エレコムのヘルスケアブランド「ECLEAR」から、白湯が作れるボトル型のポータブルケトル「HCL-KE01WH」が登場しました。2026年9月2日に発表され、9月中旬に発売されています。価格は6,980円(店頭実勢価格、税抜6,345円)です。
HCL-KE01WHは、1人分の約400mlのお湯を沸かせるボトル型のケトルです。沸騰後さらに10分間沸騰を続ける「白湯モード」、45〜100℃の6段階の温度調節、最長約8時間の保温、1〜24時間の予約タイマーを備え、重さは約450gです。
この記事では、エレコムの発表とAmazonの商品ページに載っている仕様をもとに、白湯モードのしくみ、職場やホテルでの使い方、普通の電気ケトルとの違い、買う前に知っておきたい注意点を整理します。

白湯って、普通のケトルでお湯を沸かして冷ませば作れるんじゃないの?

作れるよ。HCL-KE01WHは、沸騰を10分続ける工程や、飲みやすい温度での保温、朝に合わせた予約を、ボタンでまとめてできるのが便利なところなんだ。
HCL-KE01WHがおすすめな人
先に結論です。HCL-KE01WHは、次のような人に向いています。
- 朝の白湯を習慣にしたいけれど、毎回沸かして冷ますのが面倒な人
- 職場の自席や出張先のホテルで、1人分のお湯を沸かしたい人
- 緑茶、紅茶、コーヒー、調乳など、温度を変えてお湯を使い分けたい人
- 共用のポットを使わず、自分専用のケトルを持ちたい人
一方で、バッテリーは内蔵しておらず、コンセントにつないで使う製品です。キャンプや車の中など、コンセントがない場所では使えません。また、1回に沸かせるのは約400mlなので、家族の分のお湯をまとめて沸かす用途にも向きません。
自宅のキッチンで白湯を飲むだけなら、温度調節と保温ができる家庭用の電気ケトルでも十分です。HCL-KE01WHを選ぶ価値が大きいのは、職場や出張先など、自宅以外でも同じように白湯やお茶を用意したい場合です。
かでくらの見立てでは、HCL-KE01WHは「電源がある場所で、自分の1杯をちょうどいい温度で用意したい人」のためのケトルです。家庭の電気ケトルの代わりではなく、2台目や持ち歩き用として考えると、使いどころがはっきりします。
主な仕様
エレコムの発表と、Amazonの商品ページに載っている仕様をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売時期 | 2026年9月中旬 |
| 価格 | 6,980円(店頭実勢価格)、6,345円(税抜) |
| 容量 | 約400ml |
| 電源・消費電力 | AC100V(50/60Hz)、300W |
| 温度設定 | 45℃/60℃/70℃/80℃/90℃/100℃ |
| 保温 | 1〜8時間(1時間単位) |
| 予約タイマー | 1〜24時間(1時間単位) |
| サイズ | 幅約85×奥行約85×高さ約270mm |
| 重さ | 約450g(電源コードを含まず)、約500g(電源コードを含む) |
| 材質 | PP、ステンレス鋼(SUS304)、シリコンゴム |
| コード長 | 約0.65m |
| 安全装置 | サーモスタット、温度ヒューズ |
| 付属品 | 電源コード、取扱説明書 |
| 保証期間 | 1年間 |
白湯モードのしくみ
沸騰後さらに10分間沸騰を続ける
白湯モードでは、水を沸騰させたあと、さらに10分間連続で沸騰させます。エレコムは、これによって水道水に含まれる残留塩素(カルキ)を低減し、口当たりがまろやかな白湯を作れると説明しています。加熱を始めてから完了するまでの目安は15〜20分程度で、環境や水量によって前後します。
カルキの低減はエレコムのテスト
エレコムは、残留塩素があるとピンク色に変わる測定試薬を使ったテストで、白湯モードを使ったお湯は、水道水や1回沸騰させたお湯と比べて残留塩素が低減されたとしています。これはエレコムによる自社調べの結果です。また、温活・白湯に関する知見については、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生が監修しています。
飲みやすい温度で待てる
白湯は、一度しっかり沸騰させたお湯を、飲みやすい温度まで冷ましたものです。HCL-KE01WHでは、100℃に設定した場合の保温温度を、白湯モードの約60℃か、通常モードの約90℃から選べます。約60℃を選べば、沸騰させたあと飲みやすい温度まで下げて保ってくれるので、冷めるのを待つ手間が省けます。

やかんで10分沸かし続けるのは大変だけど、ボタンひとつなら続けやすそうだね。

そうだね。コンロの前で見張らなくていいのは大きいと思うよ。予約タイマーと組み合わせれば、朝起きたときに白湯ができている状態も作れるんだ。
温度調節・保温・予約タイマー
6段階の温度の使い分け
温度は45℃、60℃、70℃、80℃、90℃、100℃の6段階から選べます。エレコムは、白湯だけでなく、緑茶、紅茶、コーヒー、調乳など、用途に合わせた温度でお湯を沸かせると案内しています。設定温度ごとの使い方の例を、一般的な目安としてまとめました。
| 設定温度 | 使い方の例(かでくらの目安) |
|---|---|
| 45℃ | ぬるめの白湯、薬を飲むときのお湯 |
| 60℃ | 玉露など低めの温度でいれるお茶 |
| 70℃・80℃ | 煎茶、粉ミルクの調乳 |
| 90℃ | コーヒーのハンドドリップ |
| 100℃ | 紅茶、カップスープ、白湯モード |
保温は電源につないでいる間だけ
加熱が終わると自動で保温モードに切り替わり、最長約8時間温度を保ちます。100℃設定以外の5段階は、それぞれの設定温度をそのまま保温します。ただし、HCL-KE01WHは魔法瓶ではなく、保温は電源に接続している間だけ働きます。また、通常モードは本体の加熱を防ぐため、再沸騰しない仕様です。
朝の白湯を前の晩に準備する
予約タイマーは、1時間から24時間まで、1時間単位で設定できます。たとえば夜11時に水を入れて8時間後に予約すれば、朝7時ごろに白湯を飲めます。毎朝の白湯を習慣にしたい人には、いちばん便利な機能でしょう。
1日の使い方の例
HCL-KE01WHの機能を組み合わせた、1日の使い方の例です。かでくらによる提案です。
- 夜、寝る前に水を約400ml入れ、白湯モードと予約タイマーを設定する
- 朝、起きたら保温されている白湯をカップに注いで飲む
- 残りのお湯を捨てて本体を空にし、かばんに入れて職場へ持っていく
- 職場で水を入れ直し、午前は80℃で緑茶、午後は90℃でコーヒーのお湯を沸かす
- 帰宅したら本体を洗って乾かし、また夜にセットする
1台を朝と日中で使い回せるのが、ボトル型ならではの便利さです。ただし、お湯を入れたまま持ち歩くと、かばんの中で熱くなったり、万が一の水漏れで荷物をぬらしたりするおそれがあります。持ち運ぶときは、本体を空にしておくと安心です。
持ち運びと使える場所
約450gのボトル型
サイズは幅と奥行きが約85mm、高さが約270mmのボトル型で、重さは電源コードを含まずに約450gです。エレコムは「マイボトル感覚で持ち歩ける」と説明しています。開閉の状態がひと目でわかる回転式のキャップで、閉め忘れを防ぎ、移動中の水漏れも軽減する設計です。
職場やホテルで使うときのポイント
コード長は約0.65mです。延長コードを使わずに使うなら、コンセントの近くに置ける場所が必要になります。消費電力は300Wで、一般的な電気ケトルより小さめなので、オフィスの電源タップで使う場合も、ほかの機器と合わせた消費電力を気にかけておけば扱いやすいでしょう。
仕様の電源はAC100V(50Hz/60Hz)です。海外のホテルで使う予定がある場合は、渡航先の電圧と製品の仕様が合っているかを、出発前に確かめておきましょう。
電気代の目安
300Wで20分加熱した場合の電力量は0.1kWhです。仮に1kWhあたり31円で計算すると、1回あたり約3円になります。実際の電気代は、契約している料金プラン、水量、保温の時間によって変わります。
普通の電気ケトルとの違い
家庭で使われる一般的な電気ケトルと比べると、HCL-KE01WHの特徴がはっきりします。比較はかでくらによる整理です。
| 比べる点 | HCL-KE01WH | 一般的な電気ケトル |
|---|---|---|
| 容量 | 約400ml(1人分) | 0.8〜1.2L前後が多い |
| 消費電力 | 300W | 1,000W以上が多い |
| 沸かす時間 | 白湯モードの目安は15〜20分 | 数分で沸くものが多い |
| 温度調節と保温 | 6段階、最長約8時間 | モデルによる |
| 持ち運び | マイボトル感覚のボトル型 | 据え置きが基本 |
一方で、消費電力が300Wと小さいことは、職場の電源タップのように、ほかの機器と電源を分け合う場所では扱いやすい点でもあります。家族で使う大きなケトルはキッチンに置いたまま、HCL-KE01WHを自分の机やホテル用の2台目にする、という分け方がいちばん無理のない使い方でしょう。
消費電力が小さい分、すばやく沸かす用途には向きません。急いで多めのお湯を沸かしたいなら、家庭用の電気ケトルのほうが便利です。かでくらでは、BHT210CBとBHT210MKの比較や、SK-D271とSK-D171の比較といった、家庭向けの電気ケトルの記事も公開しています。
買う前に知っておきたい注意点
お湯の量の目安
約400mlは、一般的なマグカップ(200〜300ml程度)なら1〜2杯分の量です。白湯を朝に1杯飲み、残りを日中のお茶に回す、といった使い方なら足ります。来客にお茶を出すなど、一度に何杯も用意したいときは、何回かに分けて沸かす必要があります。
コンセントがないと使えない
HCL-KE01WHは、コンセントにつないで使う製品です。持ち歩けるのはケトル本体で、電源のない場所でお湯を沸かせるわけではありません。外出先で使うなら、職場、ホテル、実家など、電源がある場所に限られます。
水以外は入れない
使えるのは水だけです。飲み物や食品を直接入れたり、調理に使ったりすることはできません。お茶の葉やインスタントスープの粉は、カップに入れてからお湯を注ぎましょう。
沸騰音と口コミ
Amazonの評価はまだ数件です。購入者のレビューには、白湯を作れることや保温、予約ができる点を評価する声がある一方で、沸騰の音や加熱時の振動が気になるという声もありました。静かなオフィスで使う場合は、置き場所を工夫するか、周りの人に配慮して使う時間を選ぶとよいでしょう。
白湯モードの時間
白湯モードは、加熱から完了まで15〜20分程度かかります。出かける直前に思い立って使うより、予約タイマーで準備しておく使い方のほうが向いています。
購入前のチェックリスト
次の項目に当てはまるかを確かめてから選ぶと、買ったあとに困りにくくなります。
- 使いたい場所に、コンセントがあるか(コードは約0.65m)
- 1回に沸かすのは約400mlで足りるか
- 白湯モードの15〜20分程度を待てるか、予約タイマーを使えるか
- 職場で使う場合、沸騰の音が気にならない置き場所があるか
- 海外で使う予定がないか(電源の仕様はAC100V)
すべてに問題がなければ、HCL-KE01WHは毎日の白湯やお茶の準備を楽にしてくれるはずです。反対に、コンセントのない場所で使いたい、家族の分もまとめて沸かしたい、という場合は、別のタイプのケトルを選んだほうが満足しやすいでしょう。
HCL-KE01WHのまとめ|電源のある場所で、自分の1杯の白湯を手間なく用意できるケトル
エレコム ECLEAR HCL-KE01WHは、約400mlを沸かせるボトル型のポータブルケトルです。沸騰後さらに10分沸かし続ける白湯モード、45〜100℃の6段階温度調節、最長約8時間の保温、1〜24時間の予約タイマーを、約450gのボディにまとめています。コンセントが必要で、沸かすのに時間がかかる点は理解しておく必要がありますが、朝の白湯を習慣にしたい人や、職場やホテルで自分専用のお湯を用意したい人には、使いやすい1台です。

結局、どんな人なら満足できそう?

夜に予約して、朝に白湯を飲む習慣を続けたい人だね。家族用のケトルは別に持っていて、自分専用の1台がほしい人にも合うと思うよ。




