※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
ヘッドホンの電池切れは、再生時間の短さより「充電する日を覚えていない」ときに起こります。
月曜の通勤では残量があった。水曜のWeb会議でも使えた。金曜の出張へ持ち出したら、移動中に切れた。毎日2~3時間ずつ使う人ほど、最後に充電した日が曖昧になりがちです。
WH-CH730Nは、ノイズキャンセリング(NC)使用時の連続再生が最大50時間へ伸び、折りたためるようになったソニーの新型ワイヤレスヘッドホンです。WH-CH720Nは最大35時間で折りたためませんが、約192gと新型より15g軽く、実売価格も下がっています。
先に結論をまとめると、週5日の通勤に加えて出張へ持ち出す人、屋外通話が多い人にはWH-CH730Nがおすすめです。 収納体積が従来比約40%小さくなり、充電回数も減らせます。
自宅や職場へ置いたまま使う人、軽さと価格を優先する人はWH-CH720Nで十分です。音楽を聴く基本部分は近いため、折りたたみと15時間長い電池へ追加料金を払うかで選ぶと迷いません。
WH-CH730NとWH-CH720Nの違いは9つ
新旧の違いを一覧にしました。
| 比較項目 | WH-CH730N | WH-CH720N |
|---|---|---|
| NCオン時の連続再生 | 最大50時間 | 最大35時間 |
| NCオフ時の連続再生 | 最大75時間 | 最大50時間 |
| 持ち運び | 折りたたみ対応、収納体積約40%減 | スイーベルは可能、折りたたみ非対応 |
| 重量 | 約207g | 約192g |
| 通話 | AIノイズ低減、風ノイズ低減、LE Audio時スーパーワイドバンド | ビームフォーミング、ボイスピックアップ |
| Bluetooth | Ver.6.0、SBC・AAC・LC3 | Ver.5.2、SBC・AAC |
| 音質調整 | 10バンドEQ、Gameプリセット | 従来のEQ |
| 最大音量制限 | 対応 | 非対応 |
| カラー | ブラック、ホワイト、ピンク、ベージュ、ブルー | ブラック、ホワイト、ピンク、ブルー |
| 発売 | 2026年9月18日 | 2023年3月3日 |
最大の違いは音質の派手な変化ではなく、使っていない時間の扱いやすさです。充電器へつなぐ回数、バッグへ収める手間、屋外で通話するときの風音を減らす方向へ進化しています。
50時間再生は「週の途中で充電しない」ための余裕
NCオン時の連続再生は、WH-CH730Nが最大50時間、WH-CH720Nが最大35時間です。新型は15時間長く、約43%増えています。
数字だけでは生活の差が見えにくいため、1日あたりの使用時間で換算します。
| 1日の使用時間 | WH-CH730Nの使用日数目安 | WH-CH720Nの使用日数目安 |
|---|---|---|
| 2時間 | 約25日 | 約17.5日 |
| 3時間 | 約16.7日 | 約11.7日 |
| 5時間 | 約10日 | 約7日 |
| 8時間 | 約6.3日 | 約4.4日 |
公称値からの単純計算であり、音量、通話、接続方法、気温、設定で短くなります。それでも、1日5時間使う場合に「平日1週間を越えられるか」が新旧の分かれ目です。
通勤往復2時間、仕事中3時間なら1日5時間。WH-CH730Nは土日を挟んでも余裕を残しやすく、WH-CH720Nは週末ごとの充電が分かりやすい運用になります。
電池持ちより、充電習慣が決まっている人は旧型でも困らない
毎晩デスクのUSBケーブルへつなぐ人や、週末に必ず充電する人には35時間でも十分です。バッテリーの差が効くのは、充電場所を固定できない出張、学校とアルバイトを行き来する生活、複数端末で長時間使う人です。
新型はNCオフで最大75時間、旧型は最大50時間。静かな自宅でNCを切って使うなら、どちらも長く使えます。50時間という数字だけで新型を選ばず、普段NCをオンにする時間で考えましょう。
充電時間は新型が約3時間、旧型が約3.5時間です。新型は3分で約1時間、10分で約4.5時間再生できる急速充電にも対応します。出発前の短時間充電は助かりますが、充電を忘れない運用まで不要になるわけではありません。
折りたたみは出張バッグの「専用スペース」を減らす
WH-CH720Nはイヤーカップを平らにできますが、ヘッドバンドを内側へ折りたためません。薄くはなるものの、バッグの中では弧を描いた形のままです。ノートPC、充電器、折りたたみ傘の間へ入れると、空いた場所へ収まりにくい弱点があります。
WH-CH730Nは折りたたみ機構を採用し、収納時の体積を従来比で約40%減らしました。小さな通勤リュックや機内持ち込みバッグでは、体積の差が重さ以上に効きます。
ヘッドホンを首へ掛けたまま移動する人には、折りたたみの恩恵が限られます。自宅から職場まで着け続けるなら旧型でも困りません。使わない時間にバッグへしまう人ほど新型が便利です。
新型は15g重い。装着中だけなら旧型が有利
重量はWH-CH730Nが約207g、WH-CH720Nが約192gです。「新型は携帯性が上がった」と聞くと軽量化も期待しやすいのですが、実際には15g増えています。
持ち運びやすさには2種類あります。
- 頭へ着けている間の負担は、約192gのWH-CH720Nが有利
- バッグへしまうときの収まりは、折りたためるWH-CH730Nが有利
数字上の15gだけで装着感は決まりません。側圧、イヤーパッドの当たり、頭の形でも変わります。新型はシワの少ない滑らかなイヤーパッドを採用していますが、眼鏡を使う人や頭頂部が痛くなりやすい人は店頭で15分以上試着すると安心です。
屋外通話が多いならWH-CH730N
新型はマイク位置を見直し、AIを使ったノイズ低減と風ノイズ低減を加えています。駅のホーム、ビルの間、歩道橋のように風と環境音が重なる場所で、相手へ届く声を整える狙いです。
通話品質で見落としやすいのは、聞く側ではなく相手側の体験です。自分には相手の声が聞こえていても、相手から「もう一度お願いします」と言われるなら会議は進みません。外出先から電話やWeb会議へ入る機会が多い人は、音楽の音質差より新型の通話処理を生かせます。
LE Audio接続時は、通話帯域を従来より広げるスーパーワイドバンドに対応します。ただし、接続するスマートフォンやパソコンもLE Audioへ対応している必要があります。端末が非対応なら、新機能をすべて使えるわけではありません。
風切り音低減は無風にする機能ではない
マイク位置と構造の見直しは、屋外利用の改善点です。強風下の音を完全に消したり、混雑した駅で声だけを必ず取り出したりする保証はありません。
重要な会議では静かな場所へ移動し、事前に録音テストをしてください。ヘッドホンの通話性能だけでなく、通信回線や会議アプリの処理でも聞こえ方が変わります。
ノイズキャンセリングは新型が強化。上位機と同じではない
WH-CH730Nは左右の内外へマイクを置くデュアルノイズセンサー構成で、NC性能を高めています。電車の走行音、空調音、カフェのざわつきを抑え、音量を上げすぎずに音楽や動画へ集中しやすくします。
WH-CH720Nもノイズキャンセリングと外音取り込みに対応しており、統合プロセッサーV1を搭載した完成度の高い旧型です。新型へ替えれば周囲の音が消える、と考えるのは早計でしょう。
人の話し声や突発音は、一定の低い走行音より残りやすい傾向があります。最上位のWH-1000Xシリーズと同等の静けさを求める製品でもありません。2万円前後で軽さ、電池、NCをまとめたいシリーズだと考えると、期待とのずれを減らせます。
音質は10バンドEQで「合わない」を直しやすくなった
両モデルとも30mmドライバー、圧縮音源を補うDSEE、360 Reality Audioに対応します。新型はアプリ「Sony | Sound Connect」のイコライザーが10バンドになり、Gameプリセットも選べます。
10バンドEQの利点は、音が必ず高音質になる点ではありません。低音が膨らむ、ボーカルが遠い、高音が刺さると感じたとき、調整する周波数帯を細かく選べる点です。
音質の好みが旧型の標準音で満たされるなら、10バンドは購入理由になりません。音楽、動画、ゲームで音作りを変えたい人には新型が向いています。
LDACには対応しない
新型の対応コーデックはSBC、AAC、LC3です。ソニー製だからLDACにも対応すると考えやすいものの、公式発表にLDACの記載はありません。旧型もSBCとAACです。
AndroidスマートフォンでLDACによるハイレゾ相当のワイヤレス再生を重視する人は、上位モデルも比較してください。LE AudioのLC3は新しい伝送方式ですが、LDACと同じ意味ではありません。
価格差は6,000円以内なら新型を選びやすい
WH-CH730Nの市場想定価格は22,000円前後です。2026年9月9日の調査時点で、WH-CH720Nは15,980円前後から販売されており、価格差は約6,000円でした。
約6,000円で得られる主な差は、次のとおりです。
- NCオンで15時間長いバッテリー
- 折りたたみと約40%小さい収納体積
- 屋外通話向けのAI・風ノイズ低減
- LE AudioとLC3
- 10バンドEQ
- 最大音量制限とセーフリスニング
- 新品在庫を長く選びやすい新モデル
毎日持ち歩くなら、3年間で1日あたり約5.5円です。通勤バッグへ収めやすく、週途中の充電を減らせるなら、約6,000円は回収しやすいでしょう。
価格差が8,000~1万円へ広がるなら、旧型の魅力が増します。自宅中心で折りたたまず、35時間で足りる人は、浮いた予算をケースや音楽サービスへ回せます。
型落ちは在庫が減ると値上がりする場合もあります。「旧型だから必ず安い」と決めず、同じ色、同じ新品条件、送料込みで比べてください。
WH-CH730Nがおすすめな人
WH-CH730Nが向いているのは、次のような人です。
- 通勤、通学、出張で毎日持ち歩く
- NCをオンにして1日5時間前後使う
- バッグの中でヘッドホンが場所を取るのが気になる
- 屋外や駅で電話、Web会議をする
- 10バンドEQで音を細かく整えたい
- 対応端末でLE Audioを使いたい
- 価格差が6,000円程度なら使い勝手を優先したい
WH-CH720Nがおすすめな人
WH-CH720Nがおすすめなのは、次のような人です。
- 自宅や職場へ置いたまま使う
- 折りたたみより約192gの軽さを優先する
- NCオンで最大35時間あれば足りる
- SBC・AAC接続で困らない
- 通話は静かな室内が中心
- 新旧の価格差が8,000円以上ある
- 実績のある型落ちを安く買いたい
ほかの2万円前後の折りたたみモデルも見たい人は、Tune 780NCとTune 770NCの違いも参考になります。ソニーに絞らず、電池持ち、装着感、対応コーデックを比べたい人向けです。
よくある質問
WH-CH730NはWH-CH720Nより軽いですか?
いいえ。WH-CH730Nは約207g、WH-CH720Nは約192gで、旧型が約15g軽量です。新型の携帯性向上は軽量化ではなく、折りたたみによる収納体積約40%減が中心です。
WH-CH730Nは折りたためますか?
折りたたみ機構に対応します。旧型はイヤーカップを平らにするスイーベル構造ですが、内側へ折りたたむ構造ではありません。小さなバッグへしまうなら新型が便利です。
WH-CH730NはLDACに対応しますか?
公式発表で案内されているコーデックはSBC、AAC、LC3です。LDACの記載はありません。LDACを重視する場合は、対応を明記した上位モデルを検討してください。
PS5でBluetooth接続できますか?
PS5は一般的なBluetoothオーディオ機器を直接つなぐ使い方に対応していません。テレビ側のBluetoothや別売トランスミッターを使う方法は遅延が出る場合があります。ゲーム用途では有線接続やPS5対応ヘッドセットも比較しましょう。
有線でも使えますか?
どちらも付属の接続ケーブルで有線再生できます。電源を切った状態でも音を聞けますが、NCや外音取り込みなど電源を使う機能は利用できません。
WH-CH720Nから買い替える価値はありますか?
旧型の電池と持ち運びに不満がなければ、急いで買い替える必要はありません。出張が増えた、バッグへ収まりにくい、屋外通話で聞き返されるといった不満があるなら、新型の改善点が合います。
まとめ:バッグへしまうならWH-CH730N、頭に着ける軽さならWH-CH720N
WH-CH730NとWH-CH720Nの違いは、最大音量や派手な音質競争ではありません。充電、収納、通話という、毎日繰り返す動作が新型で改善されています。
NCオンの連続再生は35時間から50時間へ延び、折りたたみにより収納体積は約40%小さくなりました。AIノイズ低減、風ノイズ低減、LE Audio、10バンドEQも新型の利点です。
反対に、重量は旧型が約15g軽く、基本的なNC、DSEE、マルチポイント、有線接続は旧型でも使えます。自宅中心なら、値下がりした旧型の満足度は高いでしょう。
最終判断は価格差で決めます。差が6,000円程度までなら、毎日持ち歩く人はWH-CH730N。8,000円以上なら、折りたたみ不要の人はWH-CH720Nが選びやすい基準です。
購入前に同じカラーの新品価格と在庫を比べ、自分がヘッドホンを「着けている時間」と「バッグへしまう時間」のどちらを減らしたいかで選んでください。


