猫が走ったあと、日差しの中に毛がふわふわ舞う。掃除機をかけても、夕方には部屋の隅に毛玉が戻っている。
ペット用空気清浄機を買うなら、知りたいのは「空気がきれいになるか」だけではありません。床へ落ちる毛をどれだけ手前で捕まえられるかが肝心です。
homerunPET Airbo D1は、6方向の吸込口と貼り替え式の抜け毛吸着フィルターを備えた、最大23畳対応のペット用空気清浄機です。ペット臭を意識した活性炭フィルターや、犬猫のいたずらに備えた設計も採用しています。
口コミでは、ニオイの軽減と静音性を評価する声が目立ちます。抜け毛については「目に見えて取れた」という声がある反面、「商品画像ほど取れない」という感想もありました。
結論から言うと、Airbo D1がおすすめなのは、犬猫がよく過ごす一部屋で、舞い上がった毛とトイレ臭を同時に減らしたい家庭です。床やラグに付着した毛を取る目的なら、空気清浄機ではなく掃除機へ予算を回しましょう。
本記事では、口コミを並べるだけでなく、毛が取れる家と取れない家の差、置き場所、フィルター代まで掘り下げます。
※記事内のリンクには広告が含まれます。
Airbo D1を買って満足しやすいのは「舞う毛」が見える家庭
Airbo D1を選ぶ前に、床を見てください。
毛がカーペットへびっしり絡んでいるなら、回転ブラシ付きの掃除機が必要です。日差しの中で毛やホコリが舞い、部屋の隅へ綿毛のように集まるなら、Airbo D1の得意な場面です。
| 今いちばん困っていること | Airbo D1との相性 | 先に用意したいもの |
|---|---|---|
| 空中を漂う犬猫の毛 | 良い | Airbo D1をペットの生活圏へ置く |
| 猫砂の粉じん、花粉、細かなホコリ | 良い | HEPAフィルターで捕集する |
| 部屋へ広がったトイレ臭 | 良い | 発生源の清掃と併用する |
| フローリングへ落ちた毛 | 限定的 | ロボット掃除機やコードレス掃除機 |
| ラグ・ソファへ絡んだ毛 | 苦手 | 回転ブラシや粘着クリーナー |
| ペットシーツ自体の強いニオイ | 補助役 | 交換、洗浄、換気 |
空気清浄機は、部屋中の毛を引きずって回収する掃除機ではありません。Airbo D1は、毛が床や布へ付着する前に捕まえる「待ち伏せ役」です。
役割を理解して買えば、床掃除がゼロにならなくても、掃除した直後に毛が舞い戻る不満を減らせます。
Airbo D1の口コミ・評判は?29件の評価から見えた傾向
従来から販売されてきたhomerunPET版を含む楽天市場のレビューは、29件で5点満点中4.55でした。販売店や集計時期で件数は変わりますが、発売直後の感想だけではなく、数週間から半年使った声も確認できます。
評価の内訳は星5が18件、星4が10件、星2が1件。星1はありませんでした。ただし、高評価の件数だけで自宅でも同じ効果が出るとは限りません。部屋の広さ、ペットの頭数、毛質、置き場所まで読んで判断する必要があります。
良い口コミはニオイ・静音・抜け毛の順に多い
購入者からは、次のような評価が寄せられています。
- 猫の排泄後でも、部屋へニオイが残りにくくなった
- 長毛種の猫がいる部屋で、空中を舞う毛が減った
- フィルターへ毛が付き、捕集できている様子が目で分かる
- 弱運転は静かで、犬猫が気にしにくい
- 23畳対応のわりに圧迫感が少ない
- 抜け毛吸着フィルターを剥がして交換できる
なかでも評価がそろっていたのは脱臭です。トイレの近くや犬猫が長く過ごすリビングで、帰宅時のこもったニオイが気になりにくくなったという声が複数ありました。
抜け毛も高評価ですが、効き方は家庭ごとに差があります。「毛が取れた」という事実だけでなく、長毛種が複数いる、リビングへ置いた、長時間運転したといった条件にも注目しましょう。
悪い口コミ・気になる評判
不満として確認できたのは、主に次の点です。
- 期待したほど抜け毛がフィルターへ付かなかった
- 最大風量では運転音が気になる
- 電源コードが短く感じる
- 本体側のコード接続部が外れやすいと感じた
- アプリの接続やログインに手間取る場合がある
抜け毛の評価が割れた点は見逃せません。毛が重くてすぐ床へ落ちる、カーペットへ絡む、本体から離れた場所で毛が舞うといった環境では、吸込口まで届く量が減ります。
「23畳対応だから、23畳のどこに置いても毛を吸う」とは考えないほうが安全です。適用畳数は空気清浄の目安であり、部屋の端に落ちた毛を引き寄せる距離ではありません。
95.01%キャッチの数字を読み違えない
メーカーは、Airbo D1が舞い散る抜け毛を95.01%キャッチすると案内しています。
95.01%という数字は魅力的ですが、「部屋にある毛の95.01%がなくなる」「掃除機がほぼ不要になる」と読み替えてはいけません。メーカー所定の条件で測った捕集性能であり、自宅での結果は毛の種類や空気の流れで変わります。
実生活では、次の二段階で考えると誤解を避けられます。
- 毛が空気の流れに乗って本体の近くまで来る
- 6方向の吸込口から入り、抜け毛吸着フィルターへ付く
最初の段階で床へ落ちたり、ソファへ付着したりした毛は捕まえられません。高い捕集率を生かすには、性能より先に置き場所を整える必要があります。
毛が取れる置き場所は「部屋の中央」ではなく犬猫の動線上
見た目を優先して家具の陰へ隠すと、6方向吸引を生かせません。
おすすめは、ケージ、猫トイレ、よく使うベッド、犬猫が走り込む通路の近くです。毛が舞い始める場所と吸込口の距離を短くすると、床へ落ちる前に拾いやすくなります。
初日は仮置きし、フィルターの付き方で移動する
最初から定位置を決める必要はありません。
- ペットがよく過ごす場所から近く、周囲をふさがない場所へ置く
- 数日運転し、抜け毛吸着フィルターの付き方を見る
- 毛が少なければ、ケージやトイレへ50cmほど近づける
- エアコンやサーキュレーターの風で毛がどこへ流れるか確認する
数日たっても毛がほとんど付かない場合は、製品の故障と決めつける前に配置を変えてみましょう。風が強すぎて毛が本体を通り過ぎる場合もあります。
加湿器のミストが直接当たる場所、カーテンで吸込口が隠れる場所、ペットがコードを引っ張りやすい通路は避けてください。
一般的な空気清浄機よりペット家庭に向く理由
花粉やPM2.5を取るだけなら、一般的なHEPA空気清浄機にも選択肢はあります。Airbo D1へお金をかける理由は、大きな毛とペット臭を前提に、入口から安全面までまとめて設計されている点です。
| 比べる点 | Airbo D1 | 一般的な空気清浄機 |
|---|---|---|
| 抜け毛 | 6方向吸引と専用の貼り替えフィルター | プレフィルターで受ける製品が多い |
| ニオイ | ペット向け脱臭活性炭フィルター | 生活臭全般を想定した製品が多い |
| お手入れ | 毛が付いたシートを剥がして交換 | プレフィルターを掃除機で吸う場合が多い |
| 安全への配慮 | かじりに配慮したコード、操作ロック、滑り止め | 製品ごとに異なる |
| アプリ | 空気質確認、モード変更、タイマー | 非対応の製品もある |
| 維持費 | 抜け毛フィルターの定期交換が必要 | 洗えるプレフィルターなら安く済む |
一般的な空気清浄機でも、毛が少なく、プレフィルターを週に一度掃除できるなら十分です。短毛の猫1匹で、困りごとの中心が花粉なら、Airbo D1にこだわらなくても構いません。
長毛種や多頭飼いでフィルターの毛取りが追いつかない、トイレ臭も一緒に減らしたい家庭では、ペット専用設計が毎日の手間に直結します。
ほかのペット向け製品も含めて選びたい場合は、Dreame AP10とPetSnowy PS-070の比較も参考にしてください。
ニオイには強いが、自動運転を過信しない
Airbo D1は、ペットの尿臭の除去率92.4%、汗のニオイの除去率95%をメーカー試験値として掲げています。活性炭フィルターで、空気中へ広がったニオイ成分を吸着する仕組みです。
口コミでも脱臭への評価は高めでした。ただし、猫砂に排泄物が残っている、ペットシーツが汚れている、ベッドへ皮脂が染み込んでいる場合は、発生源からニオイが出続けます。
空気清浄機を置く前に、トイレの清掃、シーツ交換、寝具の洗濯を済ませましょう。Airbo D1は清掃後も空気中に残るニオイを減らす補助役です。
自動モードが見ているのはPM2.5
公式説明では、自動モードはPM2.5の状態に応じて風量を調節します。ニオイ専用センサーで排泄臭の強さを判断するとは案内されていません。
猫がトイレを使った直後でも、粒子の変化が小さければ、自動モードの風量が期待どおり上がらない可能性があります。トイレ臭をすぐに処理したいときは、手動で風量を上げる運用がおすすめです。
猫砂を勢いよく入れて粉じんが舞った場面では、PM2.5表示が上がり、自動運転が反応したという口コミもあります。粒子とニオイを同じものとして扱わない点が、使いこなしのコツです。
交換フィルター代は年約7,400〜11,800円が目安
Airbo D1は、水洗いの手間を抑えやすい代わりに、消耗品を定期購入します。
公式ストアで案内されている交換目安と価格から、年間費用を試算すると次のとおりです。
| 消耗品 | 交換目安 | 販売価格 | 年間の目安 |
|---|---|---|---|
| 抜け毛吸着フィルター12枚 | 1〜2か月に1枚 | 2,980円 | 約1,490〜2,980円 |
| 集じん脱臭HEPAフィルター2枚 | 6〜12か月に1枚 | 8,800円 | 約4,400〜8,800円 |
| 合計 | 使用環境で変動 | — | 約5,890〜11,780円 |
抜け毛吸着フィルターを1か月ごと、HEPAフィルターを6か月ごとに替える家庭では、年約11,780円です。毛やニオイが少なく、それぞれ長い交換周期で使えれば年約5,890円に下がります。
交換時期は、犬猫の頭数、換毛期、喫煙、料理の煙、運転時間で変わります。ニオイが戻った、風量が落ちた、フィルター表示が点灯した場合は、期間だけでなく状態も見て交換してください。
本体が安くなっていても、3年間では消耗品だけで約1.8万〜3.5万円かかる計算です。洗えるフィルターの手間を減らす代金と考え、購入前に予算へ入れておきましょう。
電気代は24時間運転でも月約130円の想定
メーカーは、日中を風量3の8.4W、夜をスリープモードの2.1Wで使った場合、24時間運転で月約130円と案内しています。電力単価31円/kWhによる試算です。
電気代より負担になりやすいのは交換フィルター代です。購入後の維持費を比べるなら、月の電気代だけを見て「省エネだから安い」と判断せず、消耗品を含めて考えましょう。
常に最大風量で回す、電力単価が異なるといった条件では金額も変わります。月約130円は、メーカーが想定するモードの使い分けをした場合の目安です。
34dBは最小風量の数字。換毛期は音が大きくなる
公称34dBは風量レベル1での運転音です。寝室や在宅ワーク中に弱く回す場面では、存在を意識しにくい水準といえます。口コミでも「静か」「犬猫が気にしない」という声が複数ありました。
毛を多く吸わせたい換毛期には、風量を上げる必要があります。最大風量でも気にならないという人がいる一方、「まあまあうるさい」という感想もありました。
音に敏感なら、昼間や外出中に風量を上げ、夜はおやすみモードへ切り替える使い方がおすすめです。アプリからタイマーやモードを変えられるため、時間帯で使い分けられます。
本体サイズと安全設計を確認
Airbo D1の主な仕様をまとめます。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 型番 | KJ320F-N01 |
| 適用面積 | 最大23畳(約42㎡) |
| CADR | 320m³/h |
| サイズ | 幅322×奥行260×高さ486mm |
| 重量 | 約6kg |
| 最小運転音 | 34dB(風量レベル1) |
| 運転モード | 手動5段階、自動、おやすみ |
| フィルター | 抜け毛吸着、集じん脱臭HEPA、ペット向け活性炭 |
| アプリ | 空気質確認、遠隔操作、タイマーなど |
床面積は幅約32cm、奥行き約26cmで、23畳対応機としては置き場所を作りやすいサイズです。6方向から吸うため、本体寸法だけを測って家具へぴったり寄せるのは避けましょう。
ペットの爪が引っ掛かりにくい吸込口、かじりに配慮したコード、自動ロック、滑り止めも備えます。猫が天面へ乗ったという口コミもあるため、上へ物を置かず、ぐらつかない平らな床へ設置してください。
Airbo D1がおすすめな人・おすすめしない人
Airbo D1がおすすめな人
- 長毛種や複数の犬猫と暮らしている
- 日差しの中に浮遊毛が見える
- 猫トイレや犬のベッドがある一部屋を重点的に対策したい
- 帰宅時のペット臭が気になる
- プレフィルターの毛を掃除するより、シートを剥がして替えたい
- 年約5,900〜11,800円の消耗品代を許容できる
- ペット向けのコードや操作ロックも重視する
当てはまる項目が多ければ、Airbo D1がおすすめです。特に、毛よりもニオイの口コミが安定しているため、トイレ臭と浮遊毛を一台で対策したい家庭に向いています。
Airbo D1をおすすめしない人
- 困っているのが床やソファへ付着した毛だけ
- 抜け毛の少ないペットを1匹飼っている
- 洗えるプレフィルターを自分で掃除できる
- 交換フィルターを毎年買いたくない
- ニオイの発生源を掃除せず、空気清浄機だけで無臭にしたい
- 23畳の部屋の隅々から毛を吸い寄せると期待している
床の毛を減らしたいなら、ロボット掃除機やコードレス掃除機がおすすめです。毛を自動で剥がしてダストボックスへ送る上位製品を探しているなら、価格は上がりますがDreame FP10も候補になります。
よくある質問
Airbo D1は床に落ちた毛も吸いますか?
主に空中を舞っている毛を吸う製品です。床のすぐ近くで軽い毛が再び舞えば吸い込む可能性はありますが、床へ付着した毛やカーペットへ絡んだ毛は掃除機で取りましょう。
Airbo D1は猫のトイレ臭に効果がありますか?
ペット向け活性炭フィルターで、空気中へ広がったニオイを吸着する設計です。口コミでもトイレ臭の軽減を評価する声が複数あります。ただし、排泄物や汚れた猫砂を残したままではニオイが出続けます。
抜け毛フィルターは掃除して再利用できますか?
抜け毛吸着フィルターは、毛がたまったら剥がして貼り替える消耗品です。メーカーの交換目安は1〜2か月。集じん脱臭HEPAフィルターは6〜12か月が目安です。
24時間つけっぱなしでも大丈夫ですか?
メーカーは24時間運転を前提にした電気代の目安を案内しています。吸込口をふさがず、フィルター交換と本体の手入れを行い、取扱説明書に従って使用してください。
SwitchBotアプリがないと使えませんか?
本体でも操作できます。アプリを使うと、空気の状態確認、モード変更、タイマーなどをスマートフォンから扱えます。アプリ対応状況や必要な通信環境は、購入前に商品ページで確認してください。
Airbo D1でアレルギー症状は改善しますか?
HEPAフィルターは猫・犬由来のアレルゲンを捕集する試験結果が公表されていますが、空気清浄機は治療機器ではありません。体調に不安がある場合は医療機関へ相談し、掃除、換気、寝室への立ち入り管理なども組み合わせてください。
まとめ:Airbo D1は毛を追いかける家電ではなく、通り道で待つ家電
Airbo D1は、6方向の吸込口で浮遊毛を待ち受け、貼り替え式フィルターで回収するペット用空気清浄機です。口コミでは、ニオイ、静音性、捕集した毛の見えやすさが評価されています。
ただし、床やラグの毛まで取る掃除機ではありません。抜け毛の評価が分かれる理由には、毛質だけでなく、犬猫の動線と本体の置き場所も関わります。
最後に、購入判断を一文でまとめます。
犬猫が過ごす部屋で、舞う毛とトイレ臭を同時に減らしたいならAirbo D1。床へ落ちた毛を取りたいなら掃除機がおすすめです。
交換フィルターは年約5,900〜11,800円が目安です。本体価格と3年分の消耗品を合わせても納得できるなら、一般的な空気清浄機よりペット家庭の悩みに合う一台になります。


