TP-LinkのスマートホームブランドTapoから、ハブ付きのソーラー給電セキュリティカメラキットが3つ同時に発表されました。この記事では、そのうちの「Tapo HB610」と「Tapo HB410」を比べます。
TP-Linkのプレスリリースでは、「ソーラー給電対応セキュリティカメラキット「Tapo HB112」「Tapo HB410」「Tapo HB610」(ホームセキュリティハブ「Tapo H500」付属)を、2026年9月18日(金)にオンライン限定で販売開始します。」と発表しています。
HB610とHB410は、同時に発表された2つのキットです。どちらもカメラ2台とハブ「Tapo H500」のセットで、カメラの種類とソーラーパネルの形が違います。
HB410については、Tapo HB410の口コミ・評判の記事でも紹介しています。

HB610とHB410、数字が大きいHB610のほうが上のモデルなの?

そういう順番ではないんだ。HB610は4Kの単眼カメラとソーラーパネルが一体になったキット、HB410は2Kのレンズを2つ持つカメラと、分けて置けるソーラーパネルのキットだよ。
結論:4Kの一体型か、2Kのデュアルレンズと分離型パネルか
先に結論を書きます。HB610のカメラはTapo C465で、4K 8MP(3840×2160px)の単眼カメラです。ソーラーパネルはカメラと一体で、マグネット式の台座で壁面に取り付けます。
HB410のカメラはTapo C645Dで、2K 3MPの固定レンズ(広角)と、6mm望遠のパンチルトレンズの2つを持っています。ソーラーパネルはTapo A201で、カメラと分けて取り付けられます。
想定販売価格(税込)は、HB610が58,800円、HB410が69,800円です(プレスリリースによる)。

主な仕様の比較
TP-Linkの製品ページの仕様を、表にまとめます。
| 項目 | Tapo HB610 | Tapo HB410 |
|---|---|---|
| カメラ | Tapo C465×2 | Tapo C645D×2 |
| ソーラーパネル | カメラに一体 | Tapo A201×2(分離型) |
| イメージセンサー | 1/2.7″プログレッシブスキャンCMOS(スターライトセンサー対応) | 1/2.8″プログレッシブスキャンCMOS |
| 最大解像度 | 4K 8MP(3840×2160px) | 広角・望遠とも2K 3MP(2304×1296px) |
| 視野角(対角) | 134° | 広角165.1°、望遠65.5° |
| パン/チルト | - | 望遠レンズ:水平360°/垂直120° |
| デジタルズーム | 18倍 | 10.8倍 |
| ナイトビジョン | フルカラー(最長14.9m) | 広角:赤外線5m・フルカラー4m、望遠:赤外線9m・フルカラー9m |
| サイレン音量(10cm) | 100dB | 91.5dB |
| モーションセンサー | シングル(水平視野角120°) | 3個 |
| バッテリー | 7,800mAh | 10,000mAh |
| 標準/最大消費電力 | 1.1W / 3.8W | 1.36W / 6W |
| 設置方法 | 壁面取り付け | 壁面取り付け、支柱取り付け(バンドは別売) |
| カメラの寸法 | 109×84×120mm | 132×82×160mm |
| 重量 | カメラ:425g | カメラ:655g、ソーラーパネル:143g |
| 耐候性 | IP65 | IP65 |
| 想定販売価格(税込) | 58,800円 | 69,800円 |
画質・給電・夜間の切り替え
カメラの違い:4K単眼と2Kデュアルレンズ
HB610:4Kとスターライトセンサー
HB610のカメラについて、製品ページは「スターライトセンサーを搭載した2台の4Kカメラが細部まで映し出すので、顔・荷物・車両もより識別しやすくなります。」と紹介しています。
レンズは焦点距離3.17mm、絞りF1.65で、視野角は134°(対角)/113°(水平)/59°(垂直)です。デジタルズームは18倍です。
HB410:広角の固定レンズと望遠のパンチルトレンズ
HB410のカメラは、レンズを2つ持っています。製品ページは「165°の視野角を持つ固定レンズ(広角)とパンチルトレンズ(6mm望遠)を備え、広範囲をクリアに撮影しながら、ズーム機能で人物や車両を細部まで捉えます。」と紹介しています。
2つのレンズの連携について、「固定レンズが検知した対象の動きをパンチルトレンズが自動で追尾し、どんな瞬間も見逃しません。」とあります。
HB410では、見たい場所を指定する使い方もできます。製品ページには「固定レンズの撮影範囲内でエリアを指定すると、パンチルトレンズが指定した箇所を映します。」とあります。
また、「望遠レンズはパンチルト機能を備え、対象の動きを自動で追尾したり必要に応じてフォーカスを変えたりすることが可能です。固定の広角レンズは手動でカメラの角度を調整できるので、気になるエリアを柔軟にカバーできます。」とも書かれています。
固定レンズ(広角)は焦点距離2.53mm、視野角165.1°(対角)、パンチルトレンズ(6mm望遠)は視野角65.5°(対角)で、水平360°/垂直120°の範囲を動かせます。デジタルズームは10.8倍です。

HB410は、1台で広い範囲と遠くの両方を撮れるんだね。

そうだよ。HB610はレンズが1つで、そのかわり4Kの解像度なんだ。
ソーラーパネルの違い:一体型と分離型
HB610は、カメラとソーラーパネルが一体です。製品ページは「ソーラーパネル一体型デザインなので、余計な取り付けや配線は不要。」と紹介しています。仕様表には、ソーラーパネル一体型のため他のカメラは接続できないとあります。
HB410は、ソーラーパネル「Tapo A201」が分かれています。製品ページは「配線を気にせず設置でき、カメラとソーラーパネルを併せて取り付けることも、それぞれを監視したい位置と十分な太陽光を受けられる位置に取り付け、給電効率を上げることも可能です。」と説明しています。
A201ソーラーパネルの最大給電電圧は5.2V、最大給電電力は2.5Wです。寸法は173×120×15.5mm、重量は143gです。
取り付け方
HB610は壁面取り付けです。製品ページでは、「マグネット式の台座で設置や角度調整もかんたんです。」と紹介しています。付属品には、盗難防止ワイヤーが2本入っています。
HB410は、壁面取り付けと支柱取り付けに対応しています。支柱取り付け用のバンドは付属していません。
ナイトビジョンの違い
HB610は、フルカラーナイトビジョンで最長14.9mです。ライトは850nm IR LED×4と白色LED×2です。
製品ページでは、「カラーナイトビジョンに対応し、暗がりでも最大14.9m先の人物や車両もフルカラーでしっかりと捉えます。」と紹介しています。
HB410は、レンズごとに距離が違います。固定レンズ(広角)は赤外線ナイトビジョンが最長5m、フルカラーナイトビジョンが最長4mです。パンチルトレンズ(6mm望遠)は、赤外線もフルカラーも最長9mです。
夜の撮影モード
どちらのカメラも、赤外線モードとフルカラーモードを持ち、日中と夜間の切り替えに対応しています。
HB610の製品ページは、「スターライトセンサーを搭載し、暗い場所をフルカラーで撮影することも、ライトを使用せず夜間でも目立ちにくい赤外線撮影で、消費電力を抑えながら監視することも可能です。」と説明しています。
HB410の製品ページは、「内蔵のスポットライトを使用してフルカラーで撮影することも、ライトを使用せず夜間でも目立ちにくい赤外線撮影で、消費電力を抑えながら監視することも可能です。」と説明しています。HB410のライトは、850nm IR LED&スポットライト×6と、アラートライト×2です。
HB610はスターライトセンサーで、HB410は内蔵のスポットライトで、フルカラーの撮影をするという書き方の違いがあります。
駆動日数と、そのほかの機能
バッテリーと消費電力
バッテリーは、HB610が7,800mAh、HB410が10,000mAhです。1度のフル充電での駆動日数は、HB610が最長180日間、HB410が最長120日間です。
この日数について、HB610の製品ページは「180日間のバッテリー駆動時間は、TP-Linkの実験室で1日あたり300秒間使用したテストに基づいています。」と注記しています。HB410の製品ページにも、「120日間のバッテリー駆動時間は、TP-Linkの実験室で1日あたり300秒間使用したテストに基づいています。」とあります。
標準消費電力は、HB610が1.1W、HB410が1.36Wです。最大消費電力は、HB610が3.8W、HB410が6Wです。

1日の太陽光の目安
製品ページには、1日に必要な日照の目安も書かれています。HB610は「毎日50分間」、HB410は「毎日1時間」です。どちらの製品ページも、直射日光に当てれば、カメラを1日中稼働させるために必要な電力を確保できると説明しています。
この時間の条件について、HB610の製品ページは「50分間の太陽光給電は標準的な環境条件(1000W/㎡・25℃・AM1.5)および1日あたり最大100件のイベントをトリガーした場合のテスト結果に基づいています。」と注記しています。HB410の製品ページも、1時間の太陽光給電について同じ条件を書いています。
ソーラーパネルの角度について、どちらの製品ページも「ソーラーパネルの台座は角度を変えられるので、壁面や屋根等、設置場所に合わせて十分な太陽光を取り込めるように調整することができます。」と説明しています。
サイレンとセンサー
サイレンの音量は、10cmの距離で測った値で、HB610が100dB、HB410が91.5dBです。HB610は100cmで80dB、HB410は300cmで64.4dBという値も書かれています。
モーションセンサーは、HB610がシングル(水平視野角120°)、HB410が3個です。周囲光センサーは、どちらも1個です。
サイレンは、警告のほかにも使えます。HB410の製品ページは「大音量のアラームで不審者に警告するだけでなく、Tapoアプリと連携してチャイムとして活用したり、ドアを開けずに内蔵マイク&スピーカーで応対したりできます。」と紹介しています。音声通話は、どちらも双方向通話(ノイズキャンセリング搭載)です。
耐候性はどちらもIP65です。製品ページでは「IP65の防水・防塵性能を備え、雨・雪・粉塵・強い日差し等の厳しい気象条件下でも安定して動作します。」と説明しています。
Wi-Fiとセキュリティ
カメラのWi-Fiは、どちらも2.4GHzと5GHzに対応しています。製品ページは「2.4GHz&5GHzのデュアルバンドWi-Fiに対応し、カメラの設置場所や環境に応じて接続先を選ぶことで、安定したストリーミングと録画を実現できます。」と紹介しています。
セキュリティの項目には、どちらもローカルAI検知と、128-bit AES Encryption with SSL/TLSが書かれています。動画圧縮について、HB610の仕様表にはH.264とあります。
2つのキットで同じところ
どちらのキットにも、CentralHub ホームセキュリティハブ「Tapo H500」が1台付属します。
プレスリリースでは、H500について「付属のCentralHub™「Tapo H500」では、複数のカメラ映像を一括管理し、録画データをローカルに保存できます。16GBのストレージを内蔵し、HDDまたはSSDを追加することで、保存容量を最大16TBまで拡張可能です。」と紹介しています。HDDやSSDは別売りです。
ハブTapo H500でできること
H500には、最大16台のTapoカメラと、最大64個のTapoセンサーをつなげます。どちらの製品ページにも書かれている内容です。
製品ページでは、「点在する複数カメラのライブ映像・3Dダッシュボード・接続している全Tapoデバイスの状態を、1つの画面から確認して管理することができます。」と紹介しています。
テレビへの表示については、H500とテレビやモニターをHDMIケーブルでつなぐと、追加の機器なしでカメラの映像を大きな画面に映せると紹介しています。
プレスリリースによると、H500はルーターに有線LANまたは5GHzのWi-Fiでつなぎ、2.4GHzはTapoカメラなどのTapoデバイスの接続専用です。
設置場所の例
プレスリリースでは、キットの使い方について「それぞれ2台がセットとなっているため、玄関前と裏口、庭先と駐車スペースなど複数箇所に設置でき、一式で住まいの周囲を幅広く見守れます。」と紹介しています。
2機種で共通の仕様
- Wi-Fiは2.4GHzと5GHzに対応(カメラにLANポートはない)
- AI検知は動体・人物・ペット・車両、顔認識はハブで対応
- カメラにmicroSDカードスロット(最大512GB、カードは別売り)
- クラウドストレージはTapo Care(有償)
- 耐候性はIP65
- フレームレートは15fps
- RTSPとONVIFには非対応
- 動作温度は-20℃~45℃、充電温度は0℃~45℃
どちらの製品ページにも、PCから映像は見られず、スマートフォンアプリのTapoからのみ見られると書かれています。
HB610とHB410のキットの購入前に
セットの中身
製品ページに書かれている製品構成です。
| Tapo HB610 | Tapo HB410 |
|---|---|
| Tapo C465本体×2 | Tapo C645D本体×2 |
| マグネット式台座×2 | Tapo A201 ソーラーパネル×2 |
| スチールプレート×2 | Tapo A201 ソーラーパネル用台座×2、台座カバー×2 |
| 取り付け用ネジ×6、取り付け用アンカー×6 | 取り付け用ネジ×18、取り付け用アンカー×18 |
| 位置決めシール×2 | 位置決めシール×4、ケーブルホルダー×2 |
| 盗難防止ワイヤー×2 | 延長ケーブル×2 |
| USBアダプターケーブル×2 | USBアダプターケーブル×1 |
| Tapo H500本体×1、電源アダプター×1、LANケーブル×1、ハードディスク用ネジ×4、かんたん設定ガイド | Tapo H500本体×1、電源アダプター×1、LANケーブル×1、ハードディスク用ネジ×4、かんたん設定ガイド |
盗難防止ワイヤーはHB610に、延長ケーブルとケーブルホルダーはHB410に入っています。カメラ用の電源アダプターは、どちらのキットにも付属していません。
想定販売価格
プレスリリースによる想定販売価格(税込)は、HB610が58,800円、HB410が69,800円です。差は11,000円で、HB410のほうが高い価格です。
プレスリリースでは、3つのキットをオンライン限定で販売すると発表しています。
選ぶときに見ておきたい違い
- 画質:HB610は4K 8MP、HB410は2K 3MPのレンズが2つ
- レンズ:HB610は単眼、HB410は広角の固定レンズと望遠のパンチルトレンズ
- ソーラーパネル:HB610はカメラと一体、HB410は分けて取り付けられる
- 取り付け:HB610は壁面、HB410は壁面と支柱(バンド別売)
- バッテリーの最長日数:HB610は180日間、HB410は120日間(1日300秒の社内テスト)
- カメラの重さ:HB610は425g、HB410は655g(パネルは別に143g)
よくある質問
HB610とHB410は、いつ発表されたキットですか?
TP-Linkは、2026年9月10日付のプレスリリースで、HB112、HB410、HB610の3キットを同時に発表しています。HB610とHB410は、同時に発表された2つのキットです。
ハブは両方に付いていますか?
はい。どちらにもTapo H500が1台付属します。
ソーラーパネルを日の当たる場所に分けて置けるのはどちらですか?
HB410です。ソーラーパネルTapo A201が分かれていて、カメラと別の位置に取り付けられます。HB610はカメラとソーラーパネルが一体です。
夜にカラーで撮れる距離はどちらが長いですか?
HB610はフルカラーで最長14.9mです。HB410は、望遠レンズでフルカラー最長9m、広角レンズでフルカラー最長4mです。
バッテリーが長持ちするのはどちらですか?
製品ページの最長駆動日数は、HB610が180日間、HB410が120日間です。どちらも、TP-Linkの実験室で1日あたり300秒間使用したテストにもとづく値です。バッテリー容量は、HB410の10,000mAhのほうが大きい値です。
支柱に付けられますか?
HB410は支柱取り付けに対応しています(支柱取り付け用バンドは別売)。HB610の設置方法は壁面取り付けです。
録画はどこに保存されますか?
ハブTapo H500の内蔵ストレージ(16GB eMMC)と、追加できる2.5インチSATAのHDD/SSD、カメラのmicroSDカード、有償のTapo Careです。
スマートスピーカーと連携できますか?
製品ページには、Googleアシスタント、Amazon Alexa、Samsung SmartThingsと連携すれば、Echo ShowやChromecastに映像を表示できると書かれています。
HB610とHB410のまとめ|4Kの一体型か、2Kのデュアルレンズと分離型か
Tapo HB610とTapo HB410は、同じ日に発表された、ハブ付きのソーラー給電セキュリティカメラキットです。どちらもカメラ2台とTapo H500のセットです。
HB610は4Kの単眼カメラとソーラーパネルが一体で、壁面に取り付けます。HB410は2Kの広角レンズと望遠のパンチルトレンズを持つカメラと、分けて置けるソーラーパネルのセットです。想定販売価格は、HB610が58,800円、HB410が69,800円です。




