「Auracast対応なら、2台をすぐ同時再生できる」
そう考えてStanmore IVを選ぶと、箱を開けた日に肩透かしを食うかもしれません。Auracastで複数の部屋へ音楽を流すには、2台目の対応スピーカーに加え、音楽を配信する対応端末やHeddonが必要です。
新型1台だけで聴くなら、購入後の使い方はStanmore IIIと大きく変わりません。スマートフォンをBluetoothでつなぎ、本体のつまみで音量、低音、高音を調整する。レコードプレーヤーはRCA、ほかの音源はAUXでつなげます。
差が出るのは、次の2点です。
- 2台目、3台目へ広げる予定があるか
- 壁際へ置いたまま、低音の膨らみを抑えたいか
先に結論をまとめると、複数台へ広げる予定がある人、壁へ寄せて置く人、低音量でも音の厚みを保ちたい人にはStanmore IVがおすすめです。
1台だけでBluetoothやRCA再生を楽しみ、設置場所にも余裕があるなら、値下がりしたStanmore IIIで十分です。
本記事では、Auracast、音質、壁寄せ、RCA、Bluetooth、サイズ、価格を比較します。「いつか使うかも」ではなく、購入後に何台置くかまで決めてから選びましょう。
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Auracastの値段は、本体差額だけでは測れない
Stanmore IVの公式価格は69,990円、Stanmore IIIは公式ストアで55,980円まで値下がりしています。差額は1万4,010円です。
差額だけを見ると、「将来のために新型を買っておこう」と考えたくなります。Auracastの価値は、2台目を買ったときに初めて表れます。
たとえば、リビングとダイニングへ同じ曲を流したい場合、必要になるのは次の機器です。
- 音を受ける2台以上の対応スピーカー
- Auracastブロードキャストに対応するスマートフォンや機器
- Wi-Fi配信や対応機種の取りまとめにHeddonを使うなら、その購入費
Heddonの公式価格は32,980円です。1台だけをBluetoothで鳴らす人にとって、Auracastは音質を上げる機能ではありません。
2台目を置く部屋が決まっていないなら、Auracastを理由に急いでStanmore IVを選ばなくても大丈夫です。
新型1台だけでは「マルチスピーカー」にならない
Stanmore IVはAuracastの受信に対応しています。別の対応スピーカーと組み合わせれば、同じ音楽を同期して流せます。
ただし、音を受信するスピーカーが1台だけなら、通常のBluetooth再生と同じく音は1か所から出ます。キッチンへ移動してもリビングと同じ曲を聴きたいなら、キッチン用のスピーカーが必要です。
対応スマートフォンから直接ブロードキャストできる場合は、Heddonを使わずに構成できます。端末やOSによって対応状況が異なるため、手持ちのスマートフォンがAuracastの送信に対応するか確認しましょう。
音楽配信サービスをWi-Fi経由でまとめ、部屋ごとのスピーカーへ送るならHeddonが役立ちます。Spotify Connect、TIDAL、AirPlay、Google Castなどを使いたい人向けです。
型落ちStanmore IIIもHeddon経由で複数台再生に参加できる
見落としやすいのが、Stanmore IIIもHeddonに対応している点です。対応するファームウェアへ更新すれば、Heddonの配信へワイヤレスで参加できます。
「旧型は複数台再生ができない、新型だけができる」と単純に分けるのは正確ではありません。
Stanmore IVはAuracastレシーバーを内蔵し、対応するスマートフォンやMarshall機器からのブロードキャストへ参加しやすいモデルです。Stanmore IIIは、Heddonを中心にした構成なら複数台再生へ広げられます。
すでにStanmore IIIや同世代のActon III、Woburn IIIを持っているなら、すべて新型へ買い替える前にHeddonを検討するのがおすすめです。既存スピーカーを生かしたまま、部屋をまたぐ再生環境を作れます。
壁へ寄せるなら、3mmの奥行差よりケーブルの出口を見る
Stanmore IVの奥行は185mm、Stanmore IIIは188mmです。差はわずか3mmなので、数字だけでは壁際へ置きやすくなった理由を説明できません。
新型はケーブルの取り回しを底面側へ移し、壁へ寄せても背面のケーブルが邪魔になりにくい設計です。バスポートも見直され、壁際で低音が膨らむ影響を抑えやすくなりました。
スピーカーを壁へ近づけると、背面から出る低音が壁で反射し、量感が増えます。迫力として楽しめる場合もありますが、曲によってはベースやキックがぼんやり聞こえます。
Stanmore IVはMarshallアプリのルーム補正で、壁際やコーナーに置いたときの音を調整できます。家具の配置を変えられない部屋ほど、新型の設置対応力が役立ちます。
「壁寄せできる」は壁へ押し付ける意味ではない
公式には、壁際へ置いても音質への影響を抑えやすい設計が案内されています。とはいえ、壁材、棚の強度、周囲の家具で響き方は変わります。
本体を壁へ密着させるより、ケーブルが無理に曲がらず、放熱や清掃を妨げない範囲で置きましょう。棚板が共振するなら、壁との距離より防振マットのほうが効く場合もあります。
購入前には幅350mm、高さ203mm、奥行185mmに加え、RCAやAUXケーブルを挿す余裕も見ておく必要があります。
Stanmore IIIは奥行188mmで、本体サイズに大差はありません。壁から離して置けるサイドボードや奥行のある棚なら、旧型でも設置しやすいでしょう。
コーナー置きは低音が増えやすい
壁が1面ある場所より、2面に囲まれる部屋の角は低音が強くなりやすい位置です。新型のルーム補正は、置き場所を変えにくいときの助けになります。
ただし、自動で部屋を測定してすべてを整える高機能AVアンプと同じものではありません。アプリで設置状況を設定し、低音と高音を自分の耳で追い込む使い方が中心です。
家具の上へ置いたら、よく聴く曲を小音量と大音量で再生してみてください。ベースが響きすぎるなら、低音つまみ、アプリのEQ、壁との距離を順番に調整すると原因を見つけやすくなります。
Stanmore IVとStanmore IIIの違いを一覧で比較
2機種は横幅と高さが同じで、Marshallらしいアンプ風デザインも受け継いでいます。内部のアンプ、再生帯域、Bluetooth、設置補正は新型が大きく変わりました。
| 比較項目 | Stanmore IV | Stanmore III |
|---|---|---|
| ウーファー | 5インチ×1 | ウーファー×1 |
| ツイーター | 0.75インチ×2 | ツイーター×2 |
| アンプ出力 | 60W×1+25W×2 | 50W×1+15W×2 |
| 合計出力 | 110W | 80W |
| 再生周波数帯域 | 36Hz~38kHz | 45Hz~20kHz |
| 最大音圧 | 97dB SPL@1m | 97dB@1m |
| Bluetooth | 5.3 | 5.2 |
| Auracast | 対応 | Heddon経由で複数台再生に対応 |
| 対応コーデック | SBC・AAC・LDAC・LC3 | 公式仕様で個別確認 |
| 有線入力 | RCA・3.5mm AUX | RCA・3.5mm AUX |
| ルーム補正 | 対応 | なし |
| Dynamic Loudness | 対応 | なし |
| Mボタン | あり | なし |
| サイズ | 350×203×185mm | 350×203×188mm |
| 重量 | 約3.99kg | 約4.25kg |
| カラー | ブラック・クリーム | ブラック・クリーム・ブラウン |
| バッテリー | なし・電源コード式 | なし・電源コード式 |
| 公式価格 | 69,990円 | 55,980円 |
音量の上限を示す最大音圧は同じ97dBです。新型は単純に「もっと大音量になった」のではありません。
アンプの余裕、低音の深さ、高音の伸び、音の広がり、音量に応じたバランス調整が進化しています。大音量だけでなく、夜に小さな音で聴く人にも関わる変更です。
音質差は「何dB出るか」より、部屋のどこで聴くかに表れる
Stanmore IVは、ウーファー用が60W、2基のツイーター用が各25Wで、合計110WのClass Dアンプを搭載しています。
Stanmore IIIはウーファー用50W、ツイーター用が各15Wで、合計80Wです。
最大音圧は両機種とも97dBなので、新型の30W増加を音量が37.5%上がると考えるのは誤りです。アンプ出力と耳で感じる音量は比例しません。
新型の狙いは、音量を上げたときも低音を引き締め、ツイーターとウェーブガイドで広い範囲へ高音を届けることです。スピーカーの正面だけでなく、ダイニングやキッチンへ移動しても音の偏りを抑えやすくなっています。
正面のソファで聴くなら旧型でも満足しやすい
スピーカーをテレビ台やサイドボードの中央へ置き、正面のソファで聴くなら、Stanmore IIIでもステレオ感と力強い低音を楽しめます。
旧型もStanmore IIから音の広がりを見直した世代です。Bluetooth、RCA、AUXを備え、低音と高音を本体のつまみで調整できます。
部屋の中央付近へ置ける、聴く場所がほぼ決まっている、単体再生しかしない。3条件がそろうなら、Stanmore IIIの値下がりを優先するのがおすすめです。
家事をしながら部屋を動くなら新型の広がりが生きる
料理中はキッチン、食事中はテーブル、くつろぐときはソファと、聴く位置が変わる人にはStanmore IVがおすすめです。
改良されたツイーターとウェーブガイドは、音を広い範囲へ届けるための変更です。正面を外れた位置でも、ボーカルや高音が落ち込みにくくなります。
複数台のAuracastを組まなくても、1台の音が部屋へどう広がるかは変わります。新型を単体で選ぶなら、マルチスピーカーより音場の広さと壁際への置きやすさを理由にするほうが納得しやすいでしょう。
小音量で聴く人ほどDynamic Loudnessを確認したい
音量を下げると、人の耳は低音と高音を感じにくくなります。夜の集合住宅で小さく流すと、昼間より音が薄く感じる原因のひとつです。
Stanmore IVのDynamic Loudnessは、音量に合わせて低音と高音のバランスを整えます。夜間でもボーカルだけが前へ出すぎず、曲の厚みを保ちやすくなります。
大音量では、改良されたリミッターが音の乱れを抑えます。昼は大きめ、夜は小さめと音量を頻繁に変える家庭に向く機能です。
Stanmore IIIも本体の低音・高音つまみやアプリで調整できます。聴くたびに手動で合わせるのが苦にならない人なら、新型だけの必須機能ではありません。
Mボタンは家族で使うと便利
Stanmore IVには、好みのEQ設定やSpotify Tapを割り当てられるMボタンが追加されました。
朝は声を聞き取りやすい設定、夜は低音を抑えた設定など、よく使う音へすぐ切り替えられます。スマートフォンを探してアプリを開く手間が減ります。
家族がスピーカーを使う場合も、本体だけで操作を終えやすくなります。Stanmore IIIは低音と高音のつまみを回す分かりやすさがありますが、設定を呼び出す専用ボタンはありません。
RCAは両機種に搭載。レコードプレーヤーのプリアンプを確認
Stanmore IVとStanmore IIIは、RCA入力と3.5mm AUX入力を備えています。
Bluetooth対応ではないレコードプレーヤー、CDプレーヤー、テレビ、パソコンなどを有線でつなげます。無線の設定が苦手な家族でも、入力を選んで再生しやすい構成です。
レコードプレーヤーをつなぐ場合、フォノイコライザーを内蔵した機種か、外付けフォノイコライザーが必要です。ターンテーブルのPHONO出力を直接つないでも、音が極端に小さくなる場合があります。
スピーカー側にRCAがあるだけで、すべてのレコードプレーヤーをそのまま鳴らせるわけではありません。
レコードを別室へ飛ばすならHeddonの役割が増える
ターンテーブルをHeddonへRCAでつなぎ、対応するスピーカーへ配信する構成なら、レコードを別室でも楽しめます。
リビングのレコードをキッチンや書斎へ流したい人には、マルチスピーカーの魅力が分かりやすく表れます。
レコードはリビングのStanmore IVまたはStanmore IIIだけで聴くなら、スピーカー本体のRCAへ直接つなぐほうが構成も費用もシンプルです。
テレビ用ならHDMIと光デジタルがない点に注意
両機種にHDMI ARC/eARCと光デジタル入力はありません。テレビとは3.5mm AUX、RCA、Bluetoothなど、テレビ側が対応する方法でつなぎます。
テレビのリモコンと電源や音量を連動させたい人、セリフを画面中央から聞こえるようにしたい人、映画のサラウンドを重視する人には、サウンドバーのほうが向いています。
Bluetooth接続では、テレビや設定によって映像と音のずれが起きる場合があります。テレビ用を兼ねるなら、有線接続時の出力端子と音量操作を確認してください。
Stanmoreシリーズは、音楽を中心に楽しむホームBluetoothスピーカーです。見た目がテレビ台に合うからといって、サウンドバーと同じ使い方ができるわけではありません。
LDAC対応はAndroidで高音質再生したい人に効く
Stanmore IVは、SBC、AAC、LDAC、LC3に対応しています。LDAC対応のAndroid端末と組み合わせれば、一般的なBluetooth接続より多くの音声データを送れます。
iPhoneはLDACに対応していないため、iPhoneユーザーがLDACだけを理由に新型を選ぶ必要はありません。音源、アプリ、スマートフォン、スピーカーまで対応して初めて生かせます。
Bluetoothは便利ですが、接続環境やコーデックによって音質が変わります。レコードや据え置きプレーヤーを中心に使うなら、RCAやAUXの有線接続も候補です。
Wi-Fiスピーカーではない
Stanmore IV本体はWi-Fiストリーミングスピーカーではありません。Spotify Connect、AirPlay、Google Castなどを単体で直接受ける機能を期待すると、購入後に困ります。
Wi-Fi配信を使う場合はHeddonなどの機器が必要です。スマートスピーカーのような音声アシスタントも搭載していません。
Bluetoothだけで十分なら問題ありません。Wi-Fi、音声操作、テレビ連携をまとめて欲しい人は、購入前にほかのカテゴリも検討しましょう。
設置前に知りたい共通の弱点
2機種とも、屋外へ持ち出すポータブルスピーカーではありません。バッテリーを内蔵せず、電源コードをコンセントへつないで使います。
防水等級もありません。キッチンで使う場合は水はねを避け、浴室や屋外へ持ち出さないようにしましょう。
横幅は350mm、高さは203mmで共通です。写真ではコンパクトに見えても、棚へ置くと存在感があります。重量は新型が約3.99kg、旧型が約4.25kgあるため、頻繁に部屋を移動する使い方にも向きません。
インテリアで選ぶならブラウンの有無も差になる
Stanmore IVのカラーはブラックとクリームです。Stanmore IIIはブラック、クリームに加え、ブラウンも選べます。
濃い木目の家具や革張りのソファには、旧型のブラウンがなじみやすい場合があります。Marshallらしい外観を重視する人にとって、色は音質と同じくらい購入後の満足を左右します。
型落ちカラーは在庫がなくなると選べません。ブラウンを希望するなら、価格だけで待ち続けず在庫も確認しましょう。
1万4,010円の差額で何を買うか
公式価格の差は1万4,010円ですが、実売価格ではStanmore IIIがさらに安くなる場合があります。
Stanmore IVへ追加する金額で得られるのは、主に次の機能です。
- Auracastレシーバー
- 110Wのアンプ構成
- 36Hz~38kHzの再生帯域
- 広い範囲へ音を届けるツイーターとウェーブガイド
- 改良されたバスポート
- ルーム補正
- Dynamic Loudness
- Mボタン
- LDACとLC3
- 約260gの軽量化
音量の上限、RCA、AUX、幅、高さは大きく変わりません。
単体で正面から聴くなら、旧型の値下がりが魅力です。壁際へ置き、部屋を動きながら聴き、将来2台目へ広げるなら、新型へお金をかける価値があります。
2台構成の総額を先に計算する
公式価格を基準にすると、Stanmore IVを2台そろえる本体代は139,980円です。Stanmore IIIを2台なら111,960円です。
Heddonを加える場合、新型2台との合計は172,960円、旧型2台との合計は144,940円になります。旧型でもHeddon経由の複数台再生ができるため、すでに設置場所とHeddonの利用が決まっているなら、価格差を抑えられます。
対応スマートフォンからStanmore IVへ直接Auracast配信できるなら、Heddonを省ける可能性があります。対応端末を持っているかで、2台構成の総額は逆転します。
本体1台の価格表だけではなく、完成させたい構成の総額で比べましょう。
Stanmore IVがおすすめな人
Stanmore IVは、次のような人におすすめです。
- 2台目、3台目へ広げる予定がある
- Auracast対応スマートフォンを持っている
- 壁際や部屋の角へ置きたい
- キッチンやダイニングへ移動しながら聴く
- 夜は小音量、昼は大音量で使い分ける
- AndroidでLDAC再生を使いたい
- EQ設定をMボタンですぐ呼び出したい
新型を選ぶ決め手は、Auracastだけではありません。壁寄せしやすいケーブル配置、ルーム補正、広い音場、Dynamic Loudnessは、単体再生でも役立ちます。
置き場所に制約があり、聴く位置が一定でない家庭にはStanmore IVがおすすめです。
Stanmore IIIがおすすめな人
Stanmore IIIは、次のような人におすすめです。
- スピーカーは1台だけで使う
- 正面の決まった場所で聴く
- 壁から距離を取って置ける
- Bluetooth、RCA、AUXがあれば十分
- ブラウンカラーが欲しい
- 型落ち価格を優先したい
- Heddonを中心に複数台再生を組む予定
単体再生が中心なら、Stanmore IIIは費用対効果に優れています。最大音圧は新型と同じ97dBで、低音と高音も本体のつまみから調整できます。
Auracastを使わないのに、将来性だけで新型へ1万4,010円以上かける必要はありません。安くなった分を、レコードプレーヤー、フォノイコライザー、防振マットへ回す選び方もできます。
よくある質問
Stanmore IVは1台だけでAuracastを使えますか?
Stanmore IVはAuracastの受信に対応していますが、複数台再生には音を配信する対応機器と、音を鳴らす2台目以降のスピーカーが必要です。
対応スマートフォンから配信する方法と、Heddonを使う方法があります。手持ちの端末と追加するスピーカーが対応しているか確認してください。
Stanmore IIIは複数台で同時再生できますか?
Stanmore IIIは、Heddonの配信へワイヤレスで参加できます。Acton IIIやWoburn IIIと組み合わせる構成も可能です。
利用前にMarshallアプリから最新ファームウェアへ更新しましょう。
Stanmore IVとStanmore IIIはレコードプレーヤーを接続できますか?
両機種ともRCA入力を備えています。ただし、レコードプレーヤー側にフォノイコライザーが必要です。
内蔵していない場合は、外付けフォノイコライザーを間に入れてください。
テレビのスピーカーとして使えますか?
テレビ側が対応していれば、Bluetooth、AUX、RCAで音を出せます。ただし、HDMI ARC/eARCと光デジタル入力はありません。
リモコン連動や映像とのずれ、セリフの聞き取りやすさを重視するなら、テレビ用サウンドバーがおすすめです。
壁へぴったり付けても大丈夫ですか?
Stanmore IVはケーブルを底面側へ逃がし、壁際へ置きやすくなっています。ルーム補正も使えます。
放熱、ケーブルの曲がり、清掃、棚の共振を考え、無理に密着させず設置環境に合う距離を確保しましょう。
バッテリーで動きますか?
Stanmore IVとStanmore IIIはバッテリーを内蔵していません。コンセントへ接続して使う据え置きスピーカーです。
屋外や部屋間で頻繁に持ち歩くなら、Marshallのポータブルスピーカーシリーズが向いています。
Stanmore IVはWi-FiやAirPlayに直接対応していますか?
Stanmore IV単体はWi-Fiスピーカーではありません。Heddonを追加すると、AirPlay、Google Cast、Spotify Connectなどを使った配信環境を作れます。
Bluetoothだけで聴くなら、Heddonは不要です。
まとめ
Stanmore IVとStanmore IIIの違いは、Auracastの一語だけでは説明できません。
新型は、110Wのアンプ、広い音場、改良された低音、Dynamic Loudness、ルーム補正、LDAC、壁へ寄せやすい配線を備えます。複数台へ広げなくても、置き場所と聴く位置に制約がある部屋で恩恵を受けられます。
旧型は、Bluetooth、RCA、AUX、物理つまみ、最大97dBの音圧を備え、単体再生に必要な基本性能がそろっています。Heddonを使えば、複数台再生へ参加できる点も見逃せません。
壁際へ置き、部屋を動きながら聴き、将来は2台目も足したいならStanmore IVがおすすめです。
正面から1台で聴き、Auracastやルーム補正を使わないなら、値下がりしたStanmore IIIで十分です。
購入前に、スピーカーを置く棚の奥行を測り、2台目を置く部屋を書き出してみてください。2台目の場所が思い浮かばなければ、まずは旧型の価格を確認するのがおすすめです。

