CIEL CL-M18とCL-M20の違い|スマホを壊す前に選びたい。1万円差は空気圧監視のため?

ドライブレコーダー

スマホを守るために買った高価な耐振動ホルダー。その上で、真夏の直射日光や突然の雨まで受け止めてもらう。

ナビとして便利でも、スマホにとってバイクのハンドルは過酷な場所です。

CIELのマルチスマートモニターなら、スマホをポケットやバッグへ入れたまま、Apple CarPlayやAndroid Autoでナビを表示できます。前後ドライブレコーダーも一緒に導入できるため、ハンドル周りの機器をまとめたい人にも向いています。

比較するのは、29,800円の新しい廉価モデルCL-M18と、メーカー希望価格39,800円の既存上位モデルCL-M20です。両モデルの価格差は1万円。大きな違いは、タイヤ空気圧監視に対応するかどうかです。

先に結論をまとめます。

  • 街乗りや日帰りツーリングが中心ならCL-M18がおすすめ
  • 高速道路や長距離ツーリングが多いならCL-M20がおすすめ
  • 前後ドラレコとナビ表示が目的ならCL-M18で十分
  • 走行中の空気圧とタイヤ内部温度も確認したいならCL-M20

CL-M20はCL-M18の旧型ではありません。CL-M18は、上位モデルから空気圧監視を省き、価格を1万円抑えた選択肢です。

本記事では、基本機能、取り付け、接続時間、口コミを見るポイントまで整理します。スマホを守るために買ったモニターで、出発時につまずかないための確認事項もまとめました。

※記事内のリンクには広告が含まれます。価格や在庫は変動するため、購入前に販売ページでご確認ください。

1万円で買えるのは「空気圧」ではなく、走行中に変化へ気づく時間

CL-M18とCL-M20の価格差は1万円です。

CL-M20には前後タイヤのエアバルブへ取り付ける空気圧センサーが付き、空気圧とタイヤ内部温度をモニターで確認できます。CL-M18は空気圧センサーに対応しません。後からセンサーだけを追加してCL-M20と同じ仕様にはできない点に注意が必要です。

空気圧は、出発前にエアゲージで測れば済むと思うかもしれません。短距離の街乗りなら、日常点検を続けることで対応しやすいでしょう。

長距離では話が変わります。朝に適正だった空気圧も、気温、走行距離、タイヤの状態で変化します。高速道路を何時間も走る途中で異変を把握しやすいことが、CL-M20へ1万円多く出す理由です。

空気圧センサーは始業点検の代わりにはならない

CL-M20を選んでも、出発前のタイヤ確認が不要になるわけではありません。

センサー表示は走行中の変化を知る助けになりますが、タイヤの亀裂、溝、異物、バルブ周辺の緩みまでは判断できません。空気圧の数値も、手持ちのエアゲージと差が出る場合があります。

CL-M20は「点検しなくてよい装置」ではなく、「点検後も走行中の変化を見張る装置」です。日常点検をしたうえで長距離の安心を足したい人に向いています。

バルブキャップ型センサーの取り付けも確認

CL-M20の空気圧センサーは、純正バルブキャップと交換して使います。

取り付け後は緩みや空気漏れがないか確認しましょう。ホイールやバルブ形状との相性、センサーの電池交換方法、盗難防止ナットの扱いも購入前に確認しておくと安心です。

自分で判断しにくい場合は、バイク用品店や整備店へ相談するのがおすすめです。タイヤ周りは、価格差だけで自己流の取り付けを選ぶ場所ではありません。

CL-M18とCL-M20の違いを比較

購入判断に関わる違いと共通点をまとめました。

比較項目CL-M18CL-M20
製品の立ち位置新しい廉価モデル既存上位モデル
メーカー希望価格29,800円39,800円
価格差1万円安い1万円高い
画面5インチIPSタッチパネル5インチIPSタッチパネル
画面輝度1,000nit1,000nit
Apple CarPlay対応対応
Android Auto対応対応
前後ドライブレコーダー対応対応
カメラ解像度前後フルHD前後フルHD
防水本体・カメラともIP67本体・カメラともIP67
タイヤ空気圧監視非対応対応
駐車監視非対応非対応
向く使い方街乗り・日帰り長距離・高速道路

ナビ表示、5インチ画面、前後録画、防水性能を目的にするなら、CL-M18で主要な用途を満たせます。

CL-M18を販売ページで確認する

CL-M20は流通在庫が少ない場合があります。購入できる店舗を見つけたら、空気圧センサーを含むフルセットか、保証を受けられる正規流通品かを確認してください。

違いは空気圧監視。ドラレコ性能を上げる1万円ではない

両モデルとも、前後カメラでフルHD録画に対応します。視野角は136度、フレームレートは27.5fpsで、日本全国のLED信号機へ対応する仕様です。

CL-M20へ上げても、録画解像度が4Kになるわけではありません。1万円は、映像を高精細にする費用ではなく、空気圧とタイヤ内部温度をモニターへ加える費用です。

事故時の記録とナビ表示が欲しいだけなら、CL-M18がおすすめです。ドラレコ画質の向上を期待してCL-M20を選ぶと、価格差の使い道を誤ります。

付属マウントは取り付ける場所とパイプ径を確認

CL-M20では、22mm径に使うアルミ合金製パイプクランプと、22~28mm径に対応する強化樹脂製マウントが案内されています。ハンドルパイプだけでなく、ミラーステーやブレースバーへ取り付けやすい構成です。

CL-M18も購入前に、販売セットへ含まれるマウント、対応径、電源ケーブルの種類を確認してください。同じ型番でも販売店独自のセット品が混ざる場合があります。

取り付け場所は「固定できるか」だけで決められません。

  • ハンドルを左右いっぱいに切ってもタンクやスクリーンへ当たらない
  • メーターや警告灯を隠さない
  • キー操作を邪魔しない
  • 画面を見るために大きく視線を落とさなくてよい
  • ブレーキホースやクラッチケーブルを圧迫しない

仮止めした状態でハンドルを左右へ切り、ケーブルの張りと接触を確認しましょう。走行後は振動でボルトが緩んでいないかも点検してください。

スマホをハンドルから外すと、3つの不安を減らしやすい

バイク用スマートモニターの価値は、5インチ画面を増やすことだけではありません。ナビの頭脳はスマホに任せつつ、スマホ本体を過酷な場所から移せます。

振動によるカメラ故障の不安

バイクの振動は、スマホの光学式手ぶれ補正やオートフォーカス機構へ影響を及ぼす可能性があります。高性能なスマホほど、カメラ内部に精密な可動部品を持つ機種もあります。

CL-M18やCL-M20を使えば、スマホをジャケットのポケットやバッグへ入れたままナビを表示できます。モニターと前後カメラはバイクへ残りますが、10万円を超えることもあるスマホ本体を直接固定せずに済みます。

真夏の直射日光と熱暴走

夏のハンドル周りでは、直射日光、外気温、ナビ中の処理負荷、充電による発熱が重なります。スマホが高温になると、画面が暗くなったり、充電やアプリ動作が制限されたりする場合があります。

スマホを風通しのないバッグへ入れれば必ず冷えるわけではありません。収納場所にも配慮は必要です。それでも、直射日光を受けながら給電し続ける使い方は避けやすくなります。

落下と突然の雨

ホルダーの締め忘れや部品の緩みは、スマホ落下につながります。停車中の着脱で手を滑らせることもあります。

CIELのモニターとカメラはIP67の防水仕様です。ただし、防水性能は無条件ではありません。端子カバー、配線接続部、取り付け状態を正しく保ち、高圧洗浄機の水を近距離から当てる使い方は避けましょう。

CarPlayは「スマホの全画面ミラーリング」ではない

CL-M18とCL-M20は、Apple CarPlayとAndroid Autoへ対応します。スマホの対応アプリを、バイク向けモニターから使う仕組みです。

スマホに入っているすべてのアプリや動画を、自由に映せるわけではありません。対応するナビ、音楽、通話などが中心です。

運転中に画面を長く操作するのも危険です。目的地や再生リストは出発前に設定し、走行中は音声案内と短い視認で使いましょう。

対応OSだけでなくスマホ機種との相性を確認

CL-M18の案内では、Apple CarPlayはiOS 13以降、Android AutoはAndroid 11以降が目安です。

OS条件を満たしても、すべての端末で動作が保証されるわけではありません。販売ページでは、SHARP AQUOSの一部製品やXperia Ace IIIで、初回接続または再接続できない症状が確認された旨も案内されています。

購入前に手持ち端末の対応状況を確認してください。バイク用品店に展示機があれば、自分のスマホで接続を試すと失敗を避けやすくなります。

5.6GHz接続は、出発後1〜2分待つ場合がある

CL-M18は2.4GHzと5.6GHzのWi-Fi接続に対応します。5.6GHz帯ではDFSが働き、周囲のレーダー波を確認するため、接続まで1〜2分かかる場合があります。

故障ではなく、電波を安全に使うための待機です。ただし、キーを回してすぐ出発し、最初の交差点から案内が必要な人には困る場面があります。

対策はシンプルです。

  1. エンジンを始動する
  2. モニターとスマホの接続を待つ
  3. ヘルメットやグローブを着ける
  4. ナビ表示と音声を確認してから出発する

準備の順番へ接続待ちを組み込めば、時間を無駄にしにくくなります。短距離通勤で毎回1〜2分待つのが負担なら、2.4GHz接続も含めて安定する設定を確認しましょう。

前後ドラレコは便利。ただし駐車監視はできない

両モデルは電源が入ると前後録画を始め、走行中の映像を記録できます。後方カメラの映像を表示し、補助的なバックモニターとして使える点も便利です。

ただし、駐車監視機能は搭載していません。

コンビニや観光地へ停めている間の当て逃げ、いたずら、盗難を録画し続ける製品ではありません。「前後ドラレコ付き」から24時間録画まで期待しないようにしましょう。

記録用microSDカードの容量、推奨規格、付属の有無も販売ページで確認が必要です。カードは消耗品なので、定期的に録画できているか再生確認し、必要に応じて交換します。

カメラ位置は映像と配線の両方で決める

フロントカメラはスクリーン、ライト、カウルの映り込みを避けます。リアカメラはナンバープレート、荷物、トップケースで視界が遮られない場所を選びましょう。

映像だけを優先してケーブルを張ると、ハンドル操作やサスペンションの動きで引っ張られる場合があります。可動部、熱源、鋭い金属部を避け、余った配線は走行風で暴れないよう固定します。

電源取り出しや車体配線に不安があれば、工賃を含めてバイク用品店へ依頼するのがおすすめです。本体価格だけでなく、取り付け費用も予算へ入れてください。

CL-M18の口コミが少ない時期は、4項目を確認する

CL-M18は新しいモデルのため、発売直後は購入者口コミが少ない場合があります。レビュー件数が十分でない段階で、使ったような感想を断定することはできません。

共通仕様の近いCIEL製スマートモニターでは、スマホを直接固定しなくてよい点、画面の見やすさ、ナビとドラレコをまとめられる点が評価されています。接続までの時間や、インカムを介したナビ音声の聞こえ方を気にする声もあります。

CL-M18の口コミが増えたら、次の順で確認しましょう。

  • 自分と同じスマホで再接続が安定するか
  • 日中の直射日光下で地図を読めるか
  • 自分と近い車種でマウントが緩まないか
  • インカムと併用したとき音声案内を聞き取れるか

「取り付けできた」「画面がきれい」だけでは、毎朝つながるか判断できません。スマホ機種、バイク車種、インカム名まで書かれたレビューが役立ちます。

CL-M18がおすすめな人

CL-M18は、次の人におすすめです。

  • 通勤や街乗り、日帰りツーリングが中心
  • 前後ドラレコとナビ表示を3万円以内でまとめたい
  • 出発前に自分でタイヤ空気圧を点検できる
  • 空気圧を走行中に常時表示する必要はない
  • スマホをハンドルへ直接取り付けたくない

前後録画、CarPlay、Android Auto、IP67防水を29,800円でそろえたいなら、CL-M18がおすすめです。

CL-M18の価格と在庫を確認する

CL-M20がおすすめな人

CL-M20は、次の人におすすめです。

  • 高速道路を使う長距離ツーリングが多い
  • キャンプ道具やタンデムで積載量が変わる
  • 走行中も前後タイヤの空気圧と温度を確認したい
  • 出発前の点検に加えて、走行中の変化も見張りたい
  • 1万円の価格差よりタイヤ管理を優先する

高速道路や長距離走行が多いならCL-M20がおすすめです。ただし、在庫が見つからない場合は、信頼できる販売店へ入荷予定や後継商品の有無を確認しましょう。中古品はセンサーの欠品、電池状態、保証条件まで確認が必要です。

よくある質問

CL-M18とCL-M20の一番大きな違いは何ですか?

タイヤ空気圧監視への対応です。CL-M18は非対応、CL-M20は前後タイヤの空気圧と内部温度を表示できます。

CarPlay、Android Auto、5インチ画面、前後フルHD録画を目的にするならCL-M18で十分です。

CL-M18へ空気圧センサーを後付けできますか?

CL-M18は空気圧センサーに対応していません。後から空気圧監視も使いたくなる可能性が高いなら、最初からCL-M20を選ぶのがおすすめです。

スマホとの接続には毎回1〜2分かかりますか?

常に1〜2分かかるわけではありません。5.6GHz接続時にDFSが働くと、レーダー波の確認により接続が遅れる場合があります。

エンジン始動後にヘルメットやグローブを準備し、接続を確認してから出発すると待ち時間を使いやすくなります。

iPhoneとAndroidの両方に対応しますか?

CL-M18はApple CarPlayとAndroid Autoに対応します。OSの目安はiOS 13以降、Android 11以降です。

端末やOSのバージョン、周辺の電波環境によっては接続できない場合があります。購入前に手持ちスマホとの互換性を確認してください。

駐車中も録画できますか?

CL-M18とCL-M20に駐車監視機能はありません。走行中の前後録画には使えますが、エンジン停止後の監視カメラとしては使えません。

スマホなしでもナビを使えますか?

Apple CarPlayやAndroid Autoは、接続したスマホの対応アプリを利用します。モニター単体でスマホの代わりになるナビ端末ではありません。

スマホの充電残量、通信契約、位置情報設定も必要です。スマホをバッグへ入れる場合も、長時間のナビではモバイルバッテリーなどの充電手段を用意しましょう。

自分で取り付けできますか?

マウント固定やカメラ配線、電源取り出しの知識があれば取り付けられます。ただし、車種によってハンドル周りの空間、カウルの外し方、電源位置が異なります。

配線の防水処理やヒューズ、可動部との干渉に不安があるなら、バイク用品店へ依頼するのがおすすめです。

まとめ|街乗りならCL-M18、長距離でタイヤ変化も見たいならCL-M20

CL-M18とCL-M20は、どちらもスマホをハンドルへ直接固定せず、ナビ表示と前後録画を使えるバイク用スマートモニターです。

1万円の価格差は、画面やドラレコ画質を上げる費用ではありません。走行中のタイヤ空気圧と内部温度を確認するための費用です。

  • 街乗り、通勤、日帰りツーリング:CL-M18
  • 高速道路、長距離、積載量が変わるツーリング:CL-M20
  • 前後ドラレコとナビが目的:CL-M18
  • 走行中のタイヤ変化も確認したい:CL-M20

CL-M18は空気圧監視に対応せず、CL-M20は流通在庫を見つけにくい場合があります。両モデルとも駐車監視は非対応です。5.6GHz接続ではDFSにより、接続まで1〜2分かかる場合もあります。

目立つ機能だけでなく、手持ちスマホとの互換性、マウントの対応径、カメラ配線、取り付け工賃まで確認してください。

スマホの振動故障、熱、落下が心配で、空気圧は出発前に自分で管理できるならCL-M18がおすすめです。まず販売ページでセット内容と在庫を確認し、取り付け場所を実車で測ってから選びましょう。

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