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買ってきたお弁当を温めようとしたら、パックの端が引っかかって入らない……。電子レンジを買い替えるなら、いつもの弁当や作り置きの保存容器が、無理なく入るものを選びたいですよね。
東芝の新型ER-S6Cは、型落ちER-S6Bの17Lから19Lへ、容量が2L増えました。ただし、広くなったのは幅と高さ。庫内の奥行は、旧型のほうが26mm長いのです。容量だけを見て選ぶと、今まで使っていた容器が入らないかもしれません。
いつもの容器が収まり、旧型との価格差が小さければ、ER-S6Cがおすすめです。野菜の下ごしらえ用の自動メニューも増えています。
弁当や冷凍食品の温めが中心で、17Lの庫内に手持ちの容器が収まるなら、安く買えるER-S6Bで十分です。
新型は2026年11月発売予定で、公式ショップは11月4日発売と案内しています。この記事では、公式仕様・取扱説明書と旧型の購入者口コミを基に、毎日の温めで変わる点を比べます。発売前の新型を使った実機レビューではありません。発売時期は東芝の新型製品情報と公式ショップの案内で確認できます。
19Lになっても奥行は短い。容量より「いつもの容器」を測ろう
「17Lから19Lへ」と聞くと、庫内全体がひと回り広くなったように思えます。寸法を比べると、単純に大きくしたのではなく、庫内の形が変わっていると分かります。
新型は公式仕様、旧型は公式ショップの庫内有効寸法に基づきます。総庫内容量は規格に沿って算出される数字なので、容器が入るかどうかは幅・奥行・高さで確認しましょう。
横に広い弁当や背の高い器は、新型の幅・高さを確認
新型は幅が11mm、高さが22mm増えました。横幅が足りずに入らなかった弁当や、背の高い器を使いたい人は、買い替えで収まるか確かめたいところです。
ただし、「庫内より容器が小さい」だけでは、出し入れしやすいとは限りません。ふたの張り出しや持ち手も含めた外寸と、取り出すときに手を入れる余裕を見てください。庫内に収まる寸法でも、扉の開口部を通せるかは別に確認が必要です。
店頭へ行く前に、普段の保存容器を測ってメモしておくと比べやすくなります。弁当のパックも、食品が入る部分だけではなく、縁の端から端まで測りましょう。
前後に長い容器は、旧型の奥行315mmも比べよう
庫内の奥行は、旧型315mmに対して新型289mm。前後に長い弁当を同じ向きで置く場合、旧型では入っていた容器が、新型では壁や扉に当たる可能性があります。
幅や高さを増やしたいなら新型の寸法を、前後の余裕が欲しいなら旧型の寸法を比べると、容量だけで選ぶ失敗を防げます。大皿も「大きいから19L」と決めず、外寸と庫内の形を照らし合わせてください。
ターンテーブルのないフラット庫内は、新旧共通です。容器が回転するための余白は不要ですが、四角い弁当なら何でも入るわけではありません。
弁当が入ることと、自動の「お弁当」で温められることは別
「19Lなら、2人分を一度に温められる?」と思うかもしれません。自動のお弁当メニューは、新旧とも1個ずつ使います。2個並べたり、上下に重ねたりしないよう、新型の取扱説明書と旧型の取扱説明書に案内があります。
対象は、「レンジ加熱」と表示された市販の弁当で、ごはんとおかずが分かれている幕の内弁当など。1辺約19cmが目安です。丼物や、浅い容器に入ったパスタなどは、自動のお弁当メニューの対象ではありません。電子レンジ対応の容器を使い、食品の表示や説明書に沿って手動加熱を選びます。
庫内に入る大きさと、自動で温められる食品の条件は別です。二人暮らしで夕食を順番に温めるなら、19Lになっても1個ずつ使う手順は変わりません。
900Wが30秒長く使える。ただし毎回30秒速くなるわけではない
900Wの高出力が続く時間は、新型が最大2分、旧型が最大1分30秒です。どちらも短時間の高出力で、上限を過ぎると自動的に600Wへ切り替わります。新型の機能一覧と旧型の機能一覧に記載されています。
新型は900Wで加熱できる時間が30秒延びました。最大出力そのものが上がったわけでも、900Wを何分でも使い続けられるようになったわけでもありません。
自動で900Wを使うのは「1.あたため」だけ
両機とも、自動メニューで900Wを使うのは「1.あたため」のみ。お弁当や飲み物、冷凍のメニューも全部900Wで動くわけではありません。新型の900Wに関する注記と旧型の900Wに関する注記で確認できます。
ごはんやおかずの温め直しなど、900Wを使う場面では、上限が延びた違いを生かせる可能性があります。ただ、かかる時間は食品の量・温度・器・仕上がり調節で変わります。
実測比較がないため、「新型なら毎回30秒早い」「必ず熱々に仕上がる」とは言えません。900Wの最大時間だけでなく、普段よく使うメニューも確認しておきましょう。
冷凍食品は、袋に書かれた500W・600Wを優先する
冷凍パスタや冷凍総菜が中心なら、まずパッケージの加熱表示を見てください。「600Wで○分」と書かれている食品は、指定の出力と時間で温めるのが基本です。新型を買ったからといって、900Wへ上げてよいわけではありません。
両機とも、手動の500W・600Wに対応し、連続高周波出力は600Wです。冷凍食品を表示どおりに温める使い方では、900Wの上限が延びた違いを使わない場面もあります。
冷凍した食品を温めて食べる操作と、生肉などの解凍も別です。解凍に使う200W相当は新旧共通。凍っている食品を全部「冷凍」メニューに任せず、食品に合う方法を選びましょう。市販の冷凍食品や少量の食品の扱いは、新型の取扱説明書でも確認できます。
新型で増えたのは「ゆで野菜」。少量の副菜を作る人に便利
自動メニューは旧型4種類から新型6種類へ増えました。追加されたのは、ゆで野菜の葉菜と根菜です。
新型は飲み物の表示が「牛乳」に変わりましたが、牛乳だけに使うメニューではありません。取扱説明書には、コーヒーやお茶の温め方も載っています。表示名が変わったからといって、飲み物を温める機能がなくなったわけではないので安心してください。新型の取扱説明書と旧型の機能一覧で対象を確認できます。
野菜100〜300gの下ごしらえに使うメニュー
ゆで野菜メニューの対象は100〜300g。ほうれん草やブロッコリーを副菜にしたり、じゃがいもの下ごしらえをしたりする、少人数分の調理に使えます。
葉菜と根菜では、ラップのかけ方や置き方が異なります。説明書に沿って準備し、メニューを選んでスタートする手順です。「野菜を入れてボタンひとつで、どんな量でもお任せ」とは考えないでください。
旧型でも、手動で出力と時間を合わせれば野菜を加熱できます。新型で変わったのは、野菜を調理できるかどうかではなく、対象の野菜を自動メニューから選べる点です。
オーブンやグリルは、どちらにもない
新旧とも、温め専用の単機能レンジです。オーブン・グリル・トースト機能はないので、パンに焼き色を付けたり、グラタンの表面を焼いたりはできません。
焼き料理も1台で済ませたいなら、オーブンレンジを比べましょう。かでくらの18Lオーブンレンジの新旧比較では、温め以外の機能やトーストの使い方も紹介しています。
ER-S6CとER-S6Bの主な仕様を比較。液晶とセンサーは共通
19L化、900Wの上限延長、自動メニューの追加が主な変更点です。見やすい液晶や掃除しやすい庫内は旧型にもあるので、新型だけのメリットと分けて見ていきましょう。
| 項目 | ER-S6C(新型) | ER-S6B(型落ち) |
|---|---|---|
| 庫内容量・方式 | 19L・フラット | 17L・フラット |
| 最大900Wの継続時間 | 最大2分、その後600W | 最大1分30秒、その後600W |
| 手動の出力 | 900W・600W・500W・200W相当 | 同じ |
| 自動メニュー数 | 6 | 4 |
| センサー | 絶対湿度センサー | 同じ |
| 液晶 | ホワイトバックライト液晶 | 同じ |
| 本体外形・幅×奥行×高さ | 469×353×296mm | 458×354×281mm |
| ハンドルを含む奥行 | 389mm | 393mm |
| 本体質量 | 約11kg | 約10kg |
| 電源コード | 1.4m | 1.5m |
| 定格消費電力 | 1,350W | 同じ |
| 年間消費電力量 | 59.9kWh/年 | 同じ |
| オーブン・グリル | なし | なし |
新型の公式仕様・取扱説明書と、旧型の公式仕様・取扱説明書を基にしています。本体の奥行はハンドルを含まない数字なので、棚の奥行を測るときは表の「ハンドルを含む奥行」も確認してください。
フラット庫内と白いバックライトは、型落ちにもある
回転皿がなく、底を拭きやすいフラット庫内は新旧共通。ホワイトバックライト液晶も旧型に付いています。安い旧型を買っても、白いバックライトを諦める必要はありません。
ただし、フラット庫内だからといって、汚れが自動で落ちるわけではありません。両機とも庫内のお手入れコースはなく、飛び散った食品は本体が冷めてから拭き取ります。掃除を楽にしたい理由だけで、新型へ買い替えるほどの違いはありません。
湿度センサー付きでも、温めムラがなくなるとは限らない
両機の絶対湿度センサーは、食品から出る蒸気を検知して自動加熱に使います。毎回自分で時間を決めなくてよい場面はありますが、食品の形・量・容器によって仕上がりは変わります。
同じ弁当でも、薄いおかずと厚い肉が同じ温度になるとは限りません。自動メニューの対象や分量を守り、加熱が足りなければ説明書に沿って追加加熱しましょう。
センサーが共通でも、新旧の温め具合まで同じとは断定できません。庫内の形が変わっているため、ムラの違いは、発売後の実測や型番が一致する口コミで確かめる必要があります。
設置棚は「幅11mm・高さ15mm増」に注意。放熱のすき間も必要
本体の奥行はほぼ同じですが、新型は幅が11mm、高さが15mm増えました。同じ棚へ買い替えで置くなら、本体が入るかだけでなく、周囲のすき間も残るか確かめましょう。
新旧とも、左10cm以上・右4.5cm以上・後方10cm以上・上方15cm以上を空け、上・後ろ・左右のうち少なくとも一面を開放する条件があります。背面がガラスなら20cm以上必要です。新型の設置条件と旧型の設置条件を確認してください。
たとえば左右に壁がある棚では、新型の本体幅469mmに左100mm・右45mmを足して、614mmの幅が必要です。幅50cmの棚に本体だけが入っても、左右のすき間は足りません。
熱に弱い壁・家具・家電やコンセントがある場合は、記載寸法より広い間隔が必要です。排気が直接当たらないかも見て、棚の幅だけで設置できると判断しないようにしましょう。
コードは10cm短くなる。コンセントまでの経路も確かめる
電源コードは、旧型1.5mに対して新型1.4mです。今のコードがぎりぎり届いている場所では、新型に替えると届かないかもしれません。コンセントまでの直線距離ではなく、実際にコードを通す経路で確認してください。
定格消費電力は両機とも1,350W。900Wは食品を加熱する出力なので、コンセントから使う電力とは違います。説明書に従い、定格15A以上・交流100Vのコンセントを単独で使い、アースの取り付けも確認しましょう。
冷蔵庫など別の家電と同時に使う予定なら、置き場所を決める段階で電源の条件も確かめておくと、届いてから設置し直す手間を減らせます。
価格差は購入日に確認。公式ショップの掲載例では3,300円差
2026年10月5日に確認した公式ショップの税込掲載価格は、新型26,180円、旧型22,880円で、差は3,300円でした。新型の公式販売ページと旧型の公式販売ページの掲載例であり、定価や全店舗共通の価格ではありません。
旧型がセールで安くなれば、差額は広がります。Amazonや楽天で比べるときは、送料・クーポン・新品か中古か・保証をそろえて、実際の支払額を確認しましょう。ポイント還元は、現金で支払う金額とは分けて考えます。
新型の楽天リンクは検索結果へ進みます。注文時には型番、ホワイトを表す「W」、本体の商品であること、納期を確認してください。旧型は東芝の製品ページで生産終了品と案内されているため、希望する販売店に新品在庫が残っているかも確かめましょう。
新型を選んでも、カタログ上の年間電気代は変わらない
年間消費電力量は、新旧とも59.9kWhです。1kWhあたり31円と仮定すると、年間約1,857円。カタログ値から計算した電気代に差はありません。
実際の電気代は、使用回数・加熱時間・契約している料金で変わります。年間の消費電力量は規定の測定方法による目安なので、「新型のほうが省エネだから、差額を電気代で取り戻せる」とは言えません。
新型を選ぶかどうかは、庫内の幅・高さを使えるか、追加された自動メニューを使うかで決めると、普段の生活に合わせて選べます。
故障で急いでいるなら、価格と一緒に届く日を確認
新型は11月発売予定です。今のレンジが壊れて、今日から温めに困っているなら、新型の到着を待てるかを先に考えましょう。
価格差が小さくても、必要な日に届かなければ食事の温めに使えません。予約する前に発送予定日を確認してください。旧型も、在庫ありの表示だけでなく、実際の出荷予定を確かめましょう。
ER-S6Bの口コミは操作・掃除のしやすさを評価。新型は発売後に確認
発売前の新型には、購入者の使用感がそろっているとは言えません。旧型の評判を参考にしつつ、新型を使った口コミとは分けて読みましょう。
旧型の楽天購入者レビューは、確認時点で3件。実使用に触れた投稿には、操作の簡単さ、庫内の掃除のしやすさ、温めの速さを評価する内容がありました。以前使っていたレンジより温めムラが減ったとする投稿もあります。
件数は限られ、以前のレンジも人によって異なります。「誰でもムラなく温まる」「新型も同じ使い心地」とまでは判断できません。配送の速さを評価した投稿もありますが、販売店の対応とレンジの性能は分けて読んでください。
動作音や温めムラ、ボタンの使いやすさが気になるなら、新型の発売後に対象型番のレビューや実物展示を確認しましょう。発売前に予約する場合も、容器の収まりと設置条件は先に確かめておけます。
ER-S6Cがおすすめな人、ER-S6Bがおすすめな人
ER-S6Cがおすすめな人
幅の広い弁当や背の高い器が新型の庫内に収まり、価格差が小さいなら、ER-S6Cがおすすめです。少量の野菜を、自動メニューで下ごしらえしたい人にも合います。
900Wの最大2分だけで決めるより、普段の容器とゆで野菜を使う頻度を考えてみてください。前後に長い弁当をよく買う人は、奥行289mmで困らないかを確認してから注文しましょう。
ER-S6Bがおすすめな人
弁当・冷凍食品の温めが中心で、手持ちの容器が収まり、新型より安く買えるなら、ER-S6Bで十分です。フラット庫内、白いバックライト、湿度センサー、最大900Wは型落ちにもそろっています。
市販の冷凍食品を指定の500W・600Wで温める人は、900Wの上限延長を使わない場面もあります。追加メニューを使わず、設置棚に旧型が合っているなら、購入費を抑えられます。
すでにER-S6Bを使っているなら、不満がなければ買い替えを急がなくてよい
旧型が正常に動き、容器の出し入れや温めにも困っていないなら、買い替えを急ぐ必要はありません。新型は容量が2L増えても、奥行は短くなり、年間消費電力量も変わりません。
幅や高さが足りずに入らなかった器を使いたいのか、ゆで野菜を毎週使いたいのか。今のレンジで困る場面を思い浮かべると、買い替える理由を整理できます。900Wが30秒長く続くだけで、すべての温めが速くなるわけではありません。
よくある質問
ER-S6Cは19Lなので、大きな弁当なら旧型より必ず入りますか?
必ずとは言えません。新型は幅284mm・高さ203mmで、旧型より広く高くなりますが、奥行は315mmから289mmへ短くなります。容器の縁・持ち手も含めた外寸と、出し入れの余裕を確かめてください。
900Wを2分使えるなら、冷凍食品もすべて早く温められますか?
いいえ。自動で900Wを使うのは「1.あたため」のみです。市販の冷凍食品は、袋に書かれた500W・600Wなどの出力と時間を優先します。900Wの上限延長だけで、温め時間が一律に短くなるとは言えません。
2人分の弁当を同時に温められますか?
自動のお弁当メニューは、新旧とも1個ずつ使います。19Lになっても、弁当を2個入れたり重ねたりして使うメニューではありません。
フラット庫内やバックライトは新型だけですか?
いいえ。ER-S6Bにもフラット庫内とホワイトバックライト液晶があります。主な違いは、庫内の形・容量、900Wの最大時間、ゆで野菜メニューの追加です。
トーストやオーブン料理もできますか?
ER-S6CもER-S6Bも単機能レンジで、オーブン・グリルはありません。パンに焼き色を付けたり、ケーキを焼いたりも1台で済ませたいなら、オーブンレンジを比較してください。
ER-S6Cはもう発売されていますか?
2026年10月5日時点では発売前です。製品ページは2026年11月発売予定、公式ショップは11月4日発売と案内しています。購入先の発送予定日も確認してください。
まとめ|19Lの数字より、弁当の形と普段の加熱方法で選ぼう
ER-S6Cは19L、900W最大2分、自動メニュー6種類へ変わりました。ただし、庫内の奥行は旧型より26mm短く、900Wを使う自動メニューも「あたため」に限られます。
まずは、いつもの弁当や保存容器を測ってみてください。新型の幅・高さを生かせて、ゆで野菜メニューも使い、価格差が小さいなら新型がおすすめです。手持ちの容器が入り、温めを安く済ませたいなら旧型で十分です。
注文前には、容器の外寸・放熱スペース・送料込みの支払額・届く日を確認しましょう。「19Lだから」ではなく、毎日温める食品に合うかで選ぶと、使わない機能にお金をかけずに済みます。


