Amazonは2026年10月7日、Ringのバッテリー式ドアベル「Ring Battery Doorbell 2K(リング ドアベル 2K バッテリーモデル)」を発表し、同じ日にAmazon.co.jpで販売を始めました。発表時の価格は14,980円(税込)です。
Ringには、これまでも「Ring Battery Doorbell(リング ドアベル バッテリーモデル)」というバッテリー式のドアベルがありました。Amazonの商品ページでは、従来のRing Battery Doorbellに「この商品には新しいモデルがあります」と表示され、新しいモデルとしてRing Battery Doorbell 2Kが案内されています。
この記事では、Ringのサポートページにある2機種の技術仕様と、Amazonの発表・商品ページの説明をもとに、映像、視野角、Wi-Fi、電源、サイズ、同梱品の違いを比べます。実機を使った感想ではなく、公式の情報を整理した内容です。

玄関にカメラ付きのドアベルを付けたいんだ。2Kと書いてあるほうと、書いていないほう、何が違うの?

いちばん大きいのは映像の細かさと、Wi-Fiが5GHzにも対応したところだね。取り付け台の形も変わっているから、買い替える人は気をつけたいポイントがあるよ。
Ring Battery Doorbell 2KとRing Battery Doorbellの違い一覧
まず、Ringのサポートページの技術仕様から、主な違いを表にまとめます。
| 項目 | Ring Battery Doorbell 2K | Ring Battery Doorbell |
|---|---|---|
| 発売 | 2026年10月7日(Amazon.co.jp) | 従来モデル |
| 映像 | 2K QHD(1920×1920)、HDR対応 | 1440p HDビデオ |
| 視野角 | 140°×140°(対角173°) | 水平150°、垂直150° |
| ズーム | 最大6倍(Amazonの商品ページ) | ― |
| Wi-Fi | デュアルバンド(2.4GHz/5GHz) | 802.11 b/g/n(2.4GHz) |
| 推奨アップロード速度 | 10Mbps以上 | 2Mbps |
| 電源 | 内蔵バッテリー(既存のドアベル変圧器 AC 8~24V、10~40VAにも接続可能) | 内蔵バッテリー(別売のプラグインアダプターで充電しながら使える) |
| サイズ | 5.36×14.68×3.58cm | 6.19×2.30×12.65cm |
| 動作温度 | -20~50℃、IP65(防塵防沫) | -20~50℃ |
| 価格 | 14,980円(発表時のAmazon.co.jp価格) | 4,480円(記事作成時点のAmazon.co.jpの表示、色によって異なる) |
表の「―」は、その項目がサポートページの技術仕様に挙がっていないことを示します。映像の解像度とWi-Fiの対応帯域が大きく変わり、本体の形も縦長のまま寸法が変わっています。
映像の違い|2K(1920×1920)とHDRで細部が見やすくなった
解像度は1440pから2K QHDへ
Ring Battery Doorbell 2Kの映像は、2K QHD(1920×1920)でHDRに対応しています。従来のRing Battery Doorbellは1440p HDビデオです。数字のうえでは縦横とも1920ピクセルの正方形に近い映像になり、訪問者の顔から足元までを1つの画面に収めやすい作りです。
Amazonの商品ページでは、Ringが開発した「Retinal 2K」によって映像をより鮮明にし、最大6倍までズームして離れた場所の細部や人物の顔を見られると説明しています。発表資料でも、広角で訪問者の全身から足元の荷物まで幅広く映し出すと紹介されています。
視野角は数字の書き方に注意
視野角は、2Kが140°×140°(対角173°)、従来モデルが水平150°・垂直150°です。2Kの水平と垂直の数字だけを見ると狭くなっていますが、2Kには対角173°という数字も添えられています。どちらも「訪問者の全身を映し出す」広角レンズとして案内されているので、玄関前のどこまでを映したいかを決めてから選ぶとよいでしょう。
ナイトビジョンと夜間のカラー映像
どちらの機種もナイトビジョンに対応しています。2Kについて、Amazonの発表では低照度の環境でも自然な色合いで映像を見られるとしています。ただし、夜間や暗い場所でカラー映像を見るには、別に照明などで一定の明るさが必要だと注記されています。玄関灯が夜も点いている家なら、この機能を生かしやすいでしょう。

画質がよくなったのはうれしいけど、そのぶん何か気をつけることはある?

ネット回線だね。2Kの映像を送るには、アップロード速度が10Mbps以上あるのが望ましいとされているよ。
Wi-Fiと回線の違い|5GHzに対応し、必要な速度も上がった
Ring Battery Doorbell 2Kは、Ringのサポートページでデュアルバンド(2.4GHz/5GHz)対応とされています。従来のRing Battery Doorbellは802.11 b/g/nの2.4GHzのみです。電子レンジなどの影響を受けやすい2.4GHzだけでなく、5GHzも選べるようになりました。
一方で、必要な回線の速さも変わります。2Kの最適なパフォーマンスを保つためのアップロード速度は10Mbps以上で、従来モデルの推奨は2Mbpsです。サポートページの注記では、2Kの映像には10Mbps、1080pには4Mbps、720pには2Mbpsが必要とされ、映像の画質はインターネットの帯域幅やデバイスの温度によって変わる場合があるとしています。
なお、Amazonの商品ページの技術仕様の欄では、2Kのwifiルーター周波数帯を「2.4GHz Wi-Fi 4」と表記しています。Ringのサポートページはデュアルバンドとしているため、資料によって表記が分かれています。5GHzでつなぐことを前提にする場合は、購入前にRingの最新のサポートページを見ておくと安心です。
電源・取り付け・サイズの違い
2Kは既存のドアベル配線にもつなげる
どちらも本体にバッテリーを内蔵していて、配線工事をしなくても使えます。Ring Battery Doorbell 2Kは、サポートページで既存のドアベルシステムに接続する場合の条件として、有線変圧器 AC 8~24V、50/60Hz、10VA~40VAが示されています。電源には条件を満たす既存のドアベル変圧器か、互換性のあるRing純正アクセサリーだけを使うよう注意書きがあります。
従来のRing Battery Doorbellは、本体内蔵の充電式バッテリーで動き、別売の専用プラグインアダプターを使うとバッテリーを充電しながら使えます。日本の住宅のインターホン配線は、家によって電圧や方式が違います。配線につなぐ場合は、電気工事の資格が必要かどうかも含めて、Ringの案内に沿って進めましょう。
マグネットでワンタッチ装着
Amazonの発表によると、Ring Battery Doorbell 2Kは日本向けに取り付け台にマグネットを搭載し、ワンタッチで取り付けられます。Amazonの商品ページでも、取り付けブラケットをネジ止めかマグネットで取り付け、ドアベルをカチッと装着するだけと説明しています。バッテリーの充電は、付属のツールでドアベルを壁から外して行います。
従来のRing Battery Doorbellの同梱品にも「マグネット付き取り付け台」が入っています。どちらも本体ごと外して充電する方式なので、充電のあいだは玄関の見守りが止まることを覚えておきましょう。
本体の寸法と形
サイズは、2Kが5.36×14.68×3.58cm、従来モデルが6.19×2.30×12.65cmと表記されています。表記の順番が違うため単純には比べにくいのですが、2Kは長い辺が約14.7cmで、従来モデルの約12.7cmより長くなっています。Amazonのカスタマーレビューには、従来モデルと取り付け部分の互換性がなく、今の取り付け台をそのまま使って交換することはできなかったという声があります。
動作温度と防塵防沫
Ringのサポートページでは、2Kの動作温度は-20~50℃で、防塵防沫(IP65等級)です。Amazonの商品ページの技術仕様では-20.5~48.5℃と書かれていて、こちらも資料によって数字が少し違います。従来モデルは-20~50℃です。直射日光が長く当たると本体の温度が上がり、性能に影響する場合があるという注意も両方に共通しています。
アプリの機能と同梱品の違い
プランなしで使える機能
Amazonの発表によると、Ringプロテクトプラン(有料)に入らなくても、ライブ映像の確認と双方向音声というドアホンとしての基本機能、モーション検知、サイレンの機能は無料で使えます。呼び出しボタンが押されるとRingアプリに通知が届き、外出先からでもライブ映像を見ながら話せます。不在のときは、あらかじめ設定したスマート応答も使えます。
プランで広がる機能
最大180日間のイベント履歴、人物・車・荷物の検知、キーワードによる録画内容の検索、検知内容を要約した通知などは、対応するRingプロテクトプランの登録が必要です。2Kのサポートページには、長時間ライブ映像、スマートアラート、スマートビデオ通知、まとめてアラート、ビデオ検索、クイック応答、スナップショットの撮影が機能として並んでいます。スナップショットで撮った静止画は、最長14日間クラウドに保存されます。
従来モデルのサポートページには、カスタム設定が可能なモーション検知ゾーン、荷物・人物検知、プライバシーマスク、クイック応答、Works with Alexaが挙がっています。2KもAmazonの商品ページでWorks with Alexa認定と案内されていて、画面付きのEchoやFire TVで玄関の様子を見られます。
箱に入っているもの
| 同梱品 | Ring Battery Doorbell 2K(サポートページ) | Ring Battery Doorbell(サポートページ) |
|---|---|---|
| 本体 | Battery Doorbell 2K | Ring Battery Doorbell |
| 取り付け台 | 取付プレート | マグネット付き取り付け台 |
| 充電ケーブル | 同梱内容の欄にはなし | USB-C充電ケーブル |
| そのほか | プッシュピン、取り付け部品、ユーザーガイド、Ringセキュリティステッカー | 取り付け用部品、クイックスタートガイド、セキュリティステッカー |
2Kの充電ケーブルは、Amazonの商品ページの同梱内容には「USB-C充電ケーブル」が入っています。サポートページとAmazonで書き方が違うため、手元にUSB-Cの充電ケーブルが1本あると安心です。
ソフトウェアのセキュリティアップデートは、2Kが当社ウェブサイトで新品としての販売が終了してから少なくとも4年間、従来モデルが新品として購入した日から少なくとも4年間保証されると、それぞれのサポートページに書かれています。
Ring Battery Doorbell 2KとRing Battery Doorbellのよくある質問
インターホンの代わりになる?
どちらも呼び出しボタンが押されるとスマートフォンのRingアプリに知らせ、映像を見ながら話せるドアベルです。室内に親機のモニターはないので、家の中で音を鳴らしたい場合は、Ringのチャイム(2Kのサポートページでは互換アクセサリーとしてChime Proの第2世代・第3世代が挙がっています)を組み合わせます。
バッテリーはどのくらい持つ?
バッテリーの減り方は、モーション検知の回数やライブ映像を見る時間で大きく変わります。Amazonのカスタマーレビューには、1日20件ほど反応する玄関で、6日間で残量が5%減ったという声がある一方、満充電までは数時間かかるという声もあります。
どちらを買えばいい?
これから初めて付けるなら、5GHzに対応し映像も細かいRing Battery Doorbell 2Kが選びやすいでしょう。玄関のWi-Fiが弱く、アップロード速度が10Mbpsに届かない家では、従来モデルでも見たい用途を満たせるかを考えて選びます。
Ring Battery Doorbell 2Kがおすすめな人
- 訪問者の顔や足元の荷物まで細かく見たい人
- 玄関でも5GHzのWi-Fiを使いたい人
- 既存のドアベル配線を使って給電したい人
- 初めてスマホで応答するドアベルを付ける人
Ring Battery Doorbell 2Kは、2K(1920×1920)のHDR映像、最大6倍のズーム、2.4GHz/5GHzのデュアルバンドWi-Fiに対応したバッテリー式ドアベルです。発表時の価格は14,980円で、マグネット付きの取り付け台でワンタッチで付けられます。
価格を抑えたい人と買い替えを考えている人
価格を抑えたい人や、玄関のアップロード速度が10Mbpsに届かない家では、従来のRing Battery Doorbellも候補になります。記事作成時点では価格差が大きく、1440pの映像と2.4GHzのWi-Fiで十分という人には選ぶ理由があります。すでに従来モデルを使っている人は、取り付け台がそのまま使えない点を考えて、買い替えるかを決めましょう。
まとめ|Ring Battery Doorbell 2Kは画質と回線を重視する人向けの新モデル
Ring Battery Doorbell 2Kは、従来のRing Battery Doorbellと比べて、映像が1440pから2K(1920×1920)のHDRに、Wi-Fiが2.4GHzのみからデュアルバンドになりました。既存のドアベル変圧器からの給電にも対応し、防塵防沫はIP65等級です。その一方で、推奨アップロード速度は2Mbpsから10Mbps以上に上がり、本体の寸法と取り付け部分も変わっています。玄関の回線速度と取り付け方法を先に決めてから選ぶのが失敗しないコツです。

まずは玄関でアップロードの速さを測ってみるね。

それがいいね。10Mbps以上出るなら、2Kの細かい映像を生かしやすいよ。




