ソニーのウォークマンWM1シリーズに、新型の「NW-WM1AM3」が登場します。ソニーのニュースリリースによると、発売は2026年11月27日の予定で、価格はオープン価格、市場推定価格は347,000円前後です。カラーはブラックで、記憶容量は128GBです。
ソニーはこのリリースの注記で、NW-WM1AM3の従来機種として「NW-WM1AM2」をはっきり挙げています。この記事では、ソニーのニュースリリースと製品ページ(新型は特長ページ、旧型は仕様表)をもとに、2機種の違いと選び方をまとめます。
NW-WM1AM3はまだ発売前の製品です。この記事は実機を使った感想ではなく、ソニーが公開している情報を整理したものです。新型の詳しい仕様表(寸法・質量・出力など)は、ソニーの製品ページでまだ公開されていないため、その項目は旧型の数字だけを載せています。

WM1Aの新しいウォークマンだね。NW-WM1AM2から何が変わるの?

裏側の素材が銅になって、電源まわりも強化されるんだ。画面も大きくなるよ。ソニーが従来機種と比べて書いているところを順に見ていこう。
NW-WM1AM3とNW-WM1AM2の違いを一覧で
ソニーのニュースリリースと製品ページで、新旧の違いとして読み取れる項目を表にまとめます。新型の欄は発表とNW-WM1AM3の特長ページ、旧型の欄はNW-WM1AM2の仕様表の値です。
| 項目 | NW-WM1AM3(新型) | NW-WM1AM2(旧型) |
|---|---|---|
| 発売 | 2026年11月27日予定 | 発売済み(従来機種) |
| 価格 | オープン価格(市場推定価格347,000円前後) | — |
| メインシャーシ | 総削り出しアルミ | アルミ |
| リアシャーシ | 金メッキ無酸素銅 | アルミ |
| 大容量固体高分子コンデンサー | 2基 | 1基 |
| ディスプレイ | 5.5インチ | 5.0型 HD(1280×720ドット) |
| ほかの音楽アプリでの連続再生 | 従来機種比 約72%向上(バランス接続・MP3 128kbps・オフラインモード) | 約18時間(バランス標準ジャック・MP3 128kbps・オフラインモード) |
| 内蔵メモリー(使える容量) | 128GB(約91GB) | 128GB(約103GB) |
| Bluetoothの主なコーデック | LDAC、aptX Adaptive(特長ページ) | SBC、AAC、LDAC、aptX、aptX HD |
ひと言でまとめると、NW-WM1AM3は「筐体と電源、オーディオラインに手を入れ、ストリーミングでの再生時間と画面の大きさを伸ばした新型」です。一方で、使える容量は旧型の約103GBから約91GBに減ります。
新型NW-WM1AM3で進化するポイント
リアシャーシをアルミから銅へ
ソニーのニュースリリースによると、NW-WM1AM3は総削り出しアルミのメインシャーシに、従来機種のアルミリアシャーシに代えて金メッキ無酸素銅のリアシャーシを新たに採用しています。基板とリアシャーシをそれぞれメインシャーシへ直接固定することで、低抵抗化とグラウンドの安定を図り、伸びと透明感のある音にしたと説明しています。
特長ページによると、背面のリアパッドは無酸素銅リアシャーシとの直接接触を防ぎ、音への影響に配慮したものです。レザー調の仕上げで、手触りにもこだわったとしています。
コンデンサーと電源ケーブル
大容量固体高分子コンデンサーは、従来機種の1基から2基に増えました。デジタルブロックとアナログブロックに独立して配置し、オーディオブロックへのノイズの干渉を減らしています。
バッテリーからオーディオ回路への電源には、専用のOFCケーブルによる直結を新たに採用しました。ソニーは、これで力強い音を実現するとしています。
LCフィルターと内部配線
バランス出力のLCフィルターには、4N無酸素銅を巻き線に使った大型コイルを新たに搭載しました。筐体と基板の間にある、デジタルグラウンドを強化する無酸素銅切削ブロックは、従来機種より物量が約34%増えています。
アンプからφ4.4mmヘッドホン端子までの内部配線には、低抵抗のOFCケーブルを使っています。上位のNW-WM1ZM3はここに太径のKIMBER KABLEを使っており、WM1シリーズの2機種で分かれる部分です。
先読み型ノイズシェーパー
ソニー独自のフルデジタルアンプ「S-Master HX」に、「先読み型ノイズシェーパー」を新たに搭載しました。量子化ノイズを先読みして計算し、急な音の立ち上がりにも追従することで、迫力のある低音とクリアでスピード感のある音を再現するとしています。NW-WM1AM3では、効果の異なる3タイプの設定から好みに合わせて選べます。
ストリーミングでの再生時間
NW-WM1AM3はAndroid OSとWi-Fiに対応し、ストリーミングサービスやダウンロードサービスを本体から直接使えます。新しいプラットフォームの採用で、これらのサービスを使うときの連続再生時間が従来機種より約72%向上したとしています。条件はバランス接続、MP3 128kbps、オフラインモードでの再生です。旧型の仕様表では、同じ条件のほかの音楽アプリで約18時間でした。
特長ページでは、96kHzのFLACハイレゾ音源を最大33時間再生できると紹介されています。旧型の仕様表では、W.ミュージックでの96kHz/24bit FLACの再生が約40時間(バランス標準ジャック)です。ソニーが「約72%向上」とうたっているのはストリーミングサービスやダウンロードサービスを使うときで、W.ミュージックで手持ちの音源を聴く時間が伸びるとは書いていません。新型の仕様表が出たら、同じ条件の数字で見比べましょう。

ストリーミングはかなり伸びるけど、手持ちのハイレゾを聴く時間は別なんだね。

そこが見落としやすいところだね。主にストリーミングで聴くのか、W.ミュージックで聴くのかで、新型の伸びの感じ方が変わるよ。
DSDリマスタリングとDSEE Ultimate
PCM音源を11.2MHz相当のDSD信号に変換する「DSDリマスタリングエンジン」は、有線接続のときに「W.ミュージック」以外の音楽アプリでも使えるようになりました。ストリーミングサービスで再生する曲も、DSDリマスタリングで楽しめます。圧縮音源をAI技術で高音質にアップスケールする「DSEE Ultimate」は、ワイヤレス接続のときやストリーミングサービスを使うときにも適用できます。
5.5インチの画面
ディスプレイは、従来機種より大きい5.5インチになりました。ホーム画面を使い方に合わせてカスタマイズでき、アルバムのジャケット写真を大きく表示できます。旧型のNW-WM1AM2は5.0型のHDディスプレイです。
このほか、特長ページでは11.2MHzのDSDネイティブ再生とPCM 384kHz/32bitの再生、4.4mmのバランス接続、USB 3.2 Gen1対応のUSB Type-Cポート、SDカードスロットが紹介されています。パッケージには、プラスチックを使わない包装を採用しています。
旧型NW-WM1AM2の仕様と買い方
寸法・出力・充電時間
ソニーの製品ページにあるNW-WM1AM2の仕様表から、主な数字を抜き出します。NW-WM1AM3の寸法・質量・ヘッドホン出力は、ソニーの仕様表が公開されてから比べられるようになります。画面が5.5インチになる分、新型の大きさは見ておきたいところです。
| 項目 | NW-WM1AM2(旧型) |
|---|---|
| 内蔵メモリー | 128GB(使える容量 約103GB)+microSDカード |
| ディスプレイ | 5.0型(12.7cm)、HD(1280×720ドット) |
| 外形寸法(幅×高さ×奥行) | 約75.6×141.4×20.8mm(最大外形 約80.5×142.5×20.8mm) |
| 質量 | 約299g |
| ヘッドホン実用最大出力(JEITA 16Ω) | ステレオミニ 60mW+60mW/バランス標準 250mW+250mW(ハイゲイン出力時) |
| 連続再生(W.ミュージック・バランス標準ジャック) | MP3 128kbps 約40時間/FLAC 96kHz/24bit 約40時間 |
| 充電時間 | 約4.5時間(満充電)、約3時間(約80%まで) |
使える容量の差
ソニーの製品ページで「実際に使用可能な容量」は、NW-WM1AM3が約91GB、NW-WM1AM2が約103GBです。どちらも記憶容量は128GBですが、新型は本体に入れておける音楽ファイルの量が約12GB少なくなります。どちらもmicroSDカードで容量を足せます。
ワイヤレスで聴くときの数字
旧型のNW-WM1AM2の仕様表では、Bluetoothの送信モードでLDAC(接続優先)を使い、W.ミュージックで96kHz/24bitのFLACを再生したときの電池もちが約18時間です。新型のワイヤレス再生時の時間は、まだ製品ページに載っていません。ワイヤレスイヤホンが中心の人は、新型の仕様表が出てからこの項目を見比べると判断しやすくなります。
旧型を新品で買える場所
記事作成時点では、Amazon.co.jpのNW-WM1AM2の販売ページで新品の出品が見当たらず、中古品のみでした。旧型を新品で手に入れたい場合は、販売店ごとに新品か中古か、保証がどうなっているかをよく見てください。
新型のNW-WM1AM3は、記事作成時点でAmazon.co.jpのe☆イヤホンが予約価格346,500円で予約を受け付けていました。価格や出品の状況は日々変わるため、購入前に各販売店で最新の表示を見てください。
WM1AM3とWM1AM2のよくある質問
NW-WM1AM3はいつ発売?
ソニーのニュースリリースでは、2026年11月27日発売予定です。価格はオープン価格で、市場推定価格は347,000円前後とされています。
NW-WM1ZM3とは何が違う?
同じ日に発表されたNW-WM1ZM3は、メインシャーシに純度約99.99%(4N)の総削り出し無酸素銅を使い、内部配線に太径のKIMBER KABLEを使った最上位モデルです。記憶容量は256GBで、市場推定価格は655,000円前後です。NW-WM1AM3はアルミのメインシャーシとOFCの内部配線で、128GBです。
Just earの音質調整モデルとは?
一人ひとりの耳の形に合わせて手づくりするイヤホン「Just ear」で、NW-WM1ZM3の音質設計者が協力してチューニングしたモデルが、12月上旬に発売予定と発表されています。詳しくはJust earの取扱店舗に問い合わせるよう案内されています。
結局、おすすめはどっち?
かでくらの見立てでは、ストリーミングを中心に聴くなら新型のNW-WM1AM3です。金メッキ無酸素銅のリアシャーシ、2基のコンデンサー、大型コイルなどの改良に加え、ストリーミングでの連続再生が約72%伸び、画面も5.5インチになります。W.ミュージックで手持ちの音源を聴くことが多く、本体の使える容量を大事にしたい人には、旧型のNW-WM1AM2も十分に候補です。
NW-WM1AM3がおすすめな人
- ストリーミングサービスで聴くことが多い人
- 大きな画面でジャケット写真や操作を楽しみたい人
- 銅のリアシャーシや強化された電源に魅力を感じる人
- 発売日まで待てる人
NW-WM1AM3は、WM1シリーズのアルミモデルとして、筐体・電源・オーディオラインをまとめて見直した新型です。ストリーミングをよく使う人ほど、再生時間の伸びと音質機能の広がりを生かせます。発売前なので、届くまでの期間と予約の条件は販売店で見ておきましょう。
NW-WM1AM2がおすすめな人
- W.ミュージックで手持ちのハイレゾ音源を長く聴きたい人
- 本体の使える容量(約103GB)を大事にしたい人
- 新型ほどの予算をかけたくない人
NW-WM1AM2は、W.ミュージックでの再生時間が仕様表で約40時間あり、使える容量も新型より約12GB多い旧型です。記事作成時点ではAmazonで新品の出品が見当たらなかったので、新品で買うのか中古で買うのか、保証の内容まで含めて選んでください。
まとめ|NW-WM1AM3とNW-WM1AM2はストリーミング中心なら新型
ソニーのNW-WM1AM3は、旧型NW-WM1AM2のアルミのリアシャーシを金メッキ無酸素銅に変え、コンデンサーを2基に増やし、OFCの電源ケーブルや大型コイルを加えた新型です。ストリーミングでの連続再生は約72%伸び、画面は5.5インチになります。一方で、使える容量は約91GBに減ります。2026年11月27日の発売予定に合わせて、ストリーミング中心なら新型、手持ちの音源と容量を重視するなら旧型が選びどころです。

どうやって聴くかで選ぶのがよさそうだね。

そうだね。新型の仕様表が出たら、大きさや重さ、再生時間の数字もそろえて見比べよう。




