EX271QMZとEX271QZの違いを比較!500Hzへ約13万円出す前に測るべき「最低fps」

モニター

500Hzを買っても、PCが200fpsしか出せなければ、残りの300Hzは眠ったままです。

BenQの26.5インチQD-OLEDには、240HzのEX271QMZと500HzのEX271QZがあります。型番はよく似ていますが、新旧モデルではありません。映像美と価格のバランスを狙う240Hz機と、競技FPSへ振り切った500Hz機の用途比較です。

結論からいうと、RPG、オープンワールド、PS5を中心に遊ぶならEX271QMZがおすすめです。VALORANTやCounter-Strike 2でWQHD・500fps前後を維持でき、1フレームでも早く見たい人だけEX271QZを選びましょう。

両機はWQHD、QD-OLED、0.03ms、DCI-P3 99%など画質の土台が近いため、500Hzを使わない人が高価なEX271QZを選んでも、RPGの景色が2倍きれいになるわけではありません。

本記事では、リフレッシュレートの数字だけで優劣を決めず、遊ぶゲーム、実測fps、PS5、焼き付き対策、価格差から選び分けます。

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先に答え:500Hzを選ぶ条件は「平均fps」ではなく混戦時の最低fps

判断材料は、モニターの最大Hzより、普段遊ぶゲームのフレームレートです。

遊び方・環境おすすめ理由
RPG・オープンワールドが中心EX271QMZ240Hzでも十分高速。QD-OLEDの黒や色を楽しめる
PS5が中心EX271QMZPS5は最大120Hzで、500Hzを使えない
FPSもRPGも同じくらい遊ぶEX271QMZ240Hzなら速さと映像美を両立しやすい
VALORANT・Counter-Strike 2が中心EX271QZ500fps前後を出せるPCなら500Hzが生きる
大会を目指し、遅延を少しでも削りたいEX271QZ240Hzよりフレーム表示の待ち時間を縮められる
WQHDで200fps前後しか出ないEX271QMZ500Hzを使い切れず、価格差を回収しにくい

平均500fpsと表示されても、スモーク、爆発、複数プレイヤーが重なる場面で200fps台まで落ちるなら、500Hzの恩恵は薄くなります。購入前にゲーム内ベンチマークや計測ソフトで、平均fpsだけでなく1% Lowも確認してください。

フレームレートを測る前にEX271QZへ飛びつくのは、最高速500km/hの道路がないのに、その速度だけで車を選ぶようなものです。

240Hzと500Hzの差は「260Hz」ではなく約2.17ms

リフレッシュレートを1フレームの表示時間へ直すと、違いを判断しやすくなります。

リフレッシュレート1フレームの表示時間60Hzとの差
60Hz約16.67ms
120Hz約8.33ms約8.33ms短い
240Hz約4.17ms約12.50ms短い
500Hz約2.00ms約14.67ms短い

240Hzから500Hzへ上げたとき、次のフレームを表示できる間隔は理論上約2.17ms縮まります。60Hzから240Hzへ替える差ほど大きくありません。

約2.17msを削るために、WQHDで500fps近く出せるPCとEX271QZへ予算をかけるのか。画質設定を上げ、120~240fpsで遊ぶならEX271QMZで十分なのか。価格を見る前に決めたい分岐です。

500Hzはエイムを上達させる機能ではない

EX271QZは、敵を自動で見つけたり、照準を合わせたりするモニターではありません。

高いリフレッシュレートで得られるのは、視点を振ったときの動きが細かくつながり、入力結果が画面へ出るまでの待ち時間を短くできることです。反応、判断、マウス操作そのものはプレイヤーが磨く必要があります。

競技FPSで勝つために機材の遅延を詰めたい人にはEX271QZがおすすめです。ランクを上げる近道として買うなら、240HzのEX271QMZとマウス、CPU、回線、練習環境へ予算を分けるほうが納得しやすいでしょう。

EX271QMZとEX271QZの違いを比較

主な違いは、最大リフレッシュレートと内蔵スピーカーです。発売時期と価格も異なります。

比較項目EX271QMZEX271QZ
立ち位置映像美と速さを両立するモデル競技FPS向けの超高速モデル
発売日2026年8月14日予定2026年3月31日
画面サイズ26.5インチ26.5インチ
パネルQD-OLEDQD-OLED
解像度2560×1440(WQHD)2560×1440(WQHD)
リフレッシュレート最大240Hz最大500Hz
応答速度0.03ms(GtG)0.03ms(GtG)
色域DCI-P3 99%DCI-P3 99%
コントラスト比1,500,000:11,500,000:1
HDR対応VESA DisplayHDR True Black 500
映像端子HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB Type-CHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4
スピーカー2W×2非搭載
映像調整Smart Game Art、グラデーション色補正、High Pixelコントラスト調整Smart Game Art、グラデーション色補正、High Pixelコントラスト調整
OLED保護Pixel Shift、Idle Dimmer、Logo Dimming、Pixel RefreshPixel Shift、Idle Dimmer、Logo Dimming、Pixel Refresh
実売価格発売前のため要確認13万円前後が目安

発売前のEX271QMZは、価格や一部仕様が販売開始までに更新される可能性があります。USB Type-Cの映像入力・給電能力、HDR認証、保証範囲は、購入前に公式ページと商品ページで確認してください。

EX271QZのUSB Type-Cはデータ用のアップストリームと周辺機器用のダウンストリームで、ノートPCから映像を入力する端子ではありません。USB Type-Cという名前だけで、映像入力や高出力給電ができると思い込まないようにしましょう。

両機で変わらないもの:500Hzにしても黒・色・解像度は増えない

EX271QMZEX271QZは、どちらも26.5インチ・WQHD・QD-OLEDです。DCI-P3 99%、コントラスト比150万:1、応答速度0.03msも共通しています。

夜の街でネオンが浮かぶ場面、洞窟の奥から光が差す場面、宇宙空間に星が点在する場面では、画素ごとに発光を制御できるQD-OLEDの黒が映えます。

500HzのEX271QZを選んでも、解像度はWQHDのままです。RPGで遠景の細かさを増やしたいなら、500Hzより4Kモニターを比較したほうが目的に合います。

Smart Game ArtはPC用。PS5では自動最適化を使えない

両機が備えるSmart Game Artは、PC用ソフト「Color Shuttle」でゲームの画風を解析し、色や明るさ、コントラストを調整する機能です。

BenQ公式ページでは、コンソール機器には対応しないと案内されています。PS5へつなげば自動でゲームを認識してくれる、という機能ではありません。

PS5でもQD-OLEDの黒、HDR、低い応答時間は生かせます。Smart Game Artを購入理由にするなら、PCで遊ぶゲームが対応するかも確認しましょう。

PS5なら500Hzは完全に余る。240Hzも半分まで

PS5の映像出力は最大120Hzです。

EX271QMZへつないでも最大240Hzには届かず、EX271QZでも500Hzにはなりません。PS5専用なら、両機のリフレッシュレート差は勝敗を分けない要素です。

PS5中心なら、内蔵スピーカーを備えるEX271QMZがおすすめです。コントローラーとモニターだけで音を出しやすく、外部スピーカーを置かない小さなデスクにも向いています。

EX271QZはスピーカー非搭載です。イヤホン、ヘッドセット、サウンドバーなどを用意する必要があります。HDMIの1系統はeARCに対応するため、対応オーディオ機器へ音声を送れます。

ただし、PS5で映像の細かさを最優先するなら、WQHDより4K・120Hz対応モニターも比較してください。26.5インチで高fpsのPCゲームも遊ぶからこそ、WQHDの両機を選ぶ理由が生まれます。

価格差は「1Hzいくら」ではなく、500fpsを出すPC代まで含める

EX271QZは13万円前後で販売されています。発売直後から購入者レビューやクチコミが多い製品ではなく、長期使用後の評価はまだ判断しにくい段階です。

EX271QMZの実売価格は発売後に確認が必要です。仮にEX271QZより数万円安ければ、差額をGPU、CPU、ヘッドセット、ゲームソフトへ回せます。

500Hzの本当の購入費用は、モニター代だけではありません。

  • WQHDで500fps前後を狙えるCPUとGPU
  • 高fpsを落としにくいメモリー構成
  • 500Hz出力に対応する接続と設定
  • 低遅延のマウスやキーボード
  • 高いフレームレートを維持するための画質調整

AAAゲームを最高画質のまま500fpsで動かすのは困難です。EX271QZは、軽い競技タイトルで画質設定を下げても勝負を優先できる人向けです。

RPGで草木、光、影を楽しみたい人が画質を落として500fpsを追うと、QD-OLEDへ買い替えた目的とぶつかります。高画質設定で100~200fps台を狙うなら、EX271QMZがおすすめです。

焼き付き対策は共通。ただし固定HUDを消せるわけではない

QD-OLEDで避けて通れないのが焼き付きです。

両機は、Pixel Shift、Idle Dimmer、Logo Dimming、Pixel Refreshなどの保護機能を備えます。静止した映像をわずかに動かす、操作がないときに暗くする、固定ロゴの輝度を下げる、画素の劣化を整えるといった対策です。

保護機能は焼き付きのリスクを下げますが、ゼロにはできません。FPSのミニマップ、体力バー、照準、Windowsのタスクバーを何百時間も同じ位置へ表示する使い方では、画素の劣化が偏る可能性があります。

購入後は、タスクバーの自動非表示、短めの画面オフ、スクリーンセーバーを設定しましょう。Pixel Refreshの案内が出たら先延ばしにせず、処理中に電源コードを抜かない使い方も欠かせません。

仕事8時間、ゲーム2時間ならOLED以外も候補

ブラウザ、表計算、チャット、編集ソフトを毎日長時間固定表示する人は、OLED保護機能があっても気を使います。

ゲーム中心で、表示内容が頻繁に変わるなら両機の強みを生かせます。仕事が中心なら、高リフレッシュレートのIPSやミニLED液晶も比較してください。

小さな日本語文字の輪郭に色が見えるか、明るい部屋で黒が浮いて見えないかも、QD-OLEDで評価が分かれやすい点です。仕事にも使うなら、店頭で白背景の文章を普段の視聴距離から読むのがおすすめです。

EX271QMZがおすすめな人

EX271QMZがおすすめなのは、次のような人です。

  • RPG、オープンワールド、アクションゲームを高画質で遊びたい
  • FPSも遊ぶが、WQHDで500fps固定までは求めない
  • PS5とPCを1台のモニターへつなぎたい
  • 外部スピーカーなしでも音を出したい
  • 240Hz、0.03ms、QD-OLEDをバランスよく使いたい
  • EX271QZとの差額をPCパーツやゲームへ回したい

240Hzは妥協ではありません。1フレーム約4.17msで表示でき、144Hzからでも動きのつながりと応答の改善を狙えます。

遊ぶゲームが毎晩変わる人には、特定の競技タイトルだけで生きる500Hzより、EX271QMZがおすすめです。

EX271QZがおすすめな人

EX271QZがおすすめなのは、次の条件に当てはまる人です。

  • VALORANTやCounter-Strike 2を長時間プレイする
  • WQHDで400~500fps前後を維持できるPCを持っている
  • 混戦時の1% Lowまで計測している
  • 240Hzをすでに使い、次の遅延短縮を求めている
  • 画質設定より勝敗を優先できる
  • 外部スピーカーやヘッドセットを使う

とくに、144Hzや165Hzから初めて高リフレッシュレートへ替える人は、500Hzまで一気に上げなくても、EX271QMZで大きな変化を感じられる可能性があります。

240Hzを使い切った経験があり、PCも500fpsへ届く。約2.17msを削る目的が自分の中で明確なら、EX271QZがおすすめです。

よくある質問

EX271QMZはEX271QZの後継機ですか?

後継機とは断定できません。

EX271QMZはWQHD・240Hz、EX271QZはWQHD・500Hzで、想定する遊び方が異なります。新型と旧型ではなく、同じ26.5インチQD-OLEDから用途で選ぶモデルです。

240Hzと500Hzの違いは分かりますか?

高fpsを安定して出せる競技ゲームでは、視点移動の細かさや入力結果が表示されるまでの間隔に差が出ます。

240Hzは1フレーム約4.17ms、500Hzは約2.00msです。PCが500fps近く出ないゲームでは差が縮まります。購入前に普段のゲームでfpsを測ってください。

PS5ならどちらがおすすめですか?

PS5中心ならEX271QMZがおすすめです。

PS5は最大120Hzなので、EX271QZの500Hzを使えません。EX271QMZは内蔵スピーカーを備え、外部オーディオなしでも使いやすい点も魅力です。

どちらも焼き付きますか?

QD-OLEDのため、同じ画面を長時間表示すると焼き付きが起こる可能性があります。

両機はPixel Shift、Idle Dimmer、Logo Dimming、Pixel Refreshなどでリスクを抑えます。固定HUDやタスクバーを長時間表示し続けず、保護機能を有効にして使いましょう。

EX271QZにスピーカーはありますか?

EX271QZはスピーカーを内蔵していません。ヘッドセット、外部スピーカー、eARC対応機器などが必要です。

EX271QMZは2W×2のスピーカーを備えます。音質へこだわるなら外部オーディオが向きますが、PS5を手軽につなぎたい人には便利です。

まとめ:500Hzは「いつか使う性能」ではなく、今のPCで使える人が買う

EX271QMZEX271QZは、どちらも26.5インチ・WQHD・QD-OLED・0.03msのゲーミングモニターです。

違いの中心は240Hzと500Hz。数字は2倍以上ですが、1フレームの表示時間で見ると約4.17msと約2.00msです。

最終判断おすすめ
RPG、オープンワールド、PS5中心EX271QMZ
FPSと高画質ゲームを幅広く遊ぶEX271QMZ
WQHDで200~300fps前後EX271QMZ
競技FPSで400~500fps前後を維持EX271QZ
240Hzを使い切り、遅延をさらに詰めたいEX271QZ

迷ったら、今夜いつものゲームを起動し、平均fpsと1% Lowを測ってください。

500fpsへ届かないなら、EX271QMZがおすすめです。高画質設定を保ちながらQD-OLEDの黒と240Hzの滑らかさを楽しめます。

500fps前後を維持でき、勝負のために約2.17msを削りたいなら、EX271QZを選びましょう。500Hzは憧れで買う数字ではなく、今のPCと遊び方で使い切る性能です。

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