安いトイドローンで遊んでいると、最初は楽しいです。
でも、外で景色を撮ろうとすると、すぐ物足りなくなります。
風で流される、映像が揺れる、距離を出すのが怖い、バッテリーがすぐ切れる。
「次はGPS付きで、ちゃんと空撮できる1台がほしい」
そう思ったときに候補になるのが、Holy StoneのHS360EとHS720Eです。
結論からいうと、これから5万円前後で買い替えるなら、基本はHS360Eをおすすめします。
249gの軽量ボディに、4K EIS手ブレ補正、GPS、自動帰還、リモートID内蔵、2バッテリー合計60分をまとめて備えているからです。
一方、HS720Eは本体が約495gと重いものの、4K EISカメラやブラシレスモーター、収納ケース付きの構成で、価格がこなれていればまだ選ぶ理由があります。
さらに予算を抑えるなら、HS175D-RID系も候補です。
ただし、空撮動画の見やすさ、飛行時間、買ったあとの手間まで考えると、初心者〜中級者の買い替え先としてはHS360Eがもっともバランス良くまとまっています。
この記事では、HS360EとHS720Eの違いを中心に、HS175D-RID系とのコスパもふくめて比較します。
この記事には広告リンクを含みます。価格や在庫、リモートID内蔵版かどうかは販売時期や購入先で変わることがあります。購入前に商品ページの最新表示を確認してください。
5万円前後のGPSドローンは「撮れる安心感」で選ぶ
HS360EとHS720Eで迷ったとき、最初に見るべきはカタログ上の4K表記だけではありません。
どちらも4K撮影に対応しています。
大事なのは、初心者でも見やすい映像を残しやすいか、飛行中に焦りにくいか、購入後の手間が少ないかです。
買い替えで重視したいポイントは、この3つです。
| 買い替えで見るポイント | 理由 |
|---|---|
| EIS手ブレ補正 | 風や細かな揺れが出ても、見返しやすい映像にしやすい |
| リモートID内蔵 | 外付け機器の追加購入や設定の手間を減らしやすい |
| バッテリーの余裕 | 旅行先や公園で、撮りたいタイミングを待ちやすい |
この3つをまとめて押さえているのがHS360Eです。
HS720Eも4K EISとGPS、自動帰還に対応するので、空撮入門機としては十分使えます。
ただ、HS360EはリモートID内蔵を前提に選びやすく、2バッテリーで合計60分飛ばせるのが大きな魅力です。
安いドローンから一歩進むなら、単に飛ぶだけでなく「撮影で失敗しにくい」ことにお金を払うほうが満足しやすいです。
HS360EとHS720Eの違いを一覧で比較
まずは主な違いを表で整理します。
| 比較項目 | HS360E | HS720E | HS175D-RID |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 軽量・長時間の新しめGPS空撮モデル | 重めだが実績のある4K EISモデル | 価格を抑えたGPS入門モデル |
| 重さ | 249g | 約495g | 約215g |
| カメラ | 4K EIS | 4K EIS、Sony CMOSセンサー表記あり | 4K HDカメラ |
| 動画解像度 | 3840×2160P/30fps | 3840×2160P、4K/30fps系 | 2688×1512P系 |
| 手ブレ補正 | EIS対応 | EIS対応 | EIS表記は基本なし |
| GPS | 対応 | 対応 | 対応 |
| オプティカルフロー | 対応 | 対応 | 対応 |
| リモートID | 内蔵 | 2024年以降の内蔵版あり | HS175D-RIDは内蔵 |
| 飛行時間 | 30分×2個、合計60分 | 23分×2個、合計46分 | 2バッテリー合計46分 |
| 操作距離の目安 | 約5〜6km表記 | 約999m表記 | 約350m表記 |
| カメラ角度 | -90°〜0° | -90°〜0° | -90°〜0° |
| 収納ケース | 付属 | 付属 | 付属 |
| 価格の目安 | 5万円台 | 3万円台〜 | 2万円台〜 |
| 向いている人 | 空撮の失敗を減らして長く使いたい人 | 価格次第で4K EISを安く試したい人 | まずGPS機を安く始めたい人 |
HS360Eは、HS720Eより軽く、飛行時間が長く、リモートID内蔵モデルとして選びやすいのが強みです。
HS720Eは本体が重いぶん、風に対する安心感やどっしりした飛びを期待したくなりますが、初心者が持ち出しやすいのはHS360Eです。
HS175D-RIDは価格が魅力。
ただし、動画解像度や伝送距離、EIS手ブレ補正の有無まで見ると、空撮の仕上がりを重視する人にはHS360Eのほうが向きます。
HS360Eを選ぶべき理由
HS360Eは、トイドローンからの買い替えで不満になりやすい部分をまとめてつぶしているモデルです。
4K EISで映像の揺れを抑えやすい
ドローン空撮で難しいのは、飛ばすことより「あとで見られる映像にすること」です。
風が少し吹くだけでも、機体は細かく揺れます。
手動で方向を変えたときも、映像がカクッとしやすいです。
HS360Eは4K EISカメラを搭載しています。
EISは電子式の手ブレ補正で、細かな揺れを抑え、動画を見やすくするための機能です。
もちろん、3軸ジンバル搭載の高級ドローンほどなめらかとは言いません。
それでも、トイドローンの揺れた映像から買い替えるなら、EISの有無はかなり大きいです。
旅行先の海、山、公園、キャンプ場。
こうした場所で「空から見た景色」をSNSや家族動画として残したいなら、HS360Eの4K EISは素直に効くポイントです。
リモートID内蔵で準備の手間を減らせる
日本で100g以上のドローンを屋外で飛ばすなら、機体登録やリモートIDまわりの確認が必要です。
ここでつまずく人、かなり多いです。
外付けリモートIDを別で買うのか。
どの機体名で登録するのか。
本体側の設定はどうするのか。
このあたりが面倒で、買ったあとに止まってしまうことがあります。
HS360EはリモートID内蔵モデルとして販売されているため、外付け機器を追加で用意する手間を減らしやすいです。
飛ばす前の準備が少ないほど、初心者は続けやすいです。
「せっかく買ったのに登録まわりで疲れた」という失敗を避けたいなら、ここはHS360Eの強みです。
2バッテリー合計60分で撮影の余裕がある
ドローンのバッテリーは、思っているより早く減ります。
離陸して、GPSをつかませて、構図を探して、少し撮って、戻す。
これだけで1本目のバッテリーは意外と短く感じます。
HS360Eは1本あたり最大30分、2本で合計60分の飛行時間が目安です。
HS720EやHS175D-RIDの合計46分より余裕があります。
この14分差は、スペック表で見るより大きいです。
旅行先で夕焼けを待つ。
家族が歩いてくるタイミングを待つ。
キャンプ場で上空からゆっくり構図を探す。
こういう場面では、飛行時間の余裕がそのまま撮影チャンスになります。
HS360Eの口コミで見たいポイント
HS360Eは新しめのモデルなので、口コミを見るときは星の数だけで判断しないほうがいいです。
とくに確認したいのは、以下の3つです。
| 口コミで見る点 | チェックしたい内容 |
|---|---|
| 映像の安定感 | 4K EISで細かな揺れがどれくらい抑えられているか |
| GPSの安定性 | 自動帰還やホバリングが落ち着いているか |
| アプリ・接続 | スマホとの接続や初期設定でつまずきにくいか |
空撮ドローンは、スペックが高くても操作がむずかしいと使わなくなります。
反対に、多少カメラ性能が控えめでも、GPSが安定していて、戻ってくる安心感があると出番は増えます。
HS360Eの口コミを読むときは、「4Kで撮れるか」だけでなく「初心者が外で落ち着いて飛ばせているか」を見るのがおすすめです。
とくにリモートID内蔵や2バッテリー構成は、買ったあとの満足度に直結しやすい部分です。
設定やバッテリー管理のストレスが少ないほど、旅行やアウトドアで持ち出しやすくなります。
HS720Eが向いている人
HS720Eは、HS360Eより古い位置づけのモデルですが、まだ候補から外す必要はありません。
とくに、価格が大きく下がっているならコスパは悪くないです。
4K EISとSonyセンサー表記に魅力がある
HS720Eは4K EISカメラを搭載し、公式ページではSony CMOSセンサーを使ったモデルとして紹介されています。
画質だけで見ると、安いGPSドローンより一段上を期待しやすいです。
また、ブラシレスモーター、GPS、オプティカルフロー、自動帰還、Follow Me、TapFly、Point of Interestなど、空撮入門で使いたい機能はひと通りそろっています。
開けた場所で、風景をゆっくり撮る。
家族旅行やキャンプを上から撮る。
こうした使い方なら、HS720Eでも十分楽しめます。
ただし重さとリモートIDの世代は確認したい
HS720Eの注意点は、重さと販売時期です。
本体重量は約495g。
持ち運びではHS360Eより重く、機体登録や飛行ルールの確認もより意識したいクラスです。
また、HS720Eは販売時期によってリモートID内蔵版かどうかの確認が必要です。
商品ページでは2024年以降のリモートID内蔵アップグレード版が案内されていますが、古い在庫や中古品では外付けリモートIDが必要になる可能性があります。
安さだけで飛びつかず、商品名に「リモートID内蔵」とあるかを確認しましょう。
ここを確認できるなら、HS720Eは「価格を抑えて4K EISを試したい人」に向いています。
HS175D-RIDは安さ重視ならあり
HS175D-RIDは、HS360EやHS720Eより価格を抑えやすいGPSドローンです。
リモートID内蔵、GPS、自動帰還、ブラシレスモーター、2バッテリー合計46分という構成で、はじめての屋外GPS機としては入りやすいです。
ただし、HS360Eと比べると、空撮動画の余裕は落ちます。
HS175D-RIDの動画は、公式仕様ではSDカード側で2688×1512P系。
操作距離やリアルタイム伝送距離もHS360Eより短めです。
「とにかく安く、GPS付きで飛ばしてみたい」ならHS175D-RID。
「旅行やアウトドアで見返せる4K動画を残したい」ならHS360E。
この切り分けが分かりやすいです。
DJIより安く空撮を始めたい人にも合う
GPSドローンで空撮を考えると、DJIが気になる人も多いです。
DJIはカメラ性能、ジンバル補正、アプリの完成度が高く、空撮の王道といえます。
ただし、予算は上がりやすいです。
機体本体だけでなく、予備バッテリー、充電ハブ、ケースまでそろえると、最初の出費が大きくなります。
その点、HS360Eは5万円前後で、4K EIS、GPS、自動帰還、リモートID内蔵、2バッテリー構成までまとめて狙えるのが魅力です。
もちろん、3軸ジンバルや本格的な編集耐性まで求めるならDJI系が有利です。
でも、家族旅行、キャンプ、海辺、山の景色を「いつもよりきれいに残したい」くらいなら、HS360Eはかなり現実的。
DJIほど高くは出せない。
でも、安いトイドローンの揺れた映像には戻りたくない。
この間を狙えるのが、Holy StoneのGPS空撮ドローンを選ぶ理由です。
価格差の意味を考える
HS360Eは、HS720EやHS175D-RIDより高めです。
ただ、価格差は単なる新しさだけではありません。
HS360Eで上乗せされる価値は、主に以下です。
| 価格差で得られるもの | 実際のメリット |
|---|---|
| 249gの軽さ | 持ち出すハードルが下がる |
| 4K EIS | 初心者でも見やすい空撮にしやすい |
| リモートID内蔵 | 追加機器や確認の手間を減らしやすい |
| 2バッテリー60分 | 撮影タイミングを待てる |
| 長めの伝送距離 | 開けた場所で安心感が出やすい |
| パノラマやタイムラプス | 旅行動画の表現を増やせる |
初めてのGPSドローンを「練習用」と割り切るなら、HS175D-RIDでもいいです。
でも、せっかく買うなら旅行やアウトドアでしっかり使いたい。
そう考えるなら、HS360Eの価格差はわかりやすいです。
HS720Eは、セールや在庫処分で安く買えるなら魅力があります。
ただし、重さ、リモートIDの世代、飛行時間まで見ると、これから買う1台としてはHS360Eのほうが選びやすいです。
日本で飛ばす前に確認したいこと
HS360Eは249g、HS720Eは約495g、HS175D-RIDは約215gです。
どれも100g以上なので、日本で屋外飛行させる場合は機体登録などの対象になります。
リモートID内蔵モデルを選んでも、登録自体が不要になるわけではありません。
リモートIDは「登録や識別のために必要な機能」のひとつであって、飛行ルールを省略できる魔法の機能ではないです。
購入後は、少なくとも以下を確認しておきましょう。
- 機体登録が必要
- 登録記号の表示が必要
- リモートID機能の確認が必要
- 飛行場所によっては許可・承認が必要
- 人や建物、空港周辺、人口集中地区、水辺や公園の独自ルールに注意する
とくに初心者は、広くて人の少ない場所から始めるのがおすすめです。
最初から難しい場所で飛ばすより、離陸、ホバリング、ゆっくり前進、帰還の流れに慣れるほうが、結果的にきれいな映像を撮りやすくなります。
HS360EとHS720Eはこんな人におすすめ
最後に、選び方を用途別にまとめます。
| 使い方・重視点 | おすすめ |
|---|---|
| トイドローンから本格GPS機へ買い替えたい | HS360E |
| リモートID内蔵で手間を減らしたい | HS360E |
| 4K EISで見やすい動画を撮りたい | HS360E / HS720E |
| 旅行やキャンプで長めに撮影したい | HS360E |
| 価格が安い4K EIS機を探している | HS720E |
| とにかく安くGPS機を試したい | HS175D-RID |
| 古い在庫や中古を避けたい | HS360E |
| 重さより価格を優先したい | HS720E / HS175D-RID |
HS360Eは、初心者がつまずきやすい「映像の揺れ」「飛行時間」「リモートIDまわり」をまとめて減らしてくれるモデルです。
HS720Eは、価格がこなれていればまだコスパのいい4K EIS機。
HS175D-RIDは、予算を抑えてGPSドローンに入るための選択肢です。
HS360EとHS720Eの違いまとめ
これから買うなら、基本はHS360Eがおすすめです。
理由は、249gの軽さ、4K EIS、リモートID内蔵、2バッテリー60分のバランスが良いからです。
トイドローンから買い替える人が不安に感じやすい部分を、かなり現実的にカバーしています。
一方、HS720Eは価格が下がっているなら候補になります。
4K EISやGPS、自動帰還はしっかり備えているので、開けた場所での風景空撮ならまだ楽しめます。
ただし、重さとリモートID内蔵版かどうかは購入前に必ず確認したいところです。
安さ重視ならHS175D-RID。
撮影の失敗を減らして長く使うならHS360E。
この選び方なら、5万円前後のGPSドローン選びで後悔しにくいです。


コメント