「数字が大きいLiberty 5のほうが新しくて高性能なのでは?」
Soundcoreのイヤホンを初めて選ぶと、製品名だけでは上下関係がわかりません。Soundcore Liberty 5は2025年発売の新しい標準モデル、Soundcore Liberty 4 Proは2024年発売ながら音質を重視した上位モデルです。新旧をそのまま比べる製品ではありません。
結論からいうと、通勤・Web会議・動画視聴まで幅広く使い、電池切れや予算を気にしたくないならLiberty 5がおすすめです。好きな曲をじっくり聴きたい、電車や飛行機の低い走行音をできるだけ抑えたいならLiberty 4 Proがおすすめです。
両モデルの公式価格差は5,000円。差額で手に入るのは、単なる高級感ではありません。2基のドライバーによる音の分離、実測で優位だったノイズキャンセリング、ケースから設定を変えられる操作性です。反対に、Soundcore Liberty 5は再生時間が長く、ケースは小さく、LDACとマルチポイントを一緒に使えます。
この記事では、スペックの勝ち負けだけでなく、朝の通勤から夜の動画視聴までを思い浮かべながら、5,000円をどこへ使うべきか整理します。
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。価格や在庫は変動するため、購入前に各販売ページでご確認ください。
先に答え:普段使いの完成度ならLiberty 5、音へ5,000円かけるなら4 Pro
迷っている人は、普段もっとも長く使う場面で決めると失敗を避けやすくなります。
| よく使う場面・重視したい点 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 電車通勤、Web会議、動画視聴を1台でこなす | Soundcore Liberty 5 | 長い電池もちとLDAC・マルチポイント併用が便利 |
| ロック、クラシック、ボーカル曲をじっくり聴く | Soundcore Liberty 4 Pro | 低音用と中高音用の2基のドライバーを搭載 |
| iPhoneで使う | Soundcore Liberty 5 | LDACを使えないため、価格と電池もちの利点が残りやすい |
| Androidで音質を最優先する | Soundcore Liberty 4 Pro | A.C.A.A 4.0とLDACを活かしやすい |
| Androidとパソコンを同時接続する | Soundcore Liberty 5 | LDACとマルチポイントを併用できる |
| 飛行機やバスのエンジン音を抑えたい | Soundcore Liberty 4 Pro | 第三者の実測では低周波ノイズの低減で優位 |
| 充電を忘れがち | Soundcore Liberty 5 | 通常時は単体最大12時間、ケース込み最大48時間 |
| アプリを開かずにANC強度を変えたい | Soundcore Liberty 4 Pro | スクリーンとタッチバーを備えた充電ケース |
Soundcore Liberty 5は、安い代わりに機能を大きく削ったモデルではありません。LDAC、ウルトラノイズキャンセリング3.5、ワイヤレス充電、マルチポイント、IP55を備え、日常用イヤホンとして欲しい機能は揃っています。
Soundcore Liberty 4 Proに5,000円多く出すなら、目的は「Proの名前」ではなく、音の細部と低い騒音への強さです。BGMとして流すことが多い人には差額を活かしにくく、音楽を聴く時間そのものを楽しみたい人には価格差に納得しやすいでしょう。
Liberty 5とLiberty 4 Proの違いを一覧で比較
公式仕様をまとめると、主な違いは次のとおりです。
| 比較項目 | Soundcore Liberty 5 | Soundcore Liberty 4 Pro |
|---|---|---|
| 公式価格 | 14,990円 | 19,990円 |
| 発売時期 | 2025年5月 | 2024年10月 |
| 位置づけ | 新しい標準モデル | 1世代前のProモデル |
| ドライバー | 9.2mmダイナミック1基、デュアル低音増強ダクト | 10.5mm+4.6mmのデュアルダイナミック、A.C.A.A 4.0 |
| 立体音響 | Dolby Audio | マルチモード3Dオーディオ、ヘッドトラッキング対応 |
| ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング3.5 | ウルトラノイズキャンセリング3.5 |
| コーデック | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC、LDAC |
| Bluetooth | 5.4 | 5.3 |
| マルチポイント | 対応、LDACとの併用可 | 対応、LDAC利用時は制限あり |
| 通常時の再生時間 | 単体最大12時間、ケース込み最大48時間 | 単体最大10時間、ケース込み最大40時間 |
| ANC使用時 | 単体最大8時間、ケース込み最大32時間 | 単体最大7.5時間、ケース込み最大30時間 |
| 短時間充電 | 10分で最大5時間 | 5分で最大4時間 |
| 充電ケース | LED表示 | スクリーン、タッチバー搭載 |
| ケースサイズ | 約57×57×28mm | 約65×62×30mm |
| 重さ | 片耳約5.2g、ケース込み約59g | 片耳約5.5g、ケース込み約62g |
| 防塵・防水 | IP55(イヤホン本体) | IP55(イヤホン本体) |
| ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 |
公式仕様はAnkerのLiberty 5製品ページとLiberty 4 Pro製品ページで確認できます。
表だけを見ると差は多いものの、購入後に毎日感じやすいのは音質、ノイズキャンセリング、電池もち、ケースの4点です。Bluetooth 5.4と5.3の差だけで選ぶ必要はありません。対応スマホや利用環境にも左右され、数字が0.1増えたから音が良くなるわけではないためです。
音の違いは「低音の量」より、曲が混み合った瞬間に出る
イヤホンの比較では「低音が強い」「高音がきれい」と書かれがちです。両モデルの差が見えやすいのは、音数の多いサビやライブ音源を聴いたときです。
Liberty 5は低音の勢いとDolby Audioが魅力
Soundcore Liberty 5は9.2mmダイナミックドライバーと2本の低音増強ダクトを採用しています。キックやベースに厚みを出しやすく、通勤中にポップスやEDMを楽しむ用途と相性がよい設計です。
Soundcoreの完全ワイヤレスイヤホンとして初めてDolby Audioに対応した点も特徴です。スマホで映画やライブ映像を見ると、左右だけでなく空間の広がりを感じやすくなります。音楽を細かく分析するより、迫力や没入感を楽しみたい人には魅力があります。
初期設定の低音と高音が耳に強く感じる場合は、Soundcoreアプリのイコライザーで調整できます。高音量で聴く人や、サ行の鋭さが苦手な人は、購入後に高域を下げて好みに合わせると聴き疲れを抑えやすくなります。
Liberty 4 Proはボーカルと楽器を分けて聴きやすい
Soundcore Liberty 4 Proは、10.5mmの低音域用ドライバーと4.6mmの中高音域用ドライバーを搭載しています。低音と中高音を1基だけで鳴らすのではなく、得意な帯域を分担する仕組みです。
デュアルドライバーだから無条件で高音質になるわけではありません。それでも、ボーカル、ギター、ドラムが同時に鳴る場面で音が重なりにくく、声の輪郭や楽器の余韻を追いやすいのが強みです。小編成のジャズや弾き語りでも、楽器の距離感を味わいやすくなります。
第三者機関SoundGuysの測定でも、Soundcore Liberty 4 Proは中高域が基準カーブに近く、初期設定のままでもバランスを取りやすいと評価されています。ただし、音の好みには個人差があります。迫力ある低音を一聴して楽しみたいならSoundcore Liberty 5、音数が増えても一つひとつを聴き分けたいならSoundcore Liberty 4 Proがおすすめです。
ノイキャンは同じ「3.5」でも、静けさまで同じとは限らない
両モデルはウルトラノイズキャンセリング3.5を搭載しています。機能名が同じなので、性能も同じに見えるかもしれません。
実際の効き方は、マイクやセンサーの構成、イヤーチップの密閉、耳の形で変わります。SoundGuysの比較測定では、低周波ノイズの低減量がSoundcore Liberty 4 Proで最大約30dB、Soundcore Liberty 5で最大約25dBでした。エンジン音のような低い騒音を抑える用途では、上位モデルが優位という結果です。
ただし、通勤電車でSoundcore Liberty 5が役に立たないわけではありません。走行音や空調音を抑え、音量を上げすぎずに音楽や音声を聴くには十分な性能があります。イヤーチップが合っていなければ、上位モデルでも本来のノイキャン性能は出ません。購入後はアプリの装着テストを行い、6種類のイヤーチップから耳に合うサイズを選びましょう。
判断はシンプルです。飛行機、長距離バス、地下鉄を頻繁に使うならSoundcore Liberty 4 Pro、一般的な通勤とカフェ作業が中心ならSoundcore Liberty 5で十分です。
1日使うと効くのは、Liberty 5の長い電池もち
通常モードの公称再生時間は、Soundcore Liberty 5が単体最大12時間・ケース込み最大48時間、Soundcore Liberty 4 Proが単体最大10時間・ケース込み最大40時間です。ANCを使うと、それぞれ最大8時間と最大7.5時間まで短くなります。
公称値どおりになるとは限りません。音量、LDAC、立体音響、通話時間によって電池の減り方は変わります。SoundGuysがANCを有効にして測定した結果は、Soundcore Liberty 5が7時間8分、Soundcore Liberty 4 Proが5時間42分でした。
片道1時間の通勤だけなら、どちらも余裕があります。差が響くのは、午前中のWeb会議、昼休みの動画、帰宅時の音楽まで同じイヤホンを使う日です。Soundcore Liberty 5なら、ケースに戻せない時間が長くても電池残量を気にせず使いやすくなります。
短時間充電はSoundcore Liberty 4 Proも優秀で、5分の充電で最大4時間再生できます。出かける直前の充電忘れには強いモデルです。1回の充電で長く使うならSoundcore Liberty 5、短い充電で素早く復帰させるなら両モデルとも困りにくいでしょう。
Dolby AudioとANCを併用すると最大5時間
Soundcore Liberty 5で見落としやすいのが、Dolby AudioとANCを同時に使った場合の再生時間です。公式値ではイヤホン単体最大5時間まで短くなります。
「最大12時間」だけを見て、長距離移動中にDolby AudioとANCを常時使うと、想定より早く電池が減る可能性があります。映画を1~2本見るなら足りますが、朝から夕方まで連続利用する日はDolby Audioを必要な場面だけオンにするのがおすすめです。
LDACを使うなら、Androidとパソコンの2台持ちで差がつく
両モデルはハイレゾ相当の伝送に対応するLDACを使えます。ただし、iPhoneとiPadはLDACに対応していません。iPhoneユーザーは「LDAC対応だから上位」と考えず、電池もち、ノイキャン、音の好みで選びましょう。
Androidユーザーが仕事用パソコンにもつなぐ場合、Soundcore Liberty 5の利点が目立ちます。LDACで音楽を聴きながらマルチポイントを併用できるため、スマホとパソコンの接続を切り替える手間を減らせます。
Soundcore Liberty 4 ProもLDACとマルチポイントには対応しますが、LDAC利用時は同時接続に制限があります。Androidで高音質を取り、パソコンのWeb会議にもすぐ切り替えたい人にはSoundcore Liberty 5がおすすめです。スマホ1台で音楽を聴く時間が中心なら、制限は購入を避けるほどの弱点にはなりません。
スクリーン付きケースは便利だが、5,000円の決め手にはしなくてよい
Soundcore Liberty 4 Proの充電ケースにはスクリーンとタッチバーがあります。スマホアプリを開かず、ノイズキャンセリングや外音取り込みの強度を変えられます。イヤホンを家族と共用する場面や、職場の机にケースを置いて使う場面では便利です。
ただし、通勤中はケースをバッグやポケットへ戻す人が多いでしょう。イヤホンを装着したまま設定を変えるためにケースを取り出すなら、イヤホン本体の操作やスマホアプリで済ませたほうが早い場合もあります。
ケースの画面は所有感を満たす機能ではありますが、全員が毎日使う機能ではありません。Soundcore Liberty 4 Proを選ぶ決め手は、スクリーンよりデュアルドライバーと低周波ノイズへの強さに置くのがおすすめです。画面を使わない人は、約57mm四方で小さく、指紋が目立ちにくいSoundcore Liberty 5のケースが扱いやすいでしょう。
通話品質は大差を期待せず、装着と話す場所を優先する
両モデルは6基のマイクとAIによるノイズ低減を使います。SoundGuysの比較では通話品質は近く、街中を想定した録音でも両方とも声を聞き取れる結果でした。
Web会議だけを理由にSoundcore Liberty 4 Proへ予算を増やす必要はありません。通話時間が長い人には、電池が長く、ケースが小さいSoundcore Liberty 5が使いやすいでしょう。
完全ワイヤレスイヤホンのマイクは、口元にブームマイクを置くヘッドセットほど環境音を分離できません。風が強い屋外や駅のホームでは、どちらを選んでも声が乱れる可能性があります。大事な商談では静かな場所へ移動する、パソコン側のマイク設定を確認する、といった使い方も欠かせません。
価格差5,000円の損益分岐点は「音楽を聴く日数」
公式価格はSoundcore Liberty 5が14,990円、Soundcore Liberty 4 Proが19,990円です。差額5,000円を2年間で割ると、1日あたり約7円になります。
毎日1~2時間、好きな曲を集中して聴くなら、約7円で音の分離と低周波ノイズへの強さを得ると考えられます。Soundcore Liberty 4 Proへ予算を増やす価値が出やすい使い方です。
週に数回、通勤中のBGMや動画へ使う程度なら、5,000円はイヤーピース、ケース、音楽配信サービスなどへ回せます。日常用途ではSoundcore Liberty 5のほうが電池もちと携帯性に優れ、安いから我慢する場面も多くありません。
セールで実売価格が逆転する場合は結論も変わります。同価格なら音質とノイキャンを重視してSoundcore Liberty 4 Pro、3,000円以上安く買えるなら総合力の高いSoundcore Liberty 5を第一候補にしてください。
Soundcoreの1万円前後の機種も含めて選びたい人は、Soundcore P42iとP40iの違いも参考になります。さらに上位の新製品が気になる人は、Liberty 5 Pro MaxとLiberty 4 Proの比較もあわせてご覧ください。
Liberty 5がおすすめな人
Soundcore Liberty 5がおすすめなのは、音質だけでなく、毎日の扱いやすさと価格のバランスを重視する人です。
- 1万5,000円前後に予算を抑えたい
- 通勤、動画、Web会議を1台でこなしたい
- ケースをポケットへ入れて持ち歩く
- 充電回数を減らしたい
- AndroidのLDACと2台同時接続を一緒に使いたい
- iPhoneで使うため、LDACに追加予算をかける必要がない
- Dolby Audioで映画やライブ映像を楽しみたい
Soundcore Liberty 5は、買った初日より、充電を忘れた日やパソコンへ切り替える日に良さを実感しやすいモデルです。迷っていて使い道を一つに絞れないなら、Soundcore Liberty 5を選ぶのがおすすめです。
Liberty 4 Proがおすすめな人
Soundcore Liberty 4 Proがおすすめなのは、イヤホンを便利な道具だけでなく、音楽を楽しむための機器として選ぶ人です。
- ボーカルと楽器の分離を重視する
- ロック、クラシック、ジャズなど音数の多い曲をよく聴く
- 飛行機や長距離バスで低い走行音を抑えたい
- Androidスマホ1台でLDACを使う
- 充電ケースからANCや外音取り込みを調整したい
- ヘッドトラッキング対応の3Dオーディオを試したい
- 5,000円差より、2年間の音楽体験を優先したい
すでにSoundcore Liberty 4 Proを持っているなら、Soundcore Liberty 5への買い替えはおすすめしません。再生時間とケースの小ささは進化しますが、音質やノイキャンは上位互換にならないためです。電池の劣化や故障がなければ、そのまま使い続けて大丈夫です。
よくある質問
Liberty 5とLiberty 4 Proはどちらが上位モデルですか?
製品の位置づけではSoundcore Liberty 4 Proが上位です。Soundcore Liberty 5は後から発売された新しい標準モデルで、Soundcore Liberty 4 Proの後継機ではありません。
音質重視のデュアルドライバーやスクリーン付きケースはSoundcore Liberty 4 Pro、長い再生時間、コンパクトなケース、Dolby AudioはSoundcore Liberty 5の強みです。
ノイズキャンセリングはどちらが強いですか?
両モデルとも名称はウルトラノイズキャンセリング3.5です。第三者の測定では、エンジン音などの低周波ノイズに対してSoundcore Liberty 4 Proが優位でした。
耳への密着が悪いと性能差より音漏れの影響が大きくなります。どちらを買っても、付属イヤーチップを試して密閉できるサイズを選んでください。
iPhoneならどちらがおすすめですか?
多くの人にはSoundcore Liberty 5がおすすめです。iPhoneはLDACを使えないため、Soundcore Liberty 4 Proの音質面の強みをすべて引き出せるとは限りません。AACでもデュアルドライバーの違いはありますが、BGMや動画中心なら価格と電池もちでSoundcore Liberty 5が勝ります。
Liberty 5は音質が悪いのですか?
Soundcore Liberty 5の音質が悪いわけではありません。低音の迫力があり、LDACとDolby Audioにも対応しています。Soundcore Liberty 4 Proと比べると、音数の多い曲で中高音を分けて聴く力に差が出やすいという関係です。
初期設定が好みに合わない場合は、SoundcoreアプリのHearIDやイコライザーを使って調整できます。
運動や雨の日にも使えますか?
両モデルのイヤホン本体はIP55です。汗や雨滴への耐性に加え、防塵にも配慮されています。ただし、充電ケースはIP55の対象外です。水にぬれたイヤホンは乾かしてからケースへ戻し、水洗いや入浴中の使用は避けてください。
まとめ:モデル名の数字ではなく、1日の使い方で選ぼう
Soundcore Liberty 5とSoundcore Liberty 4 Proを比較すると、新しい製品がすべて上回るわけではないとわかります。
Soundcore Liberty 5は、最大48時間の再生、コンパクトなケース、Dolby Audio、LDACとマルチポイントの併用が魅力です。通勤、仕事、動画まで幅広く使い、予算を抑えたい人におすすめです。
Soundcore Liberty 4 Proは、A.C.A.A 4.0のデュアルドライバー、低周波ノイズへの強さ、スクリーン付きケースが魅力です。毎日音楽を聴き、ボーカルや楽器の細部まで楽しみたい人におすすめです。
最後に迷ったら、イヤホンを外す直前の場面を思い浮かべてください。電池残量を気にせず1日使い切りたいならSoundcore Liberty 5、もう1曲聴きたくなる音を優先したいならSoundcore Liberty 4 Proを選びましょう。
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