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バックするときは、ナビに後ろの映像が映る。せっかくカメラが付いているなら、走行中の後方録画にも使いたい。
トラックやキャンピングカーでは、リアカメラをもう1台取り付けるだけでも、長い車体に沿って配線を通す作業が必要になります。内装を外したり、車外へケーブルを出したりせずに済むなら、既存設備を生かしたいところです。
セルスターのCS-P220は、RCA接続のバックカメラ映像を取り込めるドライブレコーダーです。ただし、「バックで映る」だけでは、走行中も録画できるとは限りません。 カメラの映像方式と給電方法を確認する必要があります。
先に結論をまとめると、対応するバックカメラを生かして、走行中の前後の状況を記録したい人にはCS-P220がおすすめです。後方はVGA録画で、パーキングモード中にはバックカメラ映像を録画しないため、後方の高精細な記録や駐車中の前後監視が目的なら、専用リアカメラ付きの機種を検討してください。
購入者の口コミが十分にそろっていない時期でも、説明書から分かる制約はあります。接続できる車両の条件、後方画質、取り付け費用まで整理し、「自分の車に付ける意味があるか」を確かめていきます。実機を使用した体験談ではなく、公式仕様と取扱説明書をもとにしたレビューです。
CS-P220を買う前に、バックカメラの4項目を確認する
カメラが付いている車なら何でも対応するわけではありません。CS-P220の購入前に調べたいのは、映像方式、接続端子、給電、カメラの向きです。
| 確認項目 | 確認したい内容 | 条件が合わない場合 |
|---|---|---|
| 映像方式 | NTSCの映像を出力できるか | 端子を変えるだけでは接続できない可能性がある |
| 接続端子 | RCA、または対応するRCA変換が可能か | 車両・カメラに合うアダプターの確認が必要 |
| 給電 | 前進中もカメラに電源が入るか | リバース連動給電のままではバック時しか録画できない |
| 撮影範囲 | 後続車や道路が映る向きか | 接続できても残したい場面が画面に入らない |
バックカメラの品番、ナビ・モニターの品番、取り付け説明書が分かれば、取付店への相談が進めやすくなります。車種名だけでは、後付けカメラや変換ユニットの仕様まで特定できない場合があります。
RCAは端子の形、NTSCは映像の方式
RCAは映像ケーブルでよく見かける接続端子です。NTSCは、カメラが映像を送る方式を指します。CS-P220が対応するのは、RCAで取り込めるNTSC映像です。
公式案内では、専用コネクタを使うバックカメラは、市販のRCA変換アダプターが必要になる場合があると説明されています。ただし、変換アダプターで端子の形を合わせられても、映像方式まで対応するとは限りません。メーカーの接続条件を確認してください。
例えば、カメラや変換ユニットの仕様にAHDなど別の方式が記載されていたら、NTSC出力が可能かを先に調べます。黄色い映像端子があるから大丈夫、純正バックカメラだから使える、と判断するのは避けましょう。
カメラの説明書が手元にない場合は、取り付けた販売店に「NTSC映像をRCAで取り出せるか」と聞くと、確認したい条件が伝わります。
リバース連動給電なら、バック時しか録画できない
バックランプに連動する電源回路からカメラへ給電している車では、ギアをリバースに入れたときだけカメラが動きます。ドラレコに映像ケーブルを接続しても、前進中にカメラの電源が切れていれば、後方映像は入りません。
CS-P220の説明書は、常時映像を録画する場合、バックカメラの電源を車両のアクセサリー電源へ接続するよう案内しています。アクセサリー電源は、車両のACCがオンになっている間に使う電源です。取扱説明書14ページに、リバース連動給電との違いと接続図が載っています。
「バック画面が映るか」と「前進中もカメラが動いているか」は、別々に確かめる必要があります。既存モニターがバック時だけ画面を切り替える仕組みでも、カメラ自体は常時給電されている場合があるため、画面の切り替わりだけでは判断できません。
給電先の変更は、カメラの指定電圧や車両の配線に関わります。ドラレコ本体が24V車対応だからといって、バックカメラへ24Vを直接入れてよいわけではありません。純正カメラや変換ユニットを含め、取付店に適合を確認してもらってください。
ナビのバック画面を壊さずに、録画を追加できるか
バックカメラを前進中も動かす際は、ナビの表示切り替えまで確認します。カメラの電源と、ナビがバック画面へ切り替わる信号は、同じ役割ではありません。
説明書には、ナビなどへ映像を出力する場合、リバース信号と連動できるか確認するよう注意があります。連動できないと、バックカメラ映像が常に表示され、ナビなどの機能が使えなくなるためです。取扱説明書14ページに注意事項が明記されています。
取り付け後は「ドラレコに後方が映った」で終わらせず、前進時にナビへ戻るか、バック時に従来どおり後方が映るかまで確認します。録画を追加した結果、駐車のたびに画面操作が必要になってしまっては、既存設備を生かす利点が薄れます。
下向きのカメラでは、後続車がほとんど映らないこともある
トラックやキャンピングカーのバックカメラは、車両直後の障害物を確認しやすいよう、地面へ向けて取り付けられている場合があります。駐車には便利でも、後続車の接近や道路の様子を残す用途には向かない撮影範囲です。
後方録画を優先してカメラを上向きにすると、今度はバンパー付近や足元の死角が見えにくくなるかもしれません。録画のために、従来のバック確認を不便にしないかを考えてください。
購入前に既存画面を確認し、道路と後続車がどの程度入るか見ておくと判断できます。映像方式が合っていても、撮影範囲が目的と合わなければ、専用リアカメラを追加するほうが適切です。
配線を減らせるメリットはある。ただし「取り付け不要」ではない
CS-P220の特徴は、後方カメラを新設する代わりに、すでに車内へ引かれている映像を利用できる点です。長い車体や複雑な内装ほど、既存ケーブルを活用する意味があります。
メーカーはトラックやキャンピングカー向けの使い方を案内しています。一般的な前後2カメラセットと違い、後方カメラを含めた新しい撮影設備を一式導入する商品ではありません。メーカーの発売発表
省けるのは後方カメラの増設。前側の接続作業は残る
説明書の接続図では、既存バックカメラの映像を分岐させ、ナビなどのモニターとドラレコへ送ります。映像分岐ケーブルとRCA変換ケーブルを使い、本体のV-IN端子へ入力する構成です。
長いリアカメラ配線を新しく通さずに済む可能性はありますが、本体の設置、電源配線、映像の分岐、必要に応じた変換アダプターの取り付けは残ります。リバース連動給電の車両なら、カメラ側の電源も見直します。
既存カメラの映像線をどこで取り出せるかによって、作業量は変わります。ナビ裏へアクセスするだけで済む車両と、変換ユニットや追加の配線処理が必要な車両を、同じ工賃で考えないほうがよいでしょう。
「後方配線の追加」と「既存設備の変更」を総額で比べる
本体価格だけで比較すると、専用リアカメラ付きのドラレコのほうが安く見える場合もあります。購入費用に取り付け作業を加え、次のように見積もると判断しやすくなります。
| 費用の確認 | 既存バックカメラを使う構成 | 専用リアカメラを増設する構成 |
|---|---|---|
| 本体・カメラ | CS-P220本体、既存カメラを利用 | 前後カメラを含むセット |
| 後方への新規配線 | 既存配線を利用できるか確認 | 車体に沿った配線作業を確認 |
| 追加部品 | 変換アダプターなどの要否 | ケーブル延長や取付部品の要否 |
| 電源・表示 | カメラ給電とナビ切り替えを確認 | 本体電源とカメラ設置を確認 |
| 駐車監視 | 別売電源コードが必要、後方録画なし | 前後監視の対応と追加部品を確認 |
どちらが安くなるかは、車両ごとの作業次第です。「既存カメラを使うから工賃が必ず安い」とは言い切れません。
長いリア配線の追加を避けられ、変換や給電変更も無理なくできる車両なら、CS-P220がおすすめです。購入前に、後方カメラ増設案と既存カメラ利用案の両方を取付店へ見積もってもらうと、金額だけでなく作業内容まで比べられます。
後方画質はVGA。フルHDのリアカメラと同じ期待はしない
前後の映像を残せても、前後で同じ画質ではありません。CS-P220の本体カメラはフルHDに対応しますが、RCAから取り込む映像は約30万画素のVGA録画です。
| 項目 | 前方の本体カメラ | 既存バックカメラの入力 |
|---|---|---|
| 録画画素数 | フルHDで約200万画素 | VGAで約30万画素 |
| 撮影範囲 | 本体カメラの画角 | 既存カメラの画角・取り付け方向による |
| 夜間補正・HDR | 本体カメラ用の設定あり | 本体カメラの補正を後方にも適用すると考えない |
| 駐車中 | パーキングモード対応 | パーキングモードでは録画されない |
録画画素数は、取扱説明書74ページで確認できます。画素数だけで全体の見え方を決めることはできませんが、細かな文字を残す用途では、後方VGAをフルHDと同等に扱わないほうがよいでしょう。
後続車の動きと、ナンバーの文字は分けて考える
後方録画に求める内容が、車両の接近、追い越しの前後関係、接触前後の様子なのか、離れたナンバーの判読なのかで評価が変わります。
既存カメラで後続車の姿が確認できても、細かなナンバーまで読めるとは限りません。距離、カメラの解像度、向き、夜間の明るさ、雨やレンズの汚れも影響します。前方フルHDにも、あらゆる条件で文字が読める保証はありません。
後方のナンバー記録を最優先するなら、高解像度の専用リアカメラを持つ機種と、実際の録画サンプルを比べてください。画質より増設の手間を減らしたい場合は、既存映像の内容が目的を満たすかを先に確かめます。
カメラを使い回しても、古いレンズや死角は改善しない
新しいドラレコを接続しても、既存カメラのレンズ、設置位置、撮影範囲は変わりません。長年の使用で映像がぼやけているカメラや、夜間に暗く映るカメラを、高精細なリアカメラへ変える商品ではありません。
昼間の映像だけで判断せず、夜間や雨天時にも既存モニターで見え方を確認してください。レンズを適切に清掃しても見え方が改善しない場合は、カメラ自体の交換も含めた見積もりが必要です。
古いカメラを交換する費用まで発生するなら、既存設備を残す案と前後セットを導入する案の価格差は変わります。手元のカメラが健康な状態かどうかも、購入判断の一部です。
駐車監視の注意点:パーキングモードでは後方を録画しない
購入前に知っておきたい制約が、駐車監視です。CS-P220は最大12時間のパーキングモードを備えますが、説明書には、パーキングモード中はバックカメラ映像を録画しないと明記されています。取扱説明書33ページ
走行中の前後録画と、駐車中の前後監視は別です。バックカメラの電源を工夫すれば後方のパーキング録画もできる、とは考えないでください。
車両後部のいたずら対策を重視するなら、用途が合わない
キャンピングカーの後部収納、トラックの荷台付近、ワンボックスのリアゲート周辺を、駐車中も記録したい人は注意が必要です。前方カメラの駐車録画だけでは、車両後部で起きた出来事が画面に入らない場合があります。
駐車中にどこを見たいかを、車両の図や写真で考えてみてください。正面からの接触と後部へのいたずらでは、必要なカメラの向きが違います。前後カメラがあっても側面のすべてをカバーできるわけではないため、記録範囲まで比較します。
駐車監視を中心に選ぶ場合は、かでくらのセルスター製ドラレコの駐車監視を比較した記事も参考になります。既存カメラを利用するか、専用カメラの監視範囲を優先するかを分けて検討できます。
別売電源コードを付けても、12時間を必ず録画できるわけではない
パーキングモードには、別売の常時電源コードが必要です。メーカーは適合品としてGDO-10/GDO-24/GDO-41を案内しています。コード選びは車両と接続構成に合わせ、最新の適合表でも確認してください。
最大12時間は、設定できる上限です。タイマーの途中でも、設定した電圧を下回れば給電が停止します。説明書は車両バッテリーへの負担を注意し、時間と電圧の設定についても案内しています。
短距離の移動が多い車両や、長期間乗らない車両では、駐車監視に使う電力を慎重に考える必要があります。後方は録画されない点と合わせ、監視したい時間、範囲、追加費用を確認してから取り付けましょう。
CS-P220の口コミ・評判は?長期評価はまだ判断を保留したい
2026年9月29日時点では、CS-P220の取り付け後の使い勝手や、長期間の安定性を評価できるだけの購入者レビューは確認できませんでした。接続が簡単だった、後方映像が鮮明だった、といった使用者の声を推測で補うことはできません。
メーカーの発売発表は2026年9月発売と案内しています。発売直後の説明や販売ページにある機能紹介と、実際の購入者の口コミは分けて読みましょう。公式発売発表
良い口コミより、同じ接続条件の使用例を探す
既存バックカメラを使う商品では、評価した人の車両環境が参考になるかどうかを左右します。「問題なく付いた」という短い感想より、カメラの品番、ナビの品番、給電方法、追加部品が分かる使用例のほうが役立ちます。
例えば、常時映像を出す後付けカメラでの接続例を、そのまま純正バックカメラの車へ当てはめることはできません。専用コネクタの変換やリバース連動の処理が必要なら、同じ商品でも取り付けの難しさが変わります。
口コミが増えてから購入する場合は、車種が同じかだけでなく、映像を取り出す方法まで近いかを確認してください。接続写真や部品名が載っていれば、取付店にも具体的に相談できます。
仕様から分かるメリットと、実機で確かめたい点
仕様から確認できるメリットは、既存のNTSCバックカメラ映像を取り込めること、12V・24Vに対応すること、タッチパネルで操作できることです。後方配線の増設を減らせるかは車両の構成次第ですが、検討する理由はあります。
実機の評価を待ちたいのは、接続したカメラごとの見え方、夜間のナンバー判読、タッチ操作のしやすさ、長時間使用時の安定性です。メーカーの補正機能や保証を、実車での結果と同一視しないようにします。
急いで購入するなら、口コミの代わりに適合確認と取り付け後のテストを詳しく行う方針が必要です。取付店が対応可否を確認できない場合は、まず既存カメラの情報をそろえるところから始めてください。
前方カメラと操作性は、普段のドラレコとしてどう使える?
後方入力が特徴的なCS-P220ですが、前方の録画、音声記録、衝撃検知など、日常的に使う機能も備えます。接続条件を満たした後は、基本性能が自分の用途に足りるかを確認します。
| 基本仕様 | 内容 |
|---|---|
| 前方録画 | 最大フルHD、約200万画素 |
| 本体カメラのフレームレート | 30fps |
| フルHDの録画画角 | 水平115°・垂直60°・対角141° |
| カメラ補正 | HDR、ナイトクリアの設定に対応 |
| 操作 | 感圧式タッチパネル |
| 記録 | 常時録画、イベント録画、手動のクイック録画 |
| GPS・音声 | GPSあり、音声録音のオン・オフ設定可 |
| 電源 | DC12V/24V |
| 本体サイズ・重量 | 幅92×奥行23.5×高さ51mm、98g。突起部除く。マウント装着時は高さ82mm |
| 記録媒体 | 32GB付属、対応容量は32GB・64GB |
| 保証 | 3年 |
仕様は取扱説明書6・74〜75ページとメーカー製品案内によります。
夜間補正は前方用。取り付け後に実際の録画を確認する
本体カメラにはSTARVISを採用し、ナイトクリアVer.2とHDRに対応しています。HDRは、明暗差による白飛びや黒つぶれを抑えるための補正です。
説明書のカメラ設定には、ノーマル、HDR、ナイトクリア、HDRとナイトクリアを組み合わせた設定があり、初期設定は「HDR ナイトクリア1」です。補正なしで出荷されている機種だと思い込んで、最初から設定を変更する必要はありません。取扱説明書42ページ
まず初期設定の映像を確認し、トンネルの出入りや夜間走行で見え方を確かめます。補正の強さだけで画質が決まるわけではなく、取り付け位置やガラスの汚れ、映り込みも影響します。設定変更は安全な場所へ停車してから行ってください。
タッチパネルはスマホと同じ操作感とは限らない
感圧式タッチパネルは、画面をしっかりタップして操作する方式です。説明書は、本体を片手で支えながら操作するよう案内しています。強く押し込むのではなく、画面に表示されたボタンを確実にタップします。
複数箇所の同時押しや、市販の保護シートによって操作がうまくいかない場合もあります。反応する位置がずれた場合は、キャリブレーション設定で補正できます。取扱説明書24ページ
バックカメラ接続時には、本体カメラをメインにして後方を小窓で表示したり、後方をメインにしたりできます。ただし、表示されている映像を走行中に見続ける使い方は避けてください。画面の設定と録画の確認は、停車中に済ませます。
外部モニターへ映像を出せても、録画の再生には使えない
V-OUTを使うと、オプションのビデオ出力コードで外部モニターへ録画中の映像を表示できます。ただし、本体画面と外部画面の同時表示ではなく、どちらか一方になります。
外部モニターへの出力は、保存済み動画をナビ画面で再生する機能ではありません。説明書は、録画した映像を外部モニターで再生できないと案内しています。取扱説明書63〜64ページ
既存バックカメラの映像をナビへ分岐する接続と、ドラレコのV-OUTから外部へ映像を出す接続を混同しないようにしましょう。必要な配線は、従来のナビ表示を維持したいのか、ドラレコ画面を別モニターへ出したいのかで変わります。
32GBで残る時間と、前後映像を取り出す方法も確認する
録画できても、必要な場面を上書きしてしまえば、後から確認できません。長距離を走る車両ほど、容量とデータ保存の手順まで考えておきたいところです。
フルHD高画質では、32GBの常時録画は約126分が目安
CS-P220の説明書では、バックカメラ接続時の常時録画時間を次のように案内しています。前方をフルHDにした場合の例です。
| microSD容量 | フルHD・高画質 | フルHD・標準 | フルHD・低画質 |
|---|---|---|---|
| 32GB | 約126分 | 約162分 | 約211分 |
| 64GB | 約254分 | 約330分 | 約424分 |
撮影状況によって変わる目安で、イベント録画は別の領域に保存されます。取扱説明書76ページの数値です。
32GB・高画質なら約2時間6分です。午前中に気になった場面を、夕方の到着後に探そうとすると、走行中の上書きで残っていない可能性があります。64GBへ増やしても、丸1日の映像を必ず保存できるわけではありません。
対応容量は32GBと64GBです。容量の大きいカードを選べばよいとは考えず、説明書の規格とメーカーの推奨品を確認してください。
イベント録画も永久保存ではない
衝撃を検知したイベント録画や、手動のクイック録画は、通常の常時録画と分けて保存されます。ただし、イベント領域がいっぱいになると、古いデータから上書きされます。イベントとして残ったから、いつまでも消えないとは限りません。
説明書では常時録画に総容量の73%、イベント録画に20%を使うと案内しています。車両の振動でイベントが頻繁に発生する場合は、感度の調整が必要です。取扱説明書30ページ
必要な映像が発生したら、安全確保を優先したうえで、録画を終了してカードを保管し、パソコンへコピーします。カードは書き込み中に抜かず、説明書の取り外し手順に従ってください。事故の有無にかかわらず、保存したい場面は早めに取り出す習慣が役立ちます。
前後は1ファイル。Windowsの専用ビューアを使う前提
本体カメラとバックカメラの記録映像は、1つのファイルに保存されます。説明書は、専用ビューア以外では正しく再生できない場合があると注意しています。
専用ビューアの対応OSはWindows 11です。メモリなどの要件もあるため、普段使うパソコンで動作環境を満たすか確認します。Macやスマホだけで、前後映像と付随情報をすべて扱えると考えないほうがよいでしょう。取扱説明書30・71ページ
導入直後に短いテスト録画を保存し、本体とパソコンの両方で前後が再生できるか確認しておくと、必要な場面で迷わず取り出せます。映像を第三者へ渡すときも、再生方法を確認したうえで、元のデータを保管してください。
メンテナンスフリーでも、録画確認は続ける
独自のファイルシステムにより、定期的なフォーマットを不要にする仕組みがあります。ただし、カードが消耗しない、エラーが起きない、録画確認が不要、という意味ではありません。
新しいカードを使うときや画質設定を変更するときなどは、フォーマットが必要です。通常時画像設定を変更すると、ファイルシステムの再構築に伴いデータが消去されるため、先に必要なファイルをコピーしてください。取扱説明書48ページ
長距離の移動前には、起動時の表示と録画ファイルを確認します。後方映像の入力不良は、前方だけ録画できていると気づきにくいため、前後を切り替えて両方が残っているか確かめましょう。
CS-P220がおすすめな人・専用リアカメラ付きがよい人
購入判断は、既存カメラの有無よりも、残したい映像と配線条件で決まります。車両にカメラがあるだけで、必ず使い回す必要はありません。
長い車体にリア配線を増やしたくない人におすすめ
トラックやキャンピングカーで、対応するバックカメラからNTSC映像を取り出せる人が主な対象です。走行中も給電でき、後方の道路が映る向きなら、既存設備を利用する案を検討できます。
前方フルHDと後方VGAで目的を満たし、駐車中の後方監視は必要ない人には、CS-P220がおすすめです。車体後部のカメラ増設を避けながら、走行中の前後映像を残せます。
キャンピングカーの場合は、居住部の家具や内装が配線作業の障害になることもあります。後方への配線を省けるかだけでなく、既存カメラが駐車用の下向きになっていないかも確認してください。
後方の高精細録画や駐車監視を求める人には不向き
後方もフルHD以上で記録したい人、駐車中に車両後部を監視したい人は、専用リアカメラ付きの機種を比較したほうがよいでしょう。CS-P220の後方VGAとパーキングモードの制約は、購入後の設定で解消できる差ではありません。
バックカメラの映像を取り出せない車両や、電源・ナビ表示の変更が複雑になる車両も同様です。変換の費用や作業が増えるなら、専用カメラを新設する構成のほうが分かりやすい場合があります。
初めてドラレコを買う普通乗用車のユーザーも、既存カメラを生かすこと自体を目的にせず、工賃を含めた総額と欲しい録画範囲を比べてください。
購入前に取付店へ渡したい相談メモ
取付店には、車種と年式に加えて、バックカメラとナビの品番を伝えます。可能なら、現在のバック画面と接続機器の写真も用意しましょう。
相談するときは、次の項目を確認すると、取り付け後の食い違いを減らせます。
- 既存カメラはNTSC映像をRCAで取り出せるか。
- リバース連動給電か、走行中もカメラが動く給電か。
- 必要な変換部品と、給電変更の作業は何か。
- 前進時のナビ表示と、バック時の画面切り替えを維持できるか。
- 後続車が映る範囲を、既存カメラのまま確保できるか。
- 本体・部品・工賃を含めた総額と、取り付け後のテスト内容は何か。
購入先では、本体単品か追加コード付きセットか、取り付けサービスが含まれるか、保証の窓口も確認します。検索結果の価格を並べるだけでは、必要な部品がそろうか判断できません。
よくある質問
純正バックカメラでもCS-P220に接続できますか?
純正か後付けかではなく、NTSC映像をRCAで取り込めるかが条件です。専用コネクタの場合、変換アダプターが必要になることがあります。車種・カメラ・ナビごとに接続方法が違うため、CS-P220を買う前に、カメラの仕様と適合部品を確認してください。
バックするときしか映らないカメラでも使えますか?
リバース連動給電のままなら、バック時だけ映像を録画します。走行中も後方録画したい場合、説明書はカメラのアクセサリー電源接続を案内しています。カメラの指定電圧とナビの切り替えも関わるため、取付店へ相談してください。
CS-P220は前後フルHD録画ですか?
前方はフルHDに対応しますが、RCA入力の後方映像は約30万画素のVGA録画です。CS-P220へ接続したバックカメラ映像を、前方と同じ約200万画素で記録する仕様ではありません。
駐車中も既存バックカメラの映像を録画できますか?
パーキングモードでは、バックカメラの映像は録画されません。別売の常時電源コードを取り付けても、前後のパーキング録画になるわけではありません。駐車中の後方監視が必要なら、前後監視に対応する専用カメラ付きの機種を検討してください。
24Vのトラックでも使えますか?
CS-P220本体はDC12V・24Vに対応します。ただし、既存バックカメラや変換ユニットの対応電圧まで同じとは限りません。また、セーフティレーダーとの専用コード接続には12V車専用の案内があるため、車両電圧と接続構成を分けて確認してください。
ナビ画面で録画した映像を再生できますか?
V-OUTは録画中の映像を外部モニターへ出力するための端子です。保存した動画は外部モニターでは再生できません。本体画面または対応するWindowsパソコンの専用ビューアで確認します。
バックカメラがなくても前方録画できますか?
本体カメラで前方録画できます。ただし、CS-P220の特徴は既存バックカメラからの映像入力です。これから後方カメラも新設するなら、カメラ・部品・工賃を含め、一般的な前後2カメラセットとの総額を比較してください。
まとめ:カメラを増やさずに済むかより、欲しい映像が残るかで選ぶ
CS-P220は、NTSCのRCAバックカメラ映像を利用できるドラレコです。長い車体へリア配線を追加したくない人にとって、既存設備を生かせる点が魅力です。
購入前には、映像方式と端子、走行中の給電、ナビの表示切り替え、後方の撮影範囲を確認してください。接続できても、下向きの映像しか入らなければ、残したい後続車の様子を記録できない場合があります。
後方はVGAで、パーキングモードではバックカメラ映像を録画しません。制約を理解したうえで、走行中の前後記録と後方配線の省略を優先するなら、CS-P220がおすすめです。
販売ページでセット内容を確認し、カメラとナビの品番を取付店へ伝えて、接続可否と総額を見積もってもらいましょう。カメラをもう1台増やす案と比べてから注文すれば、自分の車に合う構成を選べます。


