フィンランドのスポーツウォッチブランド、スントから、アウトドアウォッチ「Core 2(コア 2)」が登場しました。SUUNTO Japanの発表によると、日本では2026年10月22日に発売され、価格は39,600円(税込)です。
初代のSuunto Coreは2007年に登場した、高度計・気圧計・コンパスを備えた「ABCウォッチ」です。Core 2はその基本の操作性を受け継ぎながら、画面の見やすさ、防水性能、耐久性、ボタンの操作性を見直したモデルで、スントは「次世代モデル」と位置づけています。発表のタイトルにも「19年ぶりに進化」とあります。
この記事では、スントの発表と、SUUNTO 公式ストア(楽天市場店)の商品ページに載っている仕様をもとに、Core 2と初代Core(オールブラック)の違いを整理し、どちらを選ぶべきかを考えます。

初代Coreはまだ売ってるし、ずっと安いよね。新しいほうを買う意味ってある?

違いがはっきりしているのは、画面の明るさ、防水、電池の3つなんだ。夜や雨の中で使う人ほど差を感じやすいから、使う場面で考えてみよう。
Core 2とCoreの違いを一覧で
主な違いを表にまとめます。Core 2は楽天市場の公式ストアの商品ページとスントの発表、初代CoreはSUUNTO 公式ストアの商品ページとAmazon.co.jpの商品ページの仕様をもとにしています。
| 項目 | Core 2(SS051780000) | Core(SS014279010) |
|---|---|---|
| 発売 | 2026年10月22日 | 2007年(初代Coreの登場年) |
| ディスプレイ | 1.3インチ 高コントラストLEDディスプレイ(初代比で明るさ約40%向上) | 液晶ディスプレイ |
| バックライト | レッド/グリーンの2色 | ― |
| レンズ | Gorilla Glass | ミネラルクリスタル |
| ベゼル | ステンレス | アルミ |
| ケース | ガラス繊維強化ポリアミド | コンポジット |
| 防水 | 10ATM(100m) | 3気圧(30m) |
| 電池 | CR3032(ユーザー交換可)、時刻表示で最大15か月 | CR2032(ユーザー交換可)、タイムモードのみで12か月 |
| サイズ | 49×49×14.8mm | 49.1×49.1×14.5mm |
| 重さ | 74g | 64g |
| ストラップ | 22mmクイックリリース対応(シリコン) | エラストマー |
| 耐久試験 | MIL-STD-810Hの選択された試験手順 | ― |
| スマホ連携 | Bluetooth(Suuntoアプリ) | ― |
ひと言でまとめると、Core 2は「見やすく、水に強く、長く使える」方向に進化しました。その代わり、重さは10g増えています。
画面とボタンの違い
約40%明るい1.3インチの画面
Core 2は、1.3インチの高コントラストLEDディスプレイを採用しました。スントによると、初代Coreと比べて明るさが約40%向上し、日中の屋外から薄暗い場所まで情報を確認しやすくなっています。レンズにはCorning Gorilla Glassを使い、傷への耐性にも配慮しています。
初代Coreの口コミでは、デザインやつけ心地は好評な一方、画面の見にくさを指摘する声が少なくありません。Amazon.co.jpの初代Coreの商品ページでも、口コミの集計で「視認性」に言及した43人のうち30人が否定的と表示されていました。Core 2の画面の改良は、まさにこの点に応えたものといえます。
Amazon.co.jpのCore 2の商品ページでは、1.3インチのドットマトリクスディスプレイを採用し、情報のレイアウトを大きく整理したと紹介されています。数字が大きく表示されることで、歩きながら腕をちらっと見るだけで高度や時刻を読み取りやすくなるでしょう。Amazon.co.jpの初代Coreの口コミにも、新しいモデルのストップウォッチの拡大表示に惹かれる、という声がありました。
レッドとグリーンの2色のバックライト
バックライトはレッドとグリーンの2色から切り替えられます。夜間のキャンプや早朝の行動時など、周りの明るさに合わせて選べます。暗い場所で目を慣らしたまま時刻や方位を見たいときは、まぶしさを抑えられるレッドが便利です。
グローブのままでも押しやすく
物理ボタンは大型化され、グローブをつけたままでも操作しやすくなりました。冬山や自転車など、手袋を外したくない場面で使う人には、地味ながら効いてくる改良です。
防水・耐久性・電池の違い
3ATMから10ATMへ
防水性能は、初代Coreの3ATM(3気圧)から、Core 2では10ATMへ強化されました。初代Coreも水深計を備えていますが、Core 2は雨の中の登山や水辺のアクティビティに、より安心して使えます。Amazon.co.jpのCore 2の商品ページでは、専用のダイブモードで水中の深度と時間を記録できると紹介されています。ただし、スキューバダイビングには対応していません。
MIL-STD-810Hの試験
Core 2は、米国国防総省の環境試験規格「MIL-STD-810H」の選択された試験手順に基づき、外部の試験機関で高温、湿度、塩水噴霧、砂じん、低圧などの耐久試験を受けています。ベゼルもアルミからステンレスになりました。
電池はCR3032で最大15か月
どちらも充電式ではなく、自分で交換できるコイン型電池を使います。初代CoreはCR2032で、タイムモードのみなら12か月使えるとされています。Core 2はより容量の大きいCR3032に変わり、基本的な時刻表示モードで最大15か月の使用が可能です。電池残量が少なくなるとアラートで知らせてくれます。充電ケーブルを持ち歩かなくていい点は、2機種に共通する大きな魅力です。

数日の山行や長い遠征でも、充電を気にしなくていいのがCoreシリーズのいいところなんだ。Core 2は電池が大きくなって、そのうえ防水も強くなったよ。

スマートウォッチみたいに毎晩充電しなくていいのは、ずぼらな私にはありがたいかも。
機能とストラップの違い
ABC機能は両方にある
高度計、気圧計、コンパスの3つの機能は、どちらにも備わっています。Core 2の高度計は現在の高度に加えて累積の上昇・下降高度も表示でき、気圧計は急な気圧の低下を検知するとストームアラートで知らせます。コンパスは進行方向の確認に加え、ベアリングロック(方位固定)や磁気偏角の調整にも対応しています。GPSやスマホがなくても、ウォッチ単体で使えます。
登山でABC機能を使いこなすコツ
気圧センサーで高度を測る仕組みは、天気の変化で気圧が動くと、実際には同じ場所にいても高度の表示がずれることがあります。登山口や山頂の標識など、標高がわかっている地点で高度を合わせ直すと、表示のずれを小さくできます。反対に、山小屋に泊まるときなど同じ場所にとどまる場面では、気圧計の変化の傾向を見ることで、天気が崩れるかどうかを考える材料になります。
コンパスは、使う前に補正(キャリブレーション)をしておくと方位がずれにくくなります。地図と組み合わせて使う場合は、磁気偏角を地域に合わせて設定しておきましょう。こうした基本の使い方は初代CoreとCore 2で大きく変わらないので、初代Coreを使っていた人は、操作をすぐに思い出せるはずです。
Core 2で加わった機能
Core 2では月齢表示が新しく加わりました。そのほか、日の出・日の入り時刻、歩数計、デュアルタイム、ストップウォッチ、カウントダウンタイマー、デイリーアラームを搭載しています。日の出・日の入りは初代Coreにもある機能で、下山時刻の目安やキャンプの設営時間を考えるときに役立ちます。
Suuntoアプリとは必要なときだけつなぐ
Core 2はBluetoothを内蔵し、Suuntoアプリと連携できます。時刻、日の出・日の入りのデータ、歩数の同期や、ソフトウェアのアップデートができます。常時接続を前提にせず、必要なときだけつなぐ設計です。心拍計測やGPSでの記録をしたいなら、Core 2ではなくスマートウォッチが向いています。かでくらではSuunto Race 2とRaceの比較や、Suunto Run 2とRunの比較も公開しています。
22mm幅で付け替えやすいバンド
Core 2は22mm幅のクイックリリース対応のシリコンストラップを採用し、交換しやすくなりました。同梱されるのはSuunto 22mm Athletic 2 シリコンストラップ(S+Mサイズ)です。ストラップが傷んだときに付け替えやすく、気分に合わせて替える楽しみもあります。
価格差と選び方
新品どうしの差は約2.3万円
Core 2の価格は39,600円(税込)です。初代Coreのメーカー希望小売価格は44,000円ですが、記事作成時、SUUNTO 公式ストア(楽天市場店)では期間限定価格の16,830円で販売されていました。差はおよそ22,770円で、決して小さくありません。
初代Coreでも、ABC機能、日の出・日の入り、水深計といった基本はそろっています。街中や晴れた日のハイキングが中心で、画面の見やすさに不満がなければ、価格の安い初代Coreで十分という考え方もできます。
Core 2の取扱店は、スントの発表ではSUUNTO公式オンラインストア、Amazon、楽天市場です。楽天市場の公式ストアでは予約販売として扱われていたので、届く時期も販売店ごとに見ておくと安心です。初代Coreは在庫が多く、セールで値下がりすることもあるので、価格差は時期によって変わります。
Core 2のよくある質問
スキューバダイビングに使える?
使えません。Amazon.co.jpのCore 2の商品ページでは、水泳やシュノーケリングでの深度と時間の記録に対応する一方、スキューバダイビングには対応していないと案内されています。シュノーケリング用の深度メーターは10mまでです。
電池は自分で交換できる?
できます。Core 2はCR3032、初代CoreはCR2032を使い、どちらもユーザー自身で交換できる設計です。交換用の電池は、型番を間違えないように用意しましょう。
スマホがなくても使える?
使えます。高度計、気圧計、コンパスはウォッチ単体で動作します。Suuntoアプリは、時刻の自動設定やデータの同期、ソフトウェアのアップデートをしたいときにつなげば十分です。
保証期間は?
SUUNTO 公式ストア(楽天市場店)の商品ページでは、Core 2、初代Coreとも、購入日から2年間の製品保証と案内されています。
Core 2とCoreがおすすめな人
ABC機能を本格的に使う人向け
- 夜や早朝、木陰など暗い場所でも画面をはっきり見たい人
- 雨の中の登山や水辺の遊びで、10ATMの防水がほしい人
- グローブをつけたまま操作したい人
- 月齢表示やSuuntoアプリでの時刻合わせを使いたい人
安さと軽さを優先する人向け
- できるだけ安くABCウォッチを手に入れたい人
- 10g軽い64gのつけ心地を重視する人
- 初代Coreのデザインそのものが好きな人
かでくらの見立てでは、山やキャンプで本格的に使うならCore 2です。初代Coreの弱点とされてきた画面の見にくさと防水が改善されており、差額を払う理由がはっきりしています。普段使いのデジタルウォッチとして気軽に使いたいなら、安く買える初代Coreも魅力的です。
Core 2とCoreのまとめ|暗い場所と水辺で使うならCore 2
Suunto Core 2は、初代Coreの操作性とABC機能を受け継ぎながら、約40%明るい1.3インチの画面、2色のバックライト、10ATM防水、MIL-STD-810Hの試験、最大15か月持つCR3032電池、大きなボタン、交換しやすい22mmストラップを備えたアウトドアウォッチです。重さは10g増え、価格も初代Coreより2万円以上高くなりますが、暗い場所や雨の中でも使いやすくなった点は、アウトドアで使う人ほど価値があります。

山に行くことが多いなら、Core 2のほうが安心ってことだね。

そうだね。画面の見やすさと防水が気になっていたなら、Core 2を選ぶ価値は十分あるよ。街での普段使いが中心なら、初代Coreもまだまだ現役だね。




