ケンコー・トキナーから、防振双眼鏡「VCスマート 22×50 CellartoII ED WP」が2026年9月18日に発売されました。手ブレを打ち消す防振機能を持つ、倍率22倍、対物レンズ有効径50mmの双眼鏡です。
ケンコー・トキナーは、この双眼鏡を含む4製品について、「防振モード自動選択機能搭載の、ピタッと止まる手振れ補正付き防振双眼鏡「Kenko VC スマート CellartoII シリーズ」全 4 製品の販売を開始いたします。」と発表しています。
この記事では、ケンコー・トキナーの公式の製品ページとプレスリリースをもとに、22×50 CellartoII ED WPの特徴、同じシリーズのほかの3機種との違い、どんな人に向いているかを整理します。

22倍の双眼鏡って、手で持つと揺れて見にくくないの?

そこで防振機能の出番なんだ。22×50 CellartoII ED WPは、揺れの状況を自動で見分けて、防振のモードを切り替えるよ。三脚穴もあるから、三脚に固定して使うこともできるんだ。
結論:シリーズでいちばん高い倍率の、防水で三脚にも付けられる防振双眼鏡
先に結論を書きます。22×50 CellartoII ED WPは、VCスマート CellartoII シリーズの4機種の中で、倍率がいちばん高い22倍のモデルです。対物レンズ有効径は50mmです。
防振モード自動選択機能【Cellarto2】を持ち、防水設計で、シリーズで三脚穴を備えるのは22倍のモデルです。電源は単4形アルカリ乾電池2本で、連続約16時間動きます。製造国は日本です。
重量は855gで、メーカー希望小売価格は180,000円(税別)です。
主な仕様
ケンコー・トキナーの製品ページにある仕様を、表にまとめます。
| 項目 | VCスマート 22×50 CellartoII ED WP |
|---|---|
| 倍率 | 22倍 |
| 対物レンズ有効径 | 50mm |
| コーティング | フルマルチコート、フェイズコート、高反射コート |
| 実視界 | 3.05° |
| 見掛視界 | 60.7° |
| 1000m先の視野 | 53.2m |
| ひとみ径 | 2.3mm |
| 明るさ | 5.2 |
| アイレリーフ | 16mm |
| 眼幅 | 56~72mm |
| 最短合焦距離 | 5.5m |
| サイズ(眼幅最大時) | 200×65×133mm |
| 重量 | 855g |
| 電源 | 単4形アルカリ乾電池2本 |
| 防振角 | ±2° |
| 防水 | ○ |
| 製造国 | 日本 |
| 材質 | 本体ボディ:ポリカーボネイト樹脂、本体カバー:ABS樹脂、目当てラバー:NBR、転輪ラバー:ABS樹脂 |
| JANコード | 4961607407042 |
防振・見え方・防水と三脚穴・電池
防振モード自動選択機能【Cellarto2】
いちばんの特徴は、防振のモードを自動で選ぶ機能です。
製品ページでは、「「対象を探す時や船の上の観測など、大きな揺れ」「対象を見つけて双眼鏡が止まった状態での微細な揺れ」これらの状態を双眼鏡が自動で検知し、最適なモードに切り替える機能を搭載。」と説明しています。
続けて、「煩わしい切り替えを必要とせず、いつも最適な防振モードを迅速に切り替えて、最高の視界を提供します。」とあります。

シリーズ全体の説明では、「さらに本シリーズでは防振制御をより滑らかに最適化。視界の自然さと見やすさが向上し、長時間の使用でも快適な見え味を実現しました。」と紹介しています。
「揺れ」の種類についての説明
製品ページとプレスリリースは、双眼鏡の揺れについて「双眼鏡で見ている時の「揺れ」には、対象を追いかけて大きくパンニングする際や船上で揺れながら使用する際に生じる「大きな揺れ」と、静止した対象を見ている際の手ブレによる「微細な揺れ」など、さまざまな揺れがあります。」と説明しています。
そのうえで、シリーズについて「双眼鏡がおかれている「揺れ」の状況を自動で検知し、状況に応じ最適な防振モードへ瞬時に切り替え、大切な鑑賞時間・観測時間をより高精細でより快適に、そしてより大きな感動を得るためにサポートをします。」と紹介しています。
防振角は±2°です。防振のオンとオフは、スライドスイッチで切り替えます。

揺れの大きさで、モードが勝手に変わるんだね。

そうだよ。対象を探して双眼鏡を大きく動かしているときと、見つけて止めているときで、モードを自動で切り替えるんだ。
22倍・50mmの見え方の数字
倍率は22倍、対物レンズ有効径は50mmです。実視界は3.05°、1000m先の視野は53.2m、見掛視界は60.7°です。
ひとみ径は2.3mm、明るさは5.2です。アイレリーフは16mm、眼幅は56~72mm、最短合焦距離は5.5mです。
コーティングは、フルマルチコート、フェイズコート、高反射コートです。フルマルチコートについて、製品ページは「すべてのレンズとプリズム透過面に光の透過を最大限に上げる“フルマルチコート(高透過多層膜)”を施してあり、明るい像が広がります。」と説明しています。
完全防水と三脚穴
22×50 CellartoII ED WPは防水設計です。製品ページは「屋外での使用でも安心な防水設計。レンズが曇りにくく、突然の雨にも安心してご使用いただけます。」と紹介しています。製造国は日本で、製品ページには「安心の Made in Japan 。」とあります。
三脚穴も備えています。製品ページでは、「22×50 ED WPには、底面にU1/4ネジ穴が装備されていますので、長時間の観察など三脚に固定してご使用いただけます。」と説明しています。
プレスリリースでは、三脚穴の項目に【22倍】と書かれています。シリーズの4機種のうち、三脚穴を備えるのは22倍のモデルです。
単4形乾電池2本で連続約16時間
電源について、製品ページは「電源は、国内海外問わずコンビニなどで簡単に手に入る単4形アルカリ乾電池を採用。」と説明しています。2本で、連続約16時間動きます。
オートパワーオフ機能を撤廃
CellartoIIシリーズでは、自動で電源が切れる機能をなくしています。製品ページは「駆動時間を延ばし、こまめに電源が落ちるオートオフ機能を撤廃しました。」と説明しています。
その理由として、「コンサートや観測の間、常に見たい瞬間を防振が効いた視界で鑑賞・観測することができます。」とあります。
使いやすさとシリーズでの位置
持ちやすさと使いやすさの工夫
握りやすいフラット設計
製品ページでは、「握りやすさにこだわり、電池BOXをサイド側に配置しました。」と説明しています。プレスリリースでは、フラット設計の項目に【10倍/14倍/22倍】と書かれています。
パイロットランプ遮光スライドシャッター
防振がオンになっていることを示すパイロットランプには、光を隠すシャッターが付いています。製品ページは「コンサート中、動画撮影と間違えられやすいパイロットランプの点灯を隠す“遮光スライドシャッター”を搭載しました。」と説明しています。
付属品
双眼鏡ストラップとポーチが付属します。ストラップについて、製品ページは「ストラップは、厚手のネオプレーン生地を使用し、首への負担を軽減。」と説明しています。長さは145cmで、肩から斜め掛けできるようにしたとしています。
さらに、「22倍のみ、ハンドストラップも付属。(ネックストラップとハンドストラップを併用できます。)」とあります。
製品ページに並ぶ特長
製品ページの冒頭には、22×50 CellartoII ED WPの特長として、防振モード自動選択機能【Cellarto2】、フルマルチコート、握りやすいフラット設計、単4形アルカリ乾電池2本で駆動、オートパワーオフ機能の撤廃、使いやすいスライドスイッチ、パイロットランプ遮光スライドシャッター、完全防水設計、三脚穴、双眼鏡ストラップとポーチの付属が並んでいます。
シリーズ4機種との違い
VCスマート CellartoII シリーズは、22×50 CellartoII ED WPを含む4機種です。プレスリリースに書かれている、それぞれの対応と価格を表にまとめます。
| 項目 | 22×50 CellartoII ED WP | 14×30 CellartoII | 15×42 CellartoII WP | 10×30 CellartoII WP |
|---|---|---|---|---|
| 倍率 | 22倍 | 14倍 | 15倍 | 10倍 |
| 電源 | 単4形アルカリ乾電池2本(連続約16時間) | 単3形アルカリ乾電池1本(連続約28時間) | 単3形アルカリ乾電池1本(連続約28時間) | 単3形アルカリ乾電池1本(連続約28時間) |
| 完全防水設計 | ○ | - | ○ | ○ |
| 三脚穴 | ○ | - | - | - |
| フラット設計 | ○ | ○ | - | ○ |
| 軽量・コンパクト設計 | - | ○ | - | - |
| ハンドストラップ付属 | ○ | - | - | - |
| 発売日 | 2026年9月18日 | 2026年9月18日 | 2026年10月16日(予定) | 2026年11月13日(予定) |
| メーカー希望小売価格(税別) | 180,000円 | 100,000円 | 120,000円 | 110,000円 |

プレスリリースでは、14倍のモデルについて「コンサートに最適な軽量・コンパクト設計【14倍】」と紹介しています。22倍のモデルは、防水設計の項目で「野鳥や星空の観測などに最適な完全防水設計【10倍/15倍/22倍】」に含まれています。
電源は、22倍のモデルだけが単4形乾電池2本です。ほかの3機種は単3形乾電池1本で、連続約28時間です。
モデルごとの違いを文章で整理
14×30 CellartoIIは、倍率14倍のモデルです。プレスリリースでは、コンサートに最適な軽量・コンパクト設計のモデルとして紹介されています。電源は単3形アルカリ乾電池1本で、完全防水設計と三脚穴の項目には含まれていません。発売日は2026年9月18日、メーカー希望小売価格は100,000円(税別)です。
15×42 CellartoII WPは、倍率15倍のモデルです。完全防水設計の項目に含まれ、電源は単3形アルカリ乾電池1本です。発売日は2026年10月16日(予定)、メーカー希望小売価格は120,000円(税別)です。
10×30 CellartoII WPは、倍率10倍のモデルです。完全防水設計とフラット設計の項目に含まれ、電源は単3形アルカリ乾電池1本です。発売日は2026年11月13日(予定)、メーカー希望小売価格は110,000円(税別)です。
22×50 CellartoII ED WPは、倍率22倍のモデルです。完全防水設計、フラット設計、三脚穴の項目に含まれ、ハンドストラップも付属します。電源は単4形アルカリ乾電池2本です。発売日は2026年9月18日、メーカー希望小売価格は180,000円(税別)で、4機種の中でいちばん高い価格です。
4機種に共通するのは、防振モード自動選択機能、フルマルチコート、オートパワーオフ機能の撤廃、スライドスイッチ、パイロットランプ遮光スライドシャッター、双眼鏡ストラップとポーチの付属です。

4機種あると、どれにするか迷っちゃう。

倍率、電池、防水、三脚穴のどれが必要かを見てみよう。22倍で三脚穴とハンドストラップが付くのは、22×50 CellartoII ED WPだけなんだ。防水設計は10倍、15倍、22倍の3機種だよ。
ラインアップの考え方
プレスリリースでは、シリーズのラインアップについて「ラインアップは、コンサートで活躍するコンパクトモデルから、防水設計を採用したバードウォッチングやアウトドア向けモデルまで全4種類。」と紹介しています。
14倍のモデルはコンサート向けの軽量・コンパクト設計、10倍、15倍、22倍のモデルは防水設計という分け方です。22倍のモデルは、防水設計に加えて三脚穴を備えています。
22×50の価格と向いている人
価格と発売日
発売日は2026年9月18日です。メーカー希望小売価格は180,000円(税別)です。
ケンコー・トキナーの公式オンラインショップでは、198,000円(税込)で販売されています。
公式オンラインショップの商品ページには「即配」の表記があります。ショップの案内では、「ご注文確認(銀行振込の場合はご入金確認)後、在庫がある商品は当日から翌営業日までには出荷します。」としています。
22×50 CellartoII ED WPが向いている人
- シリーズでいちばん高い22倍の倍率で、防振機能付きの双眼鏡を使いたい人
- 野鳥や星空の観測など、屋外で防水設計の双眼鏡を使いたい人
- 長時間の観察で、三脚に固定して使いたい人
- 揺れの状況に合わせて、防振のモードを自動で切り替えたい人
- ネックストラップとハンドストラップを併用したい人
買う前に知っておきたいこと
- 重量は855gで、シリーズのほかの3機種とは電源が違う(単4形乾電池2本)
- オートパワーオフ機能はない
- 最短合焦距離は5.5m
- ひとみ径は2.3mm、明るさは5.2
よくある質問
三脚に付けられますか?
はい。底面にU1/4ネジ穴を備えています。シリーズで三脚穴を備えるのは22倍のモデルです。
電池は何を使いますか?
単4形アルカリ乾電池2本です。2本で連続約16時間動きます。
雨の日でも使えますか?
防水設計です。製品ページは、突然の雨にも安心して使えると紹介しています。
防振のオンとオフはどう切り替えますか?
スライドスイッチで切り替えます。CellartoIIシリーズでは、オートパワーオフ機能を撤廃しています。
付属品は何ですか?
双眼鏡ストラップ、ポーチ、ハンドストラップです。ハンドストラップが付属するのは、シリーズで22倍のモデルだけです。
どこで作られていますか?
製造国は日本です。
近くのものにピントは合いますか?
最短合焦距離は5.5mです。
アイレリーフと眼幅はどのくらいですか?
アイレリーフは16mmです。眼幅は56~72mmに対応しています。
シリーズのほかのモデルと電池は同じですか?
違います。22倍のモデルは単4形アルカリ乾電池2本(連続約16時間)で、14倍、15倍、10倍のモデルは単3形アルカリ乾電池1本(連続約28時間)です。
ストラップの長さはどのくらいですか?
双眼鏡ストラップの長さは145cmです。厚手のネオプレーン生地を使っていて、肩から斜め掛けできるようにしたとしています。
コンサートでも使えますか?
CellartoIIシリーズの説明では、パイロットランプの点灯を隠す遮光スライドシャッターを、コンサート中に動画撮影と間違えられやすいランプへの対策として紹介しています。シリーズでコンサート向けの軽量・コンパクト設計とされているのは、14倍のモデルです。
価格はいくらですか?
メーカー希望小売価格は180,000円(税別)です。ケンコー・トキナーの公式オンラインショップでは、198,000円(税込)で販売されています。
重さはどのくらいですか?
855gです。サイズは、眼幅最大時で200×65×133mmです。
防振の効く範囲はどのくらいですか?
防振角は±2°です。
いつ発売されましたか?
2026年9月18日です。ケンコー・トキナーは、2026年9月14日のプレスリリースでシリーズ4製品の発売を発表しました。
VCスマート 22×50のまとめ|シリーズでいちばん高い22倍の防振双眼鏡
VCスマート 22×50 CellartoII ED WPは、シリーズでいちばん高い22倍の倍率を持つ防振双眼鏡です。揺れの状況に合わせて防振のモードを自動で切り替える【Cellarto2】、完全防水設計、シリーズで22倍のモデルだけが備える三脚穴とハンドストラップが特徴です。
電源は単4形アルカリ乾電池2本で、連続約16時間動きます。重量は855g、メーカー希望小売価格は180,000円(税別)です。




