ブロワ選びで見落としやすいのが、風量と風速の違いです。
落ち葉を広く集めたい。
濡れた葉を地面から動かしたい。
洗車後のミラーやグリルに残った水を飛ばしたい。
この3つは、似ているようで必要な風が少し違います。
そこで迷いやすいのが、HiKOKIの36Vコードレスブロワ「RB36DC」と旧型の「RB36DA」です。
結論からいうと、落ち葉掃除・現場清掃・洗車後の水飛ばしを短時間で済ませたいならRB36DCがおすすめです。
公式スペックでは、RB36DCはターボモード時の最大風量19.8m3/min、最大風速71.5m/s。
旧型RB36DAのターボ時最大風量800m3/h(約13.3m3/min)、風速53m/sから大きく伸びています。
一方で、RB36DAも36Vマルチボルト対応の実力派です。
価格が大きく安い在庫を見つけた人や、すでにRB36DAで作業量に不満がない人は、旧型を選ぶのもありです。
この記事内のリンクには広告リンクを含みます。価格や在庫、バッテリー・充電器の付属有無は販売ページで確認してください。
RB36DCとRB36DAの違いを先にまとめると、次のとおりです。
- RB36DCは最大風量が約49%アップ
- RB36DCは最大風速も約35%アップ
- 広い庭・駐車場・施設まわりの落ち葉掃除ならRB36DCが有利
- 洗車後の水飛ばしや濡れた落ち葉にもRB36DCが使いやすい
- 安さ重視ならRB36DAの在庫品も候補
風量と風速は役割が違う
ブロワの数字を見るときは、風量と風速を分けて考えると選びやすいです。
風量は、どれだけ多くの空気を動かせるか。
風速は、どれだけ勢いよく空気を当てられるか。
| 作業 | 見たい数字 | 理由 |
|---|---|---|
| 広い庭の落ち葉掃除 | 風量 | 広範囲の葉をまとめて動かしたいから |
| 濡れた落ち葉をはがす | 風速 | 地面に張りついた葉を動かしたいから |
| 現場の木くず・粉じん清掃 | 風量と風速 | 量も勢いも必要になるから |
| 洗車後の水飛ばし | 風速 | ミラーやグリルのすき間に風を当てたいから |
| 施設まわりの清掃 | 風量 | 作業範囲が広く、時間短縮につながるから |
RB36DCは、風量と風速の両方が旧型より上がっています。
つまり「広く集める」「張りついたものを動かす」の両方で使いやすくなったモデルです。
RB36DCとRB36DAの違いを比較
主なスペックを一覧で整理します。
| 比較項目 | RB36DC | RB36DA |
|---|---|---|
| 位置づけ | 新型36Vマルチボルトブロワ | 旧型36Vマルチボルトブロワ |
| 最大風量 | 19.8m3/min(ターボ) | 800m3/h(約13.3m3/min・ターボ) |
| 最大風速 | 71.5m/s(ターボ) | 53m/s(ターボ) |
| ノーマル時の風量 | 0〜15.0m3/min | モード4で680m3/h(約11.3m3/min) |
| 風量調整 | 無段変速+クルーズコントロール+ターボ | 4段階モード+ターボ |
| 連続使用時間目安 | 約15分(BSL36B18X・最大引き時) | 約9.5分(BSL36A18・モード4目安) |
| 付属バッテリー例 | BSL36B18X×2個のセットあり | BSL36A18X/BSL36A18セットあり |
| 本体寸法 | 950×290×205mm | 940×267×242mm |
| 質量 | 3.7kg(蓄電池装着時) | 3.6kg(蓄電池装着時) |
| 本体のみ希望小売価格 | 25,300円(税別) | 42,200円(税別) |
| 向いている人 | 掃除時間を短縮したい人 | 安く買える旧型在庫を狙う人 |
HiKOKI公式ページでは、RB36DCは大風量・高風速を訴求し、湿った落ち葉もしっかり飛ばせるモデルとして案内されています。
旧型の公式ページでも、RB36DAはエンジンブロワに匹敵する大風量として紹介されています。
ただ、数字で比べると新型RB36DCの伸びは大きいです。
風量は約13.3m3/minから19.8m3/minへ。
風速は53m/sから71.5m/sへ。
落ち葉の量が多い人ほど、この差は作業時間に出やすいです。
落ち葉掃除はRB36DCの風量差が効く
落ち葉掃除で時間がかかるのは、葉を1か所に集める作業です。
庭、駐車場、施設の通路、店舗前など、面積が広いほど風量が効きます。
RB36DCはターボ時19.8m3/minなので、旧型RB36DAより一度に動かせる空気量が増えています。
そのため、次のような使い方に向いています。
- 広い庭の落ち葉をまとめる
- 駐車場の砂や枯れ葉を端へ寄せる
- 施設まわりの通路を短時間で清掃する
- 工場や倉庫の軽いゴミを一気に動かす
- 清掃業務で作業時間を短くしたい
旧型RB36DAでも家庭の落ち葉掃除には使えます。
ただ、毎回広い範囲を掃く人や、湿った落ち葉まで相手にする人はRB36DCのほうが余裕があります。
掃除時間を短くしたいなら、新型を選ぶメリットがあります。
洗車後の水飛ばしは風速とノズルで差が出る
洗車後の水飛ばしでは、風量だけでなく風速も大事です。
ミラーのすき間、グリル、エンブレム、ホイールナットまわりは、水が残りやすい場所です。
そこに勢いよく風を当てられると、拭き上げの手間を減らせます。
RB36DCは最大風速71.5m/s。
旧型RB36DAのターボ時53m/sより強い風を当てられます。
標準付属品も、直噴管、ブローノズル、フラットノズルが用意されています。
洗車だけに使うなら小型ブロワでも候補になりますが、落ち葉掃除や現場清掃まで兼用するならRB36DCが扱いやすいです。
車の水滴飛ばし、庭の落ち葉、作業場の木くず。
1台で広く使いたい人に向いています。
現場清掃ではクルーズコントロールが便利
RB36DAは4段階モードとターボモードで風量を選ぶ方式です。
一方、RB36DCは風量を一定に保てるクルーズコントロールと、一時的に最大化できるターボモードを搭載しています。
広い場所を掃除するときは、トリガを引き続けるだけでも手が疲れます。
一定の風量を保ちたい場面では、クルーズコントロールがあると作業しやすいです。
たとえば、次のような作業です。
- 倉庫の床を一定方向へ吹く
- 駐車場の枯れ葉を端に寄せる
- 工事後の軽い粉じんを掃き出す
- 施設の通路を毎日清掃する
- 長い距離を歩きながら吹き飛ばす
短時間だけ強く吹きたいときはターボ。
広い範囲を安定して流したいときはクルーズコントロール。
この使い分けができるのはRB36DCの強みです。
バッテリーはマルチボルトでも世代を確認
RB36DCもRB36DAも、HiKOKIのマルチボルト蓄電池対応です。
ただし、どのバッテリーでも使えるわけではありません。
公式ページでは、従来のBSL3620、BSL3625、BSL3626、BSL3660や、BSL18XX、BSL14XXシリーズは使えないと案内されています。
買う前に確認したいのは、次の3つです。
- 手持ちのバッテリーがマルチボルト蓄電池か
- 残量表示付きの対応バッテリーか
- 本体のみを買うのか、バッテリーセットを買うのか
すでにHiKOKIの36Vマルチボルト工具を使っているなら、本体のみのRB36DCを選びやすいです。
反対に、初めてHiKOKIのマルチボルト工具を買うなら、バッテリーと充電器付きのセットを検討しましょう。
とくにRB36DCの2WPZセットは、BSL36B18Xが2個付属する構成です。
清掃時間が長い人ほど、予備バッテリーの有無は作業の止まりにくさにつながります。
価格差は「本体のみ」か「セット品」かで見方が変わる
価格を見るときは、本体のみか、バッテリー付きセットかを分けて考えましょう。
公式の希望小売価格では、RB36DCの本体のみは25,300円(税別)、RB36DAの本体のみは42,200円(税別)です。
新型のほうが高いとは限りません。
ただし、実売価格は在庫やショップで変わります。
旧型RB36DAが在庫処分で安く出ていることもあれば、バッテリー付きセットで比較すると価格差が変わることもあります。
判断の目安は次のとおりです。
| 状況 | おすすめ |
|---|---|
| 本体のみで買う | RB36DCを優先 |
| バッテリーも一緒にそろえる | セット内容と実売価格を比較 |
| 旧型が大きく安い | RB36DAも候補 |
| 掃除時間を短縮したい | RB36DCがおすすめ |
| すでにRB36DAで満足している | 無理に買い替えなくても大丈夫 |
風量・風速の差を使い切れるならRB36DC。
価格を優先し、旧型在庫が安く見つかるならRB36DAも候補です。
RB36DAを選んでもいい人
RB36DAは旧型ですが、今でも使い道はあります。
おすすめなのは、次のような人です。
- 家庭の落ち葉掃除が中心
- 乾いた落ち葉や軽いゴミを飛ばすことが多い
- すでにRB36DA用の環境がある
- 旧型の在庫を安く買える
- 風量や風速に強い不満がない
- 作業時間より価格を優先したい
RB36DAも、ターボ時800m3/hの風量があります。
庭や駐車場の軽い清掃なら十分使えます。
ただし、濡れた落ち葉、大量の枯れ葉、施設清掃、洗車後の水飛ばしまで考えるならRB36DCのほうが頼りになります。
RB36DCがおすすめな人
RB36DCがおすすめなのは、次のような人です。
- 落ち葉掃除に時間がかかっている
- 庭や駐車場が広い
- 湿った落ち葉まで飛ばしたい
- 洗車後の水飛ばしにも使いたい
- 清掃業務や施設管理で毎回使う
- HiKOKIのマルチボルト工具を使っている
- 旧型より風量・風速に余裕がほしい
作業回数が多い人ほど、風量と風速の差は効いてきます。
毎週の庭掃除、現場清掃、洗車をまとめてラクにしたいなら、RB36DCを選びやすいです。
よくある質問
RB36DCとRB36DAの一番大きな違いは何ですか?
風量と風速です。
RB36DCはターボ時の最大風量19.8m3/min、最大風速71.5m/sで、旧型RB36DAより大幅にパワーアップしています。
RB36DCは洗車後の水飛ばしに使えますか?
使いやすいです。
最大風速が高く、ミラーやグリル、ホイールまわりの水を飛ばす用途に向いています。
ただし、近距離で強く当てすぎると砂やホコリを巻き込むことがあるため、車体の状態を見ながら使いましょう。
RB36DAから買い替える必要はありますか?
今のRB36DAで作業時間や風量に不満がないなら、急いで買い替えなくても大丈夫です。
濡れた落ち葉や広い場所の清掃で物足りなさを感じているなら、RB36DCが候補になります。
手持ちの18Vバッテリーは使えますか?
通常の18V専用バッテリーは使えません。
使えるのは対応するマルチボルト蓄電池です。
購入前に、手持ちのバッテリー型番を必ず確認してください。
RB36DCは本体のみで買っても大丈夫ですか?
対応するマルチボルト蓄電池と充電器を持っているなら、本体のみでも大丈夫です。
初めてHiKOKIの36Vマルチボルト工具を買う人は、バッテリーと充電器付きセットを選ぶほうが始めやすいです。
まとめ:掃除時間を短くしたいならRB36DC、安さ重視ならRB36DAも候補
RB36DCとRB36DAの違いをまとめると、次のとおりです。
- RB36DCは風量・風速が大きく向上した新型
- RB36DAは旧型だが、安く買えるなら候補
- 落ち葉掃除や施設清掃ではRB36DCの風量差が効きやすい
- 洗車後の水飛ばしではRB36DCの風速が使いやすい
- どちらもマルチボルト蓄電池対応だが、使えるバッテリー型番は確認が必要
- 本体のみかセット品かで価格の見方が変わる
広い庭、駐車場、施設まわりを短時間で掃除したいなら、RB36DCがおすすめです。
落ち葉を集める力と、水滴を飛ばす勢いの両方が上がっているので、家庭用から業務寄りの清掃まで使いやすくなっています。
一方で、旧型RB36DAが安く見つかり、軽い落ち葉掃除が中心なら旧型でも十分です。
価格だけでなく、どれくらいの広さを、どれくらいの頻度で掃除するかで選ぶと失敗しにくいです。


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