自動猫トイレや自動給餌器などのスマートペットケア製品を展開する「Neakasa(ネアカサ)」から、新しいオープン型全自動猫トイレ「Neakasa M9」が登場しました。Neakasa日本公式サイトの発表では、発売日は2026年10月9日とされ、記事作成時点では公式ストアで販売されています。
M9のいちばんの特長は、清掃のときに内部を閉じずに、開いたまま本体を傾けて回転させる「TILT-SAFE」という構造です。96Lの広い開放型キャビン、活性炭と乾燥剤を使った1Lの「PureTower」消臭システム、約26cmの低めの入口、Neakasaアプリとの連携も備えています。
この記事では、Neakasa日本公式サイトの製品ページと、IFA 2026での発表をまとめた公式のお知らせをもとに、M9の特徴と、購入前に知っておきたい設置スペースや猫砂の条件を整理します。実際に使った感想ではなく、公開されている仕様と説明をまとめた内容です。

自動で掃除してくれる猫トイレって、中に猫がいるときに動いたら怖くないのかな。

そこがM9のいちばんのこだわりなんだ。清掃のしくみから安全への考え方まで、順番に見ていこう。
Neakasa M9の仕様を一覧で確認
まず、M9の主な仕様を表にまとめます。数値はNeakasa日本公式サイトの製品ページに載っている内容です。
| 項目 | Neakasa M9 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年10月9日(公式発表) |
| カラー | ホワイト |
| 本体サイズ | 幅 約56×奥行 約66×高さ 約65.4cm |
| 動作時の必要高さ | 約69cm |
| 推奨設置高さ | 約75cm以上 |
| 入口高さ | 約26cm |
| キャビン容量 | 96L |
| 猫砂最大容量 | 7L |
| 集便ボックス容量 | 6L |
| PureTower容量 | 1L |
| 主な材質 | ABS |
| 定格電圧/消費電力 | 12V/12W |
| 動作音 | 約50〜57dBA(本体から50cm・無負荷時) |
| 通信 | Wi-Fi 2.4GHz(IEEE 802.11 b/g/n)、Bluetooth 4.0 |
| 対応猫砂 | 鉱物系・ベントナイト系などの固まるタイプ(推奨粒径 約2〜4mm) |
付属品は、M9本体、PureTowerフィルター、ゴミ袋、子猫用フェンス、クイックスタートガイド、取扱説明書、電源コードとACアダプターです。電源はACアダプター方式で、消費電力は12Wとされています。
記事作成時点の公式ストアでは、本体セットが56,800円(通常価格79,800円)と表示されています。このほか、猫砂飛び散り対策のアイテムをまとめたセットや、Neakasaの脱臭ステップ「AirStep」を組み合わせたセットも用意されています。通常価格は、猫砂飛び散り対策セットが85,800円、AirStepのセットが89,800円で、記事作成時点ではそれぞれ61,800円、63,800円で表示されています。Amazonにも、Neakasa M9の商品ページがあります。価格は時期やセール、販売店によって変わるので、購入前に見比べてください。
開いたまま傾けて清掃するTILT-SAFE構造
猫砂を自動でふるい分けるしくみ
M9は、猫がトイレを使ったあとに本体を傾けながら回転させて、猫砂と固まった排泄物を自動で分離します。分けられた排泄物は6Lの集便ボックスへ回収されるので、毎回スコップですくう手間を減らせます。たまった排泄物は、集便ボックスのゴミ袋ごとまとめて処理する流れです。
公式サイトでは、このしくみを「TILT-SAFE傾斜回転構造」と呼んでいます。開放感のあるトイレ空間を保ったまま自動で清掃できる点が、M9の特長として紹介されています。
清掃中も内部を閉じない安全への考え方
M9は、清掃のときに内部を完全に閉じるのではなく、猫砂のスペースを開いた状態に保ったまま、本体を傾けて回転させる方式です。
IFA 2026での発表をまとめた公式のお知らせでは、この構造により、猫が挟まれたり閉じ込められたりする可能性のある箇所をおさえるよう設計されていると説明されています。センサーによる検知だけに頼るのではなく、本体の構造や猫砂スペースの動きそのものに安全への配慮を取り入れている点が特長とされています。

閉じないで傾けるから、もし近くに猫がいても逃げ道があるってことだね。

そういう考え方だね。もちろん、取扱説明書どおりに設置して使うことが前提だよ。
5つのセンサーで状態を見守る
M9には、本体重量センサー、集便ボックス重量センサー、ドラム赤外線位置センサー、ドラムホールセンサー、集便部ホールセンサーが搭載されています。猫がトイレを使ったことや、集便ボックスの状態、ドラムの位置などを検知して、清掃や通知に役立てるしくみです。
公式サイトのよくある質問では、カーペットや柔らかいマットの上に置くと、重量測定の精度や猫の検知機能に影響するおそれがあると説明されています。センサーを正しく働かせるためにも、硬い床に直接置くことが大切です。
96Lの開放型キャビンと低めの入口
閉じた空間が苦手な猫にも配慮
M9のキャビン容量は96Lです。周囲を見渡しやすい開放的な入口とキャビンで、猫がトイレの中から外の様子を見られる作りになっています。閉じた空間が苦手な猫にも配慮した設計で、中で向きを変えたり、自然な姿勢をとったりしやすいゆとりがあると説明されています。
トイレの形の好みは猫によって違うこともあります。屋根付きのトイレを使いたがらない猫と暮らしている人にとって、周囲を見渡せる広いキャビンは、選ぶ理由のひとつになりそうです。
入口の高さは約26cm
入口の高さは約26cmで、子猫からシニア猫まで出入りしやすい低めの設計とされています。段差が低いぶん、出入りのときの負担をおさえやすい作りといえます。
ただし、公式サイトでは、猫の年齢や体格、運動能力には個体差があると説明されています。小さな子猫や足腰に不安のある猫の場合は、実際に使う様子を見ながら使うようにしましょう。付属の子猫用フェンスの使い方も、取扱説明書で確かめておくと安心です。

シニアの猫にも、入口が低いのはうれしいね。

段差が低いと毎日の負担が減るね。最初は使う様子をそばで見てあげよう。
多頭飼いでの使い方
公式サイトでは、M9は多頭飼いにも対応すると紹介されています。よくある質問では、複数の猫で使う場合は、集便ボックスや猫砂の状態をよりこまめに見ること、猫同士の相性やトイレの習慣によっては複数の猫トイレを用意することがすすめられています。
PureTowerのニオイ対策とアプリ機能
活性炭と乾燥剤で集便スペースをケア
集便スペースには、1L容量の「PureTower」消臭システムが搭載されています。活性炭が気になるニオイを吸着し、乾燥剤が湿気のこもりをおさえるしくみです。リビングなど、生活空間の近くにも置きやすいよう、猫トイレまわりの快適さに配慮していると説明されています。
PureTowerのフィルターは交換できます。使用状態を目で見ながら交換のタイミングを判断できる作りで、必要に応じてM9専用の交換用フィルターに取り替えます。交換用フィルターの費用も、毎月のランニングコストとして考えておきましょう。
スマートフォンで見守れること
M9はNeakasaアプリと連携します。アプリでは、清掃の設定、使用履歴、本体のステータス、各種通知を確認・管理できます。外出先からでも本体の状態を確かめたり、清掃の操作をしたりできるので、仕事で家を空ける時間が長い人にも便利です。製品ページでは、体重推移のチェックやトイレ使用時の通知にも触れられています。
使用履歴は、愛猫のふだんの様子を見守るひとつの目安として使えます。トイレの回数がいつもと違うといった変化に気づくきっかけになるので、気になることがあれば早めに動物病院に相談しましょう。アプリはあくまで目安で、病気の診断をするものではありません。
本体のボタンでは、電源のオン・オフ、Wi-Fi設定、手動清掃、猫砂ならし、ワンタッチ排砂ができます。ワンタッチ排砂は、ドラムの中の猫砂をまとめて出す機能で、猫砂をすべて入れ替えるときに役立ちます。アプリでチャイルドロックを有効にした場合は、電源ボタンを10秒長押しすると解除できます。

アプリでトイレの回数がわかると、体調の変化にも気づきやすそう。

そうだね。いつもの回数を知っておくと、ちょっとした変化に気づけるよ。
購入前に知っておきたい設置スペースと猫砂
幅56cm、上に75cm以上の空間が必要
M9の本体サイズは幅約56×奥行約66×高さ約65.4cmです。自動清掃のときは本体が傾いて動くため、動作時には約69cmの高さが必要で、上部には約75cm以上のスペースを確保するよう案内されています。棚の下やカウンターの下に置きたい人は、高さが足りるかどうかを先に測っておきましょう。
よくある質問では、本体の背面と壁の間を3cm以上、本体の右側を40cm以上あけて、入口をふさがないように置くことが求められています。本体の右側には集便ボックスなどへのアクセスが必要になるので、壁にぴったり寄せて置くことはできません。設置場所を決めるときは、本体の大きさに加えて、このまわりの空間も含めて考えましょう。
硬く平らな床に置く
設置する場所は、室内の硬く平らで安定した床面です。すべての脚が床に直接ふれるように置き、カーペットや柔らかいマットの上には置かないよう案内されています。猫砂の飛び散りを防ぐマットを使う場合は、入口の前に置き、本体や脚の下には敷かないようにします。
使える猫砂は2〜4mmの固まるタイプ
M9に対応する猫砂は、鉱物系・ベントナイト系などの固まるタイプです。粒の大きさがそろった約2〜4mmの猫砂がすすめられています。豆腐の猫砂、クリスタルの猫砂、ミックスタイプ、大粒タイプは推奨されていません。粒の大きさや形によっては排泄物をうまく分離できなかったり、猫砂が必要以上に出てしまったりする場合があるためです。
公式サイトが推奨していない豆腐・クリスタル・ミックスタイプ・大粒タイプなどの猫砂を使っている人は、対応する鉱物系・ベントナイト系の猫砂に替える必要があります。新しいトイレに慣れるまで時間がかかる猫もいるので、公式サイトでは、最初はこれまで使っていた猫砂を少し混ぜるなど、少しずつ慣らすことがすすめられています。
お手入れのしかた
猫砂ホッパーなどの主要なパーツは取り外せるので、内部の拭き掃除や定期的なお手入れがしやすい作りです。ただし、電気部品を含む本体を丸ごと水で洗うことは避けるよう案内されています。本体側の汚れは、電源を切ってから柔らかい布などで拭き取ります。取り外したパーツは、取扱説明書の方法に合わせて掃除しましょう。
Neakasaの自動猫トイレは、すでにM1 PlusとM1の比較記事でも紹介しています。同じオープン型でも構造が違うので、気になる人は見比べてみてください。ペットの留守番対策として自動給水器もあわせて考えている人には、EVERSWEET MAX2 P4116とP4115の比較もあります。
使い始めの流れと毎日の管理
設置からWi-Fi接続まで
M9を使い始めるときは、まず硬く平らな床に本体を置き、背面と右側の空間を確保します。次に、本体に表示されている目安に合わせて猫砂を入れます。公式サイトのよくある質問では、猫砂を入れすぎたり少なすぎたりすると、排泄物の分離や自動清掃が正常に行われない場合があると説明されています。最初の量は目安の線をよく見て合わせましょう。
アプリとつなぐときは、本体のWi-Fiボタンを操作してペアリングモードに入ります。M9が対応するWi-Fiは2.4GHz帯(IEEE 802.11 b/g/n)なので、ルーターが5GHz帯だけで電波を出している場合は、2.4GHz帯も使える設定になっているかを見ておきましょう。Bluetooth 4.0にも対応しています。
猫が慣れるまでの工夫
新しいトイレに慣れるまでの時間は、猫によって違います。公式サイトでは、最初はこれまで使っていた猫砂を少し混ぜるなど、少しずつ慣らすことがすすめられています。
M9は清掃のときに本体が動きます。動作音は本体から50cmの位置で約50〜57dBA(無負荷時)とされています。音が気になる場合は、置き場所を寝室から離すなど、家の中での位置も考えておくとよいでしょう。
集便ボックスとランニングコスト
集便ボックスの容量は6Lです。ゴミ袋を交換するタイミングは、排泄物の量や猫の頭数、使う回数によって変わるので、ニオイや衛生状態を見ながら定期的に処理するよう案内されています。アプリで本体の状態や通知を見られるので、ゴミ捨てのタイミングをつかみやすくなります。
自動猫トイレは、本体の価格に加えて、猫砂、ゴミ袋、消臭フィルターといった消耗品の費用がかかります。M9の場合は、2〜4mmの固まる鉱物系・ベントナイト系の猫砂と、PureTowerの交換用フィルターが必要です。購入前に、毎月どのくらいの猫砂を使っているかを振り返り、消耗品の費用もふくめて考えておくと安心です。
保証と返品の条件
Neakasa日本公式ストアでは、30日間の返金保証と2年間の品質保証が案内されています(一部製品が対象)。3,000円以上の購入で送料が無料になります(北海道・沖縄を除く)。猫が新しいトイレを使ってくれるかどうかは、実際に置いてみて初めて見えてくる面もあるので、返金保証の条件は購入前に読んでおきましょう。

猫が使ってくれなかったらどうしようって心配だったから、返金保証があるのは安心かも。

条件はお店ごとに違うから、どこで買うかを決めたら、その店の決まりを読んでおこうね。
Neakasa M9がおすすめな人
- 毎日のトイレ掃除の手間を減らしたい人
- 閉じた空間が苦手な猫や、複数の猫と暮らしている人
- 清掃中に内部が閉じない構造を重視したい人
- シニア猫や子猫のために、入口の低いトイレを選びたい人
- 外出先からアプリでトイレの状態や使用履歴を見たい人
- 鉱物系・ベントナイト系の固まる猫砂を使っている、または替えてもよい人
M9は、オープン型の開放感と自動清掃を両立したい人に向いた猫トイレです。一方で、本体の上に75cm以上、右側に40cm以上の空間が必要なので、置き場所に余裕があるかどうかは先に確かめておきましょう。豆腐・クリスタル・ミックスタイプなど、公式が推奨していない猫砂を使い続けたい人には向いていません。
まとめ|Neakasa M9は開いたまま清掃する構造と広いキャビンが魅力
Neakasa M9は、2026年10月9日発売と発表されたオープン型の全自動猫トイレです。清掃のときに内部を閉じずに本体を傾けて回転させるTILT-SAFE構造、96Lの開放型キャビン、約26cmの低めの入口、活性炭と乾燥剤を使った1LのPureTower消臭システム、Neakasaアプリとの連携を備えています。設置には上に約75cm以上、右側に40cm以上の空間が必要で、使える猫砂は約2〜4mmの固まる鉱物系・ベントナイト系です。置き場所と猫砂の条件が合えば、猫にも飼い主にもやさしい選択肢になります。

まずは置きたい場所の高さと、右側のすき間を測ってみるね。

それがいちばん大事だよ。猫砂の種類も合わせて見て、合いそうならじっくり検討しよう。




