm |
| 重量 | 約10kg |
| タンク容量 | 6.85L |
| 冷水温度 | 10℃±5℃ |
| 温水温度 | 85℃±5℃ |
| 給水量 | 150ml/250ml/350ml |
| 消費電力 | 300W |
| 保証期間 | 3年間 |
| 対応ガスシリンダー | 60L・142L |
付属品に何が入っているか
購入時に同梱されるものを把握しておくと、追加購入の判断がしやすくなります。
- 本体
- 電源コード
- 専用Sサイズボトル(ブラック)
- 専用ボトル用キャップ
- BRITAカートリッジ
- 60Lガスシリンダー
カートリッジとガスシリンダーが1本ずつ入っているので、買ってすぐに消耗品代がかかるわけではありません。60Lガスシリンダーは炭酸水に換算して60L分なので、毎日500mlなら4か月ほど持つ計算になります。
DRM1044という型番を見かけたら
検索していると「DRM1044」という別の品番が出てきます。こちらは142Lガスシリンダーが付属するエディオン限定モデルです。
標準のDRM1043には60Lシリンダーが付きますが、DRM1044には容量の大きい142Lシリンダーが付きます。炭酸水をよく飲む見込みなら、最初から142Lが付いてくるほうが割安になります。単品で買うと3,980円するシリンダーなので、価格差次第で検討する価値があります。
別売のスタンドは18,500円
床置きで使いたい場合、専用の自立式スタンド(DRM1045)が別売で用意されています。価格は18,500円です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 幅312×奥行407×高さ790mm(組み立て時) |
| 重量 | 約12.8kg |
| 素材 | 木・ステンレス・スチール |
ガスシリンダーを立てた状態で3本収納でき、引き出しにはカートリッジやグラスをしまえます。
本体とスタンドを両方買うと77,300円になります。カウンターに置ける場所があるなら不要ですが、キッチンが手狭で置き場所を作らなければならないなら、初期費用に加えて考えておく必要があります。
「月々244円」の正体
メーカーは月々約244円という数字を打ち出しています。ただし条件が付いています。
月36L使用時(電気代除く)
月36Lという前提は、1日あたり約1.2Lです。1人か2人暮らしで、飲用と料理に使う程度の量になります。4人家族で料理にも使うなら、月36Lでは足りません。
電気代除くとも明記されています。冷水と熱湯を常時用意する機械なので、電気は当然かかります。
そして最も重要な点として、244円にガスシリンダー代は含まれていません。244円はカートリッジ代に相当する金額です。
なぜカートリッジ代だとわかるのか
計算すると裏が取れます。
ドリンクキューブが使うのはBRITAの「マクストラプロ ピュアパフォーマンス」で、カートリッジ1個あたりの総ろ過水量は150Lです。月36Lなら、150÷36で約4.2か月に1回の交換になります。
244円×4.2か月=約1,020円。カートリッジ1個の価格として妥当な水準です。逆算すると、244円という数字がカートリッジ代だけを月割りしたものだと説明がつきます。
つまり、浄水・冷水・熱湯だけを使う人にとっては、244円という数字はおおむね正しいわけです。炭酸機能を使う前提なら、別の計算が必要になります。
炭酸水を作ると、いくら上乗せされるか
ドリンクキューブの目玉は炭酸機能です。ガスシリンダーが消耗品になります。
| シリンダー | 価格 | 炭酸水500mlあたり |
|---|---|---|
| 60Lガスシリンダー | 2,380円 | 約20円 |
| 142Lマグナムガスシリンダー | 3,980円 | 約14円 |
500mlあたり6円の差は小さく見えますが、積み上がると効いてきます。
使用頻度別の月額
| 炭酸水の使用量 | 60Lシリンダー | 142Lシリンダー |
|---|---|---|
| 週3回・500ml | 約260円 | 約168円 |
| 毎日500ml | 約600円 | 約420円 |
| 毎日1L | 約1,190円 | 約840円 |
| 毎日1.5L | 約1,790円 | 約1,260円 |
毎日1Lの炭酸水を作る家庭では、60Lシリンダーだと月1,190円、142Lなら月840円かかります。年間にすると4,200円の差です。
炭酸水を飲む習慣があるなら、142Lマグナムシリンダーを選んでください。60Lシリンダーは付属品として1本入っていますが、使い切ったあとは142Lに切り替えたほうがランニングコストが下がります。交換の手間も、容量が大きいぶん減ります。
合計するとこうなる
カートリッジ代244円と合算した月額です。
| 使い方 | カートリッジ | ガス(142L) | 合計 |
|---|---|---|---|
| 浄水のみ | 244円 | 0円 | 244円 |
| 炭酸 週3回500ml | 244円 | 168円 | 412円 |
| 炭酸 毎日500ml | 244円 | 420円 | 664円 |
| 炭酸 毎日1L | 244円 | 840円 | 1,084円 |
炭酸水を毎日1L飲む家庭でも、月1,100円弱です。ペットボトルの炭酸水を1日1本(500ml)買うと、1本80円としても月2,400円かかります。炭酸水を日常的に飲む人ほど、金額の差が大きくなる製品だとわかります。
電気代はいくらかかるのか
メーカーは電気代を公表していません。「月々244円」の但し書きにも電気代除くと明記されています。
判断材料になるのは定格消費電力300Wという数値です。ただし、300Wが常時かかるわけではありません。冷水と熱湯を保つために断続的に稼働する仕組みなので、実際の消費電力は使用状況によって変わります。
浄水型ウォーターサーバー全般の実測値を踏まえると、月あたり400円から800円程度を見込んでおくのが現実的です。あくまで推定値なので、正確な金額は使用開始後に実測するしかありません。
ドリンクキューブにはスリープモードとECOモードが用意されています。夜間や不在時に稼働を抑えられるので、使い方次第で電気代は下げられます。3本のUVライトによるタンク内殺菌は、30分作動して2時間休むというサイクルで動いています。
電気代を含めた実質的な月額は、次のように考えてください。
| 使い方 | 消耗品 | 電気代(推定) | 実質月額 |
|---|---|---|---|
| 浄水のみ | 244円 | 400〜800円 | 約650〜1,050円 |
| 炭酸 毎日1L | 1,084円 | 400〜800円 | 約1,500〜1,900円 |
「月244円」という広告の数字と、実際に財布から出ていく金額には開きがあります。とはいえ、実質1,000円前後で浄水・冷水・熱湯・炭酸水がまかなえるなら、金額としては納得できる水準です。
▶ ドリンクキューブの月額を詳しく検証|プラン別のコスト比較
3年間の総額シミュレーション
保証期間が3年なので、3年使う前提で総額を出してみます。電気代は月600円で計算しました。
| 使い方 | 本体 | 消耗品(36か月) | 電気代(36か月) | 3年総額 |
|---|---|---|---|---|
| 浄水のみ | 58,800円 | 8,784円 | 21,600円 | 89,184円 |
| 炭酸 週3回 | 58,800円 | 14,832円 | 21,600円 | 95,232円 |
| 炭酸 毎日500ml | 58,800円 | 23,904円 | 21,600円 | 104,304円 |
| 炭酸 毎日1L | 58,800円 | 39,024円 | 21,600円 | 119,424円 |
炭酸水を毎日1L作る一番コストがかかる使い方でも、3年で約12万円。月あたりに直すと約3,300円です。
スタンドを追加する場合は、上記に18,500円を足してください。
レンタル型ウォーターサーバーと比べるとどうか
メーカーは「ランニングコストの差により、約20ヶ月で初期費用を回収可能」と説明しています。根拠を確かめてみます。
浄水型のレンタルサーバーは、月額3,300円から4,000円程度が相場です。3年間なら118,800円から144,000円になります。
| ドリンクキューブ(炭酸毎日500ml) | レンタル型(月3,500円) | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 58,800円 | 0円 |
| 3年総額 | 約104,300円 | 126,000円 |
| 5年総額 | 約135,000円 | 210,000円 |
2年目の後半あたりで逆転する計算になります。メーカーの「約20か月で回収」という説明と、おおむね一致します。
長く使うほど買い切り型が有利になる構造です。5年使えば7万円以上の差が出ます。
一方で、レンタル型には壊れたときの無償交換や、解約すれば費用が止まるという利点があります。買い切り型は3年保証が切れたあとに故障すれば、修理費か買い替え費が自己負担です。引っ越しやライフスタイルの変化で使わなくなっても、58,800円は戻ってきません。
金額だけを見れば買い切りが有利で、リスク分散を重視するならレンタルという整理になります。
ペットボトルと比べた損益分岐点
もう一つの比較対象は、店で買う水と炭酸水です。
炭酸水を毎日500ml買っている場合 1本80円として月2,400円、年28,800円。ドリンクキューブの炭酸コストは月420円(142Lシリンダー)なので、年間で約23,700円の差になります。本体代58,800円は、2年半ほどで回収できます。
ミネラルウォーターを月36L買っている場合 2Lボトルを1本120円とすると18本で2,160円、年25,920円。カートリッジ代は年2,928円なので、年間約23,000円の差。こちらも2年半程度で回収できます。
両方を買っている家庭なら、回収期間はさらに短くなります。逆に、水道水をそのまま飲んでいて炭酸水も飲まない家庭では、回収という概念自体が成り立ちません。純粋に「おいしい水と炭酸水が飲めるようになる」ことへの58,800円という買い物になります。
ペットボトルを運ぶ手間、置き場所、ゴミ出しの負担をどう評価するかも判断材料です。金額に換算しにくい部分ですが、重い荷物を持たなくてよくなる価値は実際には小さくありません。
どこで買うのが安いのか
ドリンクキューブは全国の家電量販店、百貨店、オンラインショップで購入できます。
ドリンクメイト公式楽天市場店では、予備の142Lガスシリンダーやステンレスタンブラーが付いたスターターセットが用意されることがあります。単品で3,980円するシリンダーが付くなら、実質的な値引きになります。
エディオンでは142Lシリンダー付きのDRM1044が扱われています。
Yahoo!ショッピングや楽天市場では、ポイント還元を含めた実質価格が変わります。ポイント倍率の高い日を狙うと、数千円分の差が出ます。
本体価格そのものは大きく変動しにくい製品なので、付属品とポイント還元で比較するのが実際的です。急ぎでなければ、セール時期を待つ判断もあります。
よくある質問
ドリンクキューブに月額料金はかかりますか
固定の月額料金はありません。買い切り型なので、契約や解約という概念がなく、使った分だけ消耗品代がかかる仕組みです。「月々244円」という表現は、カートリッジ代を月割りした目安であり、契約料金ではありません。
レンタルはできますか
本体は買い切り販売です。月額制で借りたいなら、ウォータースタンドやエブリィフレシャスといった浄水型レンタルサーバーが選択肢になります。ただし炭酸機能が付く機種は限られます。
カートリッジはブリタの市販品が使えますか
ドリンクキューブが使うのはBRITAのマクストラプロ ピュアパフォーマンスです。ブリタのポット型・タンク型浄水器の全モデルに対応する汎用カートリッジなので、家電量販店やオンラインで入手できます。専用品を取り寄せる必要はありません。
カートリッジの交換時期はどうやってわかりますか
本体に交換通知機能が付いています。ガスシリンダーの残量についても通知が出ます。交換を先延ばしにすると浄水性能が落ちるので、通知が出たら早めに交換してください。
ガスシリンダーはどこで交換できますか
ドリンクメイトのガスシリンダーは、公式サイトや家電量販店で交換用を購入できます。使い終わったシリンダーは返却する仕組みです。60Lと142Lの両方に対応しているので、途中で容量を変えることもできます。
電気代を抑える方法はありますか
スリープモードとECOモードが搭載されています。就寝中や日中の不在時に稼働を抑えれば、消費電力を減らせます。熱湯機能を使わない時期は、設定を見直す価値があります。
4人家族でも足りますか
タンク容量は6.85Lです。飲用だけなら足りますが、料理にも使うなら1日に何度か補充する必要があります。メーカー想定の月36Lは1〜2人向けの水準なので、4人家族ならカートリッジの交換頻度が上がり、月あたりのコストも比例して増えます。
まとめ
ドリンクキューブの費用を整理します。
- 本体は58,800円(税込・DRM1043)。60LガスシリンダーとBRITAカートリッジが付属
- 専用スタンドは別売18,500円。両方で77,300円
- 「月々244円」は浄水のみを使った場合の数字。カートリッジ代に相当し、ガス代と電気代は含まれない
- 炭酸水を毎日1L作るなら、ガス代が月840円(142Lシリンダー)上乗せされる
- 電気代はメーカー未公表。月400〜800円程度と見込んでおく
- 3年総額は使い方次第で約89,000円〜約119,000円
- レンタル型との損益分岐は20か月前後。長く使うほど買い切りが有利
判断の分かれ目は、炭酸水を飲む習慣があるかどうかです。すでにペットボトルの炭酸水を毎日買っているなら、2年半ほどで元が取れます。水道水をそのまま飲んでいて炭酸も飲まない家庭では、回収という考え方が成り立ちません。
もう一点、58,800円を先に払う買い切り型である以上、使わなくなったときのリスクは自分で負うことになります。3年保証は手厚いほうですが、切れたあとの故障は自己負担です。設置場所を確保できるか、生活が変わる予定がないかも含めて考えてください。
実際の使い勝手や、買って後悔しやすいポイントについては、口コミをまとめた記事で詳しく検証しています。
▶ drinkcubeの口コミレビュー|満足できる人・後悔しやすい人
▶ ドリンクキューブの月額を検証|他社サーバーとのコスト比較
▶ ブリタ キューブクールの電気代|炭酸なしで安く済ませたい方はこちら
※価格・仕様・キャンペーン内容は変動します。購入前に公式サイトまたは各販売店で最新情報をご確認ください。

