ロジクールGのプロ向けワイヤレスゲーミングヘッドセットに、新型の「PRO X3 LIGHTSPEED」が登場しました。ロジクールの発表によると、発売は2026年10月15日で、価格はオープン価格、ロジクールオンラインストア価格は40,480円(税込)です。
旧型の「PRO X 2 LIGHTSPEED」は、2023年7月20日に発売されたモデルです。ロジクールは新型の発表で、バッテリーは「従来モデルより20時間延長」、イコライザーは「前モデルでは5バンドだった」と書き、旧型と比べた進化をはっきり示しています。
この記事では、ロジクールの2つの報道発表(新型と旧型)に載っている製品仕様をもとに、2機種の違いと選び方をまとめます。実機を使った感想ではなく、公式の数字を整理した内容です。

PRO X 2を持っている人も多いよね。新しいPRO X3はどこが変わったの?

電池もちとイコライザー、それにマイクの仕様が大きく変わったよ。重さや付属品の違いもあるから、順に見ていこう。
PRO X3 LIGHTSPEEDとPRO X 2 LIGHTSPEEDの違いを一覧で
ロジクールの報道発表にある製品仕様を、項目ごとに並べます。
| 項目 | PRO X3 LIGHTSPEED(新型) | PRO X 2 LIGHTSPEED(旧型) |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年10月15日 | 2023年7月20日 |
| ロジクールオンラインストア価格(発表時) | 40,480円(税込) | 34,650円(税込) |
| 型番 | G-PHS-006WLBK/WH/PK(d付き型番もあり) | G-PHS-005WLBK/WH |
| カラー | ブラック、ホワイト、ピンク | ブラック、ホワイト |
| 重量 | 356g | 345g |
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 95×176×189mm | 95×176×189mm |
| バッテリー | 約70時間 | 最長50時間 |
| イコライザー | 10バンド | 5バンド(新型の発表より) |
| ドライバー | 50mm PRO-G グラフェン(24bit/48kHz対応) | 50mm PRO-G グラフェン |
| 周波数特性/インピーダンス | 20Hz~20kHz/38Ω | 20Hz~20kHz/38Ω |
| マイクの集音特性 | オムニ(無指向性) | カーディオイド(単一指向性) |
| マイクの周波数特性 | 75Hz~20kHz | 100Hz~10kHz |
| 接続 | LIGHTSPEED、Bluetooth 5.3、有線 | LIGHTSPEED、Bluetooth 5.3、3.5mm有線 |
| 保証期間 | 2年間(d付き型番は1年間) | 2年間 |
ひと言でまとめると、PRO X3 LIGHTSPEEDは「同じ大きさのまま、電池もちを20時間伸ばし、イコライザーとマイクを強化した新型」です。そのぶん重さは11g増え、ロジクールオンラインストアの価格も発表時で5,830円高くなっています。
新型PRO X3で進化したポイント
バッテリーは最大70時間
ロジクールの発表によると、PRO X3 LIGHTSPEEDのバッテリー持続時間は最大70時間です。従来モデルより20時間延長されたとしています。旧型PRO X 2 LIGHTSPEEDの仕様表は最長50時間なので、数字のとおり20時間の差です。
ロジクールは、長時間のゲームプレイや連日の使用でも充電切れを気にせずプレイに集中できる、と説明しています。どちらもバッテリー持続時間は使用環境によって変わります。
10バンドのイコライザー
前モデルでは5バンドだったイコライザーは、10バンドになりました。足音や特定の音域の強調など、ゲームタイトルやプレイスタイルに合わせて細かく音を調整できるとしています。高度な機能を使うには、専用ソフトウェア「Logicool G HUB」が必要です。
マイクの音声を調節する「BLUE VO!CE」にも対応し、ボイスチャットの音質を好みに合わせて調整できます。立体音響は7.1ch DTS Headphone:X 2.0に対応しています。
フルバンド幅の無指向性マイク
マイクの仕様は大きく変わりました。新型は16bit/48kHz対応のフルバンド幅マイクで、ロジクールは「ロジクールG最高品質」としています。集音特性はオムニ(無指向性)、周波数特性は75Hz~20kHzです。
旧型のマイクは大口径6mmで、集音特性はカーディオイド(単一指向性)、周波数特性は100Hz~10kHzでした。周波数特性の数字で見ると、新型は低い音と高い音の両方に広がっています。一方で、単一指向性から無指向性に変わった点は、周りの音の入り方にかかわる違いとして覚えておきましょう。どちらも着脱式のマイクです。

マイクの数字がずいぶん変わったね。

そうだね。ただ、数字だけで声の聞こえ方は決まらないよ。周りが騒がしい部屋で使うなら、BLUE VO!CEの設定もあわせて考えよう。
ドライバーとヘッドバンド
ドライバーは新旧とも50mmのPRO-Gグラフェンドライバーで、周波数特性は20Hz~20kHz、インピーダンスは38Ωと同じです。新型は24bit/48kHzのオーディオ信号に対応すると明記しています。
新型のヘッドバンドには、通気性を高める穴開きの合皮素材を使っています。ロジクールは、長時間のゲームプレイでも蒸れを抑える狙いと説明しています。回転式のイヤーカップは新旧とも採用しています。
カラーにピンクが追加
新型のカラーはブラック、ホワイト、ピンクの3色です。旧型はブラックとホワイトの2色でした。新型には型番の最後に「d」が付くモデル(G-PHS-006WLBKd、G-PHS-006WLWHd)もあり、こちらは保証期間が1年間です。通常の型番は2年間なので、買うときに型番を見ておきましょう。
仕様の細かい違いと価格
重さ・接続・必要システム
本体サイズは新旧とも幅95×奥行176×高さ189mmで同じです。重量は新型が356g、旧型が345gで、新型が11g重くなっています。
接続は、どちらもUSB-AのLIGHTSPEEDワイヤレスレシーバー(3.5mmポート搭載)、Bluetooth 5.3、有線に対応しています。旧型の仕様表には、LIGHTSPEEDのワイヤレス通信範囲が最長30mと書かれています。必要システムは、新型がUSB 2.0以降のポートが使えるWindowsまたはmacOS、旧型はWindows 8以降のパソコンとUSB 2.0ポートです。
付属品の違い
新型の付属品は、低反発ベロアイヤーパッド、USB-A LIGHTSPEEDワイヤレスアダプター(3.5mmポート搭載)、フォームウインドスクリーン付きの着脱式マイク、USB-A – USB-Cケーブル、3.5mmケーブル、ソフト収納バッグです。
旧型は、低反発クロスイヤーパッドと低反発合成皮革イヤーパッド(本体に装着済み)、同じくUSB-AのLIGHTSPEEDワイヤレスアダプター、着脱式マイク、USB-A – USB-C充電ケーブル、3.5mmケーブル、キャリングケースが付属していました。持ち運び用が、新型はソフト収納バッグ、旧型はキャリングケースという違いがあります。
旧型PRO X 2の発売時の特長
2023年のロジクールの発表によると、PRO X 2 LIGHTSPEEDは、ロジクールで初めてPRO-Gグラフェンドライバーを搭載したヘッドセットです。振動板はグラフェンのコーティングではなく、重量の90%をグラフェンで構成していると説明されていました。さらに前機種より25g軽くなり、最大連続使用時間は前機種「G PRO X LIGHTSPEED」の2倍以上の50時間になりました。
旧型の仕様表では、ヘッドホンの感度は87.8dB SPL@1mW & 1cmです。新型の仕様表には感度の項目が載っていないので、この数字は新旧で比べられません。PROシリーズのヘッドセットとして初めてホワイトを加えたのも、旧型のPRO X 2 LIGHTSPEEDでした。
買える場所
新型のPRO X3 LIGHTSPEEDは、ロジクールの発表で、ロジクール公式オンラインストアのほか、Amazon、ロジクール公式ストア楽天市場店、ロジクール公式ストアYahoo!ショッピング店の製品ページが案内されています。d付きの型番もこれらの売り場に並んでいます。
価格の差
ロジクールオンラインストアの価格は、新型が40,480円、旧型は発売時に34,650円でした。記事作成時点のAmazon.co.jpでは、新型のブラックが36,800円、旧型のブラックが26,664円で販売されていて、差は1万円ほどです。価格は変わりやすいので、買う前に新旧を並べて見比べてください。
買う前に見ておきたいこと
- 型番:新型は末尾に「d」が付くと保証期間が1年間、付かない通常の型番は2年間
- カラー:ピンクは新型だけ。旧型はブラックとホワイトの2色
- マイク:新型は無指向性、旧型は単一指向性。周りの音が多い部屋で使う人は特に意識する
- 重さ:新型356g、旧型345g。長時間かけ続ける人は11gの差も考える
- ソフトウェア:10バンドEQなどの高度な機能を使うには、Logicool G HUBが必要
とくに保証期間は、同じ製品名・同じ価格で売られている型番どうしでも違います。販売ページの型番を最後まで見てから選びましょう。
PRO X3とPRO X 2のよくある質問
大きさは旧型と同じ?
同じです。ロジクールの仕様表では、新旧とも本体サイズは幅95×奥行176×高さ189mmです。重さは新型が11g重い356gです。
PRO X 2からの買い替えは必要?
いまのPRO X 2 LIGHTSPEEDで、電池もちとマイクの音に不満がなければ、急いで替える必要は小さいでしょう。ドライバーの口径と素材、本体サイズ、3つの接続方式は新旧で共通です。50時間では充電が追いつかない人、イコライザーをもっと細かく詰めたい人、ボイスチャットの声の届き方を良くしたい人には、買い替える理由があります。
d付きの型番は何が違う?
ロジクールの仕様表では、G-PHS-006WLBKdとG-PHS-006WLWHdの保証期間は1年間で、通常の型番の2年間より短くなっています。そのほかの製品仕様は同じ表にまとめて載っています。
結局、おすすめはどっち?
かでくらの見立てでは、長時間プレイする人やボイスチャットの音にこだわる人には新型のPRO X3 LIGHTSPEEDです。電池もちが20時間伸び、10バンドのイコライザーとフルバンド幅のマイクで調整の幅が広がりました。価格を抑えたい人や、単一指向性のマイクを好む人には、旧型のPRO X 2 LIGHTSPEEDも十分な選択肢です。
PRO X3 LIGHTSPEEDがおすすめな人
- 充電の回数を減らしたい、長時間プレイする人
- 10バンドのイコライザーで足音などを細かく調整したい人
- ボイスチャットの声をよりクリアに届けたい人
- ピンクのカラーを選びたい人
PRO X3 LIGHTSPEEDは、大きさはそのままに、バッテリー・イコライザー・マイクを強化した新型です。保証期間を重視するなら、d付きではない通常の型番を選びましょう。
PRO X 2 LIGHTSPEEDがおすすめな人
- できるだけ安く、PROシリーズのワイヤレスヘッドセットを買いたい人
- 単一指向性のマイクで、周りの音を拾いにくくしたい人
- 少しでも軽いヘッドセットがいい人
- 50時間の電池もちで足りる人
PRO X 2 LIGHTSPEEDは、同じ50mmグラフェンドライバーと3つの接続方式をそなえた旧型です。新型より11g軽く、販売価格も下がっているので、電池もちとイコライザーにこだわらなければ十分に選べます。
まとめ|PRO X3とPRO X 2 LIGHTSPEEDは長時間プレイなら新型
ロジクールGのPRO X3 LIGHTSPEEDは、旧型のPRO X 2 LIGHTSPEEDと同じ大きさのまま、バッテリーを最大70時間に伸ばし、イコライザーを10バンドに、マイクを16bit/48kHzのフルバンド幅(無指向性)に変えた新型です。重さは11g増え、価格も上がりました。長時間プレイと音の調整の幅を取るなら新型、価格と軽さ、単一指向性のマイクを取るなら旧型が選びどころです。

長く遊ぶなら新型、安さなら旧型だね。

そうだね。保証期間が違うd付きの型番もあるから、型番は最後にもう一度見ておこう。




