「平面用のベルトサンダだと、丸パイプの筋がそろわない」
「手すりの溶接焼けを追っていくと、思ったより時間が消える」
そんな悩みがあるなら、今回の比較はかなり大事です。
結論からいうと、丸パイプやステンレス手すりの研磨を仕事で回すなら、選びやすいのはBS002Gです。
BS001Gも優秀です。
ただし、こちらはあくまで76mmの平面寄りベルトサンダ。
一方のBS002Gは、パイプ形状に沿わせて削るための新型で、最大φ125mm対応、最大13.5m/s、高能率研削、定回転制御がはっきりした強みです。
この記事では、BS002G BS001G 違いを、仕上がり・作業効率・向いている現場の3軸で整理します。
読み終わるころには、「自分の現場ならどちらを選ぶべきか」が迷いなく決めやすくなります。
先に結論
- 丸パイプ、手すり、配管の曲面研磨が主役なら → BS002G
- 平面研磨、壁際、板物、小物研削の出番が多いなら → BS001G
- 価格差が小さい状態でパイプ仕事があるなら → BS002Gを選んだほうが後悔しにくい
特に、
「平面用ベルトサンダでも何とかなるけど、遅いしムラが出やすい」
と感じている職人さんほど、今回は新型の意味が大きいです。
BS002GとBS001Gの違いを比較
| 項目 | BS002G | BS001G |
|---|---|---|
| 立ち位置 | パイプ研磨特化の新型 | 76mm幅の充電式ベルトサンダ |
| 発売時期 | 2026年2月 | 2024年9月 |
| 得意な作業 | 丸パイプ、手すり、配管、溶接部の曲面研磨 | 平面研磨、壁際研削、板材、小物研削 |
| ベルトサイズ | 40×760mm | 76×533mm |
| 対応パイプ径 | 最大φ125mm | パイプ特化ではない |
| ベルト速度 | 3.0〜13.5m/s | 2.0〜7.8m/s |
| 定回転制御 | あり | あり |
| 平面研磨との相性 | △ | ◎ |
| 壁際・逆さ置き用途 | △ | ◎ |
| 実売イメージ | 本体のみ4万円前後 | 本体のみ4万円前後 |
見ての通り、両者は「新旧の関係」ではあっても、役割がかなり違います。
BS001Gは、平面を安定して削るための完成度が高いモデル。
BS002Gは、そこを捨ててでも曲面を早く、均一に、楽に仕上げる方向へ振ったモデルです。
つまり、パイプ研磨が多い現場では、単純な型落ち比較ではありません。
用途がズレると、旧型を安く買っても満足しにくいです。
パイプ研磨ならBS002Gがおすすめな理由
1. パイプに沿って当てやすいから、仕上がりがそろいやすい
いちばん大きい違いはここです。
BS001Gは平面向けなので、丸パイプに当てると接触の仕方がどうしても限定されます。
そのため、
- 当たり方が偏る
- 筋が流れやすい
- 溶接部だけ削りすぎやすい
- 角度を保つために手首と肘が疲れやすい
というズレが出やすくなります。
それに対してBS002Gは、パイプ形状に沿わせて曲面研削・研磨を効率良く行うための専用設計です。
最大φ125mmまで対応しているので、ステンレス手すりや配管、丸パイプの仕上げで「道具の形が合っていない」ストレスをかなり減らしやすいです。
パイプ研磨は、削れるかどうかより、筋をそろえて見た目を整えられるかが大事です。
見える場所の手すりほど、この差ははっきり出ます。
2. 高能率研削と定回転制御で、仕事のテンポが落ちにくい
BS002Gのもうひとつの強みは、最大13.5m/sのベルト速度です。
BS001Gの最大7.8m/sと比べると、パイプ研磨用としてかなり積極的な設定です。
しかも、ただ速いだけではありません。
定回転制御が入るので、押し当てたときに回転が落ち込みにくく、研削のリズムが崩れにくいです。
特にステンレスの手すりや配管は、
- 溶接焼けの処理
- ヘアラインの戻し
- 鏡面仕上げ前の下地づくり
のどこでも、回転の落ち込みがそのままムラにつながりやすいです。
ここで回転が安定していると、
「削れている場所」と「逃げている場所」の差が出にくい。
結果として、やり直しが減って作業時間も読みやすくなります。
3. 価格差より、手戻りの差のほうが大きくなりやすい
2026年3月22日時点で見ていくと、BS002GもBS001Gも、本体のみの実売は4万円前後で重なる場面があります。
この状況なら、パイプ作業がある人にとって大事なのは
「どちらが少し安いか」より、「どちらが早く均一に終わるか」です。
平面用の工具で曲面を追い込むと、
- 角度を何度も探す
- 当てムラを消すために番手を戻す
- 仕上げ直しで時間を取られる
という形で、すぐに差額以上のロスが出ます。
だから、丸パイプや手すりの仕事が定期的にあるなら、BS002Gは十分元を取りやすい工具です。
調べていて印象に残った失敗談
調べていて刺さったのは、ステンレスの鏡面寄り仕上げを手持ちのグラインダーから始めた人が、
120番の傷がうまく消えず、120番からやり直しを2回したという話です。
削ること自体はできても、
傷の向きがそろわない、筋が残る、見える面だけ妙に光り方がズレる。
曲面や見える場所の仕上げは、まさにここが怖いです。
パイプ研磨で本当にきついのは、「削れないこと」より仕上がりを整え直す時間です。
その意味で、最初から曲面向けのBS002Gを選ぶ価値はかなり大きいと感じます。
それでもBS001Gが向いている人
BS001Gが弱いわけではありません。
むしろ、次のような現場では今でもかなり優秀です。
- 平板や角材の面出しが多い
- 壁際までしっかり研削したい
- 逆さ置きで小物を削る使い方をしたい
- ダストバッグや集じんを活かして屋内作業を回したい
76mm幅でしっかり面を押さえられるので、
平面を早く、安定して、ムラを抑えて削るという仕事ではBS001Gのほうが話が早いです。
つまり、
BS001Gは平面向けの完成度が高い工具で、
BS002Gはパイプ研磨に答えを出しにきた専用機です。
ここを逆に選ぶと、どちらも「思ったよりハマらない」になりやすいです。
こんな人にはBS002Gがおすすめ
- ステンレス手すりや丸パイプの研磨が売上に直結する
- 溶接部まわりの仕上がりをもっと均一にしたい
- 平面用ベルトサンダで曲面を追うのに限界を感じている
- 研磨時間を短くして、次の工程に早く渡したい
- 定回転制御つきの専用機で、仕上がりのブレを減らしたい
こういう人なら、今選ぶべきはBS002Gです。
こんな人にはBS001Gがおすすめ
- パイプ研磨はたまにしかしない
- 主役は板物や平面の面出し
- 壁際研削や逆さ置き使用のほうが重要
- 1台で平面作業の汎用性を確保したい
この条件なら、BS001Gのほうがしっくりきます。
BS002GとBS001Gの違いについてよくある質問
BS001Gでもパイプ研磨はできますか?
不可能ではありません。
ただ、パイプ研磨を気持ちよく、速く、均一に進めたいならBS002Gのほうが明らかに向いています。
とくに手すりや見える配管では、仕上がりの差が出やすいです。
ステンレスの鏡面仕上げにも向いていますか?
BS002Gは、鏡面仕上げそのものより、鏡面前の下地をきれいに整える工程で強いです。
番手を上げながら追い込む前提ですが、定回転制御つきで曲面に沿わせやすいので、下地の整えやすさは期待できます。
価格差が小さいならどっちを選ぶべきですか?
パイプ仕事が少しでも主力に入るなら、BS002Gをおすすめします。
価格差が小さいのに用途が合っているなら、あとで「やっぱり専用機にすればよかった」となりにくいからです。
結論:パイプ作業を優先するなら、選ぶ理由がはっきりしているのはBS002G
BS002G BS001G 違いをひとことで言うなら、
BS001Gは平面向け、BS002Gはパイプ研磨向けです。
もしあなたが、
- ステンレス手すりを磨く
- 丸パイプの溶接部を整える
- 曲面の仕上がりと時短を両立したい
このどれかに強く当てはまるなら、今はBS002Gを選ぶ意味があります。
逆に、平面や壁際の仕事が中心なら、BS001Gは今でも十分魅力的です。
迷っているなら、判断基準はシンプルです。
パイプ作業で稼ぐならBS002G。平面作業を広くこなすならBS001G。
丸パイプや手すり研磨の時間を少しでも短くしたいなら、まずはBS002Gの在庫と価格をチェックしてみてください。
平面メインで使い回しやすさを優先するなら、BS001Gもまだ十分有力です。


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