Microsoftの2-in-1のパソコン「Surface Pro 12インチ」に、第2世代のモデルが登場しました。日本では2026年10月13日に、家電量販店とMicrosoft Storeで販売が始まっています。第1世代は、一般向けのモデルが2025年6月10日に発売されました。
Windows Blogでは、Surface Pro 12インチを「Surface Pro 12 インチは、Surface Pro 史上最も携帯性と汎用性に優れたモデルです。」と紹介しています。
この記事では、第2世代と第1世代の違いを、Microsoftの価格表、製品ページ、Windows Blog、Microsoft Learnの仕様ページをもとに比べます。

第2世代と第1世代は、どこが違うの?

違いが大きいのは、プロセッサと画面の明るさなんだ。12インチの画面の大きさや解像度、686gの重さ、USB-Cが2つという点は同じだよ。価格も並べて見てみよう。
結論:プロセッサと明るさが違い、形と重さは同じ
プロセッサは、第2世代がSnapdragon X2 Plus、第1世代がSnapdragon X Plusです。画面の明るさは、第2世代が500ニト、第1世代が400nits(法人向けモデルの値)です。画面のサイズ、解像度、重さは同じです。
主な違いは次のとおりです。
- プロセッサ:第2世代はSnapdragon X2 Plus(6コア)、第1世代はSnapdragon X Plus(8コア)
- 画面の明るさ:第2世代は500ニト、第1世代は400nits(法人向けモデルの値)
- 色:第2世代はプラチナ・ブラック・バイオレット、第1世代はプラチナ・バイオレット・オーシャン グリーン
- メモリ:第2世代には24GBの構成がある
- 価格:第2世代は238,480円(税込)から、第1世代の発売時は149,380円(税込)から
画面の明るさや、Windows Blogに載っている性能の数字を重視する人には、第2世代が合っています。12インチの画面と686gの重さは、どちらの世代も同じです。
仕様の比較

| 項目 | 第2世代 | 第1世代 |
|---|---|---|
| 発売日(一般向け) | 2026年10月13日 | 2025年6月10日 |
| プロセッサ | Snapdragon X2 Plus(6コア) | Snapdragon X Plus(8コア) |
| 画面 | 12インチ PixelSense LCD、2196×1464 | 12インチ、2196×1464 |
| 画面の明るさ | 500ニト | 最大400nits |
| リフレッシュレート | 90Hz | 最大90Hz(既定値は60Hz) |
| 重さ | 686g | 686g |
| ポート | USB-C×2(USB 3.2) | USB-C×2(USB4/Thunderbolt 4) |
| メモリ・ストレージ | 16GB/256GB、16GB/512GB、24GB/512GB | 16GB/256GB、16GB/512GB |
| 色 | プラチナ、ブラック、バイオレット | プラチナ、バイオレット、オーシャン グリーン |
| 充電器 | 付属しない | 付属しない |
| 参考価格(税込) | 238,480円(税込)から | 149,380円(税込)から(発売時) |
第1世代の画面の明るさ、リフレッシュレート、ポートは、Microsoft Learnにある法人向けモデルの仕様ページの値です。第2世代の値は、Microsoftの製品ページの値です。
性能と本体の違い
プロセッサの違い
第2世代のプロセッサは、Snapdragon X2 Plus(6コア)です。第1世代はSnapdragon X Plus(8コア)です。プロセッサの種類が違うので、コアの数だけでは速さを比べられません。
Windows Blogでは、第2世代のSurface Pro 12インチとSurface Laptop 13インチについて、従来の世代と比べた性能を次のように示しています。
- Officeの作業:最大17%高速
- バッテリー効率:最大18%向上
- グラフィックス性能:60%以上高速
- NPUでのローカルAI推論:最大95%高速
一方でWindows Blogは、「ピーク時の数値だけでは、すべてを語れません。」とも書いています。そのあとに「重要なのは 6 時間後に、20 個のタブを開き、通話を続け、何かをレンダリングしていても、手元のマシンが落ち着いて静かに動き続けることなのです。」と続けています。
本体の作りについて、Windows Blogは「薄型・軽量でファンレス設計の Windows PC として、一日の変化に合わせ、タブレットからノート PC へすばやく切り替えられます。」と説明しています。

コアの数は、第2世代のほうが少ないんだね。

コアの数は、第2世代が6コア、第1世代が8コアだよ。Windows Blogには、Officeの作業で最大17%、NPUでのローカルAI推論で最大95%という数字が載っているんだ。
画面の違い
画面の大きさと解像度は、どちらも12インチ、2196×1464です。違いは明るさで、第2世代は500ニト、第1世代は400nits(法人向けモデルの値)です。
Windows Blogでは、第2世代の画面について「25% 明るい 500 ニトの PixelSense™ タッチスクリーンと新色ブラックが、より鮮明な表示と選択肢を提供します」と書かれています。
リフレッシュレートは、第2世代の製品ページでは90Hzです。第1世代の仕様ページでは、最大90Hzで、既定値は60Hzです。
製品ページの注記では、画面のサイズについて「標準の長方形として測定すると、画面は対角 12 インチです (実際の表示可能域はやや小さくなります)。」と説明しています。
重さと大きさ
重さは、第2世代も第1世代も686gです。どちらの重さも、キーボードを付けない本体だけの重さです。第1世代の仕様ページでは、大きさは274×190×7.8mmです。
第1世代を使っている人のレビューでは、持ち運びについて「重さは600グラム台。大きさも11.6インチのケースに入るくらいの大きさ。」と書かれていました。
バッテリー
第2世代のバッテリー駆動時間は、製品ページでは、ローカルのビデオ再生で最大15.5時間、アクティブなWebの閲覧で最大13時間です。
製品ページの注記には、「バッテリー駆動時間はデバイス構成、使用方法、ネットワークや機能の仕様選定、信号強度、設定などの要因によって大きく異なります。」とあります。
第1世代を使っている人のレビューには、「想像より遥かに持ちが良くて驚きました。」という声がありました。
ポートと充電
ポートは、どちらもUSB-Cが2つです。第2世代の製品ページでは「2 X USB-C®/ USB 3.2」と書かれています。第1世代は、法人向けモデルの仕様ページで、USB4/Thunderbolt 4のポートを備えたUSB-C×2とされています(法人向けモデルの値)。
第2世代の製品ページの注記には、「充電器は付属していません。」とあります。急速充電は、45W以上のUSB Type-C PD充電器(別売り)で使えます。第1世代の一般向けの価格表でも、電源アダプターは同梱なしです。
第1世代を使っている人のレビューでは、「USB-Cを2つにしたのは残念ではありますが、その分価格が安く抑えられています。」と書かれていました。
ペンとキーボード、13インチとの違い、素材
ペンの収納とキーボード
ペンは、どちらの世代も本体の背面にマグネットで付けて、ワイヤレスで充電できます。第2世代の製品ページでは「背面に磁気ストレージとワイヤレス充電機能」、第1世代の仕様ページでは「デバイスの背面にある統合ストレージとワイヤレス充電」と書かれています。
キーボードについて、Windows Blogは「Surface Pro 12 インチ キーボードを取り付ければ、文章作成、コーディング、メール返信をタイプすることができます。」と書いています。
第1世代を使っている人のレビューでは、純正のキーボードについて「純正のキーボードは高価ですが、質感はよいし、打鍵感はノートPCの中ではかなりよい方と思いました。」と書かれていました。
ペンについても、同じレビューで「純正ペンも高価ですが、パソコンの裏に磁石でくっつけて充電できるので、磁石でくっつき充電するアンドロイドタブレットやiPadのように便利です。」とふれています。
13インチのSurface Proとの違い
第2世代の製品ページでは、12インチと13インチのSurface Proを並べて比べています。12インチのほうが小さく軽いモデルで、13インチは画面とポートが充実したモデルです。
| 項目 | Surface Pro 12インチ(第2世代) | Surface Pro 13インチ |
|---|---|---|
| 画面 | 12インチ LCD、2196×1464、90Hz | 13インチ OLEDまたはLCD、2880×1920、120Hz |
| プロセッサ | Snapdragon X2 Plus(6コア) | Snapdragon X2 Plus(10コア)またはSnapdragon X2 Elite(12コア) |
| ポート | USB-C×2(USB 3.2) | USB-C×2(USB4)、Surface Connect |
| 重さ | 686g | 895g |
| Webの閲覧 | 最大13時間 | 最大11.5時間 |
持ち運ぶことを第一に考えるなら12インチ、画面の細かさやポートを重視するなら13インチが候補になります。
素材について
Windows Blogでは、第2世代の筐体について「また、筐体には 86% の再生素材を使用しており、どこへでも持ち運べる設計に込めたクラフトマンシップを反映しています」と書かれています。
選べるモデルと価格
色とメモリの構成
第2世代の色は、プラチナ、ブラック、バイオレットの3色です。第1世代は、16GB/256GBがプラチナだけで、16GB/512GBにはプラチナ、バイオレット、オーシャン グリーンがありました。
第2世代では、メモリ24GB・ストレージ512GBの構成が選べます。一般の販売ではプラチナで、ブラックとバイオレットの24GBの構成は、価格表で「Microsoft Store のみで取り扱いの製品」とされています。
製品ページの注記には、「特定のカラーは一部のモデルでのみご購入いただけます。」とも書かれています。
価格
第2世代の参考価格は、16GB/256GBが238,480円(税込)、16GB/512GBが256,080円(税込)、24GB/512GBが291,280円(税込)です。
第1世代の発売時の参考価格は、16GB/256GBが149,380円(税込)、16GB/512GBが164,780円(税込)でした。
キーボードとペンは、どちらの世代も別売りです。第1世代の価格表では、Surface Pro 12インチ キーボードが27,280円(税込)、Surface Pro 12インチ キーボード(スリム ペン付き)が44,880円(税込)でした。
第2世代の製品ページでも、「ペンとキーボードは別売りです。」と書かれています。

本体だけで20万円をこえるのは、けっこう大きいね。

そうなんだ。キーボードを付けて使うなら、その分も足して考える必要があるよ。予算を決めるときは、本体とキーボードを合わせた金額で比べるといいね。
ソフトウェアと法人向けモデル
Microsoft Ink Canvas
第2世代のSurface Pro 12インチには、Microsoft Ink Canvasが入っています。Windows Blogでは、「画面のキャンバス上に直接、スケッチしたり、注釈を追加したり、画像生成やテキスト要約も行えます。」と紹介しています。
製品ページの注記では、Ink CanvasのAI機能を使うには、Microsoft 365 Personal、Family、Premium、またはProのサブスクリプションが必要とされています。
AIの機能全体についても、製品ページの注記に「Copilot+ PC の機能は、16 GB 以上の RAM を搭載した一部の構成でのみ利用できます。」とあります。第2世代はすべての構成が16GB以上です。
Officeについて
第2世代の製品ページの注記では、搭載されているOfficeは、Microsoft 365 Personalを3か月試したあと、追加の費用なしで21か月延長して使えると説明されています。
第1世代を使っている人のレビューにも、「2年のサブスクがつくのでまぁお得でしょう」という声がありました。
法人向けの5Gモデル
Windows Blogによると、第2世代は法人向けに、5Gに対応したモデルがオプションで用意されます。Windows Blogは、「これにより、出先からでも公共の Wi-Fi に頼らずとも接続を維持できます。」と書いています。この記事で比べているのは、一般向けのモデルです。
アプリの対応について
第2世代も第1世代も、プロセッサはSnapdragonです。どちらも同じ種類のプロセッサなので、アプリの対応についての注意は、どちらの世代にもあてはまります。
第1世代を使っている人のレビューでは、使い方について「Webや動画鑑賞、メモやOfficeでの使用となるため、ディスク容量は256GByteでも十分だと考えて、このモデルにしました。」と書かれていました。
同じレビューでは、ソフトについて「エミュレーションで動作すると速度が遅くなるため、ATOKや一太郎等をインストールすることはあきらめていましたが、ATOKは2026年版でARM64対応してきました。」とふれています。
口コミと、第2世代が向いている人
口コミについて
口コミは、2つの場所で探しました。価格.comでは、第2世代の6つの製品のページでレビュー・評価がどれも0件でした。第1世代は、3つの製品のページにレビューがあり、件数は7件、5件、5件でした。この記事では、第1世代のレビューの一部を紹介しています。
X では「Surface Pro 12」と「第2世代」または「X2」を含む、9月23日以降の投稿を検索し、166件の投稿がありました。多くはニュースや予約の告知で、第2世代を使った人の感想はありませんでした。価格の高さにふれた投稿はありました。
どちらを選ぶか
第2世代が向いている人
- 明るい画面で使いたい
- AIの処理やグラフィックスの性能を重視したい
- ブラックの色を選びたい
- メモリ24GBの構成がほしい
- Microsoft Ink Canvasを使いたい
第1世代のままでよい人
- いまの第1世代の性能に不満がない
- 画面の明るさに困っていない
- 686gの重さと12インチの画面で足りている
重さと画面のサイズは同じなので、選ぶときの決め手は、プロセッサと画面の明るさ、それぞれの価格です。
よくある質問
第2世代は第1世代より重いですか?
どちらも686gです。キーボードを付けない本体の重さです。
第1世代のキーボードは第2世代で使えますか?
第2世代の製品ページでは、対応するキーボードは「Pro 12 インチ キーボード」と書かれています。
充電器は付いていますか?
どちらも充電器は付いていません。第2世代の急速充電には、45W以上のUSB Type-C PD充電器(別売り)を使います。
ブラックの24GBモデルはどこで買えますか?
価格表では、ブラックとバイオレットの24GB/512GBは「Microsoft Store のみで取り扱いの製品」です。
一般向けに5Gのモデルはありますか?
Windows Blogで5G対応がオプションとして紹介されているのは、Surface for Businessを通じた法人向けの販売です。一般向けの価格表に載っているのは、5Gの表記がない3つの構成です。
第2世代のストレージは最大でどれくらいですか?
一般向けの価格表では、どの構成もストレージは最大512GBです。256GBの構成は、メモリ16GBだけです。
Windows Helloは使えますか?
第2世代の製品ページでは、Windows Helloは顔認証に対応しています。第1世代の仕様ページでも、顔認証のカメラが載っています。
第1世代のカメラの仕様はどうなっていますか?
Microsoft Learnにある法人向けモデルの仕様ページでは、第1世代のカメラは、フルHDの正面のSurface Studioカメラ(1080p)と、10MPのUltra HDリアカメラです(法人向けモデルの値)。
Surface Pro 12インチ第2世代と第1世代のまとめ|プロセッサと明るさで選ぶ
Surface Pro 12インチの第2世代は、プロセッサがSnapdragon X2 Plus、画面の明るさが500ニトのモデルです。12インチの画面、686gの重さ、USB-Cが2つという点は第1世代と同じです。
参考価格は、第2世代が238,480円(税込)から、第1世代は発売したときに149,380円(税込)からでした。プロセッサの性能の数字と画面の明るさを、価格とあわせて見て選ぶのがよいでしょう。




