型番の末尾に「1」が増えている。
発売も新しい。
そうなると、55NU851BPJAのほうが画質やAI機能まで進化したように見えます。ところが、LGは55NU851BPJAについて、先に発売した55NU850BPJAと同等仕様のモデルだと明記しています。
結論からいうと、画質や機能で選び分ける必要はありません。本体価格に送料、設置費、ポイント、延長保証まで加え、購入時の総負担が小さいほうがおすすめです。
ただし、両モデルともネット動画を手軽に楽しめる一方、パネルは60Hzで、マジックリモコンは別売りです。「安い55型テレビ」として飛びつく前に、共通する弱点まで確かめておきましょう。
本記事では、型番が分かれた理由、共通仕様、購入先ごとに変わる費用、映画やゲームでの向き不向きを整理します。
※本記事には広告リンクを含みます。価格や販売条件は変動するため、購入前に各商品ページで最新情報をご確認ください。
結論|55NU851BPJAと55NU850BPJAは安いほうを選んでいい
55NU851BPJAと55NU850BPJAの選び方はシンプルです。
- AmazonやLG公式オンラインショップで安いなら55NU851BPJA
- Amazon以外の取扱店や通販も含めて安いなら55NU850BPJA
- 価格が同じなら、配送日や設置サービスの条件が合うほう
LGの公式発表では、NU851シリーズはNU850シリーズと同等の仕様を採用したモデルと説明されています。映像エンジン、画面、音、ゲーム機能、端子、サイズまで、55V型同士の違いは確認できません。
新しく発売された55NU851BPJAへ上乗せしても、映像がきれいになったり、音が大きくなったりするわけではありません。反対に、先に発売された55NU850BPJAが安いなら、型落ちを妥協して買う感覚も不要です。
型番が2つある理由は性能ではなく販売ルート
最も大きな違いは、どこで売られるかです。
55NU851BPJAは、LG公式オンラインショップとAmazon.co.jp内のLGダイレクトショップで扱うオンライン向けモデルとして発表されました。55NU850BPJAは2026年4月に登場し、Amazonや会員制店舗など複数の販路で見つけられます。
| 比較項目 | 55NU851BPJA | 55NU850BPJA |
|---|---|---|
| シリーズ | NU851シリーズ | NU850シリーズ |
| 発売時期 | 2026年8月下旬より順次 | 2026年4月中旬より順次 |
| 位置づけ | オンライン向けモデル | 複数販路で扱うモデル |
| 主な販売先 | LG公式オンラインショップ、AmazonのLGダイレクトショップ | Amazon、会員制店舗、ほかの取扱店など |
| 予想実売価格 | 87,800円前後 | 88,000円前後 |
| 製品仕様 | 同等 | 同等 |
発表時の予想実売価格は200円差です。発売時の値付けだけを見ても、55V型ではオンラインモデルが大幅に安く設定されたわけではありません。
販売開始後は、セールやポイント還元で価格が逆転します。型番の新しさより、注文する日の条件を比べるほうが節約につながります。
比較しても画質・音質・サイズに差はない
両モデルの主な仕様を並べると、同じテレビを別の売り場へ用意したモデルだと分かります。
| 比較項目 | 55NU851BPJA | 55NU850BPJA |
|---|---|---|
| 画面 | 55V型4K液晶 | 55V型4K液晶 |
| 解像度 | 3,840×2,160 | 3,840×2,160 |
| バックライト | 直下型 | 直下型 |
| リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
| 映像エンジン | α7 AI Processor 4K Gen9 | α7 AI Processor 4K Gen9 |
| HDR | HDR10、HLG | HDR10、HLG |
| AIアップスケーリング | 4Kスーパーアップスケーリング | 4Kスーパーアップスケーリング |
| 映画向け機能 | FILMMAKER MODE | FILMMAKER MODE |
| OS | webOS 26 | webOS 26 |
| 音声出力 | 20W | 20W |
| スピーカー | 2.0ch | 2.0ch |
| Dolby Atmos | 対応 | 対応 |
| HDMI | 3ポート | 3ポート |
| USB | 1ポート | 1ポート |
| VRR | 最大60Hz | 最大60Hz |
| ALLM | 対応 | 対応 |
| チューナー | 2基 | 2基 |
| スタンド込みサイズ | 1,228×776×230mm | 1,228×776×230mm |
| スタンド込み重量 | 9.6kg | 9.6kg |
| 付属リモコン | 標準リモコン | 標準リモコン |
画質の中心となるα7 AI Processor 4K Gen9も共通です。地上波やネット動画を分析し、明るさ、コントラスト、細部を整えます。
2ch音声をバーチャル9.1.2ch相当に処理するAIサウンドプロ、Dolby Atmos、声を聞き取りやすくするクリアボイスプロも両方に搭載されています。
「NU851のほうが1世代新しい映像エンジンを積んでいる」といった差はありません。
同じテレビなら、本体価格よりレジの最後を比べたい
大型テレビは、商品ページに表示された価格だけで支払額が決まりません。
玄関までの配送で終わるのか、部屋まで運んで組み立ててもらえるのか。古いテレビを回収してもらうのか。ポイントが付くのか。条件次第で数千円単位の差が生まれます。
購入直前は、次の項目を一緒に確認してください。
- 本体価格
- 送料
- 開梱・設置料金
- リサイクル料金と収集運搬料
- ポイント還元
- 延長保証の料金と期間
- 初期不良時の交換条件
- 希望日に受け取れるか
55NU851BPJAは通販だけで買う人に向く
55NU851BPJAは、AmazonやLG公式オンラインショップで注文を完結したい人に合います。店頭へ行かず、購入履歴や配送状況をオンラインで管理したいなら便利です。
Amazonでは、同じ商品ページでも販売元や出品者が変わる場合があります。オンライン向けモデルの安心感を重視するなら、販売元がLGダイレクトショップか、保証を受けられる正規販売店かまで確認しましょう。
55NU850BPJAは購入先を広く比べたい人に向く
55NU850BPJAは、Amazonや会員制店舗など複数の購入先を比べやすいモデルです。取扱店で画面サイズを見てから買いたい、普段使う店舗の特典を生かしたい人に向いています。
展示されている同型機を見られるとは限りませんが、55V型の大きさやLGテレビの操作感を店頭で確かめられる点は通販専用モデルにない利点です。
本体だけなら55NU851BPJAが安くても、設置や回収まで含めると55NU850BPJAのほうが安くなる場合があります。カートへ入れた後の合計金額で決めましょう。
どちらを買っても共通する3つの注意点
仕様が同じなら、長所だけでなく制限も共通します。型番を決める前に、NU85系が暮らしに合うかを確認しておく必要があります。
1.倍速パネルではなく最大60Hz
両モデルのリフレッシュレートは60Hzです。VRRやALLM、HGiGゲームモードに対応していますが、4K/120Hzや144Hz表示を狙うテレビではありません。
Switchで遊ぶ、RPGや動画配信を楽しむ用途なら不足しにくいでしょう。PS5やゲーミングPCで120fpsのFPS、レースゲームを優先する人には上位モデルが合います。
高リフレッシュレートやMini LEDまで求めるなら、55U7Sと55U7Rの違いを比較した記事も参考にしてください。価格は上がりますが、ゲームの動きや明暗表現を重視する人向けの選択肢です。
2.マジックリモコンは別売り
付属するのは標準リモコンです。画面上のポインターを動かすLG独自のマジックリモコンは付属しません。
AI音声IDや音声操作など、仕様表で「要マジックリモコン」と書かれた機能を使いたい場合は、別途用意する必要があります。AIテレビという言葉だけで、音声操作用リモコンまで箱に入っていると思い込まないようにしましょう。
スマートフォンのLG ThinQアプリで利用できる機能もあります。追加購入を避けたい人は、使いたい操作がアプリで代用できるか確認しておくと安心です。
3.HDMIは3つ、USBは1つ
HDMI入力は3ポートです。レコーダー、ゲーム機、サウンドバーをつなぐと埋まります。サウンドバーをeARC対応のHDMI 2へ接続する予定なら、残り2ポートで足りるか数えておきましょう。
USBは1ポートです。周辺機器を複数つなぐ家庭では、購入後に端子不足へ気づきやすい部分です。
8万円台の55V型として何ができる?
両モデルは、液晶テレビとしての最高画質を競う製品ではありません。大画面、地上波、ネット動画、AI補正を8万円台でまとめたい家庭に向くモデルです。
地上波や古い動画を4K相当に整える
4Kスーパーアップスケーリングは、解像度の低い映像を4K相当に補正します。放送番組や昔の動画が、すべて本物の4K映像へ変わるわけではありませんが、55V型へ引き伸ばしたときの粗さを抑える助けになります。
映像エンジンが共通なので、補正の仕上がりも55NU851BPJAと55NU850BPJAで変わりません。
映画はFILMMAKER MODEで余計な補正を抑えられる
FILMMAKER MODEは、映像補正やフレーム補間を抑え、制作者が意図した見え方へ近づけるモードです。ネット動画の派手な鮮やかさより、映画らしい色や動きを楽しみたい人に向きます。
暗い場面の黒やピーク輝度までこだわるなら、有機ELやMini LEDが候補です。NU85系は直下型LEDのエントリー4K液晶なので、映画モードがあるだけで上位パネルと同じ映像になるわけではありません。
webOS 26で動画配信とクラウドゲームを楽しめる
YouTube、Netflix、TVerなど、多くの動画配信サービスをテレビ単体で利用できます。webOSは5年間で計4回のOSアップデートが保証されており、長く使うテレビでは安心材料になります。
XboxやGeForce NOWのクラウドゲーミングにも対応します。サービスの利用料やゲームパッドが別途必要な場合はありますが、ゲーム機本体を置かずに遊びたい人には便利です。
55NU851BPJAがおすすめな人
55NU851BPJAは、次のような人におすすめです。
- AmazonやLG公式オンラインショップで買いたい
- オンライン限定モデルがセール対象になっている
- 店頭で価格交渉する予定がない
- 配送から購入履歴の管理までネットで済ませたい
- 送料や設置費を含めても安い
性能が新しいから選ぶモデルではありません。通販の購入条件がよいときに選ぶモデルです。
55NU851BPJAの価格と販売元をAmazonで確認する
55NU850BPJAがおすすめな人
55NU850BPJAは、次のような人におすすめです。
- Amazon以外の取扱店や通販も比較したい
- 取扱店で55V型の大きさを確認してから買いたい
- 設置、回収、延長保証をまとめて相談したい
- 普段利用する店舗のポイントを使いたい
- オンライン限定モデルより安く販売されている
先に発売されたモデルでも、画質やAI機能は55NU851BPJAと同じです。総額が安いなら迷わず選べます。
55NU850BPJAの価格と販売元をAmazonで確認する
よくある質問
55NU851BPJAは55NU850BPJAの後継機ですか?
55NU851BPJAは後から発売されていますが、性能を更新した後継機として案内された製品ではありません。LGは55NU850BPJAと同等仕様のオンライン向けモデルとして発表しています。
55NU851BPJAのほうが画質はきれいですか?
画質差はありません。4K液晶パネル、直下型バックライト、α7 AI Processor 4K Gen9、HDR対応、アップスケーリング機能まで共通です。
PS5をつなぐならどちらがおすすめですか?
どちらもゲーム性能は同じです。VRR、ALLM、HGiGに対応しますが、表示は最大60Hzです。4K/120Hzを優先するなら、両モデルではなく120Hz以上に対応したテレビを選びましょう。
マジックリモコンは付属しますか?
付属するのは標準リモコンです。マジックリモコンが必要な機能を使う場合は別途購入します。対応するリモコン型番は、購入前にLG公式サポートで確認してください。
ネット動画を見るにはLGアカウントが必要ですか?
ストリーミングアプリなどのスマート機能を使うには、無料のLGアカウント作成と利用規約への同意が必要です。アカウントを使わない場合は、HDMI機器や地上波テレビとして利用できます。
壁掛け金具は共通ですか?
両モデルともVESA規格は300×200mm、本体サイズと重量も同じです。ただし、壁の強度や金具の耐荷重を確認し、取り付けは専門業者へ相談するのが安全です。
まとめ|違いを探すより、買い方の差を比べよう
55NU851BPJAと55NU850BPJAは、発売時期と販売ルートが異なる同等仕様の55V型4K液晶テレビです。
画質、音質、ゲーム機能、端子、サイズは同じ。末尾の「1」に映像性能の上乗せはありません。
- AmazonやLG公式の条件がよければ55NU851BPJA
- ほかの取扱店や通販を含めて安ければ55NU850BPJA
- 同価格なら、設置・回収・保証・納期が合うほう
テレビ本体の価格だけでなく、リビングに設置し終えるまでの総額を比べてください。同じ映像が映る2台だからこそ、安く、手間なく受け取れる販売ページを選ぶのが正解です。


