NP-TSP2とNP-TSP1の違い|24点は同じ。でもフライパンが「居残らない」新型を選ぶべき?

食洗器

食洗機を買ったのに、夕食後はフライパンとボウルを手洗いする。食器が片付いても、シンクの前に立つ時間が残るなら、家事は思ったほど減りません。

NP-TSP2NP-TSP1は、どちらも分岐水栓工事なしで使えるタンク式食器洗い乾燥機です。外寸は幅55×奥行34.1×高さ60cm、庫内容積は36L、標準収納は24点。数字だけを見ると、新型へ買い替えるほどの違いはないように見えます。

新型で変わったのは、庫内の使い方です。NP-TSP2は2人分の食器とフライパンなどの調理器具を一緒に収めやすくなり、ボトルホルダーや最短約26分の「スピーディ」コースも備えました。食後に残る手洗いまで減らしたいなら、新型がおすすめです。

フライパンは手洗いすると決めていて、1~2人分の食器が入れば十分なら、値下がりしたNP-TSP1で目的を果たせます。新旧の価格差が大きい時期ほど、旧型のコストパフォーマンスが上がります。

本記事では、販売価格だけでなく「食洗機に入らず残る物」と「シンクの前に立つ時間」で新旧を比べます。

※本記事には広告リンクが含まれます。価格や在庫は変動するため、購入前に各販売ページでご確認ください。

先に結論|食器点数ではなく、最後に手洗いする物で選ぶ

判断は、夕食後のシンクを想像すると早くなります。

  • 2人分の食器に加え、フライパンやボウルもまとめて洗いたいならNP-TSP2
  • マイボトルを毎日洗い、底までブラシを入れる手間を減らしたいならNP-TSP2
  • 1~2人分の食器が中心で、調理器具は手洗いでも困らないならNP-TSP1
  • 新旧の実売価格差が大きく、購入費を抑えたいならNP-TSP1

新型も旧型も24点収納です。NP-TSP2の魅力は「たくさんの皿を入れる」より、「皿と調理器具を組み合わせやすい」ところにあります。

反対に、食器数が3~4人分になる日は、調理器具を同時に入れる余白が減ります。4人分の食器と大きな鍋を毎回まとめて洗える大型機ではありません。家族の人数だけで決めず、普段使う皿の形やフライパンの大きさまで確認しましょう。

NP-TSP2とNP-TSP1の違いを比較

新旧の主な違いをまとめました。発売前の新型について、公式販売ページで公表されていない数値は推測で補っていません。

比較項目NP-TSP2NP-TSP1
標準収納4人分・24点4人分・24点
庫内容積36L36L
本体サイズ幅550×奥行341×高さ600mm幅550×奥行341×高さ600mm
収納の特徴2人分の食器と調理器具を一緒に入れやすい新しいかご食器中心の従来かご
フライパンの目安全長45cm以下・直径26cm以下・高さ6.5cm以下形状や食器量によって同時収納が難しい場合あり
ボトル2本を立てられるボトルホルダー専用ホルダーなし
給水下部タンクへ付属カップで給水下部タンクへ付属カップで給水
注目コース最短約26分のスピーディ、80℃すすぎ汚れレベル1~3、低温ソフト、乾燥のみなど
開扉時の奥行き最大約438mm上部約386mm、下部約362mm
運転音詳細仕様の公表後に確認約39dB/41dB(50Hz/60Hz)
標準使用水量詳細仕様の公表後に確認約9L
標準消費電力量詳細仕様の公表後に確認約670Wh
発売時期2026年9月予定2021年11月
価格の傾向新型価格在庫品が安くなる場合あり

販売価格は日々動きます。調査時点では、公式販売店のNP-TSP2が69,935円、価格比較サイトで確認できたNP-TSP1の最安水準が約62,000円でした。差額はおよそ7,600円ですが、セールや在庫状況で逆転する可能性もあります。

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新型の価値は「24点」ではなく、手洗いの居残りを減らせること

食洗機の収納力は、食器点数だけでは判断できません。同じ24点でも、深いボウル、大皿、取っ手付きフライパン、保存容器が混ざると、かごの中には使いにくい隙間ができます。

2人分の食器と調理器具を一度に入れやすくなった

NP-TSP2は、2人分の食器12点と調理器具を組み合わせた収納例を公式に示しています。夕食で使った茶わん、汁わん、皿、カップ、カトラリーに加え、フライパンやボウルまで収めやすい設計です。

共働き夫婦なら、夕食後に次の流れを作れます。

  1. 固形物を取り除く
  2. 食器と対応する調理器具を庫内へ入れる
  3. タンクへ給水して運転する
  4. 洗浄中は入浴や子どもの寝かしつけを進める

旧型利用者の口コミでは、2人分の食器は収まるものの、フライパンや大きなボウルが残るという声が見られます。NP-TSP2は、皿の枚数を増やす更新ではなく、夕食後の「もうひと洗い」を減らす更新と考えると分かりやすいでしょう。

ただし、入るフライパンの目安は全長45cm以下、直径26cm以下、高さ6.5cm以下です。取っ手や深さを含めて測ってください。フッ素加工、アルミ、鉄、木製部品付きなど、食洗機に適さない調理器具もあります。寸法が合っても、メーカーが食洗機対応としていなければ手洗いが必要です。

ボトル2本を立てて洗える

NP-TSP2にはボトルホルダーがあり、2本を立てて洗えます。水筒やマイボトルは口が狭く、スポンジでは底まで届きません。毎晩ボトルブラシを出し、パッキンと一緒に洗っている家庭ほど、専用位置の便利さを感じやすくなります。

ボトルを置くと、ほかの食器に使える空間は減ります。「4人分24点に加えて、ボトル2本とフライパンも入る」とは限りません。2人分の食器+ボトル、または2人分の食器+調理器具と考えるのが無理のない使い方です。

上かごが横幅いっぱいになり、深さのある器を並べやすい

日本の食卓では、平皿だけでなく茶わん、汁わん、小鉢をよく使います。深い器は傾け方が悪いと水流が届きにくく、隣の皿ともぶつかります。

NP-TSP2は上かごを横幅いっぱいに広げ、ボウル類を並べやすくしました。カタログ上の24点が同じでも、普段使う器を無理なく置けるかは別の話です。平皿中心ではない家庭にとって、かごの変更は収納点数以上に効いてきます。

設置できるかは「幅55cm」で決めない

工事不要でも、置き場所の確認は必要です。タンク式の難所は水道工事ではなく、本体の奥行き、扉の軌道、給水と排水の動線にあります。

新旧とも外寸は同じ。新型が小さくなったわけではない

NP-TSP2NP-TSP1は、どちらも幅550×奥行341×高さ600mmです。新型の収納性は庫内かごの改良によるもので、狭いキッチンへ置きやすくなったわけではありません。

NP-TSP2は背面の壁から0.5cm離し、設置奥行き36.7cm以上を確保する案内があります。扉を開いたときの最大奥行きは約43.8cmです。調理台の奥行きだけでなく、開いた扉が水栓、吊り戸棚、手元の作業を邪魔しないかまで見てください。

NP-TSP1は開扉時に高さ約71.2cmまで必要です。上部の棚へ本体がぴったり収まっても、扉を開けられなければ使えません。メジャーで次の範囲を測ってから注文しましょう。

  • 本体を置く面の幅と奥行き
  • 扉を開いたときの前方と上方の空間
  • 排水ホースがシンクへ届く経路
  • コンセントとアース端子までの距離
  • 付属カップを傾けずに給水できる手元スペース

シンク脇が狭い場合は、別売りの専用ステンレス置き台でシンク上へ張り出して設置する方法もあります。耐荷重やシンク寸法を含め、専用置き台の対応条件を確認してください。

賃貸でも工事不要。ただし排水ホースとアースは必要

両モデルとも、分岐水栓を取り付けずに使えます。蛇口の形状を問われにくく、退去時の原状回復を気にせず導入しやすい点が強みです。

「工事不要」は、どこにでも置けるという意味ではありません。運転中の排水をシンクへ流すため、排水ホースを固定できる位置が必要です。水を扱う高出力家電なので、アースも接続します。延長コードやたこ足配線は避け、取扱説明書の電源条件に従ってください。

給水の手間は新型でもなくならない

タンク式は水道工事を省ける代わりに、運転するたびに給水します。NP-TSP2NP-TSP1も本体下部の給水口へカップで水を注ぐ方式です。重いタンクを持ち上げる必要はありませんが、数回水を運ぶ手間は残ります。

購入後の満足度を分けるのは、給水の回数より動線です。蛇口から給水口まで一歩で届けば負担は小さく、離れたワゴンへ置くと毎日の往復が面倒になります。設置場所は「本体が収まる所」ではなく、「水をこぼさず給水できる所」で決めるのがおすすめです。

将来、分岐水栓へ切り替えたい場合は、購入前に対応可否と必要部品を公式窓口で確認してください。新型の詳しい接続仕様は、発売前の販売情報だけで判断しないほうが安全です。

スピーディコースは、洗浄時間より「食器待ち」を減らす

NP-TSP2は最短約26分のスピーディコースを備えています。来客後にカップと小皿を洗い、次の食事までに同じ食器を使いたい日や、朝食後の食器を出勤前に片付けたい日に便利です。

食洗機の時短効果は、運転時間の短さだけでは測れません。標準コースが長くても、洗浄中に人が付き添う必要はないからです。日常では次のように使い分けると、速さを活かせます。

  • 油汚れが少ない朝食・軽食:スピーディ
  • 夕食の油汚れや調理器具:汚れに合う標準系コース
  • 衛生面が気になる食器:80℃すすぎを組み合わせる
  • 洗浄後すぐ収納しない:乾燥時間を設定する

旧型のNP-TSP1にも汚れレベル1~3、低温ソフト、乾燥のみなど、普段使いに必要なコースがあります。短時間運転や新しいかごを使わないなら、旧型でも食器洗いの自動化という目的は十分に果たせます。

価格差約7,600円を「フライパン5分」で考える

新旧の差額を電気代や水道代だけで回収しようとすると、判断を誤りやすくなります。NP-TSP2の中心的な改良は省エネ性能ではなく、調理器具まで収めやすくした庫内です。比較すべきなのは、残る手洗い時間です。

たとえば新しいかごによって、フライパンやボウルを洗う5分が1日1回減ると仮定します。

  • 1か月で約2.5時間
  • 1年で約30時間
  • 価格差7,600円なら、1年目は1回あたり約21円
  • 3年使えば、価格差は1回あたり約7円

上記は使用状況を想定した試算で、メーカー公表値ではありません。それでも「数千円高いか」だけを見るより、夕食後の5分を何回取り戻せるかで考えると、自分に合う答えが見えます。

調理器具を食洗機へ入れない家庭では、5分は減りません。新型の追加費用をかけるメリットも小さくなります。旧型が1万円以上安ければ、NP-TSP1を選び、浮いた予算を食洗機対応の食器や洗剤へ回す方法もあります。

水道代と電気代は、発売後の正式仕様で比べる

NP-TSP1の標準使用水量は約9L、標準消費電力量は約670Whです。手洗いより使う水を抑えやすい一方、電気で水を温めて乾燥するため、電気代はかかります。

NP-TSP2は発売前で、標準使用水量・消費電力量・運転音の詳細が公式販売情報にすべて掲載されていません。外寸や容量が同じでも、旧型と同値とは断定できません。毎日2回以上運転する家庭や、寝室に近いLDKへ置く家庭は、正式な仕様表が公開された後に数値を確認してください。

ランニングコストを抑えるには、食器が少ないたびに回すのではなく、衛生上問題のない範囲でまとめて運転するほうが効率的です。乾燥終了後にすぐ片付けられるなら、乾燥時間を生活に合わせて調整する方法もあります。

口コミから見えるNP-TSP1の満足点と、新型で残る注意点

発売前のNP-TSP2には、長期使用した購入者の口コミがまだありません。実際に使ったような評価は避け、旧型の口コミと新型の公式仕様を分けて考えます。

洗浄力と工事不要は旧型でも評価されている

NP-TSP1の購入者からは、賃貸でも導入できた、2人分の食器を任せられる、手洗いより片付けがラクになったといった評価が見られます。高温・高圧の水流で洗う基本価値は旧型でも得られます。

食器の重なりや、噴射口をふさぐ置き方をすると洗い残しが起きます。新型のかごが使いやすくなっても、詰め込みすぎれば水流は届きません。収納例を参考にしながら、食器の間へ水が通る隙間を作りましょう。

給水、運転音、大きな器は購入前に想像しておく

旧型の口コミでは、毎回の給水が面倒、LDKでは運転音が聞こえる、大きなボウルや鍋を入れるとほかの食器が減るといった声もあります。

NP-TSP2は調理器具の収納を改善しましたが、給水作業と本体サイズは変わりません。運転音や振動は設置台の安定性でも感じ方が変わります。会話やテレビ視聴への影響が気になる場合は、食後すぐではなく入浴中や就寝前など、運転時間をずらす工夫も必要です。

NP-TSP2がおすすめな人

NP-TSP2がおすすめなのは、次のような家庭です。

  • 2人分の食器とフライパン、ボウルをまとめて洗いたい
  • 水筒やマイボトルを毎日2本洗う
  • 朝食や軽食の食器を短時間で洗いたい
  • 型落ちとの差額が1万円以内なら、庫内の使いやすさを優先したい
  • 数年使う前提で、夕食後の手洗いをできるだけ残したくない

新型を選ぶ決め手は、4人分24点という最大値ではありません。2人分の日常的な食器を入れたあと、調理器具を置く場所が残る点です。共働き夫婦や新婚世帯が「食器は機械、鍋は自分」と分業したくないなら、NP-TSP2がおすすめです。

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NP-TSP1がおすすめな人

NP-TSP1がおすすめなのは、次のような人です。

  • 1~2人分の食器洗いを自動化できれば十分
  • フライパンや包丁はもともと手洗いしている
  • スピーディコースやボトルホルダーを使う予定がない
  • 新型との価格差が1万円以上あり、購入費を抑えたい
  • 旧型の在庫があるうちに早く導入したい

洗浄の基本目的と24点収納は旧型でも満たせます。大皿や深い器が少なく、毎回の食器量が決まっている家庭なら、値下がりしたNP-TSP1がおすすめです。

ただし、型落ちは在庫が減ると価格が上がる場合があります。新型と数千円しか違わないなら、収納の自由度が高いNP-TSP2を優先しましょう。

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よくある質問

NP-TSP2は本当に工事不要ですか?

タンクへ付属カップで給水するため、分岐水栓工事なしで使えます。ただし、排水ホースをシンクへ固定し、アース付きコンセントへ接続できる環境は必要です。賃貸でも導入しやすい機種ですが、設置寸法と管理規約を購入前に確認してください。

4人分の食器とフライパンを一度に洗えますか?

標準収納は4人分24点ですが、フライパンを入れると食器用の空間を使います。公式の調理器具入り収納例は2人分の食器12点が基準です。4人分の食器と大きな調理器具を毎回まとめたい家庭には、据え置き型の大型モデルやビルトイン食洗機のほうが合います。

NP-TSP2へ入るフライパンの大きさは?

目安は全長45cm以下、直径26cm以下、高さ6.5cm以下です。取っ手を含めて測り、フライパンのメーカーが食洗機対応としているかも確認してください。

予洗いは必要ですか?

念入りな予洗いは不要ですが、魚の骨、つまようじ、輪ゴム、大きな食べ残しなどは取り除きます。汚れた皿を長時間放置して乾かすと落ちにくくなるため、すぐ運転しない日は軽く水に通すか、食べ残しを拭き取っておくと安心です。

どのくらい皿洗いを時短できますか?

手洗いと片付けに20分、食洗機へのセットと給水に5~10分かかる家庭なら、1回あたり10~15分ほど人が作業する時間を減らせます。1日1回で年間約61~91時間に相当します。食器の量、並べ方、給水動線によって変わるため、目安として考えてください。

まとめ|新型の差額は「最後のフライパン」を洗わないためのお金

NP-TSP2NP-TSP1は、外寸、36Lの庫内容積、4人分24点収納が共通しています。新型は大容量化したのではなく、2人分の食器と調理器具を一緒に入れやすいかご、ボトルホルダー、最短約26分のスピーディコースによって、食洗機の外に残る手洗いを減らしました。

夕食後にフライパンやボウルを5分洗う習慣までなくしたいなら、NP-TSP2がおすすめです。調理器具は手洗いで構わず、1~2人分の食器を自動で洗えれば満足できるなら、安いNP-TSP1で十分です。

最後に、幅55cmだけで判断せず、設置奥行き、扉を開く空間、排水ホース、アース、給水の動線を測ってください。新旧の販売価格も並べて確認し、差額が1万円以内なら新型、価格差が広がれば旧型を選ぶと、買ったあとに後悔しにくくなります。

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