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暖房器具を置きたい場所と、壁のコンセントがある場所は、意外と一致しません。
ソファの横へ置くとコードが届かない。延長コードは使いたくない。コンセントへ寄せると、今度はヒーターが身体から離れてしまう。コアヒート選びでは、暖房出力の数字より「座る場所へ無理なく置けるか」が満足度を左右します。
2026年モデルのDH-1226Rは、旧型DH-1225Rに15°の微小首振りを追加し、電源コードを2.4mから3.0mへ延長しました。最大1,150Wの暖房出力や消費電力、本体サイズ、重さは同じです。
先に結論をお伝えすると、一人で長時間使う人、置きたい場所がコンセントから遠い人にはDH-1226Rがおすすめです。広い首振りで困らず、2.4mのコードで届くなら、安いDH-1225Rで暖房性能を落とさずに節約できます。
DH-1226RとDH-1225Rの違いは2つ
違いは、首振りの最小角度と電源コードの長さです。コロナ公式の製品仕様を基に整理しました。
| 比較項目 | DH-1226R | DH-1225R |
|---|---|---|
| 発売年 | 2026年 | 2025年 |
| 自動首振り | 15°・30°・50°・70° | 30°・50°・70° |
| 電源コード | 3.0m | 2.4m |
| 暖房出力 | 1,150W | 1,150W |
| 通常運転の消費電力 | 1,150~330W | 1,150~330W |
| ゆらぎ運転の消費電力 | 820~200W | 820~200W |
| 温度調節 | 11段階(H+10段階) | 11段階(H+10段階) |
| 省エネセンサー | 対応 | 対応 |
| タテ・ヨコ切り替え | 対応 | 対応 |
| サイズ(縦向き) | 高さ718×幅343×奥行293mm | 高さ718×幅343×奥行293mm |
| 重さ | 6.3kg | 6.3kg |
| 待機時消費電力 | 0.5W | 0.5W |
| 安全装置 | 転倒オフ・過熱防止 | 転倒オフ・過熱防止 |
| 保証 | 本体・ヒーター部とも3年 | 本体・ヒーター部とも3年 |
コロナの発表では、3.0mコードは前年モデルより60cm長いと明記されています。裏を返せば、ヒーターそのものは大幅に作り替えられていません。
新型へ払う差額は「もっと強い熱」の代金ではなく、暖かさを一人の身体から外しにくくする首振りと、置き場所を60cm広げるコードの代金です。
15°首振りは「固定」と「30°」の間を埋める
首振り角度は、小さいほど優れているわけではありません。人数と座り方に合わせて選ぶのが正解です。
| 使い方 | 合わせやすい角度 | 暖まり方のイメージ |
|---|---|---|
| デスクやソファで一人 | 15° | 身体の幅をなぞるように暖める |
| 隣り合う二人 | 30° | 2席ほどへ熱を分ける |
| 離れて座る家族 | 50°・70° | 広い範囲を順番に暖める |
| 短時間ですぐ暖まりたい | 首振りなし | 一点へ熱を当て続ける |
首振りなしでは同じ場所が熱くなりやすい
固定運転は、冷えた足先へ集中的に熱を当てたいときに便利です。長く座っていると、片方のすねだけ熱いのに、身体の脇は寒いと感じる場合があります。近距離では熱の集中も気になります。
DH-1226Rの15°首振りなら、熱を狭い範囲で往復させられます。身体から大きく外さず、同じ皮膚へ当たり続ける状態を避けやすいのが利点です。
30°では一人分の外へ熱が逃げる時間がある
旧型の最小角度は30°です。一人で使う場合、ヒーターが左右へ向いた瞬間は、空いた椅子や家具を暖める時間が生まれます。
15°なら、デスクチェアや一人掛けソファの幅へ合わせやすくなります。メーカーも、一人使用時に熱の集中をやわらげながら身体の幅を効率よく暖めるために追加したと説明しています。
15°の価値は、短時間の最大暖房より、在宅勤務や読書で1~2時間座り続ける場面に表れます。一人用のスポット暖房として使う時間が長いなら、DH-1226Rがおすすめです。
3mコードは、使えるコンセントを60cm先まで増やす
コードの60cm差は、カタログでは地味に見えます。部屋では、ソファの肘掛け、デスクの横幅、家具の奥行きを越えられるかどうかを分けます。
購入前に、置きたい位置から壁コンセントまでメジャーで測ってください。コードをぴんと張らず、家具の角を無理に回さず届くかも確認します。
- 2.4m以内で余裕をもって届く:どちらでもよい
- 2.4mでは張るが3.0mなら余裕がある:DH-1226Rが有力
- 3.0mでも届かない:配置または使うコンセントを見直す
延長コードを前提に価格差を比べない
コアヒートは最大1,150W、運転電流は最大11.5Aです。消費電力が大きいため、細い延長コードや複数家電をつないだ電源タップでは発熱や容量超過を招くおそれがあります。
「旧型を安く買って延長コードを足せばよい」と考える前に、取扱説明書の電源に関する注意を確認し、壁のコンセントへ直接つなげる配置を優先しましょう。コードを束ねたまま使ったり、家具の下へ挟んだりするのも避けます。
3.0mでも部屋中のどこへでも置けるわけではありません。長いコードの価値は、延長コードなしで選べる安全な置き場所が増える点にあります。
暖かさ・省エネ機能・サイズは同じ
新旧の中心性能は共通です。DH-1225Rを選んでも、最大出力や温度調節を手放しません。
最大1,150Wと11段階調節は共通
どちらも、遠赤塗装BC(ブラックセラミック)コーティングシーズヒーターを採用。通常運転は1,150~330W、ゆらぎ運転は820~200Wです。温度はHと10段階から選べます。
旧型のほうが暖まるのに時間がかかる、新型だけ遠赤外線が強い、といった公式上の差は確認できません。同じ距離、同じ出力、同じ向きで使うなら、基本的な暖かさは同等と考えるのが自然です。
省エネセンサーとゆらぎ運転も共通
人がいない状態を検知すると微弱運転へ切り替え、その後停止する省エネセンサーを両方搭載しています。消し忘れによる無駄を減らしやすい機能です。
ゆらぎ運転は、体感を考えながらヒーター出力を周期的に下げて消費電力を抑えます。新型だけに追加された節電機能ではありません。
タテ・ヨコ自在で当てる範囲を変えられる
ヒーター部は両モデルとも縦向きと横向きを切り替えられます。縦向きは足元から上半身まで細長く、横向きはソファの足元などへ幅広く当てたい場面に向きます。
横向きでは幅600mmになるため、設置場所だけを縦向き寸法で測らないよう注意してください。カーテン、寝具、衣類など燃えやすい物との距離は、取扱説明書の指示を守ります。
電気代は新旧で変わらない
消費電力が同じなので、同じ設定と使用時間なら電気代も同じです。電力料金目安単価31円/kWhで単純計算すると、1時間あたりの目安は次のとおりです。
| 運転時の消費電力 | 1時間 | 1日4時間 | 30日間(1日4時間) |
|---|---|---|---|
| 1,150W | 約35.7円 | 約142.6円 | 約4,278円 |
| 820W | 約25.4円 | 約101.7円 | 約3,050円 |
| 330W | 約10.2円 | 約40.9円 | 約1,228円 |
| 200W | 約6.2円 | 約24.8円 | 約744円 |
実際の消費電力は設定やセンサーの作動で変わり、契約中の電気料金単価も家庭ごとに異なります。表は上限と各消費電力を一定で使い続けた単純計算です。
15°首振りで身体から熱が外れる時間を減らせれば、体感に合わせて出力を下げやすくなる可能性はあります。ただし、15°首振りそのものが消費電力を自動で減らすわけではありません。省エネ効果を断定せず、無人時の省エネセンサーと低めの温度設定を活用しましょう。
コアヒートは部屋全体より「人を暖める」使い方が得意
購入後の不満を防ぐには、エアコンと同じ役割を期待しないことが大切です。
コアヒートは、風で室内全体の空気を循環させる暖房ではありません。遠赤外線を身体へ届けるため、電源を入れた部屋全体が短時間で均一に暖まるとは限りません。
向いているのは、次のような場面です。
- エアコンをつけてもデスク下だけ寒い
- ソファで一人だけ暖まりたい
- キッチンで立っている間の冷えをやわらげたい
- 脱衣所を使う直前に身体へ暖かさを届けたい
広いリビング全体を長時間暖めるなら、エアコンなどの空間暖房と組み合わせるほうが現実的です。コアヒートは、家族全員分の暖房を1台で担うより、必要な人へ必要な時間だけ熱を届ける使い方に合います。
価格差は「4年間で月いくらか」に直すと決めやすい
実売価格は発売直後、セール、在庫処分で変わります。固定価格ではなく、購入日の差額で判断しましょう。
たとえば差額が4,800円で4シーズン使うなら、1シーズンあたり1,200円です。暖房期間を年4か月とすると、使用月あたり75円。毎日一人で使い、15°首振りや長いコードが配置の悩みを解消するなら、負担しやすい差額です。
判断の目安は次のとおりです。
- 差額3,000円以内:新型DH-1226Rを優先
- 差額3,000~6,000円:15°首振りと3mコードを使うかで決める
- 差額6,000円超:2.4mで届き、30°首振りで困らないなら旧型DH-1225Rが有力
金額はメーカー基準ではなく、使い勝手へ払える額を考えるための編集部目安です。旧型の在庫が減ると価格が上がる場合もあるため、両方の販売価格を同じ日に確認してください。
DH-1226Rがおすすめな人
DH-1226Rは、次のような人におすすめです。
- デスクや一人掛けソファで長時間使う
- 首振りなしでは熱が一点へ集中し、30°では広すぎる
- 置きたい場所まで2.4mのコードでは余裕がない
- 延長コードに頼らず壁コンセントから給電したい
- 新旧の価格差が3,000円以内
新型の魅力は、暖房能力の向上ではありません。一人の身体へ熱を当てやすく、コンセント位置に邪魔されにくい点です。毎日の定位置で使うなら、購入前に座る位置とコンセントの距離を測ると、差額の価値がはっきりします。
DH-1225Rがおすすめな人
DH-1225Rは、次のような人におすすめです。
- 壁コンセントから2.4m以内へ置ける
- 二人以上で30°・50°・70°の首振りを使う
- 一人でも首振りなしで不満がない
- 最大1,150Wや省エネセンサーなど基本性能を安く買いたい
- 新旧の価格差が6,000円を超えている
旧型でも、暖房出力、消費電力、温度調節、ゆらぎ運転、省エネセンサー、本体サイズは新型と同じです。15°と60cmの延長を使わない家庭なら、DH-1225Rで十分です。
よくある質問
DH-1226RはDH-1225Rより暖かいですか?
最大暖房出力はどちらも1,150Wで、ヒーターや消費電力にも公式上の差はありません。基本的な暖かさは同等です。DH-1226Rは15°首振りにより、一人の身体へ熱を届けやすくなりました。
15°首振りと首振りなしは何が違いますか?
首振りなしは同じ場所へ熱を当て続けます。15°首振りは身体の幅に近い狭い範囲を往復し、熱が一点へ集中するのをやわらげます。長時間座って使う人に向く違いです。
3mコードなら延長コードを使ってもよいですか?
3mは本体に付く電源コードの長さです。最大1,150Wの暖房器具なので、延長コードや電源タップの安易な使用は避け、取扱説明書に従って壁コンセントへ直接つなぐ配置を優先してください。
つけっぱなしを防ぐ機能はありますか?
両モデルとも省エネセンサーを搭載し、人がいない状態を検知すると微弱運転を経て停止します。転倒オフスイッチと過熱防止装置も共通です。安全機能があっても、外出時や就寝時は電源を切り、周囲に燃えやすい物を置かないでください。
部屋全体を暖められますか?
遠赤外線で人や物を直接暖めるスポット暖房が得意です。部屋の広さ、断熱性、外気温によっては、室温を均一に上げる用途に向きません。広い部屋ではエアコンとの併用を検討しましょう。
電気代はどちらが安いですか?
同じ設定と使用時間なら同額です。通常運転は両方1,150~330W、ゆらぎ運転は820~200W。15°首振りの追加だけで電気代が安くなるわけではありません。
まとめ:一人分の暖かさとコンセントまでの60cmに差額を払うか
DH-1226RとDH-1225Rの違いは、15°首振りの有無と、3.0m・2.4mのコード長です。最大1,150Wの暖房出力、省エネセンサー、ゆらぎ運転、11段階調節、サイズ、6.3kgの重さは変わりません。
一人で座って使う時間が長く、30°では熱が身体の外へ逃げるならDH-1226Rがおすすめです。コンセントまで2.4mで余裕をもって届き、広い首振りで困らないなら、値下がりしたDH-1225Rが堅実です。
購入前に確認したい数字は、カタログの最大出力ではありません。座る位置から壁コンセントまでの距離です。実際にメジャーで測ってから、下の商品カードで価格差を比べてください。


