VL-SWE720KS/KFとVL-SWE710KS/KFの違いを比較|呼び鈴を押す前から守るAIにいくら出せる?

テレビドアホン

従来のテレビドアホンが気づくのは、来訪者がボタンを押してからでした。

玄関前で立ち止まる人、敷地へ入ってくる人は、呼出ボタンを押さなければ録画に残らない場合があります。留守番中の家族を守りたい家庭にとって、見落としたくない空白です。

パナソニックのVL-SWE720シリーズは、玄関子機にAI顔認証とAI人検知を搭載。登録した家族や知人を見分けるだけでなく、呼び鈴を押さない人物の立ち入りやうろつきも検知できます。

VL-SWE710シリーズにはAIがありません。外出先からのスマホ応対、あんしん応答、安心アラート、宅配ボックス連携は使えるため、来訪者が呼び鈴を押したあとの対応なら型落ちでも充実しています。

先に結論をまとめます。

KSとKFは、玄関子機の色・形状・設置方式が違います。家の壁や門柱に合わない型番を選ぶと、機能以前に取り付けでつまずきます。新旧差と一緒にKS/KFの選び方も解説します。

※本記事には広告リンクが含まれます。価格や在庫は変動するため、購入前に各商品ページでご確認ください。

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新旧差の核心|玄関を「応答する場所」から「境界を見張る場所」へ変える

VL-SWE710シリーズでも、来訪者が呼出ボタンを押せば自動録画できます。知らない相手には、名前と用件を尋ねるメッセージを流してから応答するか決められます。

弱点は、ボタンを押さない人です。敷地へ入って周囲を見回し、そのまま立ち去れば、通常の来客録画は始まりません。

VL-SWE720シリーズは、AI人検知で敷地への立ち入りや約30秒のうろつきを見つけます。新型へ追加料金を出す理由は、応答機能の豪華さではなく、録画を始めるタイミングが早くなる点です。

AIが向くのは来客が多い家ではなく、留守時間が長い家

在宅時間が長く、門扉から玄関まで常に目が届く家庭では、AI人検知の出番が限られます。

共働きで日中は留守、子どもだけで帰宅する時間がある、高齢の親が知らない来訪者へ応対する。人の目が玄関から離れる時間が長いほど、AIの録画と通知が役立ちます。

AIは警備会社の駆けつけサービスではありません。侵入や被害を防ぐ保証もないため、補助錠、センサーライト、防犯カメラと組み合わせて考えましょう。

VL-SWE720シリーズとVL-SWE710シリーズの違い一覧

比較項目VL-SWE720シリーズVL-SWE710シリーズ
AI顔認証対応、最大30件登録非対応
AI人検知敷地内検知・うろつき検知非対応
親機画面約7型、HD 1280×720約7型、WVGA 800×480
タッチパネル静電容量式抵抗膜式
親機寸法高さ135×幅192×奥行29mm高さ183.5×幅210×奥行29mm
ノイズキャンセル対応非対応
本体録画最大250件最大240件
メモリーカードmicroSD、最大10,000件SD、最大3,000件
ワイヤレスモニター子機VL-MX70A、非常ボタン付きVL-WD616
ワイヤレス子機の最大台数6台6台
増設モニター最大2台最大1台
カメラ連携VL-CX800を最大4台VL-CX500、VL-WD813を最大4台
スマホ応対ドアホンコネクトSドアホンコネクト
安心アラート対応対応
宅配ボックス連携対応対応
玄関子機の撮影範囲水平170°・垂直90°水平170°・垂直100°

AIが最も目立ちますが、親機の画質、小型化、タッチ操作、通話音質も変わりました。一方で、旧型は縦方向の撮影範囲が10°広く、対応カメラも異なります。

旧型から本体だけ入れ替える場合は、周辺機器をそのまま使えると思い込まないでください。

AI顔認証は「画面を見る回数」を減らす機能

VL-SWE720シリーズは、家族や親しい知人の顔を最大30件登録できます。認証した相手の名前を親機が読み上げるため、料理中や洗濯中でも、毎回画面の前へ移動せずに相手を判断できます。

顔情報はモニター親機、または専用アプリ「ドアホンコネクトS」から登録します。

子どもの帰宅に、録音した家族の声で返せる

登録した相手に合わせて、自動応答メッセージを設定できます。子どもが帰宅したとき、事前に録音した「おかえり」の声を流す使い方も可能です。

未登録者には、名前と用件を尋ねる自動メッセージを流せます。子どもや高齢の家族が直接声を出す前に、相手の用件を確認できる点が安心につながります。

VL-SWE710シリーズにも「あんしん応答」があり、知らない来訪者へ機械音声で名前と用件を尋ねられます。新型の違いは、登録した顔に合わせて応答を変えられる点です。

顔認証は登録すれば毎回成功するとは限らない

帽子、マスク、逆光、顔の向き、玄関子機との距離によっては認証しにくくなります。成長期の子どもや髪型が変わった家族は、登録画像の更新が必要になる場合もあります。

「家族と表示されたから無条件で開ける」のではなく、映像や声も合わせて確認してください。顔認証は確認を助ける機能で、本人確認を完全に代行するものではありません。

AI人検知は呼出ボタンを押さない人物を録画できる

VL-SWE720シリーズの自宅前見守りには、「敷地内検知」と「うろつき検知」があります。

敷地内検知は、設定した敷地エリアへ人が入ると録画し、親機やスマートフォンへ通知できます。玄関子機からライトや音声を出し、録画中だと知らせる設定も可能です。

うろつき検知は、設定エリアへ人が約30秒とどまると録画します。玄関前で様子をうかがう人物を記録したいときに役立ちます。

自宅前見守りには別売microSDカードが必要

AI人検知による映像を記録・保存するには、別売のmicroSDカードが必要です。本体だけ買えばAI防犯をすべて使えるわけではありません。

初期設定もOFFです。購入後に検知エリアと警戒モードを設定しなければ、自宅前見守りは始まりません。

うろつき検知の録画は約10秒で、滞留時には最大約30秒まで延長されます。うろつき検知では親機やスマートフォンへの通知を行わず、敷地内検知は通知の有無を選べます。同じAI人検知でも動作が違うため、設定時に確認してください。

家族も検知する|通知を減らすにはエリア設定が欠かせない

敷地内検知とうろつき検知は、登録した家族も検知します。AI顔認証へ登録した人を、自宅前見守りから自動で除外する仕組みではありません。

歩道や隣家の出入りまで撮影範囲へ入れると、録画が増えます。道路に面した玄関では、敷地線の内側へ検知エリアを絞り、数日使って反応を調整しましょう。

AI機能の価値は、検知回数の多さでは決まりません。必要な人物だけを拾える設定まで済ませて、初めて日常の防犯に生かせます。

新型は7型のまま親機が小さくなり、HD画質へ向上

VL-SWE720シリーズの親機は、画面サイズを約7型に保ちながら、高さ135×幅192mmへ小型化しました。VL-SWE710シリーズは高さ183.5×幅210mmです。

玄関近くの壁に給湯器リモコン、照明スイッチ、太陽光発電モニターが並ぶ家庭では、新型のほうが壁面をすっきりまとめられます。

解像度も800×480から1280×720へ上がりました。衣服、荷物、顔周りを見分けるとき、新型の細かな表示が役立ちます。

静電容量式タッチパネルはスマホに近い操作感

新型は静電容量式、旧型は抵抗膜式のタッチパネルです。静電容量式は軽いタッチで操作しやすく、画面の見た目もすっきりします。

手袋をした指や爪先で確実に押したい人は、抵抗膜式の操作感を好む場合があります。高齢の家族が使うなら、店頭で文字の大きさとタッチ反応を確かめると安心です。

新型はノイズキャンセルにも対応

VL-SWE720シリーズはノイズキャンセルを備えました。道路沿い、風の強い玄関、生活音が響く室内では、相手の声を聞き取りやすくする助けになります。

AIを使わない家庭でも、画質、小型化、通話の聞き取りやすさには買い替え効果があります。価格差を判断するときは、AIだけでなく毎回触る親機の変化も含めましょう。

旧型710でもスマホ応対・あんしん応答・安心アラートは使える

VL-SWE710シリーズは、AIがないだけの古いドアホンではありません。

インターネットへつなぎ、専用アプリを設定すれば、外出先から映像と音声で来客応対できます。宅配ボックスの使用通知もスマートフォンで確認可能です。

あんしん応答を使えば、知らない相手へ名前と用件を尋ねてから、応答するか決められます。留守中も自動で用件を録画・録音できます。

安心アラートは、気象警報、災害警戒情報、避難情報、停電や断水などを親機の音・ランプ・画面で知らせます。AI人検知を必要としない家庭でも、暮らしと防災を支える機能はそろっています。

AIを使わないなら、型落ちの安さがそのまま利点になる

顔登録を続けるつもりがない。玄関前は別の防犯カメラで常時録画している。来訪者が押したあとの応対だけできればよい。

条件が当てはまるなら、新型のAIへ追加料金をかけても使わない可能性があります。旧型との価格差が大きい時期は、VL-SWE710シリーズがおすすめです。

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ワイヤレス子機は両シリーズに付属|新旧間の流用はできない

「SWE」のセットには、持ち運べるワイヤレスモニター子機が1台付属します。2階、キッチン、寝室へ持って移動できるため、親機まで急いで走る必要がありません。

新型はVL-MX70A、旧型はVL-WD616を採用します。互換表では新旧子機を相互に登録できません。旧型の子機を持っていても、新型親機へそのまま移せない点に注意してください。

新型子機には非常ボタンがある

新型のワイヤレスモニター子機は非常ボタンを備えます。体調不良や不審者への不安を感じたとき、手元の子機から家族へ異常を知らせる使い方ができます。

ワイヤレス子機は両シリーズとも最大6台まで登録できます。家が広い場合は、電波を通しにくい鉄筋、断熱材、階数も考慮し、必要なら対応する中継アンテナを検討してください。

既存カメラを流用するなら型番確認が必須

VL-SWE710シリーズは、ワイヤレスカメラVL-WD813やセンサーカメラVL-CX500を最大4台つなげられます。

VL-SWE720シリーズは新しい屋外センサーカメラVL-CX800を最大4台接続できますが、従来のワイヤレスカメラには対応しません。

すでに駐車場や勝手口へカメラを設置している家庭では、親機の買い替えと同時にカメラまで交換する費用が発生する可能性があります。ドアホン本体の価格差より、周辺機器の買い直しが高くつくケースもあります。

本体を注文する前に、現在つないでいる玄関子機、増設モニター、ワイヤレス子機、屋外カメラの型番を一覧にしてください。新型へ替えたあと使えない機器が分かれば、総額で比較できます。

KSとKFの違い|色だけでなく取り付け方が異なる

KSとKFで、親機やAI機能の性能は変わりません。違うのは付属する玄関子機です。

型番玄関子機色・仕上げ取付方式
VL-SWE720KSVL-VH559Sシルバーメタリック露出・埋込両用
VL-SWE720KFVL-VH576Fブラック露出型
VL-SWE710KSVL-VH558Sシルバーメタリック露出・埋込両用
VL-SWE710KFVL-VH575Fグレー露出型

門柱や埋込ボックスへ収めるならKS

KSはアルミパネルを使ったシルバーメタリック仕上げで、露出設置と埋込設置の両方に対応します。機能門柱や既存の埋込ボックスへ合わせたい場合はKSが候補です。

新型のVL-SWE720KSと旧型のVL-SWE710KSでは玄関子機の品番が異なります。外形や対応する門柱も施工店へ確認してください。

外壁へ露出設置するならKF

KFは露出型です。新型はブラック、旧型はグレーなので、外壁や門柱との色合わせも変わります。

KFは安価版、KSは高機能版という区分ではありません。取り付け場所と外観から選ぶ型番です。既存子機を外した跡が新しい子機からはみ出さないかも、工事前に確認しましょう。

口コミは新旧で読み分ける|720シリーズはAI設定後の評価を待つ

VL-SWE720シリーズは発売から日が浅く、長期間使った購入者レビューはまだ限られます。「画面がきれい」といった初日の感想だけでは、AI人検知の使い勝手まで判断できません。

新型の口コミでは、次の条件が書かれた投稿を優先しましょう。

  • 敷地内検知のエリア設定
  • 歩道や家族への反応回数
  • 夜間や逆光での顔認証
  • スマートフォン通知の速さ
  • microSDカード使用時の録画確認
  • 2階でのワイヤレス子機の電波

VL-SWE710シリーズには、7型画面の見やすさ、外出先での応対、ワイヤレス子機の便利さを評価する声がある一方、初期設定や型番の多さを負担に感じる声も見られます。

アプリ連携はルーターや回線環境の影響を受けます。本体の評価だけでなく、2.4GHz帯のWi-Fi、上り回線、親機とルーターの距離まで確認してください。

VL-SWE720シリーズがおすすめな人

VL-SWE720シリーズがおすすめなのは、次の人です。

  • 共働きで日中の留守時間が長い
  • 子どもや高齢の家族が留守番する
  • 呼び鈴を押さない人物も録画したい
  • 家族や知人の名前を音声で確認したい
  • 7型画面のまま親機を小さくしたい
  • HD画質とノイズキャンセルを重視する
  • 旧型カメラや子機を流用しない

玄関前の立ち入りを別の防犯カメラで撮っていない家庭ほど、AI人検知を追加するメリットがあります。

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VL-SWE710シリーズがおすすめな人

VL-SWE710シリーズがおすすめなのは、次の人です。

  • 来訪者が呼出ボタンを押したあとの対応を重視する
  • スマホ応対とあんしん応答があれば足りる
  • 顔登録や検知エリア設定を使わない
  • 玄関前は別の防犯カメラで録画している
  • VL-WD813やVL-CX500を引き続き使いたい
  • 型落ち価格で導入費を抑えたい

AI以外の基本機能は今でも充実しています。新旧価格差が大きく、AI防犯を使わないならVL-SWE710シリーズがおすすめです。

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よくある質問

VL-SWE720KFとVL-SWE720KSは何が違いますか?

付属する玄関子機が違います。VL-SWE720KFはブラックの露出型、VL-SWE720KSはシルバーメタリックの露出・埋込両用型です。AIや親機、ワイヤレス子機の基本性能は共通です。

VL-SWE710KFとVL-SWE710KSは何が違いますか?

VL-SWE710KFはグレーの露出型玄関子機、VL-SWE710KSはシルバーメタリックの露出・埋込両用玄関子機が付属します。

AI顔認証には月額料金がかかりますか?

顔認証そのものに月額料金がかかるとは案内されていません。スマートフォン連携にはインターネット回線と対応ルーターが必要で、通信費は利用者の負担です。

AI人検知の録画にSDカードは必要ですか?

必要です。VL-SWE720シリーズの自宅前見守りで映像を記録・保存するには、別売のmicroSDカードを用意してください。

家族の顔を登録すればAI人検知から除外されますか?

除外されません。公式FAQでは、家族も敷地内検知とうろつき検知の対象になると案内されています。検知エリアや警戒モードで通知量を調整しましょう。

710シリーズのワイヤレス子機を720シリーズで使えますか?

使えません。旧型のVL-WD616と新型のVL-MX70Aに互換性はありません。子機付きのSWEセットなら、それぞれ対応子機が1台同梱されます。

SWEとSVEの違いは何ですか?

SWEはワイヤレスモニター子機付き、SVEは子機なしのセットです。あとから増設できますが、2階や別室で応対する予定ならSWEのセット価格と、SVEに子機を足す総額を比べてください。

720シリーズは旧型の完全な上位互換ですか?

完全な上位互換ではありません。AI、画質、親機サイズなどは進化しましたが、対応するワイヤレス子機や屋外カメラが変わっています。旧型の周辺機器を使っている家庭では、買い直し費用まで確認が必要です。

まとめ|AIの価値は「誰が押したか」ではなく「押さない人も見つけること」

VL-SWE720シリーズVL-SWE710シリーズは、スマートフォン応対、安心アラート、宅配ボックス連携、持ち運べるワイヤレス子機に対応します。

新型の決定的な違いは、AI顔認証とAI人検知です。登録した家族や知人に合わせて応答でき、敷地へ入った人や約30秒うろつく人を、呼出ボタンが押される前から録画できます。

AIは購入するだけでは働きません。顔登録、検知エリア、警戒モード、microSDカードまで準備する家庭に向いています。設定を使わないなら、型落ちのVL-SWE710シリーズでスマホ応対とあんしん応答を活用するほうが無駄を抑えられます。

周辺機器を持っている場合は、互換性の確認を最優先してください。本体の価格差が小さくても、子機やカメラを買い直せば総額は大きく変わります。

呼び鈴を押した来訪者へ安全に応対したいなら旧型でも十分です。留守中の玄関を、呼び鈴が鳴る前から見守りたいならVL-SWE720シリーズがおすすめです。

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