※この記事には広告リンクを含みます。価格・在庫・販売条件は変わるため、購入前に販売ページをご確認ください。
ロボット掃除機を走らせたあと、部屋の四隅に残った猫砂やパンくずだけを手で拾う。床の大部分がきれいなほど、最後のひと手間が気になるものです。Qrevo 2 Proの新しいサイドブラシは、まさに乾いたゴミが残りやすい場所を狙っています。
ただ、「旧型のQrevo Proも壁際を掃除するのでは?」と思った人は鋭いです。Qrevo Proにも壁際へ伸びるモップがあります。両機の違いは、四隅の乾いたゴミをかき出す方法と、壁際の水拭きをする方法を分けて見ると分かります。
結論から言うと、ペットの毛や細かなゴミが四隅に残り、ラグも敷いている家庭にはQrevo 2 Proがおすすめです。旧Qrevo Proは海外向け製品として仕様を確認できるものの、記事執筆時点で国内正規の製品ページと購入先を確認できませんでした。「値下がりした国内の型落ち」として価格だけで比べるのは避けたいところです。安く全自動機を買う目的なら、国内流通のQrevo L ProとQrevo Lの比較記事も参考にしてください。
Qrevo 2 ProとQrevo Proの違いを先に比較
新型と旧型は名前が似ていますが、国内で同じ条件で並ぶ新旧2台ではありません。新型の日本公式ページと旧型の海外公式ページを基に、仕様と購入条件を分けて整理しました。
| 比較項目 | Qrevo 2 Pro | Qrevo Pro | 使うときの差 |
|---|---|---|---|
| 国内販売 | 2026年10月2日にヤマダデンキで発売。国内販売型番はQ2P0204 | 国内正規の販売ページ・現行価格を確認できず | 価格差だけでなく保証を確認する必要がある |
| 最大吸引力 | 25,000Pa | 7,000Pa | カーペットや毛の多い場所で新型の余力がある。ただしゴミ除去率の倍率ではない |
| 四隅の吸引 | 四隅で回転方向を変えるリバーシブルサイドブラシ | 通常のサイドブラシ | 乾いたゴミを角からかき出す動きが新型の強み |
| メインブラシ | 毛を中央へ集めるDuoDivideブラシ | 1本のオールラバーブラシ | 長い髪やペット毛の絡まり対策は新型が手厚い |
| 壁際の水拭き | 伸びるFlexiArmモップ | 伸びるFlexiArmモップ | 壁際を拭けるのは新型だけではない |
| カーペット | モップを持ち上げるほか、ドックで自動着脱して吸引できる | モップを最大10mm持ち上げて吸引 | 厚みのあるラグを濡らしたくないなら新型の着脱が有利 |
| モップ洗浄 | ドックの内部ヒーターで測定した最大75℃の高温洗浄、つけ置きモード | 最大60℃の温水洗浄 | 食べこぼしの多い床では新型の洗浄設定が増える |
| 障害物回避 | ストラクチャードライトを使うReactive Tech | Reactive Tech | どちらも床の小物を必ず見つけるわけではない |
Qrevo Pro側の7,000Pa・伸縮モップ・10mmモップリフトはRoborock米国の製品説明、60℃のモップ洗浄はRoborockポーランドの製品説明で確認できます。新型の発売日・販売先はメーカー発表に基づきます。各数値はメーカー公称で、同一条件の実機比較ではありません。
四隅の「吸う」と壁際の「拭く」を混ぜない
新型のサイドブラシが狙うのは、角に残る乾いたゴミ
床の角には、壁際を走るだけでは拾いきれない髪の毛や細かな食べかすが集まります。Qrevo 2 Proのリバーシブルサイドブラシは、四隅に差しかかると回転方向を変え、長めのブラシでゴミをかき出す設計です。ブラシの回転でゴミを吸引口の届く範囲へ動かすので、吸引力だけを上げるのとは役割が違います。
メーカーは従来の標準サイドブラシとの比較で「四隅のカバー率が最大30%向上」と案内しています。ただし公式ページの注記を見ると、50×50mmのコーナー領域で清掃軌道を測った社内試験です。家全体のゴミを30%多く取る、全ての角を取り残しなく掃除する、という意味ではありません。
角にペットの水皿や子どものおもちゃ箱が置かれていれば、ブラシが届く範囲は限られます。購入前に「掃除してほしい角が、ロボットの近づける角か」を見ておくと、宣伝文句と実際の家とのずれを減らせます。
旧型にも壁際へ伸びるモップがある
水拭きの比較では話が変わります。Qrevo ProもFlexiArmモップを横へ伸ばして壁際を拭く製品です。海外公式は壁際から約1.85mmまで届くと説明しています。Qrevo 2 ProもFlexiArmによる壁際の水拭きに対応します。
したがって「キッチンの巾木に沿ったベタつきが気になる」だけなら、新型のリバーシブルサイドブラシを購入理由の中心に置く必要はありません。逆に「水拭き後も角に髪や猫砂が残る」なら、モップが伸びるだけでは解決しにくく、新型のブラシの違いが効く可能性があります。床の隅で気になるものが乾いたゴミか、こびりついた汚れか。ここを先に分けてください。
25,000Paと7,000Paは、床の種類で読み方が変わる
数字だけを比べると、Qrevo 2 Proの最大25,000PaはQrevo Proの7,000Paの約3.6倍です。ただし、Paは吸引時の圧力を示す値で、家庭の床から取れるゴミの量が3.6倍になるわけではありません。ブラシの形、床との密着、走行経路、ゴミの種類も結果を左右します。
フローリング中心で、落ちているのが髪とパンくずなら、旧型の7,000Paでも吸引力の数字だけで不足と決めつけられません。掃除後にゴミが残る場所が開けた床なのか、角なのか、家具の下なのかを確かめたほうが判断しやすいです。
毛足のあるラグ、玄関マット、ペット毛が入り込むカーペットでは、新型の吸引力とブラシ構成が気になります。新型はカーペット上で吸引を強める設定や、縦横に2回走る設定も用意されています。ただし、設定を有効にした場合の清掃時間や運転音は通常運転と同じではありません。家族が在宅中に走らせるなら、吸引力だけでなく運転する時間帯も考えておきましょう。
毛が多い家では、吸引力より「ブラシを掃除する回数」に注目
長い髪やペット毛が多いと、床のゴミを取れても、ブラシへ絡んだ毛を毎週切る羽目になります。Qrevo 2 Proは中央へ毛を集めるDuoDivideメインブラシと、毛絡みを抑えるサイドブラシを採用しました。メーカーが示す「毛絡み率0%」は、長さ20・30・40cmの毛髪を一定量使った所定条件での結果です。換毛期の大量の毛や糸くずまで、手入れが不要になる保証ではありません。
旧Qrevo Proのオールラバーブラシにも毛を巻き付けにくい利点はあります。新型で増えるのは、毛を中央へ運ぶ仕組みとサイドブラシ側の対策です。ロボット掃除機を買い替えたい理由が「吸い残し」ではなく「毎回ブラシの毛を取る作業」なら、最大吸引力よりブラシの構造を見てください。
ラグを敷く家では、モップを上げるか、外すかが決め手
Qrevo Proはカーペットを検知するとモップを最大10mm持ち上げます。薄いラグをまたぐ場面では便利ですが、毛足や縁の厚み、モップに残った水分によっては接触を避けきれない可能性があります。旧型にもアプリでカーペットの清掃・回避を設定する方法があります。
Qrevo 2 Proはモップのリフトアップに加え、ドックへ戻ってモップを自動で取り外し、カーペットを吸引掃除できます。吸引が終わればモップを付け直してフローリングの水拭きを再開します。水拭きする床と、濡らしたくないラグが隣り合う家では、買い替え後の手作業を減らせる違いです。自動着脱を使うにはRoborockアプリで設定が必要なので、箱から出したままで必ず動く機能ではありません。
注意したいのは、モップを外してもロボット本体がすべてのラグへ上がれるわけではない点です。厚い段差のある敷物、めくれた縁、フリンジ付きのラグは走行を妨げます。ペット用マットや洗えるラグを何枚も置いているなら、製品写真だけでなく、床から敷物の頂点までの高さと縁の形も確認してください。
「高温洗浄」は床を75℃で拭く機能ではない
新型ドックは最大75℃でモップを洗い、つけ置きモードも備えます。旧型は最大60℃の温水モップ洗浄に対応します。ダイニングの食べこぼしや、ペットの足跡を毎日水拭きする家なら、掃除後に汚れたモップを洗う工程が気になるでしょう。
ただし、75℃はRoborock公式が内部ヒーターで測った温度です。床面やモップそのものが75℃になるわけではなく、「熱い水で床を除菌できる」とは読めません。旧型の60℃も同じくドックのモップ洗浄の話です。メーカーが異なる条件で測った値なら、数字だけで衛生性能を順位づけることもできません。
新型には約4分のつけ置きモードと、取り外してすすげる洗浄トレーがあります。トレー清掃の手間は減らせても、汚水を捨て、給水し、ゴミ袋を交換する作業は残ります。全自動とは「掃除のたびに触らなくてよい」であって、「水もゴミもずっと放置できる」ではありません。
新型でも、片付けなくてよい床にはならない
共働きでペットや子どもがいると、掃除前の片付けをどこまで省けるかが気になります。Qrevo 2 Proはストラクチャードライトを使った障害物回避に対応し、Qrevo ProにもReactive Techが搭載されています。ただし、床に落ちた細い充電ケーブル、薄い紙、ペットの排せつ物まで確実に識別するとは案内されていません。
「隅の掃除力が上がったのに、隅へ近づけない」状態を避けるため、導入前に家具の脚まわりと床の置き物を見直すと効果的です。たとえば、ペットの食器を定位置にまとめ、掃除する時間だけ子どもの小物を箱へ戻す。ロボットが届く床を作ったうえで新型のブラシを使うほうが、吸引力の数値だけで選ぶより満足しやすいでしょう。
初回の地図作成後は、濡らしたくないマットをカーペットとして設定するか、進入禁止エリアにするかを決めます。ペットが排せつに失敗しがちな場所を留守中に無人で水拭きさせるのは避けてください。障害物回避機能は、汚れを見分けて事故を防ぐ保証ではありません。
本体より先にドックの置き場所を決める
Qrevo 2 Proの本体は約352×350×96.6mm、ドックは約402×494×450mmです。ロボット本体が通れても、ドックを置く奥行きが約50cm必要な点は見落としがちです。実際には電源コード、給水・汚水タンクを引き出す動作、発進する前方の空間も要ります。購入前に床へ紙やテープでドックの占有範囲を作ってみると、通路が狭くならないか確認できます。
旧Qrevo Proの海外仕様は本体約350×353×96.5mm、ドック約340×487×521mmです。新型のドックは旧型より背が低い一方、横幅は広くなっています。横幅の数字だけを見て置き場所を決めず、家具の扉や引き出しと干渉しないかまで測ってください。海外仕様の設置条件を国内の新型へそのまま当てはめるのも避けましょう。
価格を比べる前に、旧Qrevo Proの販売経路を確認
Qrevo 2 Proの国内販売型番はQ2P0204です。ヤマダウェブコムの個別ページには、2026年10月3日時点で税込164,780円、取り寄せ表示とあります。価格と納期は購入時に再確認してください。
対して旧Qrevo Proは、海外公式で仕様を確認できても、日本公式の製品ページや国内正規販売店の現行商品ページを確認できませんでした。海外の値引き額を円換算して「旧型のほうが何万円安い」と書くと、送料・輸入費用・保証の条件を落としてしまいます。日本のマーケットプレイスで名前が出てきても、交換用モップや別型番のQrevoと取り違えないように型式と販売者を見てください。
Roborock日本公式の販売店案内は、メーカー保証の対象を認定販売店・認定ストアから直接購入した国内正規品と説明しています。並行輸入品や転売品を国内正規品と同じ条件で買えるとは考えないほうが安全です。旧Qrevo Proを検討するなら、購入前に販売者、国内保証の有無、修理窓口、消耗品の入手先まで確認しましょう。
予算を抑えたい人には、海外の旧型を探すより、国内で正規販売されているQrevoシリーズを比べる方法もあります。たとえばQrevo L ProとQrevo Lの違いでは、国内での価格とドック機能を軸に選べます。旧Qrevo Proの購入先が見つからない場合の現実的な比較相手です。
楽天にもQ2P0204の型番検索結果や型番・JANが一致する個別ページがあります。ただし、検索結果には名前の似た「Qrevo Curv 2 Pro」も表示されます。商品名だけで選ばず、Q2P0204・JAN 6936905908056・販売店名を照らし合わせてください。国内メーカー保証を重視するなら、購入先がRoborock認定販売店かも確認しましょう。
Qrevo 2 Proがおすすめな人・旧Qrevo Proで十分な人
Qrevo 2 Proがおすすめな人
フローリングの角に乾いたゴミが残りやすく、ペット毛や長い髪も毎日出る。さらにラグを敷きっぱなしにして吸引と水拭きを任せたいなら、Qrevo 2 Proがおすすめです。サイドブラシの回転切り替え、毛絡み対策、モップの自動着脱を一緒に使えるため、掃除後の取り残しとブラシの手入れを減らす方向で選べます。
国内正規の販売経路から購入しやすい点も、初めて全自動ロボット掃除機を買う家庭には見逃せません。保証条件を確認したうえで、設置場所とラグの種類が合うなら新型を選んでください。
旧Qrevo Proを使い続けてよい人・購入前に立ち止まりたい人
すでにQrevo Proを使い、フローリングの広い面と壁際の水拭きに満足しているなら、最大吸引力の数字だけを理由に買い替える必要はありません。とくに厚手のカーペットがなく、角のゴミも気にならない家庭では、旧型の便利さが急になくなるわけではないからです。
これからQrevo Proを買う場合は、話が別です。国内正規品としての販売と保証を確認できない限り、「安いから旧型で十分」とはすすめられません。安さを優先するなら、国内販売モデル同士で比べたほうが、購入後の修理や消耗品の心配を減らせます。
よくある質問
Qrevo 2 Proなら部屋の隅のゴミ残りはゼロになりますか?
ゼロとは言えません。メーカーの「最大30%向上」は所定のコーナー領域で測ったカバー率です。家具や食器で角がふさがっている場合、ブラシはゴミへ届きません。掃除させたい角へ本体が近づけるかを先に確認しましょう。
Qrevo Proには壁際の水拭き機能がありませんか?
あります。旧Qrevo ProもFlexiArmモップを伸ばして壁際を水拭きします。新型の主な差は、乾いたゴミを四隅からかき出すサイドブラシ、毛絡み対策、モップの自動着脱です。
25,000Paなら7,000Paの約3.6倍きれいに掃除できますか?
できません。Paの比率は床に残るゴミの量を表しません。フローリングの軽いゴミは走行経路やサイドブラシの動きが効き、カーペットではブラシ構造と吸引設定も影響します。異なる床材での実機比較がない段階で、清掃結果の倍率は言い切れません。
モップ自動着脱を使えば、厚いラグも必ず掃除できますか?
モップを外せば濡れにくくなりますが、ロボットがラグの段差を越えられるかは別です。縁の厚さやめくれやすさを確認し、必要なら進入禁止エリアに設定してください。自動着脱自体もアプリで有効にする必要があります。
Qrevo 2 Proの口コミは購入判断に使えますか?
2026年10月2日の発売直後で、国内購入者の長期使用レビューはまだ十分に蓄積していません。初期レビューを見るなら、四隅のゴミ、長い毛の絡まり、ラグとの相性、汚水タンクの手入れなど、自宅に近い条件を優先してください。メーカーの試験値と購入者の感想も分けて読みましょう。
まとめ
Qrevo 2 ProとQrevo Proを比べると、旧型にも壁際の水拭きや温水モップ洗浄はあります。新型らしい進化は、四隅の乾いたゴミをかき出すリバーシブルサイドブラシ、毛絡みを抑えるブラシ構成、カーペット用のモップ自動着脱です。ペットや子どもがいる家で、フローリングとラグの両方を毎日掃除するならQrevo 2 Proがおすすめです。
一方、Qrevo Proをすでに使っていて掃除後の隅やラグに不満がなければ、買い替えを急ぐ必要はありません。これから安く買うつもりなら、旧Qrevo Proの国内販売と保証を確認してから判断してください。国内正規の低価格モデルと比較したい人は、Qrevo L ProとQrevo Lの比較も役立ちます。
新型を購入する前に、楽天でQ2P0204を探すかヤマダウェブコムの個別ページを開き、型番、販売者、納期、保証条件を確認しましょう。


