CMF by Nothingから、ブランド初のポータブルスピーカー「CMF Speaker S」と「CMF Speaker M」が2026年10月12日に発売されました。価格はSが9,800円、Mが17,800円(いずれも税込)で、差は8,000円です。
2台は同じ4色、同じBluetooth 6.0とIP68を備えた兄弟モデルですが、ドライバーの構成と出力、本体の大きさがはっきり違います。この記事では、Nothingの発表とAmazonの商品情報をもとに、どちらを選べばよいかを整理します。
発売から日が浅く、Amazonのカスタマーレビューはまだ0件です。音の感想や使い心地の評価はこの記事では扱わず、メーカーの情報と、そこから読み取れる使い分けに絞って説明します。

色も機能も同じなら、安いSでよくない?

機能はほとんど同じなんだけど、出力は10Wと35W、重さは334gと602gで、性格がかなり違うんだ。どこで鳴らすかを先に決めると選びやすいよ。
結論:差は出力と大きさ、価格差は8,000円
先に結論です。2台の違いは、主に次の3つです。
- 出力:Speaker Sは最大10W RMS、Speaker Mは最大35W RMS(25Wウーファー+10Wツイーター)
- 大きさと重さ:Sは約4.4×8.5×13.1cm・334g、Mは約5.4×8.5×22cm・602g(Amazonの商品情報)
- 価格:Sは9,800円、Mは17,800円(税込)
IP68の防塵・防水、Bluetooth 6.0、最大18時間の連続再生、ステレオモードやパーティーモード、USB-Cでのオーディオ再生などは2台に共通です。機能の差で選ぶというより、「持ち歩く小ささ」と「部屋で鳴らす余裕」のどちらを取るかで選ぶ組み合わせです。
おすすめはどっち?
迷ったときは、次のように考えるとわかりやすいでしょう。
- バッグに入れて持ち出す、デスクの横に小さく置きたいならSpeaker S
- リビングやテラスで、何人かで聴く場面が多いならSpeaker M
- 左右のステレオで聴きたいなら、同じモデルを2台そろえる(SとMの組み合わせではステレオモードの案内がない)
Nothingは、Speaker Sを「どこへでも気軽に持ち運べるコンパクトなモデル」、Speaker Mを「部屋やデスク、人が集まるシーンにも適したサイズ」のモデルとして紹介しています。メーカー自身も、使う場所で分けて考える2台として位置づけています。

ステレオで聴きたくなったら、SとMを1台ずつでもいいの?

Nothingの発表では、ステレオモードは「Speaker Sを2台、またはSpeaker Mを2台」と書かれているよ。SとMを混ぜるなら、Auracastのパーティーモードで同じ曲を同時に鳴らす使い方になるね。
CMF Speaker SとSpeaker Mの比較表
Nothingのプレスリリースと、Amazonの商品情報(販売元はNothing Japan)をもとに表にまとめます。
| 項目 | CMF Speaker S | CMF Speaker M |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年10月12日 | 2026年10月12日 |
| 価格(税込) | 9,800円 | 17,800円 |
| ドライバー | 45mmフルレンジ+パッシブラジエーター×2 | 70mmウーファー+16mmツイーター(密閉型) |
| 出力 | 最大10W RMS | 最大35W RMS(25W+10W) |
| 周波数帯域 | 70Hz〜20kHz | 60Hz〜20kHz |
| 大きさ(Amazon) | 約4.4×8.5×13.1cm(奥行×幅×高さ) | 約5.4×8.5×22cm(奥行×幅×高さ) |
| 重さ(Amazon) | 334g | 602g |
| 持ち運びの形 | 本体上部のアタッチメントポイント(ストラップやカラビナを付けられる) | ハンドル一体型 |
| 連続再生 | 最大18時間(ウルトラベースオン、音量50%) | 最大18時間(ウルトラベースオン、音量50%) |
| フル充電の時間(Amazon) | 約2.5時間 | 約3時間 |
| 防塵・防水 | IP68(水深1.5mで最長30分) | IP68(水深1.5mで最長30分) |
| Bluetooth | 6.0 | 6.0 |
| 色 | ホワイト、ダークグレー、オレンジ、ターコイズ | ホワイト、ダークグレー、オレンジ、ターコイズ |
大きさと重さ、フル充電の時間は、Nothingのプレスリリースではなく、Amazonの商品ページに載っている値です。連続再生の18時間は、プレスリリースでは「両モデルとも」の値として書かれています。
出力とドライバーの違い
Speaker Sは、45mmのフルレンジドライバー1基に、低音を補うパッシブラジエーターを2基組み合わせた構成です。1つのドライバーで全体の音を受け持つ、小型スピーカーらしい作りといえます。
Speaker Mは、70mmのウーファーと16mmのツイーターを分けた2ウェイ構成で、ウーファーに25W、ツイーターに10Wを割り当てています。周波数帯域の下限もSの70Hzに対してMは60Hzと少し低く、低音を出す余裕はMのほうが大きい設計です。
Nothingは、Speaker Mについて深みのある低音とクリアな高音、ボーカルや楽器の明瞭さを挙げています。ただし、これはメーカーの説明で、実際の聞こえ方を比べた評価ではありません。
大きさ・重さと持ち運びの形
高さはSが約13.1cm、Mが約22cmで、Mのほうが9cmほど背が高くなります。幅はどちらも約8.5cmです。重さはSが334g、Mが602gで、Mは500mlのペットボトルより重いくらいと考えるとイメージしやすいでしょう。
持ち運び方も違います。Sは本体上部のアタッチメントポイントにストラップやカラビナを付けられ、バッグにも収まりやすいサイズとされています。Mは本体にハンドルが一体化していて、手で提げて部屋から部屋、リビングからテラスへ移す使い方が想定されています。

Sって、リュックにぶら下げて歩けるくらいの大きさなんだね。

メーカーも「手のひらに収まるサイズ」と紹介しているね。Mは片手で持てるけど、カバンに入れっぱなしにするよりは、置き場所を移しながら使うタイプだと思うよ。
充電時間と電池の持ち
連続再生は、2台とも最大18時間です。条件は「ウルトラベースオン、音量50%」で、音量を上げればこれより短くなると考えておきましょう。10分間の急速充電で、最大1時間再生できる点も共通です。
フル充電までの時間は、Amazonの商品情報ではSが約2.5時間、Mが約3時間です。毎日使う場合でも、夜に充電しておけば十分間に合う長さです。
2台に共通する機能と、買ったあとの使い方
IP68の防塵・防水で、屋外や水回りでも使いやすい
どちらもIP68の防塵・防水性能を備え、水深1.5mで最長30分間の水没にも耐えられるとされています。キャンプやビーチ、ベランダ、お風呂場の近くなど、水やほこりが気になる場所でも使いやすい仕様です。
屋外へ持ち出すポータブルスピーカーを、ほかのメーカーとも比べたい人は、JBL CHARGE 6とCHARGE 5の違いの記事もあわせてどうぞ。
ステレオモードとパーティーモード
同じモデルを2台ペアリングすると、左右に音が分かれる「ステレオモード」で聴けます。Auracastを使う「パーティーモード」では、他社製品を含む2台以上の対応スピーカーで、同じ音楽を同時に鳴らせます。
はじめは1台で使い、あとからもう1台を買い足してステレオにする、という使い方もできます。その場合は、同じモデルを選ぶことを覚えておきましょう。
接続とUSB-Cのオーディオ再生
2台ともBluetooth 6.0に対応し、NFCのワンタッチペアリング、Google Fast Pair、Microsoft Swift Pairが使えます。2台の機器に同時接続できるので、スマートフォンとパソコンを、ペアリングし直さずに切り替えられます。
USB-Cポートは充電だけでなく、オーディオ再生にも使えます。対応するパソコンやスマートフォンにつなぐとデジタル接続で再生でき、Nothingはロスレス伝送と60ms未満の低遅延をうたっています。パソコンのそばに置くなら、デスク用のUSBスピーカーとしても使えます。
外部電源につないだ状態なら、ペアリング済みの機器が再接続したときに、スリープから自動で起動する「ウェイクアップ機能」もあります。デスクに置きっぱなしにする使い方と相性のよい機能です。
音の調整と本体の操作
「アダプティブチューニング」が再生中の音を分析して、出力とEQを自動で調整します。低音に厚みを加える「ウルトラベース」と、音の広がりを強める「ワイドサウンドステージ」も用意されています。
アプリ「Nothing X」では、バランス、低音強調、高音強調、ボイスの4つのEQプリセットと、好みに合わせたカスタムEQが選べます。Amazonの商品情報には、音量を最大60%に抑えて低音を調整する「ナイトモード」も載っています。
本体には、再生、曲送り、音量を操作できるダイヤルがあり、電源、ペアリング、Auracastには専用のボタンがあります。ダイヤルの長押しに、ウルトラベースやワイドサウンドステージの切り替えを割り当てることもできます。
フロントパネルとダイヤルの交換
2台とも、フロントパネルとダイヤルを交換できます。Nothingは公式の3Dデザインファイルを公開していて、自分でパーツを3Dプリントしてカスタマイズすることもできるとしています。色違いを選ぶだけでなく、見た目を変えて長く使いたい人にはうれしい仕組みです。
CMF by Nothingのほかの製品が気になる人は、イヤカフ型イヤホンを取り上げたCMF Clip Proの口コミ・評判の記事もあわせてどうぞ。
CMF Speaker Sがおすすめな人
- 通勤バッグやリュックに入れて、外でも音楽を鳴らしたい人
- デスクやキッチンに、場所をとらないスピーカーを置きたい人
- 1万円以内で、IP68とBluetooth 6.0を備えたスピーカーを選びたい人
- あとからもう1台買い足して、ステレオで聴きたい人
反対に、広いリビングで何人かと聴く場面が多い人や、低音の量感を重視する人は、出力に余裕のあるSpeaker Mも比べてみるとよいでしょう。
ほかのポータブルスピーカーも候補に入れるなら、JBL FLIP 7とFLIP 6の違いの記事も参考になります。
CMF Speaker Mがおすすめな人
- リビングやテラスなど、少し広い場所で鳴らしたい人
- ホームパーティーやキャンプで、何人かで音楽を聴く人
- ウーファーとツイーターを分けた2ウェイ構成を選びたい人
- ハンドルで提げて、部屋から部屋へ移しながら使いたい人
ただし、重さは602gで、Sの倍近くあります。毎日バッグに入れて持ち歩くつもりなら、重さと大きさを考えたうえで選びましょう。
よくある質問
CMF Speaker SとMで、電池の持ちは違いますか?
Nothingの発表では、2台とも最大18時間(ウルトラベースオン、音量50%)です。フル充電の時間は、Amazonの商品情報ではSが約2.5時間、Mが約3時間です。
SとMを1台ずつでステレオにできますか?
Nothingの発表では、ステレオモードは「Speaker Sを2台、またはSpeaker Mを2台」でペアリングする機能として案内されています。SとMの組み合わせなら、Auracastのパーティーモードで同時に鳴らす使い方になります。
パソコンにUSBでつないで使えますか?
使えます。USB-Cポートはオーディオ再生にも対応していて、対応するパソコンやスマートフォンにつなぐとデジタル接続で再生できます。
お風呂やプールのそばで使っても大丈夫ですか?
2台ともIP68で、水深1.5mで最長30分間の水没に耐えられるとされています。水がかかりやすい場所でも使いやすい仕様ですが、使ったあとは取扱説明書に合わせて手入れをしましょう。
サウンドバー選びで迷ったら、36製品を公式スペックとコスパで100点満点採点したランキングも参考にしてください。

CMF Speaker SとMのまとめ|持ち歩くならS、部屋で鳴らすならM
CMF Speaker SとSpeaker Mは、IP68、Bluetooth 6.0、18時間の連続再生、ステレオモードなど、機能の多くが共通する兄弟モデルです。違いは出力と大きさで、Sは最大10Wで334gの小型モデル、Mは最大35Wで602gの2ウェイモデルです。
バッグに入れて持ち出す、デスクに小さく置くならSpeaker S、リビングや屋外で何人かと聴くならSpeaker Mが合います。8,000円の差を、持ち歩きやすさと出力の余裕のどちらに使うかで選びましょう。




