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VCスマート 14×30 CellartoIIとCellartoの違い|仕様は同じ、変わったのは防振の滑らかさとストラップ

VCスマート 14×30 CellartoIIとCellartoの違い|仕様は同じ、変わったのは防振の滑らかさとストラップ 双眼鏡

ケンコー・トキナーの防振双眼鏡「VCスマート 14×30」に、新しいCellartoIIが加わりました。2024年7月26日に発売されたCellartoの後継にあたるモデルで、発売日は2026年9月18日です。コンサートやライブで使う防振双眼鏡として、旧型を買うか新型を待つか迷っている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、ケンコー・トキナーの新旧の製品ページと新製品情報をもとに、CellartoIIの特徴、旧型との違い、どんな人が買うべきかを整理します。新型は発売されたばかりの製品なので、この記事では公式の情報を中心にまとめます。筆者による実機での見比べはしていません。

くらちゃん
くらちゃん

新しい防振双眼鏡なら、きっと新しい機能がたくさん増えているんだよね?

かでくん
かでくん

実は、倍率や重さ、電池などの仕様は新旧で同じなんだ。公式が挙げている違いは3つだけだよ。

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商品情報取得:2026/11/04 07:40〜2026/11/04 09:40

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結論:迷ったら旧型のCellartoを選んでいい

先に結論を書きます。14×30の防振双眼鏡を買うなら、多くの人は旧型のCellartoを選んで問題ありません。倍率、対物レンズの大きさ、実視界、大きさ、重さ、電池、防振角は、新旧の製品ページで同じ数字です。

旧型のCellartoは、希望小売価格が1万円(税別)安いモデルです。同じ見え方の基本性能を、より安く手に入れられます。

一方で、新型のCellartoIIを選ぶ理由もあります。公式は、防振制御を「より滑らか」にしたこと、首や肩に掛けやすいストラップにしたことを挙げています。長時間のコンサートで双眼鏡をのぞき続ける人や、ストラップを買い足したくない人は、CellartoIIを選ぶとよいでしょう。

この記事の結論は、ケンコー・トキナーの公式の製品ページの情報をもとにしたものです。

VCスマート 14×30 CellartoIIの特徴

まずは、CellartoIIがどんな双眼鏡なのかを見ていきます。ここで紹介する特徴の多くは、旧型のCellartoにも同じものがあります。報道では新しい機能のように紹介されることもありますが、旧型の製品ページにも同じ見出しが並んでいます。

揺れに合わせて防振モードを自動で切り替える

CellartoIIの中心となる特徴は、揺れの状態を検知して防振のモードを自動で切り替えることです。製品ページでは、「「対象を探す時や船の上の観測など、大きな揺れ」「対象を見つけて双眼鏡が止まった状態での微細な揺れ」これらの状態を双眼鏡が自動で検知し、最適なモードに切り替える機能を搭載。」と説明されています。

コンサートでは、ステージの端から端へ双眼鏡を動かして推しを探す場面と、見つけた推しを止まった状態で見続ける場面があります。モードを自分で切り替えなくてよいので、見ることに集中できます。この自動の切り替えは、旧型のCellartoの製品ページにも「防振モード自動選択機能搭載」と書かれています。

14倍の倍率と、手のひらに収まる大きさ

倍率は14倍、対物レンズの有効径は30mmです。実視界は3.7°で、外形寸法は147×51×118mm、重さは462gです。14倍は、遠くのステージを大きく見たい人向けの倍率です。そのぶん手ブレの影響も大きくなるため、防振の機能が役に立ちます。

製品ページでは「コンサートに最適な軽量・コンパクト設計」とうたっています。ポリカーボネイト樹脂のボディで、14倍の防振双眼鏡としては持ち運びやすい大きさです。ただし、防水には対応していません。屋外のフェスや雨の日の観戦で使う人は、この点を覚えておきましょう。

ボディの材質も新旧で同じです。仕様表によると、本体ボディはポリカーボネイト樹脂、本体カバーはABS樹脂、目当てのラバーはNBR、ピントを合わせる転輪のラバーはABS樹脂です。新型の製造国は中国です。

見え方に関わる数字も新旧で同じ

仕様表には、見え方に関わる数字も並んでいます。見掛視界は48.7°、1000m先の視野は64.6mです。ひとみ径は2.1mm、明るさは4.4で、アイレリーフは14.5mm、最短合焦距離は3.5mです。眼幅は54〜74mmの範囲で調整できます。

コーティングは、フルマルチコート、フェイズコート、高反射コートの組み合わせです。製品ページでは、すべてのレンズとプリズムの透過面にフルマルチコートを施し、明るい像が広がると説明しています。これらの数字とコーティングは、旧型のCellartoの仕様表とまったく同じです。像の明るさに関わるひとみ径や明るさの数字も、仕様表上は新旧で同じです。

アイレリーフが14.5mmあるので、メガネをかけたままでものぞきやすい設計です。目当てのゴムを折り返すなどして、自分の目の位置に合わせて使いましょう。

電池は単3形1本、オートパワーオフはなし

電源は単3形アルカリ乾電池1本で、連続で約28時間使えます。製品ページには「国内海外問わずコンビニなどで簡単に手に入る単3形アルカリ乾電池を採用。」とあり、遠征先で電池が切れても買い足しやすいのが利点です。

また、こまめに電源が落ちるオートパワーオフの機能はありません。公演の途中で防振が切れてしまう心配がない一方で、使い終わったらスイッチを切り忘れないようにする必要があります。この2つの点も、旧型のCellartoと同じです。

ランプを隠すシャッターと、握りやすいフラット設計

コンサート向けの工夫として、パイロットランプを隠すシャッターがあります。製品ページでは「コンサート中、動画撮影と間違えられやすいパイロットランプの点灯を隠す“遮光スライドシャッター”を搭載しました。」と説明しています。暗い客席でランプが光ると、周りの人から撮影していると思われることがあるため、うれしい工夫です。

電池ボックスを側面に置いた「握りやすいフラット設計」も特徴のひとつです。防振のオンとオフは、スライドスイッチで切り替えます。これらも旧型のCellartoの製品ページに同じ説明があります。

CellartoIIとCellartoの違いは3つ

ここからは、新旧の違いを見ていきます。公式の情報から読み取れる違いは、次の3つです。

  • 防振制御が「より滑らか」になった
  • 付属のストラップが厚手で長いものになった
  • 希望小売価格が1万円(税別)上がった

倍率や重さなどの仕様は、新旧の製品ページの仕様表で同じ数字が並んでいます。違いが少ないぶん、この3つが自分にとって大事かどうかで選ぶのが近道です。

項目CellartoII(新型)Cellarto(旧型)
発売日2026年9月18日2024年7月26日
希望小売価格100,000円(税別)90,000円(税別)
防振制御より滑らかに最適化防振モード自動選択
ストラップ厚手のネオプレーン生地、145cmポーチ・ストラップ付
倍率/対物レンズ有効径14倍/30mm14倍/30mm
実視界3.7°3.7°
外形寸法147×51×118mm147×51×118mm
重さ462g462g
電源単3形アルカリ乾電池1本(約28時間)単3形アルカリ乾電池1本(約28時間)
防振角±3°±3°
防水なしなし
VCスマート 14×30 CellartoIIとCellartoの比較図。倍率14倍・対物レンズ30mm、実視界3.7°、147×51×118mm・462g、単3形電池1本で約28時間、防振角±3°・防水なし、防振モードの自動切り替え、ランプを隠すシャッター、オートパワーオフなしは新旧で同じ。公式が挙げる使い心地の違いは、防振制御が「より滑らか」になったことと、厚手のネオプレーンで145cmのストラップの2つ

違い1:防振制御が「より滑らか」に

1つ目の違いは防振の制御です。新型の製品ページには、「さらに本シリーズでは防振制御をより滑らかに最適化。視界の自然さと見やすさが向上し、長時間の使用でも快適な見え味を実現しました。」と書かれています。

防振角は新旧とも±3°で、補正できる揺れの大きさは同じです。変わったのは、揺れを打ち消すときの動き方だと読み取れます。防振双眼鏡は、補正の動きが急だと視界がふわっと流れるように感じることがあります。その動きが自然になれば、長い時間のぞいても疲れにくくなるはずです。

公式の説明では、長時間の使用でも快適な見え味になったとしています。この変化が効いてくるのは、長い公演で何度も双眼鏡をのぞく人だと考えられます。

違い2:ストラップが厚手で長いものに

2つ目の違いはストラップです。新型の製品ページには、「ストラップは、厚手のネオプレーン生地を使用し、首への負担を軽減。またストラップの長さを長く(145cm)にしたことにより、持ち運び時には、肩から斜め掛けできるようにしました。」とあります。

462gの双眼鏡を首から下げ続けると、公演の後半には首が疲れてきます。厚手の生地で首への負担を減らし、145cmの長さで斜め掛けできるようにしたのは、コンサートで使う人にはうれしい点です。旧型の製品ページの付属品は「ポーチ・ストラップ付」です。

ストラップは、あとから別売りのものに替えることもできます。旧型を選んで、好みのストラップを自分で買い足すのもひとつの方法です。

違い3:希望小売価格が1万円上がった

3つ目の違いは価格です。新型のCellartoIIの希望小売価格は100,000円(税別)、旧型のCellartoの希望小売価格は90,000円(税別)です。新型は1万円(税別)の値上げで、旧型のCellartoは、希望小売価格が1万円(税別)安いモデルです。

くらちゃん
くらちゃん

仕様が同じで、防振とストラップだけの違いか。1万円の差をどう考えるかだね。

かでくん
かでくん

そうなんだ。次の章で、どちらを買うべきかを人に分けて整理するよ。

売り場での販売価格

Amazonの販売価格は、新型のCellartoIIが100,000円、旧型のCellartoが75,000円でした。

売り場の販売価格は、セールや在庫で変わります。購入の前に、それぞれの売り場で表示を確かめてください。旧型は後継が出たモデルなので、在庫がなくなると買えなくなることもあります。

CellartoIIを買うべき人

新型のCellartoIIが向いているのは、次のような人です。

  • 長い公演で、何度も双眼鏡をのぞき続ける人
  • 防振の動きの自然さを、少しでも良くしたい人
  • 首にやさしいストラップを、最初から付属品でそろえたい人
  • 発売されたばかりの新しいモデルを、長く使いたい人

ドームやアリーナのコンサートでは、2時間以上の公演の間に何度も双眼鏡を構えます。視界の自然さが上がることと、首の負担が減るストラップは、どちらも長い時間使う人ほど効いてきます。予算に余裕があり、少しでも快適に使いたい人は、CellartoIIを選ぶとよいでしょう。

旧型のCellartoを買うべき人

旧型のCellartoが向いているのは、次のような人です。

  • 倍率や重さなど、基本の性能が同じなら安いほうがいい人
  • 防振双眼鏡を初めて買う人
  • 年に数回のコンサートで使う人
  • ストラップは自分の好みのものを買い足してもいい人

倍率、重さ、電池、防振角は新型と同じで、防振モードの自動切り替え、ランプを隠すシャッター、オートパワーオフの撤廃も旧型に入っています。旧型の製品ページにも「コンサートに最適な軽量・コンパクト設計」という見出しがあり、「従来機種と比較して軽量化しました。推しに近づく時間がもっと快適に。」と紹介されています。コンサートで使う双眼鏡としての作りは、旧型の時点でそろっています。初めての防振双眼鏡として、まず旧型のCellartoを選ぶのは理にかなった選び方です。

14×30の選び方の図。長い公演で何度ものぞく、付属のストラップも重視するなら新型CellartoII(防振制御が「より滑らか」、厚手で145cmのストラップ)。そうでなければ旧型Cellarto(仕様は新型と同じ、防振の自動切り替えも搭載、初めての防振双眼鏡に)

コンサートで使うときのポイント

新旧どちらを選んでも、使い方のポイントは同じです。14倍は視野が狭いため、ステージ全体を見るのには向きません。実視界3.7°は、1000m先で64.6mの範囲が見える広さです。まず肉眼で見たい場所を決めてから双眼鏡を構えると、推しを見失いにくくなります。

オートパワーオフがないため、公演の前に新しい電池に入れ替えておくと安心です。約28時間使えるので、1回の公演で切れることはまずありませんが、遠征で何公演も続く人は予備の単3形電池を1本持っておきましょう。開演前にパイロットランプのシャッターを閉じておくことも忘れずに。

ほかの倍率と迷っている人へ

14×30は、防水ではない代わりに軽くてコンパクトなモデルです。CellartoIIの名前を持つモデルは、ほかに10×30、15×42、22×50があります。屋外でも使いたい人や、倍率を下げて視野の広さを優先したい人は、ほかの倍率と比べてみてください。

デジカメWatchによると、シリーズの発売日は14×30と22×50が2026年9月18日、15×42 WPが10月16日、10×30 WPが11月13日です。重さは、10×30 WPが533g、15×42 WPが610g、22×50 ED WPが855gで、防水は3機種とも完全防水です。462gの14×30は、シリーズでいちばん軽いモデルです。電源は、10×30 WPと15×42 WPが14×30と同じ単3形アルカリ乾電池1本、22×50 ED WPは単4形アルカリ乾電池2本です。

10倍の防水モデルの新旧比較は、VCスマート 10×30 CellartoII WPと旧型の違いにまとめています。15倍の防水モデルについては、VCスマート 15×42 CellartoII WPとCellarto WPの違いをご覧ください。どちらも、防振が滑らかになった新型と旧型の選び方を同じ考え方で整理しています。

よくある質問

新型にしかない機能はありますか?

公式の情報から読み取れる違いは、防振制御の滑らかさ、ストラップ、希望小売価格の3つです。防振モードの自動切り替え、パイロットランプを隠すシャッター、オートパワーオフの撤廃、フラット設計は、旧型のCellartoの製品ページにも同じ見出しで書かれています。

重さは新旧で違いますか?

公式の仕様表では、新旧とも462gです。大きさも、眼幅を最大にしたときで147×51×118mmと同じです。

付属品は何がついていますか?

新旧とも、ストラップとポーチが付属します。新型の製品ページには、ストラップの説明に続けて「また持ち運びに便利なポーチも付属しています。」と書かれています。双眼鏡をかばんに入れて持ち歩くときは、ポーチに入れておくとレンズを傷から守れます。

電池はどれくらいもちますか?

新旧とも、単3形アルカリ乾電池1本で連続約28時間使えます。オートパワーオフがないので、スイッチを入れたままにすると、そのぶん電池が減ります。使わないときは、こまめにスイッチを切っておきましょう。

雨の日の屋外でも使えますか?

14×30は新旧とも防水に対応していません。屋外のフェスやスポーツ観戦で雨にぬれる心配がある人は、防水のWPモデルを検討してください。

まとめ:基本性能は同じ、選ぶなら旧型のCellartoが本命

VCスマート 14×30 CellartoIIとCellartoは、倍率、重さ、電池、防振角などの仕様が同じです。公式が挙げる違いは、防振制御が「より滑らか」になったこと、厚手で145cmのストラップになったこと、希望小売価格が1万円(税別)上がったことの3つです。

この記事のおすすめは、旧型のCellartoです。旧型のCellartoは、基本の仕様が新型と同じで、コンサート向けの工夫も新型とほぼ同じです。長い公演で使う機会が多く、防振の自然さとストラップの快適さにお金をかけたい人だけ、新型のCellartoIIを選びましょう。

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