「寝室用だから32型で十分」と決めたあと、ベッドに入って字幕が読みにくいことに気づく。
反対に、一人暮らしだからと40型を買ったものの、テレビ台から画面がはみ出し、部屋まで窮屈に見える。
安いテレビ選びで起きやすい失敗は、メーカーよりもサイズ選びです。しかもハイセンスのA4Sシリーズは、32V型と40V型で違うのが画面の大きさだけではありません。
結論からいうと、置き幅90cmと1.5m前後の視聴距離を確保できるなら、フルHDの40A4Sがおすすめです。ネット動画の字幕やゲーム画面を近めの距離から見ても、32V型より画素の粗さが気になりにくいからです。
テレビ台が小さい、家族がベッドや床から斜めに見る、地デジやYouTubeを気軽に流せれば十分なら、32A4Sが合います。幅72.5cm、約3.5kgなので、個室へ置きやすく移動もしやすい1台です。
発売から日が浅く、国内の口コミはまだ十分にそろっていません。本記事では少数の感想を製品全体の評判として扱わず、公式仕様から確認できる画質、音質、ネット動画、録画、ゲーム性能まで掘り下げます。
本記事のリンクには広告を含みます。価格や在庫、ポイント還元、対応アプリは変わる場合があるため、購入前に販売ページと公式ページで最新情報を確認してください。
結論:置けるなら40型、32型は「小さいから」ではなく見る角度で選ぶ
先に、後悔しにくい選び方をまとめます。
| 使い方・設置環境 | おすすめ |
|---|---|
| 一人暮らしのメインテレビとして動画・ゲームを楽しむ | 40A4S |
| 1.2~1.8mほどの距離で字幕を読む | 40A4S |
| フルHDの動画やゲームを本来の解像度で映したい | 40A4S |
| 暗めの部屋で正面から映画を見る | 40A4S |
| テレビ台の幅が90cmに満たない | 32A4S |
| ベッド、床、部屋の入口など斜めから見ることが多い | 32A4S |
| 子ども部屋や寝室へ軽いテレビを置きたい | 32A4S |
| 2m前後離れて地デジや動画を気軽に見る | 32A4S |
32A4Sは32V型・1366×768のハイビジョン、40A4Sは40V型・1920×1080のフルハイビジョンです。
40V型は32V型より対角線が8インチ長いだけに見えますが、画面面積は計算上約56%広くなります。現在の価格差が1万円前後なら、画面の広さと解像度をまとめて上げられる40A4Sは魅力があります。
電気代を理由に32V型へ下げる必要はありません。年間消費電力量は32V型が60kWh、40V型が65kWh。電力料金の目安単価31円/kWhで計算すると、差は年間約155円です。
選ぶ順番は「置けるか」「どこから見るか」「何を映すか」。本体価格は最後に比べると失敗を避けやすくなります。
口コミ・評判はまだ少ない。今は星より確認条件が大事
A4Sシリーズは2026年6月発売の新しいモデルです。価格比較サイトや販売ページでは、国内ユーザーによるレビューがまだ十分に集まっていません。
レビューが少ない段階で「画質が良い」「音が悪い」と言い切るのは危険です。テレビの感想は、以前使っていた機種、見る距離、部屋の明るさ、映像モードによって変わります。
購入者の声が増えてきたら、次の条件まで読んでください。
- 32V型と40V型のどちらを使っているか
- 地デジ、ネット動画、ゲームのどれを評価しているか
- 正面と斜め、どちらから見ているか
- 内蔵スピーカーか、サウンドバーを使っているか
- 以前のテレビが4K機か、古いハイビジョン機か
たとえば「斜めから見てもきれい」という32V型の感想を、そのまま40V型へ当てはめることはできません。32V型は広視野角のADS系パネル、40V型はコントラストを取りやすいVA系パネルを採用しており、画面の性格が異なるためです。
口コミの件数が増えるまで待つより、設置場所と用途が仕様に合うかを先に確認するほうが、購入判断には役立ちます。
32A4Sと40A4Sは何が違う?サイズ以外の差を比較
| 比較項目 | 32A4S | 40A4S |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 32V型 | 40V型 |
| 画素数 | 1366×768 | 1920×1080 |
| 解像度の呼び方 | ハイビジョン | フルハイビジョン |
| パネルの特徴 | 広視野角 | 高コントラスト |
| バックライト | 直下型LED | 直下型LED |
| 映像エンジン | Hi-View エンジン S Lite | Hi-View エンジン S Lite |
| HDR | 非対応 | 非対応 |
| スピーカー最大出力 | 12W | 14W |
| ネット動画 | VIDAA | VIDAA |
| 外付けHDD裏番組録画 | 対応 | 対応 |
| HDMI端子 | 2系統 | 2系統 |
| ALLM | 対応 | 対応 |
| 年間消費電力量 | 60kWh | 65kWh |
| 年間電気代の目安 | 約1,860円 | 約2,015円 |
| 外形寸法(スタンド含む) | 72.5×47.2×18.3cm | 89.8×55.9×18.3cm |
| 重さ(スタンド含む) | 約3.5kg | 約4.9kg |
※電気代は31円/kWhで計算した目安です。契約プランや使い方で変わります。
共通機能は多く、ネット動画、Bluetooth、AirPlay 2、外付けHDD録画、ゲームモードなどは両方で使えます。
満足度を分けるのは、画面の大きさよりも解像度とパネルです。次から、生活の中でどう違って見えるのかを整理します。
約1万円差の正体は、8インチではなく「文字の読みやすさ」
32V型から40V型へ上げると、画面面積は約1.56倍になります。それだけなら、部屋が狭い人には32V型で十分と思えるでしょう。
見落としやすいのが画素数です。32A4Sは約105万画素、40A4Sは約207万画素。40V型は画面が大きいのに、表示できる画素は約2倍あります。
画素密度を計算すると、32V型は約49ppi、40V型は約55ppiです。40V型のほうが1インチあたりの画素が多く、近くから見ても輪郭を細かく描けます。
差が出やすいのは、次のような映像です。
- TVerやNetflixの字幕
- YouTubeに映るテロップ
- RPGのメニューやアイテム説明
- スポーツ中継の得点表示
- HDMI接続したパソコンの文字
一般的な視力を前提に画素の大きさから計算すると、32V型は約1.8mより近づくと画素の粗さを見分けやすくなり、40V型は約1.6mがひとつの目安です。視力や映像によって感じ方は変わりますが、「大きな40V型のほうが遠くから見ないと粗い」とは限りません。
ワンルームでソファとテレビの距離が1.5mほどなら、40A4Sがおすすめです。反対に、寝室で2mほど離れて地デジを流すなら、32A4Sでも画素の粗さは気になりにくくなります。
32型は斜めに強く、40型は正面の黒が得意
サイズ選びで競合記事が触れにくいのが、パネルの違いです。
ハイセンスの公式発表では、32V型はADS系の広視野角パネル、40V型はVA系の高コントラストパネルを採用しています。
ベッドや床から見るなら32型の広視野角が役立つ
寝室では、テレビの真正面に座るとは限りません。枕の位置が左右へずれる、床に座る、部屋の入口からニュースを見る。視線が横へ動くほど、広視野角パネルの良さが出ます。
32A4Sは、家族が違う位置から見る子ども部屋や、ベッド脇へ置くテレビに向いています。画面を正面へ向けにくい設置なら、8インチ小さくても32V型のほうが見やすい場合があります。
映画の暗い場面を正面から見るなら40型
VA系パネルは、正面から見たときに黒を締めやすく、暗い場面のコントラストを出しやすいのが特徴です。
40A4Sは、ソファやベッドの位置がほぼ正面に決まっていて、映画やドラマを大きく見たい人に合います。画面の端から見る家族が多いなら、店頭で斜め方向の色変化も確認しておくと安心です。
ネット動画は追加機器なし。ただしアプリを自由に増やすテレビではない
両モデルはVIDAAを搭載し、Netflix、Prime Video、Disney+、YouTube、TVer、U-NEXT、Hulu、ABEMA、DAZNなど、主要な動画配信サービスへテレビ単体でアクセスできます。
リモコンの動画ボタンから目当てのサービスを開けるため、寝室でFire TV Stickを付け替えたり、スマホから毎回映像を飛ばしたりする手間を省けます。AirPlay 2やAnyview Castにも対応しています。
気をつけたいのは、スマートフォンのように好きなアプリを何でも追加する仕組みではない点です。Google TVのGoogle Playストアを想像して買うと、使いたいサービスが見つからない可能性があります。
特定の動画配信、スポーツ中継、学習アプリを目当てにするなら、購入前にVIDAAの対応状況を確認してください。配信サービス側の事情で、対応アプリが変更・終了する場合もあります。
ネット動画の映像には、AIネット動画高画質処理が働きます。色の濃さ、超解像、輝度、ダイナミックガンマを分析して調整する仕組みです。ただし、低画質の動画を4K映像へ変える機能ではありません。元映像がフルHDなら、解像度をそのまま表示できる40A4Sのほうが有利です。
音質はニュースやドラマ向け。映画の低音は外付けで補う
スピーカー最大出力は32V型が12W、40V型が14Wです。出力差は2Wしかないため、40V型へ上げれば映画の重低音まで大きく変わるとは考えないほうがよいでしょう。
共通する強みは、Eilexの音響処理とVIRフィルターです。周波数特性を整え、声を聞き取りやすくする方向の機能なので、ニュース、バラエティー、ドラマを普段の音量で見る用途に合います。
映画の爆発音やライブの厚い低音まで求めるなら、サウンドバーを追加するのがおすすめです。HDMI 2端子のうち1系統がeARC/ARCに対応し、光デジタル音声出力とBluetoothも備えています。
深夜の寝室では、Bluetoothイヤホンを使える点も便利です。テレビの音量を下げすぎて字幕ばかり追う負担を減らせます。
外付けHDD録画は便利。ただし2番組同時録画はできない
地上デジタル、BS・110度CSデジタルのチューナーを各2基搭載し、別売りのUSBハードディスクをつなげば、番組を見ながら裏番組を録画できます。
追いかけ再生、早送り、コマ送り、スロー再生、0.5秒戻し、1/20スキップにも対応しています。寝室用テレビでも、放送中のドラマやスポーツを自分の時間に合わせて見られます。
注意点は2番組同時録画に対応していないことです。録りたい番組が重なりやすい家庭では、ダブル録画対応テレビやレコーダーを検討してください。ネット動画を外付けHDDへ保存することもできません。
録画用HDDは別売りです。本体価格だけで予算を組まず、必要な容量のHDD代も含めて比べましょう。
Switchには十分、PS5の性能を使い切るテレビではない
両モデルはゲームモードとALLMに対応しています。対応ゲーム機から信号を受けると低遅延モードへ切り替わるため、毎回映像設定を変更する手間を減らせます。
Nintendo Switchでマリオやどうぶつの森を遊ぶ、子ども部屋でPS5のRPGを楽しむといった用途なら候補に入ります。特にフルHDの40A4Sは、ゲーム内の細かな文字を読みやすく、画面の広さも活かせます。
どちらも4K、HDR、120Hz表示、VRRを求めるゲーム向けテレビではありません。PS5やXbox Series Xの高画質・高フレームレートを活かしたい人には、4K・120Hz対応テレビかゲーミングモニターがおすすめです。
32A4SをPCモニター代わりに使う場合も注意が必要です。1366×768ではブラウザや表計算の表示領域が狭く、近距離では文字の粗さも見えやすくなります。学習や在宅勤務を兼ねるなら、フルHDの40A4Sか専用モニターを選びましょう。
設置で見るべきは対角線より、横幅17.3cmの差
店頭では40V型が大きく見えても、部屋へ入れると差の感じ方が変わります。
- 32V型:幅72.5cm、高さ47.2cm、奥行18.3cm、約3.5kg
- 40V型:幅89.8cm、高さ55.9cm、奥行18.3cm、約4.9kg
奥行きは同じで、横幅の差は17.3cmです。テレビ台に90cmほどの幅があり、画面の左右へ物を置かないなら40V型も収まりやすいサイズです。
購入前は、本体幅だけでなくスタンドの接地幅、テレビ台の耐荷重、コンセントまでの配線も確認してください。公式仕様では、必要なテレビ台天板の目安も案内されています。
転倒防止も欠かせません。どちらも軽量なので動かしやすい反面、子どもやペットが触れる部屋では、付属の転倒防止ベルトなどで固定しましょう。
32A4Sがおすすめな人
32A4Sがおすすめなのは、次のような人です。
- 幅90cmのテレビ台を置けない人
- 寝室や子ども部屋へ軽いテレビを追加したい人
- 正面だけでなく、ベッドや床から斜めに見る人
- 2m前後離れて地デジやネット動画を見る人
- 画面の細かさより本体価格と省スペースを優先する人
32V型を選ぶ決め手は、数百円の電気代ではありません。広視野角パネルと幅72.5cmの置きやすさです。
ネット動画の字幕を近距離から読む、PC画面を映す、メインテレビとして映画を見るなら、32V型の安さだけで決めず40V型も比べましょう。
旧型との違いも知りたい人は、32A4Sと32A4Rの違いを比較した記事で、映像エンジンや価格差を確認できます。
40A4Sがおすすめな人
40A4Sがおすすめなのは、次のような人です。
- 一人暮らしのメインテレビとして使う人
- 1.2~1.8mほどの距離から動画やゲームを見る人
- 字幕やゲーム画面の細かな文字を読みやすくしたい人
- 映画を正面から見て、黒の締まりを重視する人
- 約1万円の差で画面面積と解像度を上げたい人
年間消費電力量は32V型より5kWh多いだけです。設置スペースを確保できるなら、電気代を理由に40V型を外す必要はありません。
型落ちも含めて安く買いたい人は、40A4Sと40A4Rの違いを比較した記事も参考にしてください。
よくある質問
32A4Sと40A4Sの一番大きな違いは?
画面サイズだけでなく、解像度とパネルが違います。
32A4Sは1366×768の広視野角パネル、40A4Sは1920×1080の高コントラストパネルです。斜めから見る省スペーステレビなら32V型、正面から字幕・動画・ゲームを細かく見たいなら40V型がおすすめです。
32A4Sはフルハイビジョンですか?
フルハイビジョンではありません。公式仕様の画素数は1366×768です。
テレビ放送や動画を離れて見る用途には使えますが、近距離で文字を読むPCモニター用途には向きません。
40A4Sは4Kテレビですか?
4Kテレビではありません。画素数は1920×1080のフルハイビジョンです。
40V型で動画や地デジを見るには扱いやすい解像度ですが、4K配信やPS5の4K映像をそのまま表示したい人は4K対応モデルを選びましょう。
NetflixやTVerを見るためにFire TV Stickは必要ですか?
主要な動画サービスはVIDAAから利用できるため、対応アプリを見るだけならFire TV Stickは必須ではありません。
見たいサービスがVIDAAにない場合や、アプリを幅広く使いたい場合は、外部ストリーミング端末の追加を検討してください。
テレビ番組を録画できますか?
別売りの外付けUSBハードディスクを接続すれば、裏番組録画ができます。2番組同時録画には対応していません。
32型と40型の電気代はどれくらい違いますか?
年間消費電力量は32V型が60kWh、40V型が65kWhです。31円/kWhで計算すると、年間の差は約155円です。
実際の電気代は視聴時間、明るさ、契約プランで変わります。
ゲーム用にはどちらがおすすめですか?
Nintendo Switchや60fps中心のゲームをカジュアルに遊ぶなら、フルHDで文字も見やすい40A4Sがおすすめです。
置き場所が限られ、離れて遊ぶなら32A4Sも使えます。120HzやVRR、4K、HDRを重視する人には上位テレビやゲーミングモニターが合います。
まとめ:32型の安さより、見る距離と角度で決める
A4Sシリーズは、価格を抑えながらネット動画、Bluetooth、AirPlay 2、外付けHDD録画、ゲームモードを使えるテレビです。
サイズ選びの結論は次のとおりです。
- 置き幅90cmを確保でき、1.5m前後から字幕やゲーム画面を見るなら40A4Sがおすすめ
- 一人暮らしのメインテレビとして動画とゲームを1台で楽しむなら40A4Sがおすすめ
- 幅72.5cmの置きやすさと斜めからの見やすさを優先するなら32A4Sがおすすめ
- 寝室や子ども部屋で2m前後離れて気軽に見るなら32A4Sで十分
- 4K、HDR、120Hz、2番組同時録画が必要ならA4Sシリーズ以外を検討
約1万円の価格差で迷ったら、電気代ではなく、フルHDの文字の見やすさにお金をかけるかで決めましょう。
テレビ台に収まり、正面から見るなら40A4S。置き場所が限られ、見る角度が定まらない部屋なら32A4Sがおすすめです。




